「巨人の惑星」の”Land of the Lost”

「巨人の惑星」の”Land of the Lost”を観ました。出た~!またもウィリアム・ウェルチの脚本です。期待に違わず出鱈目なお話でした。ヴァレリーとバリーが巨人の惑星の「中国正月」(何故そんなものが巨人の惑星にあるのかの説明は全く無し)に、爆竹を鳴らしているのに、その爆竹を盗んで火薬を得ようとします。そうこうする内に少年がお手製の気球を飛ばそうとやって来ますが、その気球に間違って二人が入ってしまい空に飛ばされます。二人を助けようとバートンとマークも気球に乗り込みますが、気球は何故か時速500マイル(=800Km)というスピードで逆風の中を海を渡ってある別の陸地に流されそこで不時着します。そこはやはり巨人の国でしたが、キャプテン達がいた場所とは別の国で、巨人の惑星ではこの国のことを知らず、ただ海を渡ろうとしたものは戻って来ないということだけが知られていました。その国はタイタスという専制君主が支配していましたが、タイタスはある首輪を人にはめて、電気を流すかなんかで苦痛を与え思い通りに動かしていました。という風にストーリーを説明しても結局ほとんどのことが説明されていませんし、結末もナンセンスですのでここで止めます。アーウィン・アレンは何を好き好んでこんな変なライターを使い続けるのかが全く理解出来ません。

NHK杯戦囲碁 蘇耀国9段 対 秋山次郎9段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が蘇耀国9段、白番が秋山次郎9段の一戦でした。序盤での差し手争いで黒が何手もかけて左上隅の白にプレッシャーを掛け、それに対し白が手を抜いて右下隅から下辺を打つという展開になりました。黒は結局左上隅の白を中央に追い出して攻める展開になりました。そんな中、黒が6の10にふわっと白を包囲した手が好手だったと思います。白はこの手に対し5回連続で考慮時間を使いましたが、隅で活きに行かず、黒の包囲網突破を図り、激しくなりました。黒は白の連絡の不備をとがめ、白にダメを連絡させようとしましたが、白は隅は単独で活き、中央は開き直って逆に左辺の黒を攻める方針でした。しかし黒は左辺で白に1子を噛み取らせて簡単に活かしたのが疑問で、形勢は互角に戻りました。その後黒が左上隅に利かしに行った時、白が上辺左の黒3子を手を抜けば取るぞと利かしに行ったのが問題で、黒は3子を捨てて先手を取り、待望の下辺の飛びに回り、ここで黒が優勢になりました。その後白は色々策動しましたが、左下隅で黒が切りを入れ捨て石にしたのが下辺と左辺の両方で利き、結局活きていた左辺の白が見合いの手を打たれ死んでしまいました。その後白は下辺の一部を破りましたが、盤面で15目以上の差が付いており、白の投了となりました。
ところで、AIによる形勢評価ですが、今は物珍しいので興味本位で有り難がられているのでしょうが、その内反対意見も出て来るのでは、と思います。碁は逆転のゲームであって、形勢が80:20になったから終わりというものでは無いと思います。特にNHK杯戦のような早碁では。

スター・トレックの第2シーズンの”I, Mudd”

スター・トレックの第2シーズンの”I, Mudd”を観ました。第1シーズンで出てきた宇宙詐欺師のハリー・マッドが再登場。エンタープライズ号は外部からクルーに化けて送り込まれたアンドロイドに船のコントロールを奪われ、ワープ7である未知の惑星に向かいます。転送で降り立った一行を出迎えたのは、第1シーズンにインチキ美女を鉱物採掘の労働者達に売りつけようとしていたハリー・マッドです。ハリーが脱走して逃げ込んだ先の惑星がここで、そこには人間に仕えるように作られていながら何千年も命令者がいないままだったアンドロイドの星で、ハリーはアンドロイドに命令して王様気取りです。ハリーはエンタープライズ号のクルーを全てアンドロイドで置き換えて、その代りにカーク達乗員をこの星に残して去ろうとしていました。カーク達はアンドロイドの弱点を探り、2000体ものアンドロイドを中央で管理しているノーマンという電子頭脳がいるのに気がつきます。アンドロイド達は新たにやってきたカーク達を分析した結果、ハリー・マッドが人間の中でも最低のレベルであることに気がつき、エンタープライズ号を自分たちだけで乗っ取って、人間達を全部自分達が管理しようと計画します。カーク達は、ノーマンが非合理的な話や行動にはついていけないことに気がつき、わざとナンセンスなことを言ったりやったりします。その効果があって全てのアンドロイドが動かなくなります。結局カーク達はマッドをこの星に残し、またマッドが昔懐かしで作っていた自分の古女房のアンドロイドを500体も作ってマッドへの意趣返しとして出発します。
しかし、コンピューターを相手にする時非合理的な話をしてとか矛盾点を付いてコンピューターをジレンマ状況に陥らせるとか、何度も出てきています。

「愛の戦士 レインボーマン」


「愛の戦士 レインボーマン」52話全部を観終わりました。ちょっと観たくなってDVDのVol.1を買って観ていたら、結構はまって結局Vol.8まで全部買って最後まで観たものです。マーベルコミックのヒーローで「キャプテン・アメリカ」ってあってそのデザインはほとんど星条旗そのものですが、レインボーマンはこのラストシーンで分かるように、それに対して言ってみれば「キャプテン・ジャパン」ですね。ダッシュ7のコスチュームはほとんど日の丸です。(まあ太陽の化身だから、日の丸でまったくおかしくない訳ですが。)子供の時実際に放映されていた頃は数回ぐらいしか観ることが出来なかったので、今回初めて全部のストーリーを知りました。それでやはり川内康範の原作というのが、非常にユニークかつ優れていると思います。まあ細かく言えば突っ込みどころは沢山ありますが、偽札によるインフレで経済を混乱させるとか(ただ10倍くらいのインフレであの騒ぎは変で、第1次世界大戦の後のドイツのインフレは1兆分の1に通貨価値が下落しています)、東京湾で巨大爆弾を爆発させて津波を起こすとか、ミサイルを撃ち込むとか、幼稚園のバスを襲うぐらいしか能の無い他の特撮ものの敵と違い、非常にリアリティーがありました。また、人々が逃げ惑うシーンは、大平洋戦争末期の空襲とかまた初代ゴジラのシーンを思い出させます。それだけでなく、この番組が終ってすぐに(1973年10月)第1次石油ショックが起こり、実際に石油が入ってこなくなり、買い占めが横行し、狂乱物価と言われたインフレが起き、この番組は何か非常に予言的な内容でした。
ただ、「キャッツ・アイ作戦」でキチ○イという単語が何度も登場したり、「死ね死ね団のテーマ」(挿入歌)では、1番だけで47回も「死ね」が繰り返されており、どう考えても再放送は無理だと思います。(実際にされていないようです。)また原作ではミスターKは欧米系(オーストラリア?)という設定だったそうですが、日本人の平田昭彦が演じた結果、ある子供向け雑誌で元々半島の人と間違って説明されていたようで、ますます再放送は困難です。(ウルトラセブンの第12話、スペル星人の回の事情とちょっと似ていますが。)
配役は何故か女性が非常に多彩で、主人公の恋人、妹、母に加え、「死ね死ね団」側でミッチー、キャシー、オルガ、ロリータ、ダイアナ等々と色々と楽しませてくれました。またそれぞれの俳優もさすが東宝でみな達者な演技で、特にタケシの父親役の小泉博は良かったです。また主役の水谷邦久も本当に眼がきれいな俳優で、レインボーマンのダッシュ7の眼出しコスチュームが良く似合っていました。
後は髪型とか服装とか、カルチャーとかがいかにも70年代初頭で、とても懐かしかったです。一応難点を言えば、ホテルなどとのタイアップが2回あって(鴨川シーワールドホテル、ホテル林田温泉+フェリー会社)、そのための強引なストーリー展開がちょっと鼻につきました。ミスターKが九州の工場を視察に行くのに、潜水艦とかヘリとか持っているのにカーフェリーでのんびり行ったりとか。

「巨人の惑星」の”Deadly Pawn”

「巨人の惑星」の”Deadly Pawn”を観ました。巨人の惑星にも何故か地球とまったく同じチェスがあります。あるマッドサイエンティスト(単なる形容ではなく、本当にどこかおかしいらしく、精神科医が付き添っています。その精神科医を演じているのがジョン・ザレンパで、タイムトンネルで老科学者スウェインを演じていた人です。)その男は自分の知力が地球人に劣っていないことを証明するため、キャプテン達を捕まえチェスの試合を挑みます。それも特殊な仕掛けがあって、あるマスの底が抜けて駒が下に落ちると炎で焼かれてしまいます。しかもその男はキャプテン達をチェスの駒に縛り付けます。地球人側で誰が相手をするかを話あっていたら、バリーが子供ながら実は地区大会で優勝した腕だということが分かり、バリーがプレイします。しかし、インチキがあって、以前マークが作ったチェスのコンピュータープログラム(人間より強い)がバリーをサポートすることになっています。途中まではバリーが劣勢でしたが、休憩を取ってスピンドリフト号のコンピューターと通信出来るようになってからは挽回します。バリーに王手をかけられた男は逆上します。その騒ぎの中でバリーが無線機を使っていたことがばれ、男は怒ってキャプテン達全員を盤の下の処刑室に落とします。あれこれあって結局キャプテン達が囚われていた精神科医を解放し、男とその精神科医が争っている内に機械が壊れ、男は死に、キャプテン達は無事に逃げて、という話でした。私はチェスはほとんど知らないので、もう少し知っていたらより楽しめたかもしれません。