スペース1999の”The Troubled Sprit”

スペース1999の”The Troubled Sprit”を観ました。またもひどい話でこれまでのワースト3に入ります。SFではなくてオカルトそのもの、降霊術とエクソシストの話です。(マジ)一応植物栽培の効率化のため植物と交流出来るようにするという建前で、降霊術みたいなことをやって、その研究者の未来の姿(死ぬ時の姿)をした霊が降臨し、他の人間を殺していく、という話でバーグマン教授が「これはエクソシストをやるしかない」ととても科学者と思えないことを平気で言います。結局その霊と本人が格闘して高圧電流で死んで顔の半分が火傷してということで幽霊の姿と同じになる、という超非合理的なお話です。

ウルトラマンレオの「怪獣の恩返し」

ウルトラマンレオの「怪獣の恩返し」を観ました。前回、次はハヤタ役の黒部進が出ると書きましたが、何とフジ隊員の桜井浩子さんも登場!しかも怪獣ローランが人間に化けたという設定。(要するにタイトル通り鶴の恩返しそのまま。)マグマ星人が久し振りに登場し、怪獣ローランを自分の嫁にしようとしますが、ローランはマグマ星人が大嫌いで、ということで怒ったマグマ星人に槍みたなのを足に投げられて刺さって怪我をしていたのを黒部進の親子がその槍を抜いてやって、次の日ローランが人間の女性に化けて恩返しに来るというもの。しかし本当にウルトラ同窓会みたいになっているのは、視聴率低迷で昭和の第2次ウルトラシリーズもこれで終わりという予感があったからでしょうか。(笑)

スタートレック・TNGの”The Drumhead”

スタートレック・TNGの”The Drumhead”を観ました。全てエンタープライズ号の船内だけで進行し、また無実の者を罪人に仕立てようとするという嫌な内容でしたが、しかし最高にジーン・ロッデンベリーらしいお話でした。エンタープライズ号にやって来ていたクリンゴンの科学者が、エンタープライズ号のエンジンの秘密を盗んでロミュランに渡していたことが発覚します。それと同時期にエンタープライズ号のエンジンのハッチが爆発し、破壊工作が疑われました。その調査のためサティという検察官がやって来て、皆を尋問していきますが、その中で医療チームのターセスがサティのベータゾイドの副官によって何か嘘を付いているということで追及されます。結局ターセスの祖父はロミュランだったのをスターフリートに入るときにヴァルカンだと虚偽の申告をしていたことが発覚します。サティはこれでもう犯人は分かったとばかりにターセスの告発を続けますが、ピカードはそれにストップをかけようとします。サティはそれに対し上級の審議官を呼んで、今度はピカード自体も過去のPrime Directive違反で追及し始めます。しかしピカードがサティの父の法律家の言葉を引用し、このような小さな告発がやがて我々全員が鎖でつながれることになる、という言葉を引用し、サティがそれを聞いて逆上します。上級の審議官はサティのファナティックな告発のおかしさを理解し、全ての審議をストップさせます。ピカードはウォーフに魔女狩りの時代から人類はまだあまり進歩していないと言います。
観ていて太平洋戦争の時の日系アメリカ人の収容とか、赤狩りとかそういうものを思い出しました。女性とアバンチュールを楽しむピカードはあまり見たくないですが(笑)、今回のピカードは哲人艦長という感じで良かったです。

ウルトラマンレオの「運命の再会!ダンとアンヌ」

ウルトラマンレオの「運命の再会!ダンとアンヌ」を観ました。タイトル通りダンの前にアンヌらしき人が現れますが、何と宇宙人の子供を引き取って育てているという設定で、そのミリという宇宙人の子は念力を悪用して暴れ回ります。それをゲンが撃とうとしたのをダンがかばってダンが撃たれてしまいます。結局アンヌかどうかは最後まで不明で、レオがその女性とミリを宇宙に戻す、という話です。来週はウルトラマンのハヤタ役の黒部進が登場して、この辺りほとんどウルトラ同窓会という感じです。

スペース1999の”The Last Enemy”

スペース1999の”The Last Enemy”を観ました。月の近くにある太陽を挟んだ対称の位置にある二つの惑星が接近します。その一つから巨大な宇宙船がアルファめがけてやって来て、イーグルで迎撃しようとしましたが、イーグルは発進出来ず、基地のバリアも無効にされます。その宇宙船は月に着陸しましたが、狙ったのはアルファではなく、もう一つの星でした。その内相手の星からも反撃があり、その宇宙船は動けなくなり、生き残ったディアネという司令官が脱出ポッドでアルファにやって来ます。コーニックは2つの星の停戦を提案し、両方の司令官と話してその合意に成功します。しかしディアネはいつの間にか元の宇宙船に戻り、相手の星の攻撃を再開します。最初にやられた振りをしたのは芝居で相手を油断させ、再度相手の星の攻撃を開始します。コーニックは今度は自分が芝居をして、自分だけディアネの宇宙船に逃げて助かろうという振りをして月面バギーを宇宙船に向けて走らせます。結局それにはコーニックではなく爆薬が積んであり、首尾良く宇宙船を爆破して、相手の星もアルファへの攻撃を止めた、という話です。この話の元ネタは映画のJouney to the far side of the Sunだと思います。

Combat!の”Forgotten Front”

Combat!の”Forgotten Front”を観ました。このDVDでは三話目ですが、元はこれが第一話だったようです。サンダースの部隊があるビルに偵察に行くのですが、ブービートラップで爆発し3人死んでしまいます。そのビルに後から行ったサンダース達は一人のドイツの脱走兵を発見して捕虜にします。そいつは結構陽気な奴で見張りの衛生兵(ドク)が階段で滑って銃を落としたのに、それを拾って渡す、という感じで反抗的ではありません。サンダース達がいるビルにドイツ兵数人が偵察にやって来て、サンダースはその捕虜に嘘を付かせてその場をごまかしますが、その時にそのドイツ兵が何か余計なことを言ったのではないかという疑惑が残ります。そのせいかどうか夜になるとドイツの戦車が(というか実際はアメリカのM41か何かに鍵十字マーク付けただけ)がやって攻撃して来ます。サンダースは川を泳いで逃げることにしますが、捕虜をどうするかが問題になります。カービーが最後に捕虜と残りますが、サンダースは銃声を聞きます。それでもサンダースはカービーを問い詰めず、ただ川へ送り出します。結局捕虜はどうなったのか不明ですが、翌日本隊に合流した後、サンダースはカービーを問い質しますが、撃ったけど殺してはいない、ということで、サンダースもそれ以上の追究はしませんでした。
字幕が無くて聴き取り辛かったですが、ドイツ兵をkraut(キャベツ野郎)と呼んでいたのは確認出来ました。

ウルトラマンレオの「帰ってきたひげ船長!」

ウルトラマンレオの「帰ってきたひげ船長!」を観ました。日本の民話シリーズで今回は浦島太郎。それもベタにそのままで、漁民にいじめられて殺されそうになっていた宇宙人の子供を、ある船を首になった船長が助けて、そのお礼でその潜水艇に招待され…という話です。視聴率が低迷しているのに脚本家は手抜きしているなと思います。来週は何とアンヌが登場します。ちょっと期待。

スタートレック・TNGの”Qpid”

スタートレック・TNGの”Qpid”を観ました。タイトルからしてまたQが登場するんだろうと思ったら、予想通りでした。私はQが登場するエピソードは馬鹿馬鹿しくて好きではないです。今回も本当に馬鹿馬鹿しく、以前”Captain’s Holiday”でジャンルックといい仲になった女性が再登場します。前も書きましたけど、カーク船長ならこういう話は合いますが、ピカードには合わないんですよね。それでQによってエンタープライズ号のクルーとその女性がロビンフッドの世界に飛ばされ、処刑されそうになったその女性とピカードとクルーが救うというしょうもない話です。

ウルトラマンレオの「強いぞ!桃太郎!」

ウルトラマンレオの「強いぞ!桃太郎!」を観ました。完全にウルトラマンタロウ路線に戻り、日本のおとぎ話シリーズの第二話で、今度は桃太郎です。怪獣は鬼そのもののオニオンでタマネギの腐ったような臭いのガスを吐くという設定です。それで本当に桃太郎という名前の子供が弓矢でオニオンを倒そうとしてそれなりの打撃を与えますが、お約束でピンチになりレオが登場となります。前のエピソードでウルトラマンキングにもらったウルトラマントが早速武器になって、あっさりレオが勝ちます。しかしこういう路線がころころ変わるのは、ウルトラマンエースもそうでしたが、上手くいっていない証拠です。

Space:1999の”War Games”

Space:1999の”War Games”を観ました。この回はかなりシリアスで、何故か地球型の攻撃用宇宙船3隻が月めがけてやって来て交信しても応答せず、迎撃に出たイーグル3隻にコーニックは攻撃を命じます。するとあっさり3隻はやられましたが、すぐに別の3隻がやって来て、逆にイーグル2機は簡単に撃破され、カーターの乗る最後の1機は死んだふりをして何とか助かりました。しかしその3隻は次にムーンベースαの攻撃に転じ、基地のほぼ半分が破壊され100人以上が死ぬという壊滅的打撃をαに与えます。コーニック司令官とラッセル博士は非武装のイーグルで近付いていた惑星に交渉に向かいます。そこで出会ったエイリアンは自分達は恐怖を持っていないといい、αの地球人は自分達を破壊するウィルスみたいなものなので処分すると言います。ラッセル博士は捕らえられ、彼らの装置に入れられ、コーニック司令官は一人逃げ出してαに戻ります。コーニックは半ばやけくそ気味に全員この惑星に移住することを命じます。しかしコーニックの乗ったイーグルは途中でブロックされ破壊されコーニックは宇宙空間を彷徨います。しかしサンドラが願ったことで再びエイリアンの部屋に入りそこにあった機械をレーザーで撃ちます。するとそれが次々に誘爆して惑星全体が核最終戦争のような大爆発を起こします。それで次のシーンは、時間が戻ってエイリアンの宇宙船が接近してくるシーンにまたなりますが、今回はコーニックは攻撃を中止させます。結局の所は全ての攻撃は地球人側の恐怖が見せた幻影だったということです。結局コーニック司令官はその星の調査も中止します。ということで、何だかキャプテンスカーレットの第一話で、地球側がミステロンの基地を誤って先制攻撃して戦争が始まったのとある意味よく似た話でした。