LED電球の真の寿命

これはあるLED電球の電源部の写真です。LED電球は長寿命と言われています。確かにLEDそのものの寿命は40000時間くらいあり、蛍光灯や白熱電球に比べはるかに長寿命です。しかし照明用LEDを駆動する回路には、ACをDCにする整流回路に大容量の平滑コンデンサーが使われています。こういった大容量コンデンサーには電解コンデンサーを使うしかありません。電解コンデンサーは名前の通り、中に電解液が入っているので、熱に弱いです。(少しずつ電解液が蒸発して無くなって行きます。)しかしこの写真のように狭い所に入れられ、かつLEDから熱がかなり出ますので、おそらくこの電解コンデンサーの寿命は2000~3000時間かと思います。
値段の高いLED電球なら、電解コンデンサーを使わないものもあるようですが、安物買うとすぐ使えなくなるということです。また電解コンデンサーは耐熱性で85℃定格と105℃がありますが、85℃が使われているとより寿命が短かくなると思います。
ついでに職業柄スイッチがらみで言っておくと、この大容量のコンデンサーのお陰で、LED電球のスイッチON時の突入電流はコンデンサー負荷になり、かなりの大きさになります。(最大数十アンペア)十分な定格のスイッチが必要です。

「プログラミング言語AKW」第2版

なんと「プログラミング言語AWK」の第2版が出ていました!初版は1989年です。私が買ったのは1991年。他のUnixツールと連携を取りながら動くスクリプト言語の元祖で、その後、perlやrubyやpythonなど多くのスクリプト言語が出て来ましたが、仕様面ではそれらに劣るとはいえ、awkがまだまだ現役で多くの人に使われているという証拠ですね。早速ポチりました。最後の方に書いてありましたが、現行のgawk(GNU版AWK)は何とPerl、Java、Python、Ruby、PHPなどより処理速度が高速なんだそうです!これはちょっとびっくりしました。言語仕様が簡素なのが処理速度の向上につながっているのでしょう。何と言ってもAWKのコスパ(書く手間と得られる利便の比)は今でも他の言語の追随を許しません。

DP-300FでMCカートリッジ、今度は成功

真空管式のフォノイコライザーならMCカートリッジを使えるのではと思ってやってみたら大成功でした。ハムはほとんど出ません。Denon DL-301Ⅱを付けました。プレーヤーも同じくDenonなのでいいかと。このカートリッジも今新品を買うと5万円以上します。このカートリッジはMC型ですが、比較的ポピュラー、ロック向けの音作りです。とはいえさすがにChudenのMG-3765のパンチ力に比べると大人しいですが。

NHK杯戦囲碁 田中康湧5段 対 六浦雄太8段(2024年8月4日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が田中康湧5段、白番が六浦雄太8段の対戦でした。黒の序盤の手が初手三々はいいとして、次に白が左上隅の星に打ったのに、黒はすぐそこの三々に入りました。ともかく地を稼いで余し作戦なのかもしれませんが、初めて見ました。途中で黒は左辺の地模様を非常に大きくしたので、白としては上辺から中央に延びる黒の一団をどのくらい攻められるかが焦点でした。白は黒を攻めながら、結局右上隅の黒の三々の石を取り込んで右上隅を地にしたので、この辺りは白のペースかなという感じでした。しかしヨセに入ってから田中5段の好手が連続して出て、特に中央の覗きから左辺を目一杯に大きく囲ったのが決勝点になり、最後右上隅で三々からコスんで、ハネツギを先手にしたのも大きく、結局黒の中押し勝ちになりました。

NHK杯戦囲碁 結城聡9段 対 鈴木伸二8段(2024年8月3日放送分)


本日の(7月28日放送予定だったのが高校野球のため放送延期)NHK杯戦の囲碁は、黒番が結城聡9段、白番が鈴木伸二8段の対戦です。序盤、左上隅で黒は解説の柳時熏9段が「ここは切らないでしょう」という6の4に切りを打ち、地に辛く打ちましたが、8の3の黒が痛んでイマイチのように思いました。また左辺で白が手を抜いたのに黒が打ち込んで行きましたが、白は4子と2子を捨て、左下隅に渡って上手くしのいだという印象です。その時点で確定地は黒の方が多かったものの、白は右辺から中央にかけて模様を築きました。しかしここから黒は白模様に深く入り込み、巧みに活きることに成功しました。さらにその後、残った上辺から中央の白模様に対しても強く入り込み、結果的に左下隅の黒7子が取られましたが下辺とつながり、これで黒がややリードとなりました。ほぼ半目勝負の形勢でしたが、ヨセで白が中央で劫を仕掛けたのに読み抜けがあり、下辺の劫立てに対して黒が受ける前の当てが中央の白の生死に利いており、結局白が受けてから黒が下辺の劫立てを受けることになり、ここで黒のリードが拡大しました。結局黒の3目半勝ちでした。

ウルトラマンAの「大ピンチ!エースを救え」

ウルトラマンAの「大ピンチ!エースを救え」を観ました。タイトルの内容ほどの話ではありませんでした。宇宙空間で人工衛星に産み付けられた超獣の卵(この辺りではヤプール人との関係はまったくなく、どこでも超獣が発生しています)が地球に落ちて、あるガス会社のガスタンクと一体化します。そこから超獣が産まれますが、体内に大量のガスを吸って貯めているため、TACもエースも攻撃出来ないで、という話です。結局エースが超獣を宇宙空間に運び、そこでTACのファルコンが攻撃して超獣を爆破します。なお、天体観測が趣味の小学生が出て来ますが、この時代スモッグと光害だらけの東京で天体観測は無理だと思いますが…

ムカデに刺された時

家の中にムカデがいて、誤って踏んで刺されてしまいました。多少痛むので水で洗って、取り敢えずいつもアレルギー性皮膚炎で使っているステロイド軟膏を塗りました。Webで調べたら、何とそれが正しい治療でした…
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ムカデに咬まれた時は、できるだけ早く咬まれた箇所を流水で洗い流しましょう。 咬まれた部位に腫れやかゆみ、痛みなどの症状がある時は、患部に炎症が起きているサインです。 ムカデの毒による炎症に対しては、市販のステロイド外用剤を塗って治療します。 市販のステロイド外用剤は、充分な強さのものを使用します。

単体のフォノイコ追加

居間のオーディオも段々凝ってきて、フォノイコをサンヴァレーのSV-722EQ(マッキントッシュタイプ)に交換。このフォノイコ動かなくなっていたのですが、故障している場所は見当が付いていて、シャーシを開けて適当にいじっていたら直りました。ちなみに左から2番目のロータリースイッチの接触不良です。以前もここが故障しています。音はかなりいい感じになりました。ちなみにオルトフォンの2M Redはやはりロック系には合わないのでChudenのMG-3765に戻しています。

塩野七生の「ローマ人の物語 ローマ世界の終焉」

塩野七生の「ローマ人の物語 ローマ世界の終焉」を読了。ついに、というか1000年以上も続いたローマは476年、蛮族にローマを占拠され、皇帝が廃位となり国として滅びます。その前にスティリコという父親が蛮族、母親がローマ人で「半蛮族」と呼ばれた軍総司令官が、孤軍奮闘という感じで蛮族相手に奮戦し、また人格も高潔で賄賂を取ったりせずまた部下の評価も公明正大という人だったのですが、やむを得ず蛮族と同盟を結ぼうとしたのが皇帝ホノリウスと元老院の反発を買って殺されてしまいます。守る人がいなくなったローマは国が滅びる前後で二度に渡って蛮族に徹底した強奪を受け、最終的には東ローマ帝国が派遣した軍とゴート族の17年にも及ぶ戦いで、イタリア半島の全ての都市は徹底的に荒らされ、またその戦いに勝った東ローマ帝国の軍が過酷な税を課して、ローマという国は名実共に滅びます。平家物語の「猛き者もついには滅びぬ」を思わせます。平家物語の平家の場合はせいぜい25年くらいの繁栄でしかなく、ローマとはスケールがまるで違いますが。

オルトフォンの2M Red

あまりお金をかけないオーディオ趣味、MMカートリッジ交換の第3弾、一応これで打ち止めのつもりですが、オルトフォンの2M Redです。明らかに高音寄りの音で、ボーカルは綺麗で解像度も今までの中で一番高いです。ただ低音の押出しは弱く、ChudenのMG-3765を聴いた後では物足らなく感じますし、テクニカのVM95Eよりも低音弱いです。ちなみに今回のが15,045円、デノンのAT-VM95Eが7,100円、そしてChudenのMG-3765が12,064円です。合計で34,209円です。それに対し一番安い部類に入るデノンのDL-103というMCカートリッジは、Amazonで41,000円です。3本足してもお釣りが来ます。(私が学生の頃は、DL-103は12,000~14,000円くらいでした。)まあMCカートリッジは普通のオーディオファンが買う物ではなくなりつつあると思います。久し振りにMMでカートリッジ取っ替えひっかえの楽しみを味わいました。