ウルトラマンタロウの「ウルトラの父と花嫁が来た!」

ウルトラマンタロウの「ウルトラの父と花嫁が来た!」を観ました。これを入れて後3話ですが、タロウの良く分からないことはやたらと配役が変わることで、今回から副隊長の新垣が唐突に宇宙ステーション勤務に変わったということで、名古屋章演ずる隊長が久しぶりに復帰、そして新しい副隊長の二谷がこのタイミングで登場します。今回の怪獣はリンドンで、久しぶりにまともな怪獣らしいもので、一回タロウに倒された後復活します。しかし再生時にタロウは南原のお母さんに制止されてタロウには変身出来ず、唐突にウルトラの父が登場し怪獣をあっさりやっつけます。ついでに怪獣にやられて死んだ南原の許嫁も復活させ、ということでタロウが活躍したんだかしないのか良く分からない回でした。

スタートレックTNGの”Remember Me”

スタートレックTNGの”Remember Me”を観ました。ドクター・クラッシャーが息子のウェスレーの実験の副作用であるバブルの中の別世界に飛ばされ、そこではエンタープライズ号のクルーが200名ぐらいしかおらず、しかも次第にそれが消滅していくというある種の恐怖の世界でした。しかしそれはクラッシャーが自分の頭の中で恐れていたことが実体化していくというものであり、結局前に登場した未来人だか何かが現れてウェスレーに協力して、クラッシャーのために脱出ゲートウェイを用意して、という話です。しかしそもそもウェスレーが作り出そうとしていたバブルが一体何なのか良く分からなかったですし、またその解決法も未来人?が出て来て説明もなく解決、ということで完全に説明不足の中途半端な話でした。

ウルトラマンタロウの「怪獣サインはV」

ウルトラマンタロウの「怪獣サインはV」を観ました。何とどこかで見た女優が登場と思ったら坂口良子でした。丁度同時期に、サインはVの2代目をやっていて、その主演が坂口良子で、コラボ回でした。なので坂口良子が怪獣とバレーボールで対戦するという、カオスな話が多いウルトラマンタロウの中でもトップクラスのカオス回です。その坂口良子が元気が良すぎて、怪獣にまで説教するという役です。タロウは結局丸くなった怪獣を宇宙にサーブして殺さないで追い払います。

スペース:1999の”Matter of Life and Death”

スペース:1999の”Matter of Life and Death”を観ました。これディスクでは2番目になっているけど、実際の放送では13番目。60分1話完結なんで、放送順がかなり適当だったみたいです。地球の軌道を離れた月が、元々探査予定だった地球に似た惑星に近付き、ここの条件はほとんど地球と一緒ということで、ムーンベースアルファの面々はここで暮らしていけるのではという希望を持ちます。でもここからSFではなくまったくオカルト系100%の話となり、まず突然5年前に木星探査中に死んだ筈のヘレナの夫が蘇り、突然イーグルの中に現れます。しかし彼の体は半分死んでいて半分生きているようなものでした。彼はヘレナにその惑星に行くなと警告しますが、結局死んでしまい、コーニッグ司令官は結局その惑星に調査を決行します。最初はきれいな水、食べられる果実、きれいなオウムなどがいて天国みたいな雰囲気だったのが、いきなり気候が急変し、かつムーンベースもイーグルもシールドのプラスチックが溶け始め、挙げ句の果ては両方とも爆発します。そしてクルーの装置が爆発して一人死に、もう一人は盲目になります。そして何とコーニッグ司令官が落ちて来た岩に当たって死に、ヘレナは一人残されます。しかしここでまた死んだ筈のヘレナの夫が復活して登場し、「見たいものを見ろ」とアドバイスします。そうすると時間がまき直されたかのように元に戻り、結局コーニッグは探査を諦め、別の星を探すことにする、という話です。はっきりいって支離滅裂。しかもバーグマン教授というムーンベースの建設者が出るんですが、この人ノーベル賞を取っているという設定にもかかわらず、そのセリフが「地球から遠く離れたんだから、もはや地球の科学は通用しない」、で何じゃそりゃー、という感じです。このドラマが何故かアメリカでは20%くらいの視聴率を取ったというのが不思議です。

ウルトラマンタロウの「怪獣ひなまつり」

ウルトラマンタロウの「怪獣ひなまつり」を観ました。またしても日本の童謡シリーズです。出てくる太郎という男の子は男なのに女装させられて、ひなまつりの白酒を無理に飲まされています。(日本では男の子を魔除け的な意味である年齢まで女の子として育てるというのは、昭和にまであったかは不明ですが、昔はありました。)それで出てくる怪獣がタロウらしい緊張感の無いベロンという酔っ払い怪獣。それで宇宙からベロンを捕まえに来た宇宙人に太郎が協力してということで、ベロンに酒を飲ませて、また音楽を流して踊らせて、寝てしまった所を捕まえるという作戦です。それでフィンガー5の「恋のダイヤル6700」とか山本リンダに「狙い撃ち」とか、金井克子の「他人の関係」が流れて懐かしいといえば懐かしかったです。最後はタロウまで踊って結局ベロンを眠らせタロウがベロンを宇宙へ返します。

Space:1999の”Breakaway”

トワイライト・ゾーンを観終わったので、前に買っておいたSpace:1999を観始めました。ジェリー&シルヴィア・アンダーソンの作品ですが、一般に良く知られているメジャーな作品としては最後です。マーティン・ランドーとバーバラ・ベインというスパイ大苦戦の二人を主役級に配してアメリカ市場を狙って作られた物です。ちなみにこの二人は夫婦ですし、マーティン・ランドーはトワイライト・ゾーンにも出ていました。で、どうでもいいですが、さすがにイギリス製作だけあって話がとても暗い!そして月が地球の核廃棄物の処理場になっていて、月面の裏側にある廃棄物保管施設が核の連鎖反応を起こして大爆発し(普通鉛の容器に入っているし、またいわば核燃料の燃えかすなんで連鎖反応が起きることはありえませんが)、月が地球の軌道を離れて宇宙空間に旅立って帰れなくなる、という話です。出だしから何か絶望的な感じで、この先どうなるかがちょっと不安です。

ウルトラマンタロウの「怪獣大将」

ウルトラマンタロウの「怪獣大将」を観ました。スポーツ万能で成績も一番の男の子がいて、クラスの脚が悪い女の子を好きなのですが、その小学校に巨大な怪獣が出現します。それでこの女の子の性格が信じられない程ひどい設定で、避難するのにその男の子におぶってもらったのに「遅い」とか「先生の方が良かった」と言います。それで避難中にその男の子がバケツを蹴飛ばして音を立てて怪獣を起こしてしまい、クラスの全員がその男の子を非難します。ってちょっと作りすぎでいくらなんでもそこまで性格の悪い小学生はいないでしょ、と思います。結局日本の童謡シリーズで「お山の大将」ということだけのエピソードです。タロウはは虫類が巨大化した怪獣を凍らせて宇宙空間に持っていき処理します。

スタートレック・TNGの”Brothers”

スタートレック・TNGの”Brothers”を観ました。あるエンタープライズ号に乗船している小学生ぐらいの兄弟二人が兄の方のイタズラが原因で弟の方がある寄生虫に感染してしまい、エンタープライズ号では治療出来ないので、一番近い宇宙ステーションに向かっていました。その途中で突然データが不可解な行動を取り、偽の避難命令を出して他のクルーをブリッジから出した後、ピカードの声を真似てエンタープライズ号をロック状態にしてしまいます。そうして彼はエンタープライズ号をある惑星に向かわせ、その星に転送して降り立ちます。そこには死んだと思われていたデータを作った人であるヌーン博士が生きており、データを調整するために呼んだと説明します。しかしデータを呼んだ信号は、データの双子の兄弟であるロアーも呼び寄せてしまいます。ヌーン博士はデータに感情を与えるチップを入れる手術を行いますが、実はロアーがデータにすり替わっていました。ロアーはそのまま姿をくらましますが、おそらく後でまた出てくるのでしょう。データは探しに来たライカー達とエンタープライズ号に戻り、病気の子供は無事間に合って救われます。ということでデータ出生の秘密が分かるエピソードでしたが、ちょっと説明的すぎてお話としてはイマイチでした。

トワイライト・ゾーンまとめ

トワイライト・ゾーン全156話を観終わりました。
通常ProsとConsということで、良いところ、悪いところをまとめるのですが、トワイライト・ゾーンに関してはあまり悪いところというのは見当たりません。強いて言えば、シーズン4での1時間化は私にはイマイチで元の30分枠の方が良かったです。一通り全エピソードを振り返って、私にとって印象に残ったもののリストが以下です。振り返ってみて、やはりシーズン1にロッド・サーリングが中心となって脚本を書いていた時が一番良かったと思います。この時代こそが脚本家にとっての黄金時代で、ドラマの出来不出来が脚本家に依存する部分が大きかったのだと思います。トワイライト・ゾーンというタイトルと設定は秀逸で、この設定を使うことである意味どんな話も制約なく作れるようになり、脚本家達の創造力を刺激したんだと思います。また元々こういう設定にしたのは、通常のドラマだと政治やスポンサーに気に入られない話は書きにくかったのが、この設定だとそういう制約がなくなるからだとサーリング自身が言っていました。時代からしてSF的な話が多いですが、それと同じくらいにホラー系の話も多かったです。単純な科学礼賛ではなく、その裏に潜むある種の暗い面を脚本家達がえぐり出していると思います。内容によっては現在でも十分通用するものがあります。このドラマは後続するアウター・リミッツや日本のウルトラQを始め様々な作品に大きな影響を与えています。まさにアメリカのTVドラマの歴史の中での金字塔といえるシリーズだと思います。
1-2 “One for the Angels”
1-5 “Walking Distance”
1-8 “Time Enough at Last”
1-16 “The Hitch-Hiker”
1-34 “The After Hours”
1-36 “A World of His Own”
2-15 “The Invaders”
2-17 “Twenty Two”
2-19 “Mr. Dingle, the Strong”
2-22 “Long Distance Call”
2-23 “A Hundred Yards Over the Rim”
2-29 “The Obsolete Man”
3-3 “The Shelter”
3-24 “To Serve Man”
3-25 “The Fugitive”
3-31 “The Trade-Ins”
3-35 “I Sing the Body Electric”
3-37 “The Changing of the Guard”
4-2 “The Thirty Fathom Grave”
4-9 “Printer’s Devil”
4-15 “The Incredible World of Horace Ford”
5-3 “Nightmare at 20,000 Feet”
5-8 “Uncle Simon”
5-15 “The Long Morrow”
5-16 “The Self-Improvement of Salvadore Ross”
5-25 “The Masks”

ウルトラマンタロウの「白い兎は悪い奴!」

ウルトラマンタロウの「白い兎は悪い奴!」を観ました。日本の童謡シリーズ第2弾ですが、「因幡の白兎」の歌なんて、当時の子供でももう知らなかったような気がしますが…出てくる宇宙人はピッコロというピノキオそのものの宇宙人で、大泉滉演じる大家が店子が飼っている兎を毛嫌いして毒殺したのに怒って巨大化してタロウと戦います。結局タロウの説得で宇宙に帰ります。
しかしこの時代の危なそうな中年男性というと大泉滉の独擅場ですね。実際にもちょっと危ない人だったそうですが…快傑ズバットにも登場していました。