「巨人の惑星」の”Seven Little Indians”

「巨人の惑星」の”Seven Little Indians”を観ました。題名は敵方のコービックという捜査官に一人また一人と捕まっていくからだと思います。それで今回ユニークな部分は、犬のチッパーが捕まってしまって、巨人の惑星の動物園で「世界で一番小さな犬」として展示されることになり、それを助けようとしたバリーやフィッチューが次々に捕まってという具合に動物園を舞台にしている点です。キャプテン達は捕まってしまった仲間を助けようと動物園に潜入しますが、普通に進むと捕まるので、動物の檻の中に隠れるというのがちょっと変わっています。しかし特撮としてはちゃちで、動物達とキャプテン達が一緒に映るシーンは少なく画面が切り替わるのがほとんどです。後はちょっと変わっているのは、コービックの部下がチッパーをくれることを条件にキャプテン達を助けようとすることです。しかし結局キャプテン達はその男を信用せず、自分達で何とか仲間を救出します。しかしどうでもいいですが、巨人の惑星と言っても、動物園の動物は地球とまったく同じであり、このドラマのSFらしさを損ねています。要するにガリバー旅行記の巨人国の話とある意味変わらないと言うことです。

手持ち真空管棚卸し

手持ち真空管棚卸し。
上段左から、Svetlana EL34、Electro harmonix EL34、Electro harmonix 6L6EH(6L6GC)、Sovtek 5881WXT(6L6GC)、Golden Dragon KT66、Golden Dragon KT88
下段左から、(メーカー名省略)12AT7、12AX7、12AU7、EL84、Sun Valley 300B、高槻電器工業 TA-300B、JJ 300B。
エレキットの真空管アンプに最初から付いていた出力管はElectro harmonix 6L6EH(6L6GC)のようです。それで久しぶりにこれを装着してみたら、右側の真空管が20分で昇天してしまいました。
これ以外にJJのKT77を取り寄せ中。実にこの6L6という真空管は似たようなスペックで差し替え可能なもの(このエレキットの真空管アンプはバイアス電流を自動調整する機能が付いています)がかなりの種類あります。

スタートレックのファーストシーズンの”The Return Of The Archons”

スタートレックのファーストシーズンの”The Return Of The Archons”を観ました。うーん、当時としては新しかったのかも知れませんが、今観るときわめてありがちなストーリーのように思います。エンタープライズ号が100年前にベータIIIという惑星で消息を絶ったUSS Archon号のことを調べるため、スールーともう一人のクルーを派遣しますが、2人はガウンをまとった怪人達に襲われ、スールーだけ何とか転送されエンタープライズ号に戻りましたが、怪人に何かされ、一種の多幸症みたいになってそれまでの記憶が無くなっていました。カーク、スポック、マッコイ達は改めて調査のため惑星に転送されますが、そこは異常に礼儀正しい奇妙な人達の町でした、午後6時の鐘が鳴ると突然皆狂ったように破壊や乱痴気騒ぎを始めます。しかし次の朝6時になると元に戻ります。町のある人の説明ではこの社会はBodyの一部であり、それをアンドルーという者が支配しているということでした。カーク達はアンドルーと会話しましたが、超音波によって気絶させられどこかの場所に閉じ込められます。そこで待っていたのは一種の洗脳でボディの一部になり、一部になるととても幸せで悩みも無くなり平和的に暮らせるようになります。(エヴァンゲリオンの「人類補完計画」ってこれが元ネタでしょうか。)マッコイは洗脳されましたが、カークとスポックはそこにいたアンドルー反対派のおかげで洗脳されずに済みます。その反対派にアンドルーと会話が出来る部屋まで案内させます。しかしそこに現れたアンドルーの姿は単なる投影であることにスポックが気がつきます。カークはガウンをまとった怪人達の行動が予期しないことが起きると固まってしまうことから、背後にはコンピューターがいることに気がついていましたが、投影された像をフェーザーで撃つと壁に穴が開き、古典的なコンピューターが登場します。このコンピューターは6,000年前にアンドルーという男にプログラムされたものですが(Archon号との関係がイマイチ不明)、カークはコンピューターがアンドルーの意思に背いてボディーから自由意志を奪ったためボディーが死につつあると言ってコンピューターのやっていることの矛盾点を付きます。それで自己矛盾に陥ったコンピューターが壊れてしまうという、60年代、70年代にきわめてよくあったオチでした。

NHK杯戦囲碁 藤沢里奈女流本因坊 対 大西竜平7段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が藤沢里菜女流本因坊、白番が大西竜平7段の対戦です。この碁の最初の焦点は右辺の黒模様の中に取り残された白1子をどうしのぐかでした。白は右上隅で黒がかけていた所を出切り、それを利用してしのごうとしました。しかし白は黒にあまり響かない手を2手打ち、手抜かれて出切った2子を取られ、更に先手で左上隅のかかりに回られてしまいました。この辺り、黒が打ちやすくなったと思います。更に白が下辺の模様を拡げた時に黒は左上隅への三々打ち込みを決行しました。その攻防で白が出を打って黒に渡らせようとした時、黒は白の断点を内側から覗きました。結局白は継がざるを得ず、黒がその後渡って左上隅をえぐって完全に優勢になりました。この結果、左上隅の白が根拠を奪われ場合によっては攻めの対象になりそうでしたが、ここで白は頑張って中央を打ち、左上隅は手を入れずにしのぎ勝負に出ました。この左上隅のしのぎが巧妙で白は上手く損をせずしのぐ事が出来て形勢を挽回しました。最後に残ったのは白の下辺の模様を黒がどれだけ減らせるかでしたが、黒が戻って右辺につながるだけの手を打たず下辺に踏み込んだため、勢い白も黒の退路を断ち、ここの生死が勝敗の分かれ目となりました。両者必死の攻防は一時は黒が上手くしのいだかと思いましたが、時間が無くなっていた黒にミスが出て、劫になりました。黒の劫立てに白がひねって受けたのに何故か黒は付き合ってしまいそれが先手にならず、白に劫を解消されてしまい黒の大石が死にました。黒は何とか右辺の白を切り離して攻め合いにしようとするのも上手く行かず、白の逆転中押し勝ちとなりました。

PCオーディオの強化(さらに続き)

済みません、オーディオネタはまだ続きます。今日はメインのシステム(16cmのバックロードホーン)のスーパーツィーター(フォステクスのT900A)用のネットワークを新しくしました。これまでのはクロスオーバー周波数が13KHzくらいでちょっと高すぎるので、新しいのはコンデンサーの容量を2㎌にしてクロスオーバーを10KHzくらいにまで落としました。これは効果があって、サ行の音がやや強くなり、定位感が向上しました。
そして、余った古いネットワークを流用して、10cmのバックロードホーンにもT90Aという昔使っていたスーパーツィーターを追加しました。まあ10cmフルレンジはそれなりに高域も出ているので、スーパーツィーターを入れる必要は無いようにも思いますが、若干ハイ上がりながら活き活きした音になりました。ただ、至近距離で聴く時はスーパーツィーターが強すぎる(現在のネットワークは4Ωの固定抵抗で、出力音圧レベルを3dBくらい落としているだけです)ので、可変型アッテネーターを入れて見ようかと思います。

PCオーディオの強化(続き)

今日のPCオーディオ強化。
(1)中華USB-DACを追加し、ハイレゾ音源再生に対応。(もちろんUSB-DACは別にDenonのを持っていますが、そちらはネットワークオーディオサーバーにつながっています。)
(2)アンプの出力管をSovtek製の5881WXT/6L6GCに交換。元々このアンプキットに付いていたのが6L6GCなんですが、それが見当たらないので、新しいのをポチったもの。EL34からこれに変えたら音量がアップしたように思います。元々6L6GCに最適化された設計なので当然かもしれませんが。とても端正でかつ鳴りっぷりの良い球です。
これで圧縮音源ではなく、ハイレゾになり、もはやPCオーディオというより本格的なオーディオです。

ついでに10cmフルレンジのバックロードホーンの、ユニットの取り付けのネジ穴が馬鹿になっていて緩いので、45°回転させて取付け直しました。

PCオーディオの強化ーサブウーファー追加とユニット交換

PCオーディオの強化、更に進んで今日は(1)サブウーファーの追加。同じフォステクスの13cmのユニットを使ったミニサブウーファーです。10cmと13cmじゃそんなに変わらないかもとも思いましたが、効果は十分にありました。(2)10cmバックロードホーンのユニットをFE103NVに交換。これでまったく新品のスピーカーに生まれ変わりました。

300Bのシングルアンプに再挑戦

以前、東日本大震災の後、メンタルの病気で休職していた頃、300Bのシングルアンプで聴いていた音が忘れられなくて、エレキットのTU-8600Sというキットの完成品(アムトランスという店でパーツをより高級なものに変えて組み立てたもの)をポチりました。このキットは真空管別売りですが、300Bは以前使っていた高槻電器工業の(2本で10万円以上した高級品)が多分まだ動くと思います。(動かなかった時のことを考え、JJ製{スロヴァキア}の300Bも取り寄せ中)(ちなみにこの高槻電器工業製300Bは今はリニューアルされていて、それはペアで17万円くらいします。)
その他12AX7が1本と12AU7が2本必要で、動かなくなっている手持ち真空管アンプのを外せばそれで使えるのですが、一応定評あるMullard(現在はロシア製)のを取り寄せました。
何といっても真空管アンプで一番真空管らしい音になるのはシングルアンプで、それも300Bが最高だと思います。なんとも言えない空間の拡がり、暖かでふくよかな音、は真空管でないと出せません。まあ、300BのオリジナルのWE社のは高すぎて手が出なくて試していませんが。
ちなみにエレキットの真空管アンプキットは以前一度組み立てましたが、非常に良く出来ていてマニュアルも親切でした。その時作ったのは今でもちゃんと動いています。すぐ壊れるサンバレー(旧名:キット屋)のとは大違いです。(昔聴いていた300Bのシングルアンプがサンバレー製のキットで、半年でボリュームが壊れましたし、スイッチONの時に盛大に突入電流による「ボツッ」というノイズが出るという素人設計のアンプでした。)

巨人の惑星」の”The NIght of Thrombeldinbar”

「巨人の惑星」の”The NIght of Thrombeldinbar”を観ました。なかなかメルヘンチックというかほのぼのしていて良かったです。また、原子力潜水艦シービュー号でUボートの亡霊艦長を演じていた人が孤児院の管理人を演じていました。フィッチューとバーリーが食べ物を探しに行くと、巨人達はその日は何かのお祭りらしく、窓辺にクッキーを並べていました。そのうち一枚が落ちますが、それをフィッチューが拾って持ち帰ろうとします。しかしそこにやってきた子供達2人に捕まってしまいます。子供達はフィッチューのことをスロンベルディンバーと呼びます。どうも巨人の惑星の言い伝えでは、その日の晩は妖精のスロンベルディンバーがクッキーを取りにやって来て、それを捕まえると願いを叶えてくれるということのようでした。子供達2人は孤児で、孤児院で暮しています。その晩は片方で親がいる子供はすべて帰ってしまい、2人だけが両親がおらず施設に残ります。そこの管理人は子供達2人のおかげで折角の休みにどこにもいけないとして、子供達に辛く当たります。フィッチューは2人を気の毒に思って本当の妖精のように演じます。しかし、管理人に夕食抜きにされた2人は窓から逃げ出します。そしてフィッチューを紙袋に入れます。言い伝えでは月が出る時に、スロンベルディンバーを入れた紙袋を燃やすと、それでスロンベルディンバーは逃げ出すことが出来、子供達は願いが叶えられるということで、フィッチューは丸焼きにされそうになります。そこにオルガン弾きでチンパンジーを連れた男がやって来て、子供達が捕まえたのはスロンベルディンバーではなく地球人だといういことを知っていて、騙してフィッチューを取上げようとします。しかしフィッチューが大声でキャプテンを含む3人の名前を呼んだので、オルガン弾きは他にも3人地球人がいることに気がつき、子供達が居場所を知っていると思って、2人を木に縛り付けて折檻します。キャプテン達は施設に行って、管理人のパーテクに子供達が危ないことを伝えます。森に行ったパーテクはオルガン弾きと乱闘になりますが、体力で負けそうでした。しかしキャプテン達が子供を縛っていた縄を切ったので、子供達が加勢してなんとかオルガン弾きを撃退します。チンパンジーに見張られていたフィッチューの方は、バーリーがクッキーをチンパンジーに投げて気をそらして無事に救出出来ました。子供達2人のお陰で助かった管理人は子供達に辛く当たったことを詫びて、休日の夕食を2人にご馳走すると言います。