松田隆智原作の「拳児」という中国武道の漫画がありましたが、その中にこういうシーンがありました。宗教社会学の翻訳をやっている関係で「帰依」の具体的イメージを探していて出てきたんですが、このシーンは主人公の拳児が中国の少林寺で一時的に出家するシーンです。しかしこの「オン サラバ タタギャタ ハンナ・マンナノウ キャロウミ」というのは、Oṃ sarva-tathāgata-pāda-vandanaṃ karomi というサンスクリットの文言が日本の密教でなまって伝わったもので、真言宗で唱えられる「普礼真言」です。松田隆智は真言宗の僧侶でもあるので、それをそのまま使ったんでしょうが、中国の少林寺は禅宗なので、実際にはこういう文言を唱えることはしていないと思います。(笑)
NHK杯戦囲碁 洪爽義5段 対 小池芳弘7段(2026年5月17日放送分)

本日のNHK杯戦囲碁は黒番が洪爽義5段、白番が小池芳弘7段の対戦でした。この碁の最初の焦点は、白が右辺の黒を攻めていったのですが、白が18の13に下がって黒の眼を取りにいったのが、ある意味打ち過ぎで、逆に黒が中央の白を分断して逆襲に転じ、黒のリードの局面となりました。結局黒が下辺に大きく模様を作ったのに対し、劣勢の白が勝負手で下辺に突入しました。そこで生きることは出来ず全て取られてしまいましたが、その代償としてかなり締め付けることが出来、左下隅の白模様がかなり大きくなりました。さらに分断された中央の黒が攻め取りを避けるため中央に眼を作りに行ったため、更に白から効きが生じ、左下隅はほぼ地になりました。そこから黒が三々に突入していって、中で何とかしようと色々やりましたが結局手にならず全取られで白の中押し勝ちになりました。まったく優勢の碁を勝ちきるのもなかなか大変です。
Doctor Whoの”Spearhead from Space”
Doctor Whoは白黒時代の失われたフィルムを埋めるアニメ版の到着待ちなんですが、予定日過ぎても来ないんで諦め、3代目ドクターのジョン・パートウィーのシリーズを観始めました。”Spearhead from Space”のエピソード1です。題名通り、宇宙から6個くらいの隕石状のUFO(?)が地上に降ります。そして理由不明ながら、ドクターのターディスもその近くに現れます。2代目のドクターから、ドクターはユニットという地球防衛軍みたいなのと一緒に戦うことになったみたいで、体調が悪くて病院に入れられたドクターにユニットの司令官が会いに行きますが、ドクターの顔が2代目と変わっていて分からず、その内ドクターは謎の一味に連れ去られそうになったのを、ドクターが車椅子を走らせて逃げ出して、ターディスの警備をしていた兵士に撃たれて、でまた来週。
ウルトラセブンの「盗まれたウルトラ・アイ」
ウルトラセブンの「盗まれたウルトラ・アイ」を観ました。怪獣もそのままの姿のエイリアンも出てきませんが、記憶には残る回であり、故郷のマゼラン星から命じられたことをきちんと果たしたのに、マヤは故郷からの迎えは来ないで見捨てられる、という海外勤務のサラリーマンの涙を誘う(笑)話です。しかしマゼラン星も、ウルトラセブンの存在を突き止めるぐらい調査していて、いきなりミサイルを撃ちこんで来るというのも理解不能です。それから今回ダンはキリヤマ隊長がホーク2号で一緒に出撃しろという命令を無視して、ウルトラ・アイを盗んだ少女を捜しに行きますが、後でどう言い訳したのか気になります。おそらく想定された舞台はプラネタリウムがあったことから渋谷でしょうが、当時のイカれた雰囲気がよく出ていました。
スタートレック・TNGの”Cost of Living”
スタートレック・TNGの”Cost of Living”を観ました。うーん、TNGの中でもおそらくワースト5に入る話でしょうね。(笑)またもトロイのお母さんのロクサナのお騒がせ話で、正直それもういいよ、という感じ。(笑)ロクサナが直接会ったこともない男と結婚し、その式をエンタープライズ号で挙げたいと言って来て周囲が混乱する話と、ウォーフと息子のアレキサンダーがルールを守ることについて仲が悪くなる話、そして何かの宇宙生物にエンタープライズ号のエネルギーが吸い取られ危機に陥るという話のミックス。最後の宇宙生物の話は以前もあったのとほぼ同じで、解決方法まで一緒。全体にこんなしょうもない話が作られるのは、ロッデンベリー家で旦那が奥さんの尻に敷かれているせいなのかと勘ぐりたくなります。(ロクサナ役はロッデンベリーの奥さんです。)(笑)
ウルトラセブンの「必殺の0.1秒」
ウルトラセブンの「必殺の0.1秒」を観ました。地球防衛軍参謀本部のヒロタとウルトラ警備隊のソガは同期で、拳銃の腕ではライバルです。ある時の競技会でヒロタがソガに勝ちますが、実はそれは魔弾の射手と同じで、ヒロタがペガ星人によって助けられたからでした。ペガ星人は地球侵入コースにあって邪魔になる人工太陽計画を阻止しようとして、その関係者を殺害して行きますが、その中心人物リヒター博士を警護するのをヒロタとソガが担当しますが、ペガ星人に操られたヒロタはソガを含む仲間3人を撃ちます。それでそれを問い詰めにいったソガがペガ星人に捕まってやはり催眠術をかけられ、ヒロタが本物のリヒター博士を連れ去るのを追いかけるのを妨害しようとしますが、ダンとアマギに殴られ気絶します。ダンとアマギはヒロタの車を追いかけますが、途中でヒロタに手榴弾で攻撃され二人は気絶し、逆にソガが正気に戻りヒロタを追います。ソガとヒロタは撃ち合いとなり、ソガが勝ちます。そこにようやく気が付いたダンがセブンになってペガ星人の円盤と戦い、中に乗り込んでペガ星人と戦い、結局円盤の外殻が壊れて気圧が上がってペガ星人は巨大化を始め、セブンが外からワイドショットで円盤を撃って破壊。ちょっと前の「栄光は誰れのために」とテイストが似た話でした。それから笑ったのがヒロタが逃げる時にトンネルの中に秘密の抜け道を作っていたんですが、そこに「Seacret Road」とわざわざ書いてあったこと。(笑)
スタートレック・TNGの”The First Duty”
スタートレック・TNGの”The First Duty”を観ました。ウェスリーが無事スターフリートアカデミーを卒業になって、その卒業セレモニーで5人のアクロバット飛行をやることになりましたが、そこで事故が起きて一人が死にます。それでここからは韓国の映画の「我らの歪んだ英雄」とか藤子不二雄Aの「少年時代」と同じで、要するにリーダー格が、見栄を張って禁止されている危険なアクロバット飛行をやって失敗して一人が死んだのを、仲間に口封じしようとしてウェスリーが悩むという話しです。つまり小学生とかの話だったらリアリティーがあるけど、これからスターフリートの任務に就くことになるエリートがこんなことやるかよ、ととても違和感がありました。そして結局「校長先生」的ピカードにウェスリーは一喝され、審問で真実を話し、リーダーが責任を取って放校となった、という話です。おそらくこれまでウェスリーが優等生過ぎたので、脚本家が少しは傷を付けてやろうとして書いた話のように思います。後味が悪くて正直好きになれないエピソードでした。
ウルトラセブンの「月世界の戦慄」
ウルトラセブンの「月世界の戦慄」を観ました。また市川森一脚本による、キリヤマとクラタの友情もの。どうでもいいけど、クリスチャンなのに怪獣に「ペテロ」って名前を付けるなよ、市川森一!(笑、って良く考えたらペテロは岩の意味だから、岩っぽい怪獣にこの名前を付けたのですね、おそらく。)クラタとキリヤマが以前、ヘルメス第3惑星という所でザンパ星人を全滅させた、というブラックな過去が語られます。(笑)結局その残党が二人を月におびき出すために、月基地をペテロを使って爆破したということですが、この回が放送されたのは、アポロ11号が月面着陸する前で、当然想像の世界です。なので地上に雪が積もっていたり、おかしな描写があります。ちなみにセブンはペテロと戦っている間に月が夜に入って-180℃ということで、またも寒さに弱いセブンで動けなくなりますが、そこにたまたま隕石が落ちて来て、その衝突の時の光で回復して、ワイドショットでペテロを倒すというご都合主義の展開です。どうでもいいですけど、1990年代の初め頃、アメリカに仕事で出張した時に、これをTVでやっていたのを覚えています。
Combat!の”Lost Sheep, Lost Shepherd”
Doctor Whoのアニメが到着待ちなので、つなぎでCombat!の”Lost Sheep, Lost Shepherd”を観ました。タイトルからして「迷える子羊、迷える羊飼い」ですから、ガチのキリスト教テーマのお話。サンダース達の舞台が街道でドイツ兵に襲われていた所に、味方の戦車がやって来て、敵を蹴散らしてくれました。しかし戦車に乗っていたデインという軍曹はきわめて愛想が悪く、兵士を乗せてという依頼も、最後は命令ということでやっと承諾します。フランスのある村に着きましたが、そこは例によってドイツ兵が潜んでいました。デインは3箇所くらいドイツ兵の潜んでいる場所を撃った後、何と教会の十字架を戦車砲で吹っ飛ばしてしまいます。また燃料を探している最中に、怪我をした神父が見つかりましたが、デインはその神父にも乱暴に当たります。結局デインは元々ある修道会の神父志望だったものが、暴力沙汰で最終資格を得る直前に追い出されて、軍隊に入ったものでした。そこでデインは戦争なのでやむを得ませんが何人も殺してしまい、葛藤し、人に当たり散らすようになっていました。そこをサンダース軍曹が「そんなのはガキのやることだ!」の一喝で、改心した(?)デインは、神父に懺悔し、ラテン語で話し、村人がドイツ兵の人質になっていることを知ります。そして自ら神父の格好をしてその教会に入り、囮になって、サンダース達がドイツ兵を倒しますが、デインも撃たれて、祭壇の前で祈りながら息を引き取るというガチな話でした。羊飼いは、羊を導く神父のことで、それが迷っている、というタイトルでした。
