堀口茉純の「江戸はスゴイ」

「ほーりー」こと堀口茉純の「江戸はスゴイ」を読了。「大菩薩峠」を続けて読んでいると、いい加減うんざりしてくるのでちょっと息抜き。「ほーりー」は江戸文化歴史検定一級を最年少で取ったぐらいの江戸通です。タレント本というと、名前だけで実際はゴーストライターが書いたというのがほとんどでしょうが、この本はたぶん本人の著作でしょう。浮世絵とか色々な図会を使って江戸文化を解説しようという試みで、浮世絵も大好きな私としてはなかなか読んでいて楽しい本です。Twitter調とでもいった感じの口語的な書き方がいい感じです。この本で初めて知った、というような内容はあまりないのですが、江戸時代を通じて男性の比率の方がずっと多かったとか、それ故に外食文化が発達したというのはなるほどでした。女性の江戸好きというと、故杉浦日向子を思い出します。