仙台うみの杜水族館(2)

仙台うみの杜水族館で撮った魚の写真の2回目(全3回)です。この中で、私はここの飼育員さんがフナムシを自分で食べてみたというチャレンジ精神に感激しました。ゴキブリの仲間じゃないそうですが、腐った魚の死骸とかにたかっているを良くみていましたので、とてもじゃないですが、食べてみようという発想は浮かびません。

仙台うみの杜水族館(1)

仙台うみの杜水族館で撮った写真を3回に分けてお届けします。今まで何度も水族館で写真を撮っていますが、コロナ禍でそもそも入場者が少なかったのに加えて、この水族館は比較的写真が撮りやすかったです。また珍しい魚も多かったように思います。ただ暗いのでISOを12800とかにして撮っていますので、拡大するとノイズが目立つものがありますが、それはお許し下さい。

AIによる白黒写真のカラー化本2冊

同じような、昔の日本(戦前・戦中・戦後)の白黒写真をAIでカラー写真にした新書を2冊読みました。左の「AIとカラー化した写真でよみがえる 戦前・戦争」はまともな本でした。しかし右の「カラーでよみがえる日本軍の戦い」は、写真はともかく、テキストはネトウヨ史観そのもので、きわめて出元が怪しいタイのプラモード元首相の「12月8日」という文章が事実のように引用してあったり、また日本がシンガポールを占領した後、マレー人やインド人を教育して感謝された、などと書いていてほとんど吹き出しそうになりました。山下奉文将軍が何故A級戦犯で死刑になったのかの理由も知らないのでしょうか。(知らない方は「シンガポール華僑粛清」でググってみてください。)
左は、それに比べるとはるかにまともで、「この世界の片隅に」で描かれていたように、戦争の前、戦争中も庶民の暮しは決して暗いだけのものではなく、それぞれの生き方があったということが、カラー化された写真で蘇ってきます。実際にこの本に載っている理髪店の写真が、「この世界の片隅に」の中の作画で参考にされているようです。
白黒写真のAIによるカラー化って、多分白黒の濃淡からだけで色を特定することは困難で、人間の肌とか分っている色を基準にしていくんでしょうが、必ずしも正しいとは限らないようで、実際にその当時の人から聴き取った情報で補正されていたりします。
左の本に、大平洋戦争末期の空襲の写真が多数出て来て、その中に下関、鹿児島、徳島、横浜などのかつて住んだ町が多数出て来て、ちょっと胸が痛みます。それも下関は2回、徳島市に至っては7回も空襲を受けています。広島や長崎だけでなく、全国のほとんどの都市が焼き払われ、その廃虚の中から復興したんだということは忘れるべきではないと思います。

PENTAX HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AW

もう後1年で定年なので高いレンズは買うのを止めようと思っていましたが、HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AWには結局手を出してしまいました。実質的な発売日が私の誕生日という偶然と、長年愛用してきたSMC PENTAX A★85mm/F1.4が長年の経年変化でグリスが固くなっていて使いにくくなっているというのが自分への言い訳。
それで新旧を比較してみると、びっくりするくらいサイズが違います。フィルター径で比べると新が82mm、旧が67mmですので、差は明らかです。実はこの2つの間にもう一つSMCペンタックスFA★85mmF1.4ED[IF]というのが1992年に発売されていて、それはフィルター径67mmなので、オートフォーカスにしたからサイズが増大したということではなく、新は完全に新設計なんだということが言えるかと思います。旧は久し振りに取り出してみたら、グリスが固くなっているのは、気温のせいか問題なくなっていましたので、こちらもまた使ってみようと思います。

新旧のボケの比較は以下。ちょっと心配していましたが、上が旧で下が新です。新もなかなかのボケ味です。

ヴェネツィアのぼったくり姉ちゃん

今さらですが、昨年5月のイタリア旅行でヴェネツィアに行った時、このお姉ちゃんにぼられました。何かというと、こういう格好した女性がいたら、カメラ持っていたら普通撮影しますよね?しかし、撮影した後しっかり10ユーロを要求されたのでした!支払いをごねて、影から怖そうなお兄さんが出てきたら嫌なので、金持ち喧嘩せず(?)的に払ってしまいました。イタリアこれに限らず、色んな所でぼったくられましたが、中でもヴェネツィアは観光だけが収入源であり、ぼったくりの比率が高かったように思います。ホテルも狭い割りにはかなり高かったですし。

PENTAX K-1 また故障

PENTAX K-1については、5月末にカードスロットの不良を修理(基盤交換)をしたばかりです。それまでSDカードを抜いてPCに挿してデータを読み取っていたのですが、あまり頻繁にSDカードの抜き差しをするとまた壊れるのではないかと考え、USB接続によるデータ読み取りに変えました。しかし、約1ヵ月経った所で、今度は2つのカードスロットがUSBのドライブとしてまったく認識されなくなりました。別のPCでも試してみましたが、同じでした。無償での修理を申し込みましたが、何だかなあ…
また、イメージトランスミッターというソフトでのテザリング接続も動作しておらず、これは修理完了品を受け取ってからそういう状態です。ただテザリングは機能がしょぼくて今は使っていないので、特に再修理には出していませんでした。

追記:修理に出す前にもう一度見てみたら、USBの受け端子が基板から外れていました。まったくPENTAXの欠点は昔からこういうハードウェア関係のもろさです。

ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の写真のレタッチについて

このレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の写真ですけど、もちろん現物を撮影したものですが、写したそのままだとぼんやりしすぎで、色彩も弱く、かなりボケボケです。(最初に描かれた時から既に500年以上経っているため、退色が激しいですし、絵の具自体もかなりの部分欠け落ちています。もちろん修復はされていますが、ダ・ヴィンチが描いた当時とはおそらく見た目はかなり異なっている筈です。)
なので私はRAW現像の時に、
(1)コントラストを上げる
(2)「霞を除去する」(現物のスポット照明のため、ライトが当たった部分が霞んで見えます。)
(3)「自然な彩度」を上げる
ということを現像ソフトのLight Roomでやっています。
なので、現物よりも良く見えるように加工されたものなのですが、Webで検索して他の「最後の晩餐」の写真を見ると、もっと無茶苦茶なレタッチがされたものばかりです。ちょっといいのか、っていう感じです。

私は浮世絵に関しては、印刷されたばかりの頃はもっと色が鮮やかだったと思っており、浮世絵の写真については結構彩度を上げたりすることが多いですが、この「最後の晩餐」については、ほとんどはやり過ぎのように思います。結構絵画をどう鑑賞すべきかって、難しいです。大体において有名な絵は現物を見るとがっかりすることが多いのですが。

Pentax K-1のカードスロット故障

Pentax K-1のカードスロット1がおかしくなり、問題のないSDカードを挿入しても「カードに異常があります」と出て、そのスロットが使えません。K-1にはカードスロット2もあるので、それを使えば撮影自体は可能ですが、ファームウェアを更新する時には、スロット1を使わないといけないので、このままではファームウェア更新が出来ません。また、私はスロット1をRAW、2をJPEGに指定していましたが、こういうRAWとJPEGの同時記録も出来ません。サービスセンターで診てもらったら、カードスロットの故障ということで、基板交換で2万9千円くらいかかると言うことでした。泣く泣く承知しましたが、トホホです。私は撮影した後、カメラからSDカードを抜いて、これをノートPCのカードスロットに挿して現像する、ということをほぼ毎日約2年間に渡ってやっていましたが、どうもK-1のカードスロットはあまり耐久性が高くないようです。今後は、USBでカメラとPCをつないで、SDカードの抜き差しは最小限に留めるようにします。ちなみにこのUSBケーブルですが、カメラ側の端子がPentax独自のものとなっています。なので買った時に付いていたものを使う必要があります。(一応サードパーティーの互換ケーブルがAmazonで900円くらいで売ってはいます。)

追記:上記USBケーブルでPentax独自仕様のものなのは、K-5II用のものでした。K-1用については、普通のUSB電源用ケーブルが使えます。ただ、K-1については、USB3用のケーブルを使ったらカードを認識せず、USB2用のケーブルを使ったらOKでした。(2018年6月3日)

久地円筒分水と二ヶ領用水の桜:2018年春

先週はサーバーの再構築をやっていて、桜の写真を撮りに行けませんでした。今日まで桜が何とか残っているか心配だったのですが、まだほぼ満開状態でした。また久地円筒分水と二ヶ領用水ですが、ここの桜は私の定点観測の場所になっていて、ここの桜を見ないと春が来たという感じがしません。

動物園に持っていくレンズ

動物園に動物の写真を撮りに行くとき、どういうレンズを持っていくか。一番良さそうなのは、レンズメーカー各社から出ている高倍率ズームで、私もタムロンのAF18-250mm F/3.5-6.3 Dというのを持っており、これで動物園を撮影したことが一回あります。このレンズはAPS-Cのカメラにつけると、35mm換算で27mm-375mmとなり、広角から超望遠までカバーし、文句ないように思えます。しかし、このレンズで撮った写真は立体感のないべたっとした写真になり、失望しました。
今回持っていったのは、ペンタックスのFズーム70-210mmF4-5.6というレンズです。とてもコンパクトなズームレンズですが、実はこのレンズはEDレンズを使用しており、ペンタックスファンの間では「隠れEDレンズ」として有名です。(レンズ名に「ED」が付いていないのは、小型化のためにEDレンズを使用したからで、画質向上を狙ったためではないからだそうですが、実際にEDレンズを使っているんだからそう名乗ればいいようなものなのに、ペンタックスというメーカーは謙虚です。)この70-210mmという焦点距離が、動物園ではぴたりでした。70mm側にすれば、キリンの全身も入りますし、望遠も210mmあればまあ不足ありません。ただ欠点はあって、F値が暗いので、特にPLフィルターをつけると、ファインダーが暗くなり、暗い室内の撮影ではファインダーが見にくくなります。でもそうはいっても、このコンパクトさは旅行の時には本当に重宝します。(FA★ズーム80-200mmF2.8ED[IF]というレンズも持っていますが、馬鹿でかすぎて、持ち出す気になかなかなれません。)