原子力潜水艦シービュー号の”The Edge of Doom”

原子力潜水艦シービュー号の”The Edge of Doom”を観ました。またもWelch脚本で、その心はと言えば、論理性0ということです。ネルソン提督はシービュー号である秘密兵器をハワイのパールハーバーまで運ぶという任務を命じられます。しかもシービュー号のクルーの中に、一人偽物がいて破壊工作を行う可能性が高いという状況です。ネルソン提督はその可能性が高いクルーを、何故かクレーン艦長、チップ副長、チーフ・シャーキーの3人とします。それはいいとして、何故かチップ副長とシャーキーを呼んで、クレーン艦長に怪しい所はないか探れという命令を出します。それでクレーン艦長はほとんどいじめを受けているような状況になり、ネルソン提督の命令通りのコースを進んでいた筈が、誰かがその指令の紙をすり替えてクレーン艦長が誤った指示をしたことにされる、といったことが度々起きます。しかし、3人が怪しいんだったら、こんな回りくどいことをせずに3人とも呼び出して、尋問するなり本人しか知らないことを聞いてみたりとか色々チェックの方法はある筈です。結局偽物はシャーキーだったのですが、クレーン艦長をはめている間に、サーキットルームで空調を止めたりの破壊工作を行っています。大体シャーキーが乗船が一番遅くなっており、なおかつ顔に大きな絆創膏を貼っている、ということなら真っ先に疑うべきはシャーキーの筈です。ネルソン提督は途中でクレーン艦長は偽物じゃないことに気がつきますが、それまでに相当の精神的ダメージをクレーン艦長に与えています。今風に言えば完全なパワハラです。ともかく後2話になりました。

映画「アポロ11号」


映画「アポロ11号」を観ました。今年はアポロ11号のプロジェクトから丁度50年の記念の年です。その時の日程は、1969年7月16日打ち上げ-7月20日月に着陸-7月24日地球に帰還、となります。この映画は最初予想していたのと違って、ほとんど映画というよりドキュメンタリーであり、NASAが持っていた多くの未公開映像に、若干のCGを付け加えたものであり、1969年の当時に公開されてもまったくおかしくない内容でした。途中でその当時の米国大統領のメッセージが入りますが、それがリチャード・ニクソンで、ケネディ大統領が打ち出した計画の最終的な実現に立ち会ったのがニクソンとは、ちょっと歴史の皮肉みたいなものを感じました。アポロ11号の旅はほとんど順調だったように見えましたが、一番緊迫感があったのが、ルナモジュール(LM)が月に着陸する時で、システムがアラーム1201、1202というのを何回か発しました。それは搭載されたコンピューターの計算量が多くて、現代風に言えば「CPU100%」状態になった、というだけみたいですが、他にも予定の着陸地点にクレーターがあって場所を変更したりと、細かい危険はたくさんあったようです。私はこの時8歳で小学校2年生でしたが、アームストロング飛行士の「ピョンピョン歩き」を次の日に皆が真似していたのを覚えています。ともかくこのアポロ11号で一番感激するのは、1961年5月25日(丁度私の生まれる1ヵ月前)にケネディ大統領が「1960年代の内に人を月に送り込み、無事に帰還させる」と打ちだし、NASAのエンジニアですら半分もそれが出来るとは思っていなかったのを、見事に期限内で実現させたことです。

原子力潜水艦シービュー号の”Attack”

原子力潜水艦シービュー号の”Attack”を観ました。これを入れて後4話になりました。またもWelch脚本です。しかし、今回は多分Welch脚本の中では一番まともで見応えがありました。それにどう考えても理屈が合わないことが今回は少なかったです。内容はこれまで登場したエイリアンの中では、一番好戦的で地球征服をたくらんでおり、海底の中に基地を作っています。そこにずらっと並んだUFO(写真)はなかなか見物でした。この時代はまだユーフォーじゃなくユーエフオーとかFlying saucerとか言っています。欠点としては予算カットの影響でエイリアンの服装がチープで、エイリアンというより聖戦士ダンバインに出てくる中世風ファッションといった感じです。冒頭でアメリカ(?)の艦隊がUFOからの光線だけで吹っ飛んでしまいますが、そこで出てきた爆発の映像は前に水爆の爆発シーンとして使われていたものの使い回しです。まあ理屈に合わないと言えば、何故か敵側に平和主義者のロベックというのがいて、わざわざシービュー号に乗り込んで来てエイリアン基地の弱点を教えてくれます。しかし彼はエイリアンに操られたコワルスキーに銃で撃たれます。どうでもいいですが、コワルスキーについてはこういう敵に操られるストーリーが非常に多いです。また、パターソンもこの間撃たれて死んだ筈ですが、その次の話からちゃんと復活しています。最後は、いつものパターンで、ネルソン提督が敵の攻撃用コンピューターのプログラムを書き換え(どんな天才的なプログラマーでも、初めての機械を1回見ただけでプログラミングを目的に沿って書き換えるなんて不可能です)、エイリアンが攻撃を開始しようとすると、UFOが全部爆発してしまいます。残りの3話の内2話がまだWelch脚本ですが、彼の脚本の中では今回がベストと思います。

原子力潜水艦シービュー号の”Flaming Ice”

原子力潜水艦シービュー号の”Flaming Ice”を観ました。またも北極海のシーンで、かなりの部分が映画のシーンの使い回しです。映画の時から変だったのですが、何故か氷の塊が海の中を降下してきてシービュー号に衝突するシーンがあります。普通に考えたら氷は一瞬水に潜ったとしても、水より軽い訳ですから、沈んでくるということはあり得ません。
今回出てくるエイリアンは、地球の氷よりはるかに温度が低い氷で体が出来ている、という設定そのものは面白いです。しかし、途中でそのエイリアンが人間の体温に触れるだけで溶けてしまうというのが2回も出てきたのに、シービュー号を凍らせた後、その原子力エンジンのパワーを彼らの氷漬けになった宇宙船を動かすために利用しようとするのですが、人間の体温でも溶けてしまうのが、原子力エンジンが出す大量の熱にどうして平気なのかがまったく理解出来ません。またコワルスキーの役柄もこの回では変で、最初の方でフロストマンを目撃した後、ある意味撃たれた訳でもないのに、デッキから転げ落ちて気絶します。それでシックベイで寝ている内に突然フロストマンに捕まって冷凍状態にされているネルソン提督とシャーキーを助けに行く、というのがまったく意味不明です。最後は原子力エンジンのパワーでようやく動いた宇宙船(UFO)で自分達の故郷に帰ろうとするエイリアンを、ネルソン提督が無情にもレーザーで撃ち落として皆殺しにします。全体的に観ると以上のようにかなり問題があるストーリーなのですが、第4シーズンの他の話があまりにひどいので、この程度だとまともに思えます。

テレビジョンエイジ 1975年8月号

「原子力潜水艦シービュー号」の資料としてヤフオクで落とした1975年の雑誌。そっちの情報は大したことなかったですが、1960年代のアメリカではSFドラマだけではなく、妖怪・怪物・魔女ドラマも全盛だったことを知りました。もちろん「奥様は魔女」は知っていましたがが。(ちなみに「魔法使いサリー」は「奥様は魔女」の影響で生まれています。)
例えば、

マンスターズ
https://youtu.be/vgmiBjJFOSA

アダムスのお化け一家
https://www.nicovideo.jp/watch/sm32593891

水木しげるの作品はオリジナルでしょうが、日本の他の怪物ものは海外の影響が強いのだと思います。