白井喬二の「登龍橋」

白井喬二の「登龍橋」を読了。こちらもわずか12ページの短篇です。「耳の半蔵」と呼ばれた名与力の瀬尾半蔵が、年齢62になって引退を願い出ようと、自らが「登龍橋」と秘かに呼んでいる大江奉行の屋敷の橋を渡ろうとした時に、たまたまタケノコ売りの声が聞こえ、その話をヒントに、半蔵が手がけた事件の中で唯一失敗した真珠貝盗猟事件の謎を解き明かし、犯人が偽物のタケノコの中に真珠貝を隠していたのを突き止めるという話です。「耳の半蔵」だからヒントを耳から得る、というのが面白いですが、タケノコの中に隠すというのは、まあ白井らしい奇抜な発想です。

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