ChudenのMG-3675

あまりお金をかけないオーディオ趣味で、MMカートリッジ交換の第2弾で、Chuden(中電)のMG-3675を入手しました。このカートリッジ、出力が7.5mVもあります。通常2~4mVぐらいですから、倍近いです。この出力を活かしたパンチ力と低音の押しが魅力で、なかなか他では得られない音です。またCDやハイレゾの音ともはっきり違うレコードならではの音を聴くことが出来ます。もちろん繊細感に乏しいとかレンジが狭いとか歪みが多いとか、悪口を言うならいくらでも言えますが、ともかくもこのカートリッジは長所を楽しむものだと思います。1万2千円ちょっとです。

DP-300F、MCカートリッジはダメでした。

ADC規格ストレートアーム用のヘッドシェルが届き、今度はDENONとまったくサイズ同じでOKでしたが、手持ちのDENONのMCカートリッジDL-301ⅡをMCトランス経由で試してみたら、無音時にかなりハム音が目立ってちょっと辛い感じ。なのでカートリッジをオーディオテクニカのAT-VM95Eに戻し、ついでにアンプをTRIODEのTRV-88SERに変えました。気分を変えたいのと、シングルアンプでレコード演奏はボリュームが1時くらいになるので、35W+35Wのこれにしたら、ボリュームが10時くらいで適音量になりました。

DP-300F用ヘッドシェル(2)

DP-300Fの専用ヘッドシェルと互換のあるヘッドシェルですが、「ADC規格 ヘッドシェル」でググると、2種類出てくるようです。DP-300Fで使えるのは上の写真での下の方、下の写真での右の方です。そもそも使えない方はサイズが足らないだけでなく、ピンも通常の4ピンではなく9ピンなので、取り付け自体が不可能です。ちなみにヤフオクで入手した使えない方は本体もプラスチック製で安っぽいです。

塩野七生の「ローマ人の物語 キリストの勝利」

塩野七生の「ローマ人の物語 キリストの勝利」を読了。大帝コンスタンティヌスが死に、その跡をまたも肉親同士の殺し合いの結果、最後に次男のコンスタンティウスが残って継ぎ、ローマのキリスト教化路線を推し進めていきます。しかし粛清をしすぎて補佐役がいなくなったコンスタンティウスは、自分が殺した兄弟の子であるユリアヌスを副帝に指名します。24歳のユリアヌスはそれまである種の隠遁生活を送っており、ギリシア哲学の愛好家でしたが、まったく経験の無かった軍務でガリアの地で蛮族相手の戦いで隠れた才能を発揮し、たちまち兵士達の心を掴み、ついには兵士達から皇帝に推挙されます。それを知ったコンスタンティウスは征伐に向かいますが、途中で病死し、ユリアヌスがただ一人の皇帝になります。ここでユリアヌスは伝統的なローマ人として、またギリシア哲学の徒としてローマのキリスト教化路線を全否定し、元の多神教崇拝に戻そうとします。しかしそれもペルシアとの戦いで戦死し、その治世はわずか1年9ヵ月に終ります。その後テオドシウス1世が皇帝になると、ユリアヌスの政策は全て反古にされ、ついにはキリスト教がローマの国教となり、キリストの勝利となります。ローマ帝国はまだ滅亡はしていませんが、実質的な中世の始まりです。

トワイライト・ゾーンの”Ring-a-Ding Girl”

トワイライト・ゾーンの”Ring-a-Ding Girl”を観ました。Ring-a-dingは「はらはらさせる」という意味です。
今人気の映画女優バニー・ブレイクは、ロケ地のローマへの出発前に、出身地のファンクラブから指輪の贈りものを受け取ります。その指輪はしかし映像を映し出すようになっていて、故郷の姉が戻ってくるようにと言います。それで急にブレイクは故郷に戻ります。その日はファウンダース・デイで地元ではピクニックがあることになっていました。しかしブレイクは何故かそれを中止するように言います。そして自分の出身校の高校に行って、ホールを借り、地元のTV局に行って急に出演して、本日15時より彼女のショーをやるので来てくれ、と地元の人に呼びかけます。
彼女の指輪には何故か飛行機に乗っている彼女自身が映り、機長が緊張した顔で乗客に注意を呼びかけています。
結局起きたことは、飛行機がその町でピクニックがあることになっていた場所に墜落したということです。しかし奇妙なことにその飛行機にブレイクが乗っていて死亡したということです。ただ15時の彼女のショーを観るため、ピクニックに行かなかった人が多くいて、その人達は死ななくて済んだ、ということです。
結局死の直前のブレイクが幽体離脱?で故郷に行って多くの人の命を救ったという、まあトワイライト・ゾーンらしいお話でした。

DENONのDP-300F用ヘッドシェル

DENONのDP-300F用のヘッドシェルですが、専用のはあまり売っていないか、あるいは売っていても5000円以上します。見た感じそんな高級なシェルではないので5000円以上出す気はしません。調べたら「ADC規格 ヘッドシェル」でググるとヤフオク他で出て来ます。3000円以下で買えます。ただこの規格は厳密な規格というより、各社が真似しただけ、というだけのようなものなので、現物を入手したら使えなかったという可能性もあるので自己責任でお願いします。ちなみにAmazonで買った中国製は短すぎて使えませんでした。

NHK杯戦囲碁 谷口徹5段 対 上野梨紗女流棋聖(2024年7月21日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が谷口徹5段、白が上野梨紗女流棋聖の対戦でした。上野女流棋聖は初出場、一方谷口5段は出場5回目で初勝利がかかります。展開は黒が白を攻めて行くのが目立つという展開で、方々に弱石を抱えた白はシノギが大変でしたが、右下隅に置いた石から動き出したのがいいタイミングでそれを捨て石に黒を分断し、黒3子を取り込んで下辺で活き、右上隅は取られ、また左上隅方面も取られで、白が盛り返しましたが、まだ黒がややリードかなと思っていました。しかし黒は形勢に悲観していたのか、白が左下隅方面から中央に飛んだ石などに受けずに、上辺に突入することを優先しました。結果として左上隅で取られていた白が復活し、確かに白の上辺の地は減りましたが、ここで白のリードに変わりました。その後白は右辺も上手く打って黒地を減らし順調でした。最後右下隅で2の3に置いていって、黒が反発して劫になりました。しかし黒の劫立てが続かず、ここで黒の投了となりました。上野女流棋聖の初出場初勝利でした。

ウルトラマンAの「節分怪談!光る豆」

ウルトラマンAの「節分怪談!光る豆」を観ました。タイトル通り節分ネタで、超獣の名前がオニデビルと、身も蓋もないそのまんまです。北斗と今野と空手の選手の3人が節分の大豆に混じっていた赤い豆を食べて身体に力が入らなくなるという病気になります。北斗は変身してエースになってもその症状が続き、あっさり超獣に負けます。ベッドで苦しむ北斗に、またもお助けキャラと化したセブンが現れ、M78星雲に戻って治療しないと直らないと言います。それで復活したエースが超獣を倒し、残りの2人の赤い豆も取ってやる、という話です。うーん、つまらない、の一言ですね。後Blu-rayディスク1枚になりました。

スタートレック・TNGの”Who Watch the Watcher”

スタートレック・TNGの”Who Watch the Watcher”を観ました。エンタープライズ号がミンタカ IIIでその星の住民、バルカンと同じ種族で青銅器時代相当の文明、を観察している人類学者からSOSを受け救助に向かいます。しかしエネルギー装置の故障により外観を隠す装置が故障し、ミンタカ人の男にその観察室を目撃され、また男は驚きで転落し重傷を負います。クラッシャーはすぐにその男をエンタープライズ号に転送し、治療し蘇生させます。男はそこでエンタープライズ号の装置をピカードを見て、ピカードが神だと思います。男は記憶を消されて戻された筈が、記憶消去が失敗し、現地の人々に神ピカードについて語り始めます。ミンタカの人はかなり前に既にそうした迷信的な宗教の段階から脱却していましたが、この事件のおかげでまた元の時代に戻ろうとしていました。ピカードは指導者の女性ヌリアをエンタープライズ号に転送し、ただ文明が進んでいるだけだと説明し、自分は神ではないことを説明します。しかしヌリアはちょっと前の洪水で死んだ者を生き返らせて欲しいとピカードに頼みます。ピカードは丁度人類学者の女性が治療の甲斐無く死ぬ所をヌリアに見せ、自分達も未だに死は克服出来ていないことを分らせます。
というストーリーですが、しかしそれにしてもエンタープライズ号と接触した記憶はミンタカの人々にかなりの影響を与えた筈で、集団の記憶を消す装置ぐらいあってもいいのでは、と思いました。

オーディオテクニカのAT-VM95E

DENONのDP-300F、大して高いプレーヤーじゃないので、付属のカートリッジのままでそのまま聞こうかと思いましたが、オーディオマニアの血が騒いで、オーディオテクニカのAT-VM95Eに交換。まあ実売7,100円ですけど。あまり変わらないだろうと思ったら、低音が音程明確にモリモリ出て来てびっくり。やっぱりカートリッジ自体の剛性が高いのが利いているのかな。