古今亭志ん朝の「水屋の富、五人廻し」

jpeg000 161今日の落語、古今亭志ん朝の「水屋の富、五人廻し」です。
「水屋の富」は、富くじを当てて800両を手にした水屋が、それを床下に隠しておくが、いつ盗られるかと夜も眠れず、心底疲れ果てる。結局、隣に住んでいるヤクザにお金を持って行かれてしまったが、これで苦労の種がなくなったと安心するというサゲです。
「五人廻し」は、吉原の女郎がいっぺんに五人の客を相手にするが、なかなか女郎の相手をしてもらえない待たされた客が、廓の若い者にあれこれと文句を言う。その文句の言い方がそれぞれ特色があって、その演じ分けが肝心な噺です。志ん朝はこういう演じ分けが本当に上手いです。

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