白井喬二著作書誌情報

白井喬二の著作の書誌情報です。これまでWikipediaの白井喬二の項に記載して来ましたが、2019年8月にいわゆる「Wikipedia自警団」から嫌がらせを受けた結果として、Wikipediaへのコンテンツ提供をストップしたため、こちらに移します。移すに当たって単行本に収録されている作品を雑誌掲載作品のリストから削除しました。また全集の詳細も追加しました。行末の「○」は私の方で読了済みのものです。白井喬二自身の著作に掲載されているものを含めて、インターネット上でもまた書籍でもこれ以上詳細な書誌情報は他に存在しません。

単行本または全集、全集の一部で出版されたもの

・『神変呉越草紙』(前篇)元泉社 1923 (後篇は関東大震災のため未刊行)、○
・『寶永山の話』(寶永山の話、月影銀五郎、本朝名笛傳、築城變、老子鐘、九段燈と湯島燈、拝領陣、遠雷門工事、油屋圓次の死、剣脈賢愚傳、青桐證人、鳳凰を探す、獅子面のぞき、芍薬畸人、ばっさい、闘鶏は悪いか、猿の方が貴い、神體師弟彫、國入り三吉、目明き藤五郎、邪魂草)春陽堂 1924、○
・『捕物時代相』(怪建築異聞(怪建築十二段返し)、桐十郎の船思案、江戸天舞教の怪殿、黒船大秘録(全土買占の陰謀)、蜂を使ふ同心)プラトン社 1924、○
・『兵学大講義』玄文社 1924、○
・『忍術己来也』(前・後)武侠社(新作講談叢書) 1925、○
・『新撰組 新講談』(前・後)大阪毎日新聞社出版部 1925、○
・『富士に立つ影』(裾野篇江戸篇主人公篇新闘篇神曲篇帰来篇運命篇孫代篇幕末篇明治篇)報知新聞社 1925-27、○
・『唐草兄弟』春陽堂(創作探偵小説選集)1926、○
・『月影銀五郎』至玄社(大衆文藝傑作選集)1926、○
・『遠雷門工事』叢文閣 1926、○
・『神変呉越草紙』衆文社 1926、○
・『至仏峠夜話』(兵学大講義、傀儡大難脈)南宋書院 1926、○
・『月兎逸走』新潮社(『大衆文学集』第一集)1928、○
・『ばっさい』新潮社(『大衆文学集』第二集)1929、○
・『国史挿話全集』(第1巻 逸話篇、第2巻 軍団篇、第3巻 巨匠篇、第4巻 畸人篇 、第5巻 忠勇篇、第6巻 智仁篇、第7巻 節婦孝子篇 、第8巻 社会公益篇、第9巻 近代篇、第10巻 国際篇)萬里閣書房 1929-1930、所有しているが大半は未読
・『源平盛衰記』(源平盛衰記(上)源平盛衰記(中)源平盛衰記(下))宝文館 1930、○
・『白井喬二全集』全15巻 平凡社 1931-32(第1巻 祖国は何処へ(上)、第2巻 祖国は何処へ(中)、第3巻 祖国は何処へ(下)、第4巻 新撰組、第5巻 中篇集{沈鐘と佳人、明治の白影、葉月の殺陣、湖上の武人、第二の巌窟、おぼろ侠談、幽閉記、金襴戦、江戸市民の夢}、第6巻 短篇集{宝永山の話、月影銀五郎、湯女挿話、本朝名笛伝、九段燈と湯島燈、築城変、老子鐘、倶利伽羅紋々、兵学美人行、拝領陣、遠雷門工事、油屋円次の死、神体師弟彫、瓦義談、指揮杖仙史、名器殿物語、剣脈賢愚伝、広瀬水斎の諷刺、獅子面のぞき、青桐証人、美泥、生命を打つ太鼓、敵討つ討たん物語、唐草兄弟、銭番論語、目明き藤五郎、密状霊験記、鳳凰を探す、邪魂草、芍薬奇人、桃太郎病、闘鶏は悪いか、ばっさい、月兎逸走、猿の方が貴い、白痴、或る日の大膳、国入り三吉、薫風の髭噺、職追い剣、忠臣の横顔}、第7巻 源平盛衰記(上)、第8巻 源平盛衰記(下)、第9巻 捕物集(怪建築十二段返し、江戸天舞教の怪殿、全土買占の陰謀、桐十郎の船思案、蜂の籾屋事件、傀儡大難脈、虞美人草街、捕物源平記、竹林午睡記、登龍橋、兵学大講義)、第10巻 富士に立つ影(1)、第11巻 富士に立つ影(2)、第12巻 富士に立つ影(3)、第13巻 富士に立つ影(4)、第14巻 興味特作集(珊瑚重太郎、元禄快挙)、第15巻 祖国は何処へ(完)、随筆感想集{カミソリ、私はこんな問題を喜ぶ、社会政策的史実に面して、学友変化、作者の言葉、統計抄、怪奇雑嚢中より、芸道怪奇蔵、秋の感想、作者の言葉、「富士に立つ影」の上演について、さい作りの話、座談二題、動かざる映画、カンヅメ、「新撰組」を終えて、即興死、映画身辺語、作者の言葉、「大衆文藝」宣言文、大衆作寸言、現在の「大衆文藝」、独楽の話、小説義塾、生田氏夫人の追悼文、感覚二題、探偵創作文章寸見、キジ、文藝予約的修行、今昔虚無入門、有島武郎氏追悼、大衆文藝と現実暴露の歓喜、映画疑問読本、朝日ヶ丘より その一、電碁戦後日、朝日ヶ丘より その二、電車太公望、朝日ヶ丘より その三、作者の言葉、紙城、朝日ヶ丘より その四、澤田撫松氏を悼む、大衆文藝の話、川柳選評、人口問題と文学、味覚直覚先生、女性の誘惑を克服する練習、海の色、戊辰初感、学究に非ず実行なり、我が民衆文学論、教育所感、作者より読者諸賢へ、読者と幼時の友を懐ふ、鎌倉日記、作者の言葉、無題(百字文)、読書は学に非ず(百字文)、感想二三、國史挿話全集序文、國史挿話全集月報随感集、いろいろ近況を語る、小我を没するの境地、プロレタリア大衆文藝の将来、怪奇と近代味、日常茶飯語、小説と歴史の区別、趣味の歴史挿話、朝日ヶ丘より、少年春月の思ひ出、実話の罐詰、掌篇フースーヒー、中国山脈と突破先生、文楽絶賛、大衆文藝論は複雑な文藝論であらねばならぬ、軟式野球観戦記、考證一夕話、幸吉君の印象、新緑近きに語る、考證の屑籠、回答一束})、○
・『明治の白影』新潮社(『大衆文学集』第四集)1931、○
・『祖国は何処へ』全9巻(民人篇革新篇尖端篇心影篇島嶼篇海奴篇異邦篇結晶篇寸終篇) 春陽堂 1932、○
・『第二の巌窟』(第二の巌窟、おぼろ侠談、明治の白影)春陽堂 1932、○
・『沈鐘と佳人』(沈鐘と佳人、明治の白影、心学牡丹調、殖民島剣法、妬心の園) 春陽堂 1932、○
・『斬るな剣 他九篇』(斬るな剣、悪華落人、国入り三吉、職追ひ剣、或日の大膳、薫風の髭噺、油屋円次の死、邪魂草、和睦、目明き藤五郎)改造社 1933、○
・『維新歴史小説全集 薩英戦争』改造社 1935、○
・『昭和長篇小説全集 伊達事変』新潮社 1936、○
・『若衆髷(わかしゅわげ)』サイレン社 1936、○
・『新撰組、恋のはやり唄(原作:近松門左衛門)、乳人重の井(原作:近松門左衛門)、雨乞ひ小町(原作:竹田出雲)』平凡社現代大衆文学全集第一巻 1937、○
・『珊瑚重太郎』春陽堂 1937、○
・『道三道中記』アトリエ社(現代日本小説全集第7巻)1937、○
・『従軍作家より国民へ捧ぐ』平凡社 1938、○
・『上杉謙信後の月形半平太』(新作大衆小説全集)非凡閣 1939、○
・『平手造酒』(任侠小説傑作選)博文館 1940、○
・『東遊記』博文館 1940、○
・『地球に花あり』時代社 1940、○
・『大膳獵日記』(『武将とその妻 十大作家傑作選』収録)興亜日本社(現在の日本出版社) 1940、○
・『盤嶽の一生』博文館 1941、○
・『阿地川盤嶽』博文館 1941、○
・『侍匣』(短篇集)(時鳥、感化れ{かぶれ}、悔武者、胡粉妻、竹光、手裏剣、善政、殉死祭、写真伝来、西南役、銀髪、阿らず{おもねらず}、玉の輿、平凡小次郎、花刀)文林堂双魚房 1941、○
・『梁川無敵伝 他七篇』(新作大衆小説全集,第20巻 白井喬二篇)(梁川無敵伝、鬼傘、鉄扇の歌、大膳猟日記、柳腰千石、後藤又兵衛、心学牡丹調、殖民島剣法)非凡閣 1941、○
・『洪水図絵 他7篇』(新作大衆小説全集,第32巻 白井喬二篇)(洪水図絵、贋花、つばくろ槍、螢扇、出世外伝、妬心の園、子とろ殺陣、火紋)非凡閣 1941、○
・『読切小説 白井喬二自選集』(梁川庄八、相馬大作、関根弥次郎、風流刺客、平手造酒、般若の雨)輝文堂書房 1942、○
・『彦左一代・地龍の巻』淡海堂 1942、○
・『彦左一代・天馬の巻』淡海堂 1942、○
・『叢書 国民童話』全5巻(『よい国よい話(日本古典篇)』『童話の四季(児童生活篇)』『虹の橋(国史物語篇)』『東亜のまもり(国防知識編)』『国民童話 自然のめがね 科学知識篇』)小学館 1942、「自然のめがね」のみ○
・『東亜英傑伝』全8巻(第1巻 豊臣秀吉・成吉思汗 、第2巻 北条時宗・忽必烈(クビライ)、第6巻 中江藤樹・孔子 、第7巻 山田長政・張騫 、第8巻 西郷と勝安芳・孫文、以下巻数無し 小村寿太郎・汪精衛伊藤博文・袁世凱釈迦・日蓮(1943))田中宋栄堂 1942、○
・『瑞穂太平記』全5巻(「瑞穂太平記(上古篇、大化篇)」、「瑞穂太平記(奈良篇、平安篇)」、「瑞穂太平記(源平篇)」、「瑞穂太平記(続源平篇、中興篇)」、「瑞穂太平記(戦国篇)」) 錦城出版社 1942-1943、○
・『坊ちゃん羅五郎』、『後の坊ちゃん羅五郎』淡海堂 1942(1948年の講談社小説文庫版では『坊ちゃん羅五郎』、『続坊ちゃん羅五郎』)、○
・『柘榴一角』非凡閣 1942、○
・『ロンドン爆撃』(シュタッケンベルグ原作、白井喬二 田林儀 共編訳)田中宋栄堂 1942、○
・『ドイツ突撃戦車隊』(白井喬二 等編訳)宋栄堂 1943、×
・『ドイツ強襲作戦』(白井喬二、池田林儀 共編訳)宋栄堂 1943、×
・『ドイツ戦記 父の出征』(白井喬二、池田林儀 監修編訳)田中宋栄堂 1943、×
・『翡翠侍』(正・続)淡海堂 1943、○
・『帰去来峠』(正・続)淡海堂 1943、○
・『河上彦齋』春陽堂 1943、○
・『文学者の発言』赤坂書房 1946、○
・『ほととぎす』(時鳥、鬼傘、感化れ、阿らず、西南役、第二の巌窟、悔武者、玉の輿、胡粉妻、残生記{「殉死祭」改題}、平凡小次郎、写真伝来)清泉社 1947、○
・『学問のすゝめ』(福沢諭吉著、白井喬二訳)淡海堂 1947、×
・『満願城』梧桐書院 1949、○
・『怪建築十二段返し』(怪建築十二段返し、全土買占の陰謀、桐十郎の船思案)淡路書院 1949、○
・『沈鐘と佳人』(沈鐘と佳人、明治の白影、心学牡丹調、殖民島剣法、妬心の園)玄理社 1949、○
・『柳沢双情記』湊書房 1950、○
・『隠密道三道中記』桃源社 1951、○
・『つるぎ無双』文芸図書 1952、○
・『真説霧隠才蔵』大日本雄弁会講談社 1952、○
・『新説岩見重太郎』文芸図書 1952、×
・『男一匹』桃源社 1954、○
・『白井喬二 戦後作品集 天の巻 坂田の金時』(坂田金時、児雷也劇場、銀嶺先生、鋳掛松、毒の園、悪七兵衛)河出書房 1955、○
・『白井喬二 戦後作品集 地の巻 石川五右衛門』(石川五右衛門、大盗マノレスク、明治女学校図、太公望、風俗犯、助六)河出書房 1955、○
・『白井喬二 戦後作品集 人の巻 明治媾和』(明治媾和、小角仙人、かぶと、琴責め、権八ざんげ、柳生の宿、毛剃、素人たち)河出書房 1955、○
・『孔雀屋敷』桃源社 1955、○
・『戦国武将軍談』鱒書房 1956、○
・『桔梗大名露を厭う女』(昭和大衆文学全集 2)桃源社 1956、○
・『現代語訳 南総里見八犬伝(上)南総里見八犬伝(下)』河出書房新社 1956、新装版1964・1988ほか。河出文庫で再刊、○
・『金色奉行』桃源社 1957、○
・『維新櫻』同光出版 1957、○
・『時代小説 しぐれ草紙』恭誠社 1958、×
・『国を愛すされど女も』((上)(下))新潮社 1958-59、○
・『雪麿一本刀』((上)(下))桃源社 1959、○
・『伊賀之介飄々剣』桃源社 1961、○
・『魂を守りて 金属工芸に躍進の大器岩井清太郎伝 』(東京作家クラブ出版委員会/編纂、東京作家クラブ現代人物伝 4)鏡浦書房 1965、○
・『大衆文学の論業 此峰録』河出書房 1967、○
・『日本逸話大事典』(全8巻)(白井喬二・高柳光壽共編)人物往来社 1967(基本的に戦前の「国史挿話全集」を登場する人物のあいうえお順に並べ替えただけの本)、所有しているが大半は未読
・『定本 白井喬二全集』全16巻 学藝書林 1969-70(第1巻 富士に立つ影、第2巻 富士に立つ影、第3巻 富士に立つ影、第4巻 富士に立つ影、第5巻 盤嶽の一生(国を出る盤嶽、その後の盤嶽、盤嶽は叫ぶ、阿地川盤嶽、盤嶽女懺法、層雲、別篇 由公の回顧録)、第6巻 神変呉越草紙・怪建築十二段返し・他、第7巻 新撰組・兵学大講義、第8巻 帰去来峠、第9巻 短編集I{宝永山の話、本朝名笛伝、九段燈と湯島燈、遠雷門工事、油屋円次の死、剣脈賢愚伝、青桐証人、鳳凰を探す、獅子面のぞき、芍薬奇人、ばっさい、闘鶏は悪いか、猿の方が貴い、神体師弟彫、国入り三吉、忠臣の横顔、邪魂草、湯女挿話、築城変、老子鐘、倶利伽羅紋々、兵学美人行、拝領陣、瓦義談、指揮杖仙史、名器殿物語、或る日の大膳、薫風の髭噺、職追い剣、広瀬水斎の諷刺、美泥、生命を打つ太鼓、敵討つ討たん物語、唐草兄弟、銭番論語、月兎逸走、白痴、密状霊験記}、第10巻 珊瑚重太郎・金襴戦、第11巻 国を愛すされど女も、第12巻 国を愛すされど女も、第13巻 忍術己来也・露を厭う女、第14巻 上杉謙信・石童丸、第15巻 雪麿一本刀、第16巻 雪麿一本刀)、○
・『天晴れ啞将軍霧隠繪巻』立風書房 1970、○
・『怪建築十二段返し』桃源社 1970、○
・『神曲 左甚五郎と影の剣士』双葉社 1972、○
・『古典の小咄』東京美術 1975、○
・『さらば富士に立つ影 白井喬二自伝』六興出版 1983、○
・『怪建築十二段返し』(江戸天舞教の怪殿、全土買占の陰謀、白雷太郎の館、怪建築十二段返し)大陸書房 1990、○
・『麒麟老人再生記――久米城クーデター余聞』(絶筆)ぎょうせい(ふるさと文学館第37巻鳥取)1995、○
・『白井喬二傑作選』全5集 未知谷 1997-98 「1 帰去来峠」「2 翡翠侍」「3 神変呉越草紙」「4 金色奉行」「5 盤嶽の一生」、○
・『東遊記旧造軍艦』島津書房 1999、○
・『小説 捕物にっぽん志』捕物出版 2021、○

以下は『さらば富士に立つ影』の巻末の年表と『大衆文学の論業 此峰録』の巻末の年表他による、上記以外の雑誌掲載作品。エッセイと評論を除く。

・『銀の火柱』(厨井道太郎名義)淑女画報 1920年4月-1921年3月、雑誌1号分だけ所有・読了
・『鼓の仇討』人情倶楽部 1921年12月、×
・『極秘天狗評定』人情倶楽部 1923年1月、×
・『銭面群像』文化画報 1923年9月、×
・『日本阿房宮』サンデー毎日 1923年4-6月、×
・『隠蓑道中記』人情倶楽部 1924年1月、×
・『正雪塾の大模擬戦』中学世界 1924年2月、×
・『町の編纂者』猟人 1924年7月、×
・『古代マーチ』(戯曲)苦楽 1924年8月、×
・『真言秘密大全』苦楽 1924年1-2月(読者からの抗議により2回で中断)、×
・『講談浦島』人情倶楽部 1924年6-10月、×
・『六韜三略大巻』苦楽 1924年8月-1925年3月、×
・『怪畜楼秘話』独立 1925年1月、×
・『密状霊験記』写真報知 1925年2月、×
・『続怪畜楼秘話』独立 1925年5月、×
・『白欄谷の秀吉』人情倶楽部 1925年6月、×
・『侠客神髄』苦楽 1925年6-8月、×
・『明暗の峠』主婦之友 1925年7月-1926年12月、×
・『銭番義塾』大衆文藝 1926年3月、×
・『名乗り損ねた敵討』(戯曲)文藝講談 1926年10月ー?、連載一回分読了
・『孔雀茶屋論争』演芸画報 1927年10月、×
・『鞍馬多門の話』サンデー毎日 1928年9月、×
・『日本鉄仮面』講談倶楽部 1928年1-12月、×
・『時代日の出島』婦人倶楽部 1928年1-12月、連載三回分読了
・『経国美談の冒頭』自由評論 1929年1-3月、×
・『人肉の泉』主婦之友 1930年4-1931年1月、連載二回分読了
・『白痴』朝日 1931年1月、×
・『猩々の唄』文藝倶楽部 1931年1月、×
・『江戸から倫敦へ』現代 1931年1月-1932年6月、掲載雑誌を三冊だけ所有・読了
・『明治偉仰記』日本青年新聞 1932年?月、×
・『恋華落人』婦人公論 1932年12月、×
・『大石内蔵之助』モダン日本 1933年1月、×
・『天誅組』講談倶楽部 1933年1月-1934年6月、×
・『忠常の善政』文藝春秋 1934年4月、×
・『山中鹿之介』オール読物 1934年6月、×
・『花火の史実』経済往来 1934年8月、×
・『信長と鉄火裁判』キング 1934年8月、○
・『愛憎火事』オール読物 1934年10月、×
・『国史逸話拾遺』話 1934年6-7月、×
・『へり下りの利七』サンデー毎日 1934年?月、×
・『東海の佳人』キング 1935年1月-1936年3月、一部所有
・『鷹の羽頭巾』日の出 1936年2月、×
・『綺羅の源内』キング・増刊号 1936年8月、○
・『景清坂』講談倶楽部・増刊号 1936年9月、×
・『繍線菊』婦人倶楽部 1936年9月、×
・『女清正』冨士・臨時増刊号 1936年10月、×
・『盟路』キング・秋季増刊号 1936年11月、○
・『荒城の娘』掲載誌不明 1936年?月、×
・『昼夜車』モダン日本 1936年1月-1937年9月、一部所有
・『無辺と瓢吉槍』キング 1937年1月、○
・『鯖倉政談』講談倶楽部 1937年9月、×
・『親心紅白陣』冨士 1938年5月、×
・『日本刀』現代 1938年6月、△(「序曲」のみ)
・『蝦夷菊刀』週刊朝日 1938年9月、×
・『強い影武者』冨士・増刊号 1939年6月、×
・『鶴亀武士道』冨士 1939年11月-1940年12月、×
・『椿の大獄』週刊朝日 1940年1月、×
・『風雲』報知新聞 1940年9月-1941年5月、×
・『戦国志』中部日本新聞 1942年9-10月、×
・『橘軍記』毎日新聞 1945年2-6月、×
・『先覚者』苦楽 1948年3月-?(苦楽の1948年3月号の初回は確認できるが、同4月号には掲載されておらず、また5月号は『風俗犯』が掲載されており、何らかの理由で中断のままとなった可能性あり。白井喬二以外の作家もすべて連載が中断しており、「苦楽」自体の経営を巡るゴタゴタが関係している可能性が高い。)、初回のみ所有・読了
・『十両物語』別冊モダン日本 1949年11月、○
・『梶原恋慕流』講談倶楽部 1950年1月、×
・『修羅春告鳥』講談倶楽部 1950年4月、○
・『稚児頭巾』面白倶楽部 1950年7月、×
・『紫天狗』講談倶楽部・秋季増刊号 1950年8月、○
・『いがみの権太』オール読物 1950年10月、×
・『水滸伝』週刊読売 1950年4-9月、×
・『岩見重太郎』京都新聞 1950年5-12月、×
・『石切梶原』掲載誌不明 1950年?月、×
・『十両物語』別冊モダン日本 1951年6月、○
・『強い影武者』青春サロン 1951年7月、○
・『盤嶽の仇討』オール読物 1951年12月、×
・『覆面英雄』オール読物 1952年3月、×
・『品川老人』小説朝日 1952年10月、×
・『新説相馬大作』共同通信系の地方紙夕刊 1952年12月-1953年6月、×
・『修羅・楽園』京都新聞 1953年7月-1954年9月、×
・『戦国紳士録』社会タイムス 1953年、×
・『守綱雨』読切倶楽部・2月特別増大号 1954年2月、○
・『追討ち地獄』 1954年3月、×
・『猿の剣法』小説の泉 1954年4月、×
・『ごろつき人情』傑作倶楽部・特集号 1954年12月、×
・『春雷の剣』オール小説 1956年7月、○
・『豹麿あばれ暦』(4回で中断)週刊新潮 1958年、○
・『筒井女之助』週刊朝日別冊 1960年11月、○
・『唐手侍』別冊小説新潮 1961年7月、○
・『本能寺前夜の織田信長』歴史読本 1961年5月、○
・『捕物にっぽん志』歴史読本 1961年6月-1963年5月、○
・『真刀水滸伝』京都新聞 1961年6月-1962年4月、×
・『平家の羽左』NHK 1962年、×
・『人物スケッチ』日本読書新聞 1963年3月、×
・『日本三景』東京タイムズ 1963年7月~終了不明、×
・『家康の素描』歴史読本 1964年4月、×
・『鳴龍日記』小説新潮 1964年7月、×
・『伊藤一刀斎』歴史読本 1964年10月、×
・『黒衣宰相 天海僧正』大法輪 1965年10月-1972年8月(全83回)、○
・『名工自刃』(平田弘史の漫画の原作)コミックマガジン 1968年2月(『平田弘史作品集第四集 御用金』マガジン・ファイブ 2005 に収録)、○
・『外伝西遊記』大法輪 1975年1月-1977年10月(全34回)、○

エッセイ・評論・日記(全集等に未収録のもの)

・『独楽の話』 二十一日会 大衆文藝(1926年2月)、○
・『小説義塾』 文藝進路社 文藝道(1926年3月創刊号)、○
・『紙城』 文藝講談(1926年10月)、○
・『築城秘話』 中央公論社 中央公論(1932年10月)、○
・『維新の志士を憶ふ』 読売新聞東京本社 青年読売(1944年8月)、○
・『民主のおもかげ 福翁自伝の話』 長野県警察部教養課 旭の友(1947年7月)、○
・『玩具哲学』 文藝春秋社 文藝春秋(1951年8月)、○
・『宇都宮釣天井の真相』 毎日新聞社 サンデー毎日(1953年5月)、○
・『逍遙の歴史小説論と現代のそれと』 白鷗社 文藝日本(1953年7月)、○
・『風流名士手帖』 白鷗社 笑の泉(1954年4月)、○
・『国民文学論』 河出書房 文藝臨時増刊(1955年4月) ○
・『巷説怪猫の城 -久留米城-』人物往来社 人物往来歴史読本(1963年8月)、○
・『わが憂国の教壇記』 文藝春秋社 文藝春秋(1963年9月)、○
・『鳳雀日記』 騒友社の雑誌『騒友』に掲載(1964年~1968年頃)、一部所有・読了
・『春月を語る』 南北社 南北(1968年2月)、○
・『机上に山河あり』(『想い出の中谷博』に収録) 想い出の中谷博・刊行会(1973年9月)、○
・『私の歴史文学観』 汐文社『歴史文学』創刊号(1974年11月)、○