バッハのイギリス組曲第2番ジーグ

アルゲリッチの弾くバッハで一番好きなのは、「イギリス組曲第2番」の最後の部分であるジーグ。この曲では、楽譜に見られるような上昇音型(アナバシス)が何度も何度も互いに追いかけっこするように(つまりフーガ的に)繰り返されます。アルゲリッチの演奏だとこの上昇音型が「パパパパパパ…」と次々に現れては消えて、とても幻想的な効果を上げています。本当に「昇天する」ような気持ちになります。(バッハの音楽でこういった上昇音型が使われる時は、「昇天する」とか「山に登る」みたいな意味が伴われていることが多いです。)
ちなみにグールドのも持っていますが、グールドはこの曲をかなりのスピードで弾き飛ばしていて、この上昇音型がまったく目立たず、好きになれません。

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