フィデリックスのアウター・スタビライザー

反りのあるLPレコードを再生する時に有用なのが、このフィデリックスのアウター・スタビライザーです。ご覧になって分かるようにレコード盤の外周に載せるスタビライザーです。反りのあるレコードをフラットにする手段としては、1980年代に吸着ターンテーブルというのが一時流行りました。それはつまりターンテーブルとレコードの間の空気をポンプで抜いて、レコードをターンテーブルに密着させるものでした。しかしその欠点は吸着に時間がかかり、レコードの片面毎に行うのは面倒であるというのと、もう一つはレコードの表面のホコリを出来る限り取り除かないと、場合によっては真空圧着でそのゴミをレコード盤に食い込ませて取れなくする、というのがあります。そういう欠点と、後数年後にCDの時代が始まった関係で、今は吸着ターンテーブルは見かけません。それに対してこのアウター・スタビライザーは載せるだけなので簡単です。また外周を押さえるだけなんでホコリを食い込ませたりすることもありません。欠点は、センター出しが結構面倒で、レコードの径のバラツキを考え多少大きめに作ってあるため、センターを出すためには何回かトライして調整する必要があります。また重さが十分ではなく、ひどい反りは取り切れません。またこれが一番の欠陥ですが、ターンテーブルの形状によっては使用出来ません。つまりターンテーブルの外周が垂直になっている部分がある程度あるタイプでないとダメです。ただ、お使いのターンテーブルが使える形状なら、持っていて損はないと思います。

KT88全段差動プッシュプルアンプ用真空管ガード

KT88全段差動プッシュプルアンプに、自家製真空管ガードを追加。前もやったことありますけど、Amazonで売っている金属メッシュのペン立てを改造しています。とても簡単。真空管の保護もありますけど、このアンプ常に最大電流が流れていて真空管がかなり熱くなるため、火傷防止でもあります。

全段差動プッシュプルアンプの電源ケーブル交換

全段差動プッシュプルアンプの電源ケーブルが安物で、しかも端子が2ピンでネジで止める旧式のものだったため、中を開けて3Pのインレットを付けようとしました。しかし角穴を開ける必要があったため、質の良い電源ケーブルを直結にしました。これで音が変わり、低音がかなり力強くなり、全体にハードな音になりました。
ちなみに電源スイッチはNKKのS-1Aでした。

KT88の全段差動プッシュプルアンプを入手

オーディオへのAddiction(中毒)は止まらず、今度はヤフオクでKT88全段差動プッシュプルアンプ完成品を入手しました。超三結アンプと並んで、真空管アンプの新しい回路としてぺるけさんが2000年頃考案(正確には以前からあったアイデアを具現化したといった方がいいでしょう)したものです。プッシュプルの高い出力は犠牲にしますが、その代りプッシュプルの2つの真空管に完全な補完動作を定電流回路で行わせるものです。特に定位感の向上に効果があります。ただ、プッシュプルの一番のメリットである高出力が無くなってしまうのに対して、メリットの方はある意味玄人受けというか、初心者だとほとんど違いは分からないと思います。退職金をもらったのでいっそのことヴィンテージの真空管アンプでも買おうかとも考えましたが、それより真空管アンプの新しい可能性を試してみたくてこうなりました。
定位感は本当にいいです。今、フィッシャー・ディースカウのレーヴェのバラードのLPを聴いていますが、本当にそこで歌手が歌っているという感じが出ています。

別冊FM fanのカートリッジフルテスト(1976、1978、1980年)

ヤフオクと日本の古本屋で、別冊FM fanのカートリッジのフルテストを行っている、1976、1978、1980年の各号を入手。この内1980年の号は実際にリアルタイムで所有していました。テストしているのはすべて長岡鉄男です。今こんなに詳しいカートリッジのテスト記事は無いです。感心するのが、すべてのカートリッジで、20時間テストレコードをトレースするというエージングをやってからテストしていることです。このため1976年の最初の40機種のテストには実に4ヵ月かかったそうです。またレビューの中身も単なる様々なソースを聞いての印象批評だけではなく、それぞれのカートリッジの技術的な特徴を、自分の言葉でちゃんと説明しています。それに比べると今のカートリッジ評はメーカーの宣伝文句をそのまま繰り返すだけで自分で理解して書き直すということがまずないですし、またエージングをやっている例も少ないです。長岡鉄男も色々に評価される人ですが、このカートリッジの評価ではいい仕事をしていると思います。