NHK杯戦囲碁 志田達哉8段 対 大竹優7段(2024年1月7日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が志田達哉8段、白番が大竹優7段という中部総本部同士の対戦です。序盤はお互いじっくりした碁でしたが、右下隅の攻防から局面が動きました。白が下辺からかかった石を挟まれて、上に逃げるか下辺の黒に付ければ普通でしたが、振り替わり含みに三々に付けました。黒は下にハネて反発し、結局黒が右下隅を取り、下辺の白は中央に逃げ出すことになりました。下辺の黒の模様が大きくなったので白は消しに行きましたが、こちらも逃げている間に中央の黒が非常に厚くなりました。この結果下辺からの白は活きる手を打たねばなりませんでした。しかしじっと我慢で守りの手を打った後、白は17の10の3線に出て反撃に転じました。これに対し逆に黒は跳ね出して白を上下に分断しました。上方の白は分断された後、黒の右辺の2箇所の切りを見合いにして上手くしのいだかと思いましたが、黒が中央に逃げている白に割り込み、黒一子が取られていた所を欠け眼にするという手が成功し、この辺りで黒が少しリードしたようです。その後白は左辺を大きくまとめ、また右辺からの黒に対しても寄り付きを狙いましたが、少し黒がいいという形勢はなかなか変わらず、結局黒の2目半勝ちという、予想通りのヨセ勝負を志田8段が制しました。志田8段は次は藤沢里奈女流本因坊です。こちらもヨセ勝負が予想されます。

姫野桂の「ルポ 高学歴発達障害」

姫野桂の「ルポ 高学歴発達障害」を読了。この「発達障害」も常々疑問を持っているもので、実際にこの本に出てくる実例を知っても、単なる性格のバリエーションとしか思えません。どうして皆が能力のレーダーチャートでどれも5段階評価で3.5以上でなければならない、みたいな考え方をするのでしょうか。私はそういうある意味何の尖った部分の無い人より、他は全て2以下でも、一つだけは5どころか10くらいある、人を評価します。しかし、同意するのは、今はやたらとそういう全外交的な能力要求の敷居があがってそういう人が生きにくくなっているというのは事実でしょう。また企業においてはかつての年功序列の時代は、それなりに従業員同士助け合ってというのがあったのを(私も若い時は先輩社員に色々助けてもらいました)、評価制度のおかげで自分のことしか関心が無く、同じ部署の出来ない人をフォローしてあげようとする奇特な人は激減したと思います。前の会社でそういう風潮を少しでも変えようと、社内で最初に自分の部署からいわゆるメンター制度を始め、それを他の部署にも広げて行きました。その時、「忙しいのにそんなことやってられるか!」という反応を半分予想していたのに、アンケートを取ったら、メンターからもメンティーからも「いい制度だから続けて欲しい」という反応があり驚いたことがあります。
それからこの本に出てくる多くの人が「大学時代は良かった」と回想しているのが目立ちました。前から思っていましたが、大学はある意味社会に適応出来ない人の「収容所」なんですよね。研究者にはむしろ発達障害の人が向いていると思います。

トワイライト・ゾーンの”I Dream of Genie”

トワイライト・ゾーンの”I Dream of Genie”を観ました。ありがちな「魔法のランプ」ものです。さえない事務職員のジョージは社長秘書のアンに誕生日のプレゼントをしようとし、古道具屋で古ぼけたランプを売りつけられます。しかし職場ではやり手のロジャーにプレゼントの先を越されて、ランプは渡しそびれてしまいます。家に帰ってランプを磨いていると、ビジネスマンの格好をした魔神が現れます。ジョージは3つの願いのことを思い出し、何を魔神に頼もうか色々考えます。一つはアンが有名な映画女優になっていてその夫が自分であるというもの。二つ目は大富豪、三つ目は大統領です。それぞれについてジョージは白昼夢で経験しますが、どれもこれも結局は彼にとっては上手くいきません。それで結局ジョージが魔神に頼んだことというのは…というのがちょっとユニークですが、ネタバレになるのでここで止めておきます。

ウルトラマンAの「変身超獣の謎を追え!」

ウルトラマンAの「変身超獣の謎を追え!」を観ました。特撮番組に出演した回数ではおそらく日本でNo.1でしかもウルトラシリーズと仮面ライダーシリーズの両方に出た小林昭二が宇宙飛行士で、超獣ブロッケンに乗り移られる役で登場します。冒頭でヤプール人によるワニと宇宙生物の合体化のシーンが出てきます。まだCGがなかった時代でウルトラマンAの特撮は、空が割れたり、結構高いレベルに達していると思います。ブロッケンの戦いで、いつものようにピンチに陥ったAに対し、またもウルトラ兄弟からウルトラサインが届きます。そんなに心配なら、最初から複数のウルトラ兄弟が地球に滞在すればいいと思いますが。ともかくウルトラ兄弟はAでは濫用され、さらにウルトラの父や母まで登場します。小学生の時、畏友の岡田君は「ここまで来れば次は太郎や花子が登場する。」と「予言」しましたが、その通りにAの次はウルトラマンタロウになりました。

包丁研ぎ

普段、中々包丁を研ぐ暇が無いのですが、正月休みを利用して常用している万能包丁(ステンレス製)を研ぎました。#1000→#2000→天然砥石と3回研いでいます。ステンレスは硬くて研ぎにくいので、片方を研いで反対側にカエリが出るまで研ぐのコツです。このステンレス包丁もかなり回数研いだので元のサイズに比べるとかなり細くなっています。研ぎ桶は自作です。

本年の神棚

本年の神棚はこういう風になりました。例年は正月はどこかの温泉地に旅して、その近辺の神社で神宮大麻(天照大神のお札)とその神社のお札を買い、それから更に地元の神社と言うことで寒川神社にも行ってそこのお札も買って来ていました。今年はどこにも行かなかったのと、また一応神奈川県とはいえ、山梨県に近くそちらを地元と感じてもまあいいかと思い、川口浅間神社で諏訪神社(多分境内の中に一緒にある)のお札も売っていたので、それで済ましました。ここ数年は九州の習慣で三社詣りをずっとやって来ましたが、今年は一社だけにしました。三が日の寒川神社はとても混んでいて参拝まで1時間近くかかります。また元日から長距離ドライブして万一事故とか嫌なので。

「中世合名・合資会社成立史」を改訂しました。

「中世合名・合資会社成立史」の日本語訳、第1回正式公開版(2020年9月23日より公開開始)はその後細かな校正で30回以上改訂して来ましたが、この度第4章の一部でちょっとした誤訳があったのを発見しこれを改めたのと、特に前半部で原注の番号が抜けている箇所が多く見つかったため、これを修正してこの機会に版を新たにしました。この際に同時にヘッダーにこれまで版番号を入れていたのを読者の便宜を考え章名に変更しました。

「中世合名・合資会社成立史」日本語訳正式公開

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”A Matter of Honor”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”A Matter of Honor”を観ました。連邦のスタッフ交換プロジェクトで、ベンザイト人のメンドンがエンタープライズ号にやって来ます。ピカード船長は、クリンゴンの宇宙船とのスタッフ交換を思いつき、それにライカーが志願します。クリンゴンの船のパーがやって来た時、メンドンはその外壁におかしなものを発見しますが、それを完璧に調査して対策が分るまでは上官に報告すべきではないというベンザイト人の考え方でピカードに報告しません。そしてウォーフがそのおかしなものがエンタープライズ号にも発生していることを見つけます。それは一種のバクテリアで外壁を食べて増殖して行くものでした。クリンゴンの船でもそのバクテリアが見つけられましたが、既に手遅れの状態でした。クリンゴンの船長は、それがエンタープライズ号による攻撃と解釈し、ライカーに対しエンタープライズ号への攻撃を命じます。ライカーはウォーフからもらった非常シグナル発生装置をクリンゴンの船長に渡し、エンタープライズ号はライカーを転送させようとしたのがその船長がエンタープライズ号に転送されます。船長がいなくなったので、ライカーが船長になり、エンタープライズ号に対し、シールドを解放して降伏することを命じます。すぐにライカーの意図が分ったピカードはその通りにします。そしてエンタープライズ号はそのバクテリアの対処方法をメンドンが見つけ、エンタープライズ号はクリンゴン船のバクテリアを除去します。それが完了すると同時にライカーはエンタープライズ号に戻り、クリンゴンの船長は自分の船に戻されます。
クリンゴンの考え方というのが色々出てきてそれなりに楽しめた話でした。しかしメンザイト人は何か良く分らない存在でした。

ウルトラマンAの「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」

ウルトラマンAの「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」を観ました。ヤプール人に仕える地底人がアリブンタという超獣を使って、人間のO型の血液型の女性を蟻地獄に落して捕まえるという事故が頻発し、夕子も危うく犠牲になりかけます。TACが竜隊長以下3人で、ジェットモグラみたいなので、地下に潜って攻撃しますが、逆襲され地下で動けなくなります。酸素は一時間分しかありません。ここでウルトラマンAの意外な弱味が暴露され、地底に潜ることが出来ないので助けに行けないことになりました。星司は、夕子にもう一度蟻地獄に捕まることを命じ、実際に夕子が吸い込まれた時、星司も一緒に穴に飛び込んでAに変身します。しかしそれは実は地底人の罠で、Aは敢え無く地下に閉じ込められ動けなくなります。そこでご都合主義のウルトラサインをM78星雲に送り、何とゾフィーが助けにやって来ます。ここでウルトラシリーズ初の怪獣と地底人、Aとゾフィーというタッグマッチが始ります。最後はAとゾフィーがそれぞれ超獣と地底人を脇に抱えて頭を衝突させるという、完全なプロレス技で両方を一度に倒します。このウルトラマンAではウルトラ兄弟路線が定着し、やたらとウルトラ兄弟が出てきますが、第1話に続いてゾフィー登場の回でした。あそれからアリブンタは蟻という設定ですが、実際は蟻と蟻地獄が混ざってます。