初午うどん

スーパーで「初午うどん」なるものを売っていたので、昼飯用に買ってみました。初午の日(今年は2月12日)にうどんを食べる習慣があるのかと思って調べてみたら、初午の日が稲荷神社の祭日であって、それにちなんでお稲荷さんを食べる日ということのようです。それでこのうどんには油揚げと、餅入りの巾着が載っています。また2月11日は「初午稲荷の日」で稲荷寿司を食べましょう、ということみたいですが、関西から始っていまや全国区になった「恵方巻き」ほどの知名度はないですね。

非常食を食べてみる

元旦からの地震をきっかけに、非常食の見直しをしています。2019年に買った非常食のアルファ米セット(15種)が3月で期限切れなんで、この際どんなものか食べてみました。
熱湯で作って20分もかかります。15℃の水なら70分、ということはもっと低い温度の水なら更に時間がかかることになります。それでも水だけで作れるというのは確かにメリットかもしれません。
今回はとても70分も待てないし、冷たいのを食べるのは嫌なので熱湯で作りました。「赤飯」です。15種類全部種類が違うというのはなかなか考えてあります。それでお味ですが、想像したよりはマシな味で、まあ食べられます。かなりベチャっとした感じでふっくら感とか赤飯のモチモチ感とかは乏しいですが、空腹の時なら食べられると思います。ただ、水で作った時にどうかはちょっと考えます。今の家には石油ストーブがあるので、これが壊れなければお湯は沸かせます。願わくは水しか使えない状況にならないことを祈ります。

丸餅ゲット

Amazonで丸餅をゲット。うつから回復した後、ここ10年くらいは正月休みは温泉宿に行ってそこで過ごすのを恒例としていましたが、今回は新しい家に移って最初の正月なので家でのんびりと過ごしたいと思っています。温泉に行きたければ近くに藤野やまなみ温泉がありますし。それでお雑煮も今年は自分で作ろうと思っていますが、お餅が関東風の角餅だと気分が出ません。大体関東が角餅なのは江戸時代に人口が増えて、餅を丸める手間を省くために包丁で切り出したのが最初で、本来は丸餅です。川崎のスーパーでは丸餅も売っていましたが、上野原のスーパーでは売っていなかったのでAmazonで注文しました。西日本は全て丸餅(一部例外有り。例えば徳島では元々蜂須賀家で名古屋方面から来た人の家は今でも角餅を使うようです。)なので、新潟の餅メーカーも当然丸餅を販売しています。
ちなみにお雑煮は、亡母直伝のすまし汁+白菜+餅+カマボコ+昆布と干し椎茸の出汁というあっさりしたもので、どちらかというと関東風で下関あたりの標準ではなく、亡母が何かを見て作り出したものです。

セイカ食品の兵六餅

これも取り寄せてみました。鹿児島のセイカ食品のボンタンアメと並ぶお菓子である「兵六餅」です。ボンタンアメと比べるとちょっとマイナーで、これまで買ったことはありませんでしたが、食べてみるとこれはなかなかですね。ボンタンアメと同じく求肥を使った朝鮮飴のバリエーションですが、兵六餅はきな粉、抹茶、海苔、餡などを入れていて味が複雑でなかなか面白いハーモニー感があります。ネーミングとパッケージの絵は、鹿児島に伝わる「大石兵六夢物語」という民話にちなんでいます。

カクテル用具

川崎時代の18年は段ボール箱に入れたままだった、バーテンダーグッズ一式。徳島に来る前の市が尾在住時代に、渋谷の道玄坂のレストラン用品屋で買ったもの。左のサントリーの「バーテンダーズマニュアル」読んで、バースプーンの回し方とかシェイクの仕方とか練習しました。同じく渋谷の洋酒専門店でミニボトルのリキュール類とジン、ウォッカ、ウィスキー類を多数買って、カクテルを50種類くらい(ドライマティーニ、マンハッタン、ジントニック、ジンリッキー、スクリュードライバー、バラライカ、モスコミュール、ピンクレディー、ホワイトレディー、ニコラシカ、ダイキリ、ミントジュレップ、ソルティドッグ、カルーアミルク、カンパリソーダ、カンパリオレンジ、マルガリータ、…)実際に作りました。当時常時持ち歩いていたHP200LXにカクテルのレシピのデータを入れていました。その後糖尿病になったので止めました。リキュール類ってほとんどが大量の砂糖が入っていて糖尿病には最悪なんです。

朝鮮飴ふたたび

何だか食べたくなって、久しぶりにこれを取り寄せてみました。3回目です。(但し2回目は折原浩先生へのお土産として買ったもの。)熊本の園田屋の朝鮮飴。加藤清正が朝鮮出兵の時に日持ちのする食料として持っていったと言われてこの名前があります。餅米と水飴と砂糖の素朴な味です。これを小さく切ってボンタンの果汁を入れたのが鹿児島のボンタンアメです。ちなみに、園田屋の店主は漫画家で、前に買った時はそのイラストが付いていましたが、今回のには無かったです。白い粉は覚醒剤、じゃなくて上質の片栗粉です。素朴でほんのりとした甘さがとても上品です。

スピリタスは消毒薬に使えないか?

スピリタスと言うポーランドのウォッカがあって、そのアルコール度数は96%で、世界で一番度数が高い酒として有名です。とても危険なお酒でストレートで飲んだりしたらひっくり返る可能性大です。ポーランドでは、果実酒を作る時のベースとかカクテル用に使っていて、ストレートで飲む人はほとんどいません。
その消毒液、何用ですか?新型コロナ対策で知っておきたい、正しい「消毒」の作法」というWeb記事で、小橋元教授なる人がこのスピリタスを消毒薬として使うことについて、「飲料用アルコールには香気成分と呼ばれるお酒独特の風味を出す成分や、糖分などが微量に含まれています。ですからこれをそのまま消毒用として使うとべたべたしたり、それを栄養にしてほかの細菌やカビなどが増殖することもありえます」などと言っています。これは大笑いのコメントで、この人はスピリタスというお酒を知らないようです。いわゆる乙類焼酎などには芋焼酎みたいに原料の風味が残っているものがあったり、またジンではジュニパーベリーという香味成分を加えています。また韓国の真露みたいな焼酎には砂糖が混ぜられている場合があります。しかし、スピリタスは、
(1)70回も蒸留を繰り返して96%というエタノール濃度を出しています。香気成分などもし入れていたとしてもこの過程で全部飛んでしまいますので無意味です。残った4%は単なる水です。通常の蒸留だと96%が限界で、何故ならエチルアルコールと水が共沸という現象を起こして一部が同じ温度で沸騰するので、蒸留では完全に水とエチルアルコールを分離出来ないんです。これ以上エチルアルコール濃度を上げるときはアセトンなどのさらに沸点が違う液体を混ぜて蒸留します。(ちなみに消毒用のエタノールも多くはサトウキビの絞りカスなどを使って醗酵させたものを蒸留して作られます。化学的な合成で作る方法もありますが、量的には蒸留で作られている方が多いみたいです。)
(2)直接飲む人もいない訳じゃないですが、上記したようにカクテルとか果実酒用であり、飲み口を良くするために砂糖を入れたりなんかしていません。というかストレートで口に入れるとその瞬間に舌が焼き付くような感じになりますので、砂糖などおおよそ無意味です。またこれで何かを拭いて乾いた後がべたついたりもしません。
といったお酒です。
ですので、手軽な消毒薬として使えます。ただ96%という濃度は高すぎるので、精製水で割って75%ぐらいの濃度にして用いればいいと思います。実際にポーランドでは家庭で消毒剤としても使うためにストックされているみたいです。
ただ、今同じことを考える人が沢山いて、500mlが一本4,000円以上しています。ここまでお金を払うんだったら、いくら品不足であっても普通のエタノールが買えます。なのでその意味でスピリタスを買う意味無いです。
私が買ったのはまあ消毒剤として使えるかテスト用と、残ったらカクテル用にでもしようと思ったものです。

朝鮮飴(熊本)

ボンタンアメに続いて、求肥餅では本家の熊本の朝鮮飴も取り寄せてみました。朝鮮飴の元祖的な存在の園田家のです。味は確かにボンタンアメから果汁の味を抜いた感じでそのままですが、値段の違いもありボンタンアメよりはるかに上品です。ほんのりとしてしつこすぎない甘みが何ともいい感じです。上にかかっている白い粉は片栗粉です。結構後を引くおいしさであっという間に一箱食べてしまいました。賞味期限も一ヵ月半くらいあって、保存食として重宝されたというのも分かります。名物にうまいものなし、と良くいいますが、九州のお菓子は、先日長崎で福砂屋のカステラと一緒にお土産として買った九十九島せんぺいもですが、なかなかおいしいものが揃っているように思います。なお、名称は朝鮮から伝えられたということではなく、加藤清正が朝鮮出兵の際に糧食として利用したことからのようです。

ボンタンアメ

鹿児島のセイカ食品の「ボンタンアメ」です。熊本の朝鮮餅の話が某友人のFacebookのポストで出てきて、それで懐かしくなってAmazonで買ってみたもの。朝鮮飴は求肥飴ですが、ボンタンアメはそれをキャラメル大に切ってオブラートで包み、また中に文旦の果汁を入れたもの。私の子供時代に既にレトロなお菓子で、結構私の両親世代が懐かしがって子供に買い与えていたようなお菓子です。同じセイカ食品で兵六餅というのもありましたが、そっちはかなりマイナーです。戦前、今村の水無飴というのがあって、このボンタンアメはそれに良く似ているようです。水無飴は故山本夏彦のエッセイで知りました。
早速食べてみましたが、甘さ控えめでほのかに柑橘類の香りがし素朴な味です。昔のはもっと歯にくっついたような気がしますが、50年近く前なので確証は無いです。

台風19号の接近で既にパニック状態に…


いつもの一週間分の食料の買い出しに、近くのスーパー「ライフ」に行ったら、10月11日19時時点でパン類が食パン・菓子パン・ロール類を問わずすべて売り切れ状態。またミネラルウォーターも炭酸の入っていないものは全滅。こんなのは東日本大震災以来ではないかと思います。しかし良く考えたらパン類はせいぜい数日しか保たないので、単に土日に買い物に出なくて済むようにしているだけかなとも思います。