桂三木助の「へっつい幽霊、崇徳院」

jpeg000 156本日の落語は、三代目桂三木助の「へっつい幽霊、崇徳院」。
「へっつい幽霊」は博打で300両あてた男が、そのお金を皆にせびられるので、盗られないようにへっつい(かまど)の土に塗り込めたが、その晩河豚に当たって死んでしまう。そのへっついを買ったお客の所には、必ずその男の幽霊が出るので、皆そのへっついを返してしまう。そうしていると、遊び人の熊さんが、幽霊なんか気にしないと言ってそのへっついを引き取り、自分の家に持って帰ろうとすると、拍子でぶつけた時にへっついの一部が割れて、中から300両のお金が出てきて…というお噺です。
「崇徳院」は、ある時、上野の清水の観音堂で、若旦那と器量よしのお店の娘が出会い、娘は崇徳院の「瀬にはやみ岩にせかるる滝川の」をいう短冊を託す。若旦那とその娘はどちらも恋煩いで寝込んでしまい、それぞれの親が人を使って相手を探して…とうお噺です。
三代目桂三木助は「芝浜」が有名ですが、今回初めて聴きました。なかなかいい味を出していると思います。

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