「白井喬二」のWikipediaページを書き換え

白井喬二のWikipediaページについては、「さらば富士に立つ影」という白井喬二晩年の自伝があるのに、まったく参照していないので、「経歴」の部分は全面的に書き直しました。「著作」に関しても、国会図書館のデータベースで検索して、抜けているものを追加しました。また白井喬二作品で映画化されたもののリストも追加しました。

Wikipediaの白井喬二のページ

白井喬二の「祖国は何処へ」[5]島嶼篇

jpeg000-14白井喬二の「祖国は何処へ」第五巻、島嶼篇読了。
臺次郎と幡乃助は伊豆諸島の利島へやってきています。臺次郎はそこで島将軍と呼ばれる真田搢達を探して会おうとします。そうこうしている内に、南條芳之にばったり出くわします。実はお才と金乃美も利島に住んでいました。金乃美は芳之との婚礼を直前で取りやめ、今も独身です。芳之は臺次郎と金乃美を会わせないようにするため、臺次郎を新島に連れて行きます。そこで真田搢達に会わせると約束しながら、芳之はそれをなかなか実行しません。臺次郎は真田搢達が地内島に住んでいることを知り、単身船を駆ってその島に渡ります。芳之はそれを知り、ついに臺次郎を真田搢達に引き合わせます。臺次郎はその後、搢達の部下の一人の児玉より、安藤昌益の自然真営道について農本主義的な原始共産制の教えを受けます。そうこうしている内に、利島に大久保忠七郎の弟の友輝がやってきます。臺次郎はその顔を確かめるため利島に呼び返されます。そこでお才と金乃美とようやく再会できましたが、金乃美の真の気持ちまでは聞くことができず、二人はすれ違います。島将軍の一派は友輝を斬り殺そうとしますが、丁度その時江戸から船がやってきて、その者達と島将軍一派の戦いとなります。

民人篇 革新篇 尖端篇 心影篇 島嶼篇 海奴篇 異邦篇 結晶篇 寸終篇 総評

古今亭志ん朝の「宮戸川、片棒、野晒し」

jpeg000-13本日の落語、古今亭志ん朝の「宮戸川、片棒、野晒し」。
「宮戸川」は夜遅く帰って来て、家から閉め出された男女が、男性の叔父の家に転がりこみ、間違って男女の仲になってしまう噺です。もっとずっと長い噺みたいですが、志ん朝は「テープが切れてしまいました」で強引に終わらせてしまいます。
「片棒」はケチな商店の親父が、自分の息子三人のどれに財産を残そうかと、自分の葬儀をどうやって出すか尋ねて比較する噺です。
「野晒し」はサゲがあらかじめ説明を聞いておかないとよくわからない噺ですが、志ん朝は最後までやらないで途中で切ってしまっています。