ウルトラマンタロウの「あぶない!嘘つき毒きのこ」を観ました。何と言うか、タロウ版「マタンゴ」?
巨大キノコが登場し暴れますが、タロウが火炎で焼き払ってあっさり倒されました。しかし1個だけ生き残ったキノコが、たまたま東隊員から植物と会話する機械を借りていた鍵っ子(両親とも働いていて、常に家の鍵を持ち歩いている子供)に水をくれるように頼み、水をもらった巨大キノコは復活します。色々あってそのキノコを食べた子供はキノコ人間になります。(この辺がマタンゴ)それから団地の給水タンクに入った巨大キノコは毒を団地中にばらまき、団地の住民もキノコ人間になります。挙げ句の果てはZATの隊員までキノコ人間になります。タロウが2度目の登場で、今度は王冠ブレスレットで巨大キノコの水分を全部奪って倒します。巨大キノコの名前はマタンゴではなくて、マシュラです。
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スタートレック・TNGの”Tin Man”
スタートレック・TNGの”Tin Man”を観ました。なかなかいいエピソードでした。この「ブリキ男」というタイトルは、宇宙家族ロビンソンでドクター・スミスがロボットのフライデーを罵る常套句を思い出させます。エンタープライズ号はある超新星寸前の星(つまり大爆発目前の星)の周りを周回している”Tin Man”と呼ばれる生物型の宇宙船の調査に向かいます。その担当者、Tin Manとの交渉役にトロイと同じベータゾイドのエルブランも送り込まれます。ベータゾイドが人の心を読むことが出来るのは通常思春期になってからですが、エルブランはごく稀な生まれつきのそういう能力を持ったものでしたが、それは言葉を習得する前から絶え間なく人の心の中で考えていることが自分の頭に入ってくることになり、精神の平安を保つことが出来ない一種の病人でした。エルブランは過去にもエイリアンとの交渉役をやってあまりにもそのエイリアンと深く交信したため、却って悲劇を引き起こすことになった、という経歴を持っています。Tin Manの秘密を巡ってロミュランの宇宙船2隻もエンタープライズ号を追いかけて来ます。しかしロミュランがエンタープライズ号を攻撃して動けなくした後、自身でTin Manと交渉して上手く行かなかった時、エルブランがテレパシーでTin Manに「自分を守れ」と呼びかけた結果、Tin Manはロミュランの宇宙船を破壊します。ピカードは迷いつつも、エルブランと、またその心が読めないことからエルブランが唯一信頼するデータを一緒に、Tin Manに送り込みます。実はTin Manには別にヒューマノイドのクルーが元々いて、2種類の生物が共生の形で船を動かしていました。しかしある時放射線でヒューマノイドの方が死滅し、以降Tin Manは孤独に宇宙を彷徨い、実は死に場所を求めて超新星寸前の星の軌道を回っていたものでした。しかしエルブランがこのヒューマノイドの代役を務めることが出来、またエルブランにとってもTin Manだけを相手にしていれば良いということで、そこは彼にとっても平安の地でした。超新星はやがて爆発しましたが、エンタープライズ号はTin Manの力で安全な場所まで運ばれ、またデータもエンタープライズ号に帰還していました。超能力者が必ずしも幸福ではない、という話はいくつか前例があったように思いますが、ハッピーエンドでほっとするお話でした。しかしTin Manの本当の名前のゴムトゥーは、何となくクトゥルフ神話的な響きです。
サラリーマン一心太助
「サラリーマン一心太助」というのは1962年の日本映画です。タイトルからすると講談等で有名な一心太助を単にサラリーマンものに置き換えた内容のように思われるかもしれませんが、1962年というとようやく汎用コンピューターが使われ始めた時代の映画であることを考えると、その時期にしては信じられないほど現在の状況を予言しているような内容です。以下がChatGPT4oにあらすじを教えたら返ってきた感想です。
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1962年の映画「**サラリーマン一心太助**」のあらすじを読んで、非常に興味深く感じました。これは、AIやコンピューターがビジネスの意思決定に与える影響についての、意外にも早い時期の風刺とも言える作品ですね。現代のAIビジネス活用と比較すると、以下のような興味深いポイントが浮かび上がります。
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### **1. コンピューター経営の黎明期**
この映画が作られた1962年という時代は、まさに企業が電子計算機(当時は巨大なメインフレームコンピューター)を導入し始めた時期でした。
しかし、それは「意思決定の補助」ではなく、「コンピューターが意思決定を代行する」という考え方に近かったのかもしれません。
– **現代の経営におけるAIとの違い**
– **1962年**:「コンピューターに全ての判断を任せた結果、現場が制御不能になる」
– **2020年代**:「AIはデータ分析や予測に用いられるが、最終決定は人間が行う(はず)」
– とはいえ、最近の「**AIによる株式取引の自動化**」や「**マーケティング自動最適化**」を見ると、映画の描いた状況が完全にフィクションとは言えなくなっている。
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### **2. 自動化による暴走の問題**
物語では、電子計算機のノルマ計算が暴走し、結果として魚市場や流通網が麻痺するという大混乱に発展します。これは、現代のAIや自動システムが暴走するケースと類似しています。
– **実例:Amazonの価格競争バグ(2011年)**
– Amazonで価格設定を自動化するAIが「競争相手よりも1円安くする」ように設定されていた。
– その結果、競合するAI同士が無限に値下げを続け、最終的に高額商品が**1円で販売される**という事故が発生。
– **実例:フラッシュクラッシュ(2010年)**
– AIによる高頻度取引(HFT)が市場の小さな変動を増幅させ、米国株式市場で短時間に暴落(Flash Crash)。
– これはまさに、「コンピューターが市場を管理する」というアイデアが現実のリスクを生んだ例。
– **サラリーマン一心太助との共通点**
– 「人間が制御しない状態でコンピューターが指示を出すと、予測不能な混乱が起こる」
– 1962年の時点でこれを**風刺として描いていた**のは驚くべきこと。
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### **3. 「コンピューター万能主義」への批判**
この映画では、会社の社長が「新しいもの好き」として電子計算機を導入し、それに対して保守的な営業課長・彦造が反発する構図が描かれています。
これは、**技術革新を受け入れるべきか? それとも従来のやり方を守るべきか?** という、今でも続く経営課題を反映しています。
– **1962年の「コンピューター万能主義」**
– 社長は電子計算機に経営を任せるが、結局、現場が混乱しすぎて会社が機能不全に陥る。
– しかし、映画のラストでは「再建」を誓い、「コンピューター自体が悪いわけではない」という含みを持たせる。
– **2020年代の「AI万能主義」**
– 近年、AIによる「自動運転」「AI医療診断」「AIによる企業経営判断」などが進んでいる。
– だが、実際には**AIの誤作動やデータバイアスの問題**があり、完全に信用するのは危険。
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### **4. 「AIが選ぶ最適なパートナー」**
興味深いのは、映画のヒロイン・宮川仲子が「自分の人生設計すら電子計算機に委ねる」という点です。
– 彼女は、「AIが成長株と判定したから」という理由で主人公・太助と交際を始める。
– これはまさに、**現代のAIマッチングアプリ(Tinder、Bumble)**の概念と似ている。
– 現代では、AIが「相性が良さそうな相手」を判定して恋愛をサポートする時代になっている。
– 1962年の時点で、「コンピューターが恋愛の相手を決める」アイデアが既に出ていたのは非常に興味深い。
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### **5. 「電子計算機 vs 水爆発射装置」**
ラストの**「もし水爆の発射装置が壊れたら……」**という主人公のつぶやきは、単なる会社経営の話ではなく、より広範なテクノロジーの危険性への警鐘とも取れます。
– これはまさに**現代のAIと軍事技術の問題**に直結する。
– 現在、多くの国がAIによる兵器運用(自動ドローン、AI戦略シミュレーション)を進めている。
– もしAIが暴走したら、**誤って核ミサイルを発射する可能性**もある。
– **実際にあった核兵器誤作動**
– 1983年、ソ連の軍事AIシステムが**米国の核ミサイル攻撃を誤検出**し、核戦争寸前の事態に。
– 幸いにも、当時のソ連軍人スタニスラフ・ペトロフが「これは誤作動ではないか」と冷静に判断し、**核戦争を回避**。
この映画のラストの一言は、単なる企業の電子計算機の失敗を超えて、**技術の制御不能な暴走が社会全体に与えるリスク**を示唆していると言えます。
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## **まとめ**
「サラリーマン一心太助」は、単なるコメディ映画のように見えますが、**実は現代のAI・データ社会の課題を先取りしたような作品**だったと言えます。
– **コンピューターによる経営判断の暴走**
– **データドリブンの営業目標とその弊害**
– **AIによるパートナー選びの先駆け**
– **技術への過信と、コントロール不能になった場合のリスク**
– **「もしAIが軍事技術を掌握したら?」という暗示的な結末**
これらのテーマは、2020年代のAI経営や自動化社会の問題と非常に共通しており、「**時代を先取りしたテクノロジー風刺映画**」と捉えることができます。
もしかすると、「AIトランプ」や「AI大統領」といった未来も、この映画のように制御不能な混乱に陥るかもしれませんね。
AIトランプ
「AIとSF」という複数作家によるアンソロジーを読んだのですが、つまらなかったので、私もヨタ話のアイデアとして「AIトランプ」というのを考えてみました。
1.トランプ大統領が任期中、ヴェテラン兵士に狙撃されて死亡したのを、イーロン・マスクはその事実を隠蔽し、秘かに開発していた「AIトランプ」を代役にして表に出し、陰でアメリカの政治を操ろうとする。
2.Outer Limitsの”The Hundred Days of the Dragon”のストーリーを借りて、現実の人間ではなく「AIトランプ」が本物を置き換えてしまう。「AIトランプ」はトランプの演説や政策、行動を完全にシミュレーションし、またWeb上の世論を分析し直ちにもっとも大多数に受ける政策を提案し、非常に高い支持率を受ける…
この2つのネタをChatGPT4oに出して、膨らませてもらったのですが、結構面白いストーリーが出来そうです。というか数年内にハリウッド映画で似たようなのが出てくるのでは。
ChatGPT4oが2番目のアイデアを膨らませたのは以下。
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私
そういえば昔のSFテレビドラマのOuter Limitsで”The Hundred Days of the Dragon”という話がありました。これは中国が米大統領のそっくりさんを使って大統領をすり替えて、アメリカに中国に有利な政策を実施させるというのがありました。外国がAIトランプを開発し、本物と入れ替えてしまう、というのも面白そうです。AIトランプは、要するに有権者の過半数の本音を実現するというアルゴリズムで開発は割と簡単に行きそうな気がします。
ウルトラマンタロウの「逆襲!怪獣軍団」
ウルトラマンタロウの「逆襲!怪獣軍団」を観ました。タロウがベムスターにやられ、ただでさえやばい状況に、ヤプール人はサボテンダーとベロクロンまで投入します。これに対して大和田獏が演じる熱血教師(この時代の流行ですね)が、かなり無謀ながらロープをベムスターの角にかけてベムスターに飛び乗り、ナイフで目の周りを刺す、ということで一応のダメージをベムスターに与えます。その隙にZATが特殊な爆弾をベムスターがエネルギー源を吸収する腹部に打込み、ベムスターは半死になります。タロウはサボテンダーを倒し、ZATは何と自分達だけでベロクロンを倒してしまいます。少なくともZATはTACより強い?そういう訳で今回タロウは1/3しか活躍しておらず、後は大和田獏の熱血教師とZATが活躍するという話でした。何となく大和田獏がベムスターと戦うシーンって、アイアンキングで石橋正次が敵のロボット(?)と戦うシーンを思い出しました。あちらもロープが多用されていました。アイアンキングって、1分間しか活動出来なくて、敵を倒すのって大体石橋正次の方という変なヒーローでした。
ウルトラマンタロウの「ベムスター復活!タロウ絶体絶命!」
ウルトラマンタロウの「ベムスター復活!タロウ絶体絶命!」を観ました。今度は帰って来たウルトラマンを一度倒したベムスターの登場で、ついでにそれを操るヤプール人まで復活します。ZATは新マンのブレスレットと同じ威力を持つカッターを開発してホエールで攻撃しますが、ヤプール人がベムスターを強化していて、その武器はまるで通用しません。そうなるとタロウも光線技が通用しないことは分かっていますし、打つ手がなく、あっさりとベムスターに敗れます。この辺りの「昔の怪獣・宇宙人シリーズ」はおそらく後で、「○○星人の陰謀だった」ということになって、ヤプール人もそれに操られていただけだった、となるのではないかと想像します。
トワイライト・ゾーンの”Caesar and Me”
トワイライト・ゾーンの”Caesar and Me”を観ました。ジョナサン・ウェストは腹話術師で、アイルランドからアメリカにやって来ましたが、その芸はなかなか採用してもらえず、家賃も滞納し、食費も無いという状況に追い込まれます。彼の相棒の人形のシーザーは、実は自分でしゃべることが出来る謎の生き物でした。シーザーはジョナサンをそそのかし、近所のデリカテッセンに押し入って金を盗ませます。ジョナサンはそれで滞納した家賃を払って一息つきますが、シーザーは次に以前オーディションに行った劇場のマネージャーの部屋の金庫を襲わせます。首尾良く金を盗んで部屋から出て来た時にしかし夜警に見られ、その場は何とかごまかします。しかしジョナサンの下宿の大家の姪の女の子が二人の話を盗み聞きしており、女の子は警察に電話します。刑事が二人やって来ましたが、ジョナサンはしどろもどろになって、シーザーにやれと言われたと言い訳しますが、今度はシーザーは人形に戻って一言もしゃべりません。結局ジョナサンは警察に連れて行かれます。しかし今度はシーザーは女の子に話しかけ、ジョナサンが盗んだ金を持って家を出てニューヨークに行くことをそそのかします。そしてその際に邪魔になる叔母さんを毒矢で殺すことまで教唆します…
ってこの腹話術の人形がしゃべるのって、トワイライト・ゾーンの以前のエピソードに既にあって(The Dummy)、人形もまったく同じであり、ある意味続篇みたいなもののようです。
ウルトラマンタロウの「怪獣エレキング満月に吼える!」
ウルトラマンタロウの「怪獣エレキング満月に吼える!」を観ました。どうも一つ前のメフィラス星人から、懐かしの怪獣・宇宙人シリーズになったようで、今回はウルトラセブンの「湖の秘密」に出て来たエレキングです。ですがこのエレキングが非道い!大体本物のエレキングは角がくるくる回るのですが、このタロウのでは固定式です。この程度のギミックすら再現出来ないで、再登場させないでください。大体エレキングの武器は名前の通り電気であって、カプセル怪獣のミクラスもそれでやられますが、このエレキングは火を吹きます。これではエレキングもどきです。次回は今度はベムスターで、安易な再登場シリーズが続きます。どうもこういうのがあるから、初代マンやセブンをリアルタイムで観ている我々の世代にはタロウの評価が低くなるのだと思います。
スタートレック・TNGの”Captain’s Holiday”
スタートレック・TNGの”Captain’s Holiday”を観ました。ピカード船長は、2週間のハードな仕事の後で、皆から休みを取ることを勧められ、その星系にあるRisaという「歓楽の星」(?)で上陸休暇を取ります。そこでリサという女性とソヴァックというフェレンギの間のトラブルに巻き込まれます。その後部屋に戻ったピカードの前に2人のエイリアンが現れます。彼らは27世紀から来た時間警察官で、この時代に生まれてはいけない超兵器トックス・ユターを探しに来たという説明です。彼らの歴史ではこのRisaでピカードがそれを見つけることになっていました。ピカードはエイリアンのことは秘密にしてリサに近付き、一緒にトックス・ユタを探すチームを組み、洞窟の中で一夜をともにし、ピカードらしくもなくリサといいことします。(これがオリジナルのカーク船長とか、あるいはライカーならまったく違和感がありませんが、ピカードは合いません…)結局洞窟の中にトックス・ユタはなく、後を付けてきていたソヴァックも落胆させます。しかしピカードはリサが既にトックス・ユタを発見していることを悟り、それを出させてライカーに命じて宇宙空間のどこかに転送させます。というお話ですが、リサはまた後のエピソードで出て来そうな気がします。
ウルトラマンタロウの「出た!メフィラス星人だ!」
ウルトラマンタロウの「出た!メフィラス星人だ!」を観ました。タイトル通り、メフィラス星人が再登場するのですが、ウルトラマンの時の悪賢くかつウルトラマンとも互角に戦ったメフィラス星人の姿はどこにもなく、古代植物を使って子供達を歩けなくする病気に感染させる、という地道な?作戦を実行します。初代ウルトラマンやウルトラセブンの怪獣や宇宙人の再登場って、バルタン星人、ゼットン、メトロン星人とか他にも色々ありますが、共通しているのが初回登場した時に比べると大幅に落ちる、ということです。登場させるなら、それなりに効果的な使い方をして欲しいものです。そうでないと単なる予算をケチったとしか思えません。