久しぶりにニホンジカのオスと遭遇

先ほど(15日19時半頃)、帰宅のため車の運転中に、自宅から1Kmぐらいの坂道の途中でニホンジカのオスが道路の中央にぬっと立っていて、車で近付いてもまったく逃げようとしません。20秒くらいにらみ合いしていて、埒が明かないのでそろそろと車を動かしたら、ようやく逃げました。運転中なので写真は撮りませんでしたが。(添付写真はインターネットで取ってきたもの)夏場はシカもイノシシもタヌキもまったく見ませんでしたが、実りの秋になってまた目撃が増えるんじゃないかと思います。

スタートレック・TNGの”The Defector”

スタートレック・TNGの”The Defector”を観ました。連邦の宿敵ロミュランとの一触即発のエピソードです。中立地帯を逃げるロミュランの偵察機からエンタープライズ号にSOSが入り、エンタープライズ号はその機を保護し、セタールと名乗るロミュラン人を受け入れます。セタールは戦争を止めるために来たといい、ロミュランが秘かにニルヴァーナIIIという中立地帯の星に連邦攻撃のための基地を作っていると言います。セタールの言っていることは証拠が何もないため、ピカードは最初は疑っていましたが、データがニルヴァーナIIIから何らかの信号が出ていることを突き止め、中立地帯への進行という条約違反を犯してその星に向かいます。しかしその星には何も無く、セタール(実は提督のジャロック)はそんな筈は無い、と言った時にエンタープライズ号はロミュランの宇宙船に囲まれます。ロミュランはエンタープライズ号が最初に条約違反を犯したとしてエンタープライズ号に降伏を勧告します。ジャロックが戦争に反対していたのは事実で、ロミュランはそれを利用してジャロックに偽の情報を流し、ジャロックの忠誠心を試すのと、もしジャロックが連邦側に走ったら、それを使って連邦を先に条約違反に追い込もうという陰謀でした。しかし、エンタープライズ号には秘かにクリンゴンの宇宙船がクローキング技術を使って同行して来ており、戦力は互角になり、ロミュランは諦めて引き返します。というちょっと凝ったストーリーでしたが、ロミュランって確かバルカンと先祖は同じという設定だった筈ですが、理性的というより好戦的で陰謀を巡らすのが好きという完全悪役設定なのがちょっと面白かったです。騙されたジャロックは家族への手紙を残して自殺します。

ローマの土地制度と現代の土地制度のつながり

ローマの土地制度にAger Vectigalisというのがあり、要は戦争で占領した敵の土地が大量に公有地になったのを、税金(賃貸料)を取って貸し出したものです。これって今の日本でも例え私有地でも固定資産税を毎年払う必要があり、同じだなあ、と思ってChatGPT4oに聞いてみました。


中国では土地は国有のままですし、日本でも例え私有地であっても固定資産税を毎年払う必要があります。これらは言ってみればローマのAger Vectigalisがそのまま現代でも継続していると考えることは出来ますか?

ChatGPT
確かに、中国や日本の現代の土地制度は、古代ローマのAger Vectigalis(国有地を賃貸形式で使用する制度)といくつかの類似点を持っています。
1. 中国の土地制度とAger Vectigalisの類似性
中国では、土地は基本的に国有または集団所有のものであり、個人や企業は土地の所有権を取得することはできません。代わりに、土地の使用権が一定期間(住宅用は最大70年、商業用は50年など)貸し出される形となっています。この点は、ローマのAger Vectigalisに非常に近いです。Ager Vectigalisでは、土地の所有権は国家にあり、使用権を持つ者が毎年の税金や賃料を支払う形でその土地を利用していました。
中国の土地制度でも、土地の使用権を取得するために大きな費用を支払い、さらに毎年土地使用料(相当する税金や手数料)が課されます。したがって、形式的には所有しているように見えても、実際には国有地を使用する権利を与えられているだけという点で、古代ローマの制度に非常に近い状況といえます。
2. 日本の土地制度とAger Vectigalisの類似性
日本では、土地は個人や企業によって所有されるものの、固定資産税が毎年課される点で、完全な「所有権」を持っていても、税という形で国に貢納する義務があります。この点で、Ager Vectigalisのように、土地の使用に対して恒常的に支払う必要があるシステムと類似しています。
さらに、日本の土地制度においても、土地所有者が自治体や国の規制に従い、土地利用の制限が加えられることがあるため、実質的な意味での土地の「自由な」所有権には限界があるといえます。こうした側面も、ローマの制度と重なります。
まとめ
Ager Vectigalisは、国家が土地の所有権を持ちながら、その使用権を貸し出す仕組みであり、中国や日本の現代の土地制度にもそのエッセンスが反映されていると言えます。土地が完全に個人のものではなく、何らかの形で国家と結びついている点では、現代のこれらの制度もAger Vectigalisの考え方を継承していると考えることができます。
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共産主義国である中国と、一応資本主義国(社会主義国ではないかという説もありますが)である日本の双方において、古代ローマとほとんど変わらない土地制度が行われているというのは興味深いですね。

NHK杯戦囲碁 富士田明彦7段 対 西健伸5段(2024年10月13日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が富士田明彦7段、白番が西健伸5段の対戦でした。この対戦は途中までは西健伸5段の柔らかな打ち回しが成功して、黒の攻防がやや空回りした感があり、左辺の黒を白が飲み込んで大きく地にしてやや白優勢だったように思います。黒はその分を右下隅と上辺の白を攻めて取り戻そうとしましたが、白も右上隅に潜り込んで地を取ったりで対抗して、中盤後半までは白優勢のまま進みました。しかし左辺で黒が時間つなぎ気味かあるいは勝負手に打った手を、白が楽観視して上から受けたのが失着で、黒は左辺で取られていた黒石を半分連れ戻して白地を大きく削減することに成功しました。これ以降は黒のペースで白の上辺に寄りつきながら各所で少しずつ地を増やしました。また黒が下辺で9の18に付けて目一杯下辺の地を増やしに行ったのに白が受けなかったため、更に差が広がりました。最後二段劫になって劫は白が勝ちましたが形勢に影響はなく、結局黒の9目半勝ちに終わりました。

ハセヒロのブックシェルフ型バックロードホーンキットについて

FE203Σ-REと、FE208-Sol用のバックロードホーンエンクロージャーでやっと「ああ、これがバックロードホーンの本当の音か」というのを日々体験しています。
これまで聞いてきたバックロードホーンは、ハセヒロのキットを組み立てたもので、MM-171+FE166En、MM-151S+FE103Eの2台です。(ユニットはどちらも後にNVに変更)
実は16cmのユニットは最初はFE168EΣを使おうとしていたのですが、発注先であるコイズミ無線からMM-171に168EΣは合いません、という連絡があって166Enに切り替えたものです。
何が合わないかというと、これらのブックシェルフ型はホーンの長さがせいぜい1.6mくらいしかなく、低音が非常に不足します。(長岡鉄男によると2~2.4mくらいのホーン長がお勧めだそうです。)なので磁気回路が強力で低音がより出にくいΣ系はダメ、ということになります。しかしEnで低音が出たかというと、こちらでも低音は非常に不足しており、特にクラシック音楽のオーケストラには非常に不十分です。それで仕方なくフォステクスのサブウーファーのCW250Aを2台追加して組み合わせ、クロスオーバーを100Hzくらいにして、それなりにボリュームを上げてやっとクラシック音楽が聞けるものになりました。
もう一つ短いホーン長の欠点として、おそらく100~170Hzぐらいの間で、盛大なホーン鳴り(ブォーといったホラ貝を吹いているような音)が発生します。特に16cmの方はこれがとても目立ちました。おそらくはハセヒロ特有の曲線ホーンも、これに関しては悪い方に作用しているんじゃないかと思います。私の愛聴のCDに、ジブリの「コクリコ坂から」のサントラがありますが、この中の1曲に非常にこのホーン鳴りが目立つものがあります。
またEnやNVが非力なユニットという訳では必ずしもありませんが、Σ系に比べるとやはり音のダンピング性ということでは若干落ちます。
以上をまとめて、ハセヒロの「ブックシェルフ型」のバックロードホーンキットは、バックロードホーンの雰囲気は味わせてくれるものの、今FE203Σ-REと90cm高さのエンクロージャーで聞いているバックロードホーンの音とははっきり言って別物です。もしどうしてもハセヒロのキットが、というなら高さが90cm程度あるものにすべきと思います。(そちらの音は聞いたことはありませんが。)ただその大きさになると、かなりの価格になりますので、はたしてハセヒロのキットを買う意味があるか、とも思いますが。色々ハセヒロのキットの悪口を書きましたが、作るのが非常に簡単とか、ボルトで締め上げるので剛性が高い、とか良い所ももちろんあります。

塩野七生の「ローマ人の物語 パクス・ロマーナ」

塩野七生の「ローマ人の物語 パクス・ロマーナ」を読了しました。これで読み直しも含めて文庫本で全47巻を完全読了しました。この巻はオクタヴィアヌス→アウグストゥスについてなんですが、前半のアントニウスを倒す所まではまだしも、その後が正直な所退屈でした。なんせアウグストゥスは若い時から老獪で、あのキケロさえ「先生、先生」と奉っていい気にさせてある意味手の平の上で操っていましたし、そういう政治力については文句のつけようがありません。反面、まったくの軍事音痴で、自分が直接指揮した戦いは全敗しています。その面はアグリッパやティベリウスが補って、それはいいんですが、それでも晩年にゲルマン民族を過小評価した結果として、3万人のローマ兵が全滅するという悲劇を引き起こすことになります。また、これも理解出来ないのが、自身が低い身分だったのをカエサルに才能を見出されて抜擢されたのに、自分の後継者には直接の血族にこだわります。アウグストゥスの後のローマ皇帝で多少なりともアウグストゥスの血を引くものは、ティベリウスを除くとカリグラとかネロとかろくでもない人ばかりで、本当の意味でローマ皇帝制が安定しだすのは内戦を経て、ある意味実力主義の皇帝を選ぶようになってからだと思います。
まあ、ともかくローマの歴史全体を一通りおさらい出来たのは、今やっている「ローマ土地制度史」の翻訳に非常に役に立っています。

「各位」の英訳

ChatGPT4oに、会社のある対外向けニュースリリースを英訳させたのですが、元の日本語にあった「各位」を”To Whom It May Concern,”と訳していました。私が若い頃教わったのは、この表現は直訳すると「本件が関係するであろう方へ」「ご担当者様へ」ということで、非常に弱い表現で受け取った人が自分宛ではないと思うことが多いので、出来るだけ避けた方が良い、ということでした。
なので、”Dear our stakeholders,”((利害)関係者の皆様へ)にしたらどうかと思って、ChatGPT4o先生にお聞きしたら、
“Using “Dear our stakeholders,” is a great choice! It makes the letter feel more personalized and specific to those who have a vested interest in the company. ”
ということで、そっちの方がずっといいということでした。
まあ対外向けレターとかについて、中途半端な先生とかテキストに教わって”To Whom It May Concern,”ばかり使う人がいますが(ネットでも結構出てくる)、少しでも相手を特定した方が良いということです。

ウルトラマンタロウの「大海亀怪獣東京を襲う!」と「親星子星一番星」

ウルトラマンタロウの「大海亀怪獣東京を襲う!」と「親星子星一番星」を続けて観ました。またも2話連続でした。それなりにスタートにあたってストーリーを作ろうとしている姿勢は感じました。しかしそのお話がガメラ+モスラで、ガメラは円谷プロじゃないだろ、と思って観てました。特にキングトータスとクイントータスが回転しながら飛ぶシーンはガメラそのものでした。このエピソードで悪役はまずは2匹のトータスを捕まえて見世物にしようとした日本人と、また折角ZATが故郷のオロン島に戻してあげたのに、そこを攻撃するアメリカ軍(とははっきり言っていませんが、当時の子供でもそれは分ったでしょう)。この悪役設定はモスラです。タロウはクインが死んでキングが現れ、そして子亀が孵化してという状況に、キングを倒せず悩んで、結局クインの遺体を宇宙に持ち去ります。そして大きくなった子亀を背負って飛べなくて困っているキングに、お助けキャラのセブンが登場し、子亀を背負って、結局M78星雲に連れて行く、という話です。まあまたもヒーローらしいすっきりした勝ち方はまるでありませんでしたが。

バックロードホーン、ローカットフィルター変更

20cmバックロードホーンに付けたT900Aというフォステクスのスーパーツィーター、リスニング位置だと角度が付いて弱いような気がしたので、ローカットフィルターを0.47㎌だったのを、手持ちのアムトランスの0.22㎌(元々カップリングコンデンサー用)をパラって、0.69㎌に。かなり高域がはっきりして来ました。クロスオーバーを計算すると28.8KHz(0.47㎌の時は42.3KHz)になってしまうんだけど、コンデンサー1個のネットワークはアッテネーター的に使って、容量を減らすと音圧が全体的に下がり、逆は上がるということのようです。
(クロスオーバー周波数の計算は、10^6/2/3.14/スピーカーのインピーダンス/コンデンサーの容量。KHzでいいなら157/スピーカーのインピーダンス(Ω)/コンデンサーの容量(㎌)。)

トワイライト・ゾーンの”Black Leather Jackets”

トワイライト・ゾーンの”Black Leather Jackets”を観ました。あるアメリカの町に、黒い革ジャケットを着てバイクに乗った若い3人組の男達が現れます。彼らは町中の空き屋を借り、何か大きな箱を多数持ち込みます。その家の周りではTVやラジオの障害が出て、ある家の主人がその家に奇妙なアンテナを発見し、おそらくアマチュア無線か何かだと思って文句を言いに行きますが、催眠術か何かで丸め込まれてしまいます。3人組の内の一人は、その主人の娘と偶然知り合い好きになってしまいます。実は3人組はある星からの地球侵略の先遣隊で、貯水池に毒を入れて住民の全滅を計画していました。しかし地球の女性が好きになったデビルマン状態の男が、その星のボスに侵略を中止するよう申し入れますが、その男はどこかへ連れて行かれ…という内容で、まあありがちなお話でした。しかしエイリアンの通信器が、あまり科学が進歩しているという感じではなかったのがイマイチでした。