スター・トレックの第3シーズンの”All Our Yesterdays”

スター・トレックの第3シーズンの”All Our Yesterdays”を観ました。第3シーズンもあと少しです。最近ずっとレベルの低い話が続いていましたが、これはなかなか面白かったです。エンタープライズ号が超新星となる寸前の太陽の近くの惑星を調査し、まだそこに残っている人がいるかどうかを確認しています。カークとスポックとマッコイは転送してその星に降り立ちますが、そこは図書館でエイトスという老人がライブラリーを管理していました。他の全ての住人は既に避難を完了していました。そこのライブラリーはすべて何かの動画ディスクになっていて、そのディスク自体がスクリーンとなっていてその時代の様子を見ることが出来ました。カークは地球での中世のような時代を見ていて女性が捕まりそうになって悲鳴を上げているのを助けようと、その声の方に走っていったらその時代に転送されました。カークを助けようとマッコイとスポックが後を追いますが、彼らは別の時代のディスクを見ていたため、その時代、つまり氷河期に飛ばされます。カークの方は女性を助けますが、他の時代にいるマッコイやスポックと声で会話したため、魔法使いということで捕まり牢に入れられます。一方マッコイとスポックは寒さで凍死寸前に毛皮を着た女性が現れ、暖かな洞窟に連れて行かれます。スポックはその女性、ザラベスから、彼女が独裁者に一族を殺されそうになって反乱して、ここに流刑にされているという話を聞きます。ザラベスは一度転送マシンで別の時代に送られると、肉体の細胞がその時代に合うように作り替えられてしまうので、元の時代に戻ると死ぬ、といいスポックはそれを信じます。カークの方はやはり転送装置で未来から来た人間を見つけ、その人間から転送の場所を聴き取り、なんとか元の図書館に戻ります。またスポックについては、ザラベスと恋に落ち、またボーンズに対してはもう元の時代に戻ることは出来ないと言います。ボーンズはスポックがいつものスポックでは無いことに気がつきます。この時代はヴァルカン星では5,000年前にあたり、その時代のヴァルカン人は野蛮であり、スポックもそうなっていました。ボーンズは、ザラベスが自分達を帰したくないので嘘を言っていると言います。ボーンズは転送された場所に戻って元の時代に戻ろうとします。カークもようやく二人が見ていたディスクを見つけ、二人に呼びかけます。スポックはザラベスと別れることに躊躇っていましたが、結局二人で元の場所に戻ります。ギリギリの時間で3人はエンタープライズ号に戻り、全速力で超新星の爆発から逃げることが出来ました。ここの所、カークの恋愛の話ばかりでしたが、久しぶりにスポックが恋に落ちる話でした。

WE300Bの復刻版(1997年)の測定結果


ウェスタン・エレクトリックの復刻版の300Bの特性をeTracerで測定しました。その結果、昨日も書きましたが、ペア管という点では見事なほど2本の特性は揃っており、また新品からの劣化もほとんど感じられない測定値です。ただ一つ不思議なのが高すぎるプレート電流です。一応標準が60mAで出荷時の値も57.7mAでほぼ標準値なのですが、本日測った結果は標準より20%も高いです。私がこれまでこの測定器で50本くらいの中古・新品の真空管を測定した結果としては、真空管は時間が経つほどプレート電流が低下します。なのにこのWE300Bは2割も増えているのです。最初eTracerの測定条件が、WEのと違っているせいかと思って、プレート電圧とグリッド電圧、フィラメント電流・電圧を全部合わせてやってみましたが、結果はほぼ同じでした。また、手持ちの他の300Bの5種類の測定結果も大体45~60mAの範囲で、70を超えているものはありません。まあプレート電流の最大値は100mAなので、余裕が無いほど高い訳ではありませんが、理由が分からないのでちょっと気持ち悪いです。なお、プレート電流が高いほど低音が引き締まるということのようで、それは昨日の聴感とは合っています。
念のため、フルスキャンしてEb-Ib曲線を取ってみましたが、やはりプレート電流値が高めで、グラフが立っています。

追伸:その後、ウェスタン・エレクトリック自身が出しているWE300Bのデータシートに出ている、プレート電圧、グリッド電圧と、プレート電流の関係は、前2者が300V、-58Vの場合、75mAと読み取れました。これが正しい標準値だとすると、今回測定した2本はそれが4%弱低下しており、他の項目との整合性が取れています。となるとおかしいのは出荷時の測定データで、おそらく何らかの理由があって測定条件が書いてあるのと違うように思います。いずれにせよ、結論としては今回購入した2本は特性的には経年変化の影響も非常に少なく、まったく問題無いということになります。

追伸の追伸:
サンバレー(旧キット屋)のブログによると、1997年の復刻品ではなく2021年の復刻品ですが、プレート電流が60mA強~80mA後半に分布しているロットもあるとのことです。今回入手したもののデータシートは、ウェスタンエレクトリック側が別のロットのと間違えたのではないかと思います。(ちなみに最初販売店が別の球の成績書を間違えて入れたのかとも思いましたが、成績書のシリアル番号と球自体に記載しているシリアル番号は一致していました。)
追伸の追伸の追伸:
etracerの設定をプレート電圧:300V、グリッド電圧:-60Vでテストして、プレート電流が右60.7mA、左が61.5mAとほぼ標準的な値になり、また他の値もほぼ標準値となりました。いずれにせよ、今回入手した球はほぼヴァージン管だと思います。これで2本で$1,300はお買い得でした。音が期待外れだったのは、100時間くらいのエージングが必要ということでしょうね。
追伸の追伸の追伸の追伸:
元々300Bのフィラメントにかける電流と電圧は1.2A x 5Vで要するに6Wでした。かつての300Bはこのフィラメント電流で8W以上の出力を出せるという超高能率管でした。しかし今はそのノウハウが失われ、現在の300Bは本家の復刻版を含めフィラメント電流が上げてあり、WEのは1.46Aだそうです。そうすると今回測定したプレート電流72mAに1.2/1.46を掛けると59.3mAになります。おそらく試験成績書はそういった補正をかけた値でプレート電流を掲載しているのではないかと思います。

ついにご本家300Bを入手…しかし…

ついに憧れの(?)ご本家ウェスタン・エレクトリックの300Bを入手しました。といってもいわゆるヴィンテージ管ではなく、1997年8月製のご本家による復刻管です。非常に期待してアンプに装着して聴いてみましたが、その結果は「え、この程度?」という感じでした。確かに低域の引き締まりと定位はいいと思います。しかしそれに比べると中高音が床から離れてふわふわ空中に漂っているような音で、大変聴きやすい音であるのは確かですが、あまりHiFiという感じがしない音です。繊細さも、PSVANEのWE300Bの方があるように思います。PSVANEのWE300Bを聴いた時はとても気に入って、ずっと聴いていたい気持ちになりましたが、このご本家の音はちょっとがっかり感が先に立ちます。なお、eTracerで特性をチェックしましたが、左右はかなり揃っていて、また内部抵抗などもそれほど増大しておらず、あまり使われた形跡がありません。これを最初に買った人も、最初は大いに期待したけど、聴いてみたらがっかり、ということなのかもしれません。ヴィンテージのWEの音は知りませんが、この復刻版300Bの音を聴く限りにおいては、ウェスタン・エレクトリックのものだけが別格で他を圧倒する、ということは無いと思います。各社の300Bには良い所と悪い所があり、単純に順列を付けられるようなものではありません。今回のご本家の復刻版、たとえば10種類の300Bでテストしたら、まあ上位4位以内くらいには入るでしょうが、1位にはならないと思います。

キャプテン・スカーレットの”Dangerous Rendezvous”

キャプテン・スカーレットの”Dangerous Rendezvous”を観ました。今回のミステロンズの狙いは何とスペクトラムの本部基地であるクラウドベースで、真夜中に爆破すると予告します。一方、前回月面のミステロンズ基地から持ち帰ったエネルギー源のクリスタルを研究し、それを使ってミステロンズと通信出来ることが判明します。カーネル・ホワイトはそれを使ってミステロンズにそもそもこちらがミステロンズの火星の基地を攻撃したのは誤解からということを説明し、和平を提案します。2時間後、ミステロンズから返事があり、アイスランドのある荒地に通信装置も武器も無しで一人を寄越すようにということで、キャプテン・スカーレットが志願します。スカーレットはその地点に近付くと飛行機は放棄し、パラシュートで脱出するよう命じられます。会見ではミステロンズ側の映像は見ること出来ず声だけが流れます。しかしそれはキャプテン・ブラックで、彼はテープレコーダーで同じメッセージ(そちらが始めた戦争でありミステロンズは復讐を継続する)だけが流れ続け、ブラックは姿を消します。録音に気がついたスカーレットがガラスを割って録音機を見ると、その側には例のエネルギー源のクリスタルがあり、点滅を始めていました。すぐに爆発することを悟ったスカーレットは不死身の力でなんとか脱出します。スカーレットはホワイトベースにあるクリスタルも同様に爆発することを察知し、それこそがミステロンズの予告の正体であることを見破ります。しかし通信装置を持っていないため、至近の通信基地まで行って、そこでリード線を切断した上で、接触と切断を繰り返してモールス信号をホワイトベースに送ります。間一髪でホワイトベースに伝わり、クリスタルが窓から捨てられて、ギリギリ助かるという話です。
しかし通信基地の装置が真空管だったのは笑えました。この番組は1960年代だからその時代に真空管はいいとして、近未来の設定の筈が未だに真空管というのがちょっとミスマッチでした。何となくKT88のプッシュプルぽかったです。(笑)ドラマの中で、ミステロンズのクリスタルを解析して通信装置を作った科学者がスペクトラムの通信システムについての説明を受けて「何て最先端の仕組みなんだ!」と感嘆する場面があり、最後の真空管はわざとそれと格差を付けたんだと思います。

TU-8200Rのデュアルモノ、各種出力管の比較に最適

TU-8200Rのデュアルアンプは出力管の聞き比べには非常に便利であることを発見しました。
真空管はご承知の通り、ヒーターまたはフィラメントが温まるまで時間がかかり、真空管をすぐ差し替えても、本来の音を聴くには待たないといけません。しかし、このデュアルアンプなら、スピーカーを接続していないチャネルに次にテストする真空管を刺しておけば、ヒーターは暖められますので、スピーカーの接続と入力のチャネルを切り替えれば、すぐ新しい真空管のテストが出来ます。
なお、このTU-8200Rは自動バイアス機構が入っているので、EL34、6550、KT66、KT77、KT88、6L6GC等がバイアス調整無しで差し替え可能です。左右の回路は独立していますので、左右で別の真空管を刺してもデュアルモノの構成では問題ありませんでした。(あくまで待機状態としてです。1台のアンプの左右に別の真空管を刺して鳴らすのはさすがに止めた方がいいと思います。)

写真はJJ製EL34とGenalexのKT77(ロシア製)を比較しているもの。JJのEL34はまだ買ったばかりでちょっと高音が強すぎてキンキンする感じです。それに対しKT77は、高音の品位が高いです。(KT77というのはKT88とかの類似管ではなく、EL34の高級グレードとして企画されたものです。但しビジネスとしては失敗して、マイナーな存在です。

NHK杯戦囲碁 富士田明彦7段 対 余正麒8段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が富士田明彦7段、白番が余正麒8段の対戦です。布石は比較的淡々と進みました。局面が動き出したのは白が右上隅に上辺からかかった石を放置していたのを動き出してからです。白が攻め返して上辺の黒が中央に一間トビしているのにボウシしたのがやや打ち過ぎで、黒が右辺の白とこのボウシした白を切り離して打ちやすくなりました。しかし白は後にこの中央の白を動き出し、中央での戦いになりました。黒が中央から左辺にケイマして中央の白を攻めたのに白がすかさず切断を決行したのが、機敏でした。黒は上辺を諦め中央の白への攻めに賭けました。しかしこの白はなかなか攻めきれず、黒は更に右上隅から中に延びる白の一団を攻め、右上隅でこの一団を二つに切断しようとしましたが、先に当てを打つべきだったのを打たずに切断に行ったのが間違いで、白は連絡し、なおかつ上辺の黒を取り込むという大戦果を挙げました。こうなると中央の黒の大石の眼が無く、かつ左辺と左下隅も怪しいという黒が一方的に攻められる展開になりました。左辺と左下隅は白が無理に取りに行かなかったので両方活きましたが、中央の黒が2つに分断されて両方に眼が無く、黒の投了となりました。

TU-8200Rデュアルモノラル

半年くらい前に全段差動プッシュプルアンプというのをヤフオクで落札してその音を経験しました。私なりの感想は、定位とか音場とかは非常にいいけど、音色そのものにはあまり魅力が無い、でした。それで定位とか音場の良さは、要するに回路的にクロストークが0になるようにしているからだと思いました。であれば、シングルアンプで、モノラル2台で聞けば、全段差動プッシュプルアンプの定位の良さと、シングルアンプの音色の良さが両立出来るのではないかと考えました。それで実験として、手持ちの真空管アンプでは一番安いエレキットのTU-8200R(6L6GCシングル)をもう1台購入して、それでデュアルモノをやってみました。結果は、
(1)音場の自然さ、音像の明確さ、音が前に出る等の全段差動PPの特長がちゃんと出ました。
(2)副産物で音の力強さが増しました。考えてみれば当然で、同じ電源で半分の出力段しか使ってないのですから、余裕が出るのは当り前です。
(3)音色はもちろんシングルアンプの快い音そのままです。
ということで、実験は大成功です。TU-8200Rはキット状態でなら6万4千円ぐらいで買えますので、2台でも13万円未満です。それでかなりのレベルの高い音を聴くことが出来ます。
後さらにステップアップとしては、BTL接続にして、チャンネル毎の出力を倍にするというのがありますが、個人的にはあまり回路を複雑にするよりシンプルなままの音を楽しみたいと思います。

スター・トレックの第3シーズンの”The Savage Curtain”

スター・トレックの第3シーズンの”The Savage Curtain”を観ました。今回のは「今週の女優」パターンではなかったですが、何というかアーウィン・アレンのタイムトンネル的な話でした。ある星の探査に来たエンタープライズ号でしたが、その星の表面は溶けた溶岩で覆われており、空気中には毒ガスだらけで生物はいないだろうということで、探査を打ち切ろうとします。そこに突然エイブラハム・リンカーンのイメージがスクリーンに映し出されます。彼はエンタープライズ号に乗り込みたいと申し入れます。カークは半分それがエイリアンだろうと思いつつも、個人的にリンカーンに深い敬意を持っていたため、最高の礼を尽くして自称リンカーンを迎え入れます。そのリンカーンは19世紀より先の科学知識は持っておらず、まったくリンカーンそのものでした。リンカーンは星の表面に行こうと言います。そこでカークとスポックが、突然出来た地球に似た地表の部分の所に転送で降り立ちますが、フェイザーは何故か転送されず、通信も出来ませんでした。そこにはもう一人、ヴァルカン人の1世紀前に死んだ伝説の人スラックがいました。スラックはヴァルカンの世界に平和をもたらした人です。カークとスポックとリンカーンとスラックと対照的に、別にジンギスカンや、クリンゴン人や、21世紀の地球で悪辣な戦争を行った将軍や、人体実験を行ったマッドサイエンティストなどが現れます。そこに、体が岩で出来たエイリアンが現れ、地球の善と悪との哲学が良く理解出来ないので、カーク達善のグループとジンギスカンらの悪のグループを戦わせて、どちらがより強いかを試そうとしていました。善グループの内スラックは戦うことに反対で、悪グループを説得しに行きますが、あっさり殺されます。しかしクリンゴンが声真似でスラックが助けを求める声を出します。スポックはヴァルカン人がそのような助け声を出すことが無いことを知っていて、罠だと見抜きますが、リンカーンが二人が戦っている間に後ろに回ってスラックを助けると言います。しかし結局スラックもリンカーンも殺され、4:2になりますが、何故か最後は肉体で戦ってカークとスポックが勝つというものです。しかし岩石エイリアンは善悪どちらも同じ方法を取っただけではないかと批判しますが、カークが切れます。カークは戦わないとエンタープライズ号が破壊されるという脅迫を受けていました。という内容ですが、陳腐です。善側が悪側が考えもつかないような平和的でかつ効果的な何かで相手に勝つなら意味がありますが。また何故ジンギスカンが悪でリンカーンが善なのかも、人種差別的でおかしいです。やはり第3シーズンはイマイチですね。

キャプテン・スカーレットの”Crater 101″

キャプテン・スカーレットの”Crater 101″を観ました。いつもはミステロンズが何かの破壊工作を予告して、それをスペクトラムが阻止するというのが筋ですが、今回はスペクトラム側がミステロンズが月面の裏側のクレーター内に作った基地を破壊するという物です。しかし、火星での例のように、ミステロンズの基地は破壊されてもすぐ復活しますので、爆破の前にミステロンズの基地の中のパワーソースを破壊する必要があります。そのミッションにキャプテン・スカーレット、キャプテン・ブルー、ルーテナント・グリーンが志願します。しかし作戦では地球標準時間の午前0時に核爆弾を爆発させるようになっていたのが、ミステロナイズされた月面基地の人間により、2時間前に爆発するようセットされます。月面基地の女性は無線が届かないスカーレット一行にそれを知らせるため、無人のロケットを発進させ、ミステロンズの基地のあるクレーターに着くようにします。そのロケットを見たスカーレットは、基地の女性からお守りとして渡されたペンダントにまつわるエピドード(予定より早く着いた金星ロケットの記念)から、核爆弾が「予定爆発時間より早く」セットされていることに気がつきます。キャプテン・ブルーとルーテナント・グリーンを先に脱出させ、スカーレットは基地の動力源と思われる何かのクリスタルを外すことにギリギリで成功し、なんとか脱出出来た、というストーリーです。いつもより緊迫感があって楽しめました。

PCL86→結局VALVO

各社のPCL86の音を比べたのではなく(超三結アンプで真空管の聴き比べをするには、30分ランニングした後バイアス調整をしなければならないので大変です)、中の構造を比較して見て、素人目かも知れませんが工作精度とか丁寧さという意味で一番高レベルに作られていると思ったのが、ドイツのVALVOです。今はもう無い会社ですが、品質の良さでは定評があって、テレフンケンのよりも良いと言われていたり、実はテレフンケンの一部のハイグレードの真空管はVALVOのOEM品だったみたいです。それでPCL86超三結アンプのPhilips製PCL86を取り外して、このVALVOを付けました。バイアス調整をし直して聞いてみたら、また少し発振が出るようになりましたが、スピーカーケーブルにフェライトコアのノイズフィルターを巻いたら、ほぼ問題ないレベルになりました。それで音質ですが、Philipsがやや大人しめで、超三結らしい高音のきらめきが抑えられていましたが、このVALVOでまたきらめきが蘇りました!ちょっと癖がある高音といえばそうなのですが、耳には非常に快い高音です。PCL86の主流はPhilipsの方なんでしょうが、異端もいいものだと思います。そんな訳で、またeBayでVALVOのPCL86を何本か落札して取り寄せ中です。

なお、超三結というのは三極管で五極管に100%のNFを掛けているので、真空管を変えても差が出ないと思っていらっしゃる方がおられたら、それは違うと申し上げます。PhilipsとVALVOで音ははっきり違います。これはプラセボではなく、ある程度の耳がある人だったら誰でも分かると思います。