桂米朝の「不動坊、天狗裁き」

jpeg000-50本日の落語、桂米朝の「不動坊、天狗裁き」です。
「不動坊」は以前柳家小さんでも聴いています。金貸しの利吉が、講釈師の不動坊火焔が旅先で借金を残し亡くなったのに対し、その後家のお滝さんが、その借金35両を払ってくれる人がいるならその再婚してもいいといい、利吉は手を挙げます。それを聴いた長屋のやもめ仲間が、嫌がらせに不動坊の幽霊に化けて利吉を脅そうとしますが、利吉は脅される筋合いはないと言って、金を幽霊を丸め込んでしまう噺です。
「天狗裁き」は、夢を見ていたと思われた男が、まず女房にその夢の内容をしつこく聞かれ、次は友人、そしてお奉行所、最後は天狗からしつこく聞かれる、エスカレーションしていく噺です。最後はそれ自体が夢だったというオチです。