愛車オーリスのトヨタ純正カーナビが、10年経って地図のデータ更新サービスが無くなったのをきっかけに、カーナビを買い換えました。今回はWebで調べたらKenwoodが一番出している機種が多く、値段も手頃だったので、MDV-S709Wにしました。それで地図の更新がまたMap-fanでした。前の機種の時も、地図データの更新が面倒で、10年経ったから改善されているかと思ったら、更に面倒になっていました。私はPC歴42年ですが、それでも面倒に感じるのを、一般的な高齢者ではまず無理だと思います。一方でスマホの地図が無料で常時最新になっているのに、こういうサービスが生き残っていけるんでしょうか。
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アウター・リミッツの”Production and Decay of Strange Particles”
アウター・リミッツの”Production and Decay of Strange Particles”を観ました。深宇宙から地球に降り注ぐ、あらゆる物理法則を超えた素粒子を、ある原子力研究所では、重金属の中に取り込もうという実験をしていました。しかしその実験は暴走を始め、作業に携わっていた科学者達について、防護服の中の肉体を消し去り、何かのアークのような光に満たされたものがそれに取って代わります。そのものは次々に別の作業員を捕まえては仲間を増やして行きます。(おそらく異次元から来たエイリアン。)研究所全体の放射線レベルはどんどん上昇して行き、危機的状況になります。研究所の所長は逃げ出そうとしますが、その奥さんがきわめて気丈で旦那を励まし、若い女性は避難させて二人だけ残り、旦那に何とか解決法を見つけようとさせます。ついに反応を逆にするため、核分裂ではなく核融合プロセスを行えば元に戻る筈だと気付き、所長は奥さんに励まされながら何とか装置をセットします。しかしその逆反応は、大規模な核爆発を引き起こします。奥さんは倒れかけている所長を車に乗せて、近くのシェルターまで避難し、二人はそこで大爆発を目撃します。しかし所長はこの爆発によって時間が逆行する筈だと言い、その言葉通り爆発の被害は元に戻り、最終的には爆発が消えて、研究所だけが消滅します。素粒子とか反物質とか、これが放映された頃はまだ知られたばかりだった新しい素粒子物理学の用語が多数登場し、当時としてはなかなか気合いの入ったエピソードのように思います。ただ日本人はあまり見たくないシーンの連続ですが。
ウルトラQの「東京氷河期」
ウルトラQの「東京氷河期」を観ました。結構怖い怪獣のペギラが南極から北極に移る(南極が温暖化したとしたら北極も同じ筈ですが)途中で日本によって東京が氷漬けになるお話。上野駅で出稼ぎに東京に来て以来音信不通となった父親を探しに来た治男と、由利子がたまたま知り合い、由利子は父親探しを記事にしようとします。そこに突然空港が急速な寒冷化で使用不能になり、結局ペギラの仕業であることが分ります。実は治男の父親は元は零戦の名パイロットでしたが、酒で身を持ち崩し、銀座で宝石強盗をやって、飛行機を奪うために星川航空にやって来ていました。たまたま由利子と一緒に星川航空に向かっていた治男がペギラにより車を使用不能にされ、星川航空まで何とかやって来て、日本アルプスにある研究所に保存してあるペギミンHを取ってくるよう父親に頼んで気絶します。ペギラによって視界がほとんど取れなくなり、そんな中セスナを飛ばせるのは治男の父親だけで、彼は研究所まで飛んで爆薬と混ぜられたペギミンHの缶を受け取り、ペギラに向かいます。ペギラの出す冷気でセスナは分解寸前になり、結局彼はペギラの頭に向けて特攻し、見事ペギラを倒すと同時に亡くなります。
零戦の名パイロット、特攻攻撃と、ウルトラQは1966年の放送ですが、その時代でもまだ戦争の影を帯びた話というのは作られていたという証拠のようなエピソードです。
野田俊作氏の訃報
日本におけるアドラー心理学のエヴァンジェリストというか、グルみたいな存在の野田俊作氏、2020年の12月5日に亡くなられていたようですね。数年前に岸見一郎の「嫌われる勇気」というアドラー心理学に基づく本が出ましたが、岸見氏(京大の哲学の先生)にアドラー心理学を教えたのが野田氏です。
この2人とは1990年代初のNifty Serveの外国語フォーラムで知り合いました。岸見一郎氏はシスオペでした。ただその時に起きた「実名論争」(外国語フォーラムはハンドル不可で実名公開を要求していましたがそれに反対する人が出てきて大論争になったもの)でフォーラムは大混乱し、常連が多く去りましたが(私も)、岸見一郎氏は混乱の終息の努力をほとんどしなかった人で私は大嫌いです。また当時はアドラー心理学を嫌っていた筈で、いつの間に転向したのかと訝っていました。
また野田俊作氏もかなり怪しい人で、チベット仏教の信者でもありました。まあエスペランチストで頭は非常に良い人でしたが。