小林信彦の「丘の一族」

jpeg000 27小林信彦の「丘の一族」再読。小林信彦の自選作品集で、「丘の一族」、「家の旗」「八月の視野」「みずすましの街」の四篇を収録。「丘の一族」、「家の旗」「八月の視野」の三作は芥川賞候補、「みずすましの街」は直木賞候補になっています。「丘の一族」は「汚れた土地」をある意味私小説的に書き直したものです。「汚れた土地」とは違って、米兵相手に貸家業を営むイギリス人が、小林信彦の遠い親戚であったことが明らかにされています。「家の旗」は、和菓子屋「立花家」ののれんを、祖父の弟子に売り渡す話です。「八月の視野」は、戦争直後の小林家の暮らしぶりを当時中学生だった筆者の視点で描いたもの。「みずすましの街」は「ぼくたちの好きな戦争」のある意味姉妹編のような短編で、遊び人清さんの戦中・戦後の移り変わりを描きます。

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