トワイライト・ゾーンの”Time Enough At Last”

トワイライト・ゾーンの”Time Enough At Last”を観ました。
ヘンリー・ビーミスは銀行の窓口係でしたが、本の虫で顧客に「デヴィッドカッパーフィールドを読まれましたか?」と聞いては紙幣を数え間違え、挙げ句の果ては勝手に窓口を休止中にして自席で本を読み、それを頭取に見つかりお目玉をくらいます。家では奥さんが怖い人で、ビーミスの読んでいる新聞や雑誌を取上げるばかりかビーミスの愛読書の詩集には全ページに線を引きついにはページを破り捨ててしまいます。そんなビーミスでしたが、ある日の昼休みついに読書に理想の場所を見つけます。それは銀行の大金庫の中でした。ビーミスがそこで水爆の開発について報じる新聞を読んでいる時に、彼は突然強い揺れを感じ金庫の床に倒れます。しばらくして金庫から出てみると銀行は無茶苦茶に破壊されており、誰も生き残った人はいません。外に出てみると一面の焼け野原であり、おそらくはその町が核兵器の攻撃を受け、ビーミス一人が金庫の中にいたため助かったものでした。幸いにしてビーミスは食料店を見つけそこに何年分もの缶詰めを見つけます。今度は娯楽ですが、廃虚を歩き回り、そこに図書館の残骸を見つけたビーミスは多数の本が焼け残っているのを発見し狂喜します。しかし彼はその弾みで眼鏡を落とし割ってしまいます。彼は強度の弱視で、眼鏡無しでは本を読むことは出来ませんでした…
欧米諸国での核兵器の被害の描写の常として、放射線によって人体が被害を受けるというのがまるで抜けています。しかし、プーチンによる核兵器使用が取り沙汰される昨今としてはちょっと嫌な話でした。ただ、このエピソードはトワイライト・ゾーンの中で一番有名になったもののようです。

今回の真空管アンプ→メインシステムに採用

結局、今回作った真空管アンプはメインシステムの一部に採用しました。そういうつもりで作製したのではないのですが、予想外に音が良かったためです。特に良い所は、
(1) S/N比
真空管アンプなのにボリュームを最大にしてもまったくノイスがありません。これは、ショットキーバリアダイオードによる整流ノイズの減少、定電流回路で三端子レギュレーターを使わず全て定電流ダイオードを使ったこと、およびツイストペア配線を使うべき所に使ったこと、などの複合の効果だと思います。アナログ録音を聴いた時に、テープのヒスノイズまでがはっきり確認出来る位に静寂なバックです。
(2) 定位の良さ
全段差動プッシュプルアンプは原理的に他Chからの同相信号が抑制されてクロストークが0になり、定位が非常に優れています。なんですが、今回のアンプは手持ちのKT88の全段差動プッシュプルアンプと比べても更に定位が良く、かつ音像が引き締まっています。
の2点です。いやー、真空管アンプもまだまだ色々な可能性を秘めていますね。

NHK杯戦囲碁 鶴山淳志8段 対 広瀬優一6段(2022年5月15日放送)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が鶴山淳志8段、白番が広瀬優一6段の対戦です。広瀬6段は対局前のコメントで、鶴山8段は戦いの碁が得意なので穏やかな碁にしたいと言っていましたが、実際の碁は最初から最後まで激しい戦いとなりました。タスキの布石でしたが、白が左下隅に高くかかってツケ引き定石となった時、白は定石通りに左辺に開かず、左上隅の星から上辺に向かって小ゲイマに締まったりしたので、むしろ広瀬6段が戦いを誘ったような打ち方でした。左辺と右辺でお互いに眼の無い石がもつれ合い、黒が下辺の白に中央の石からケイマにかけた時、白が出切っていったので更に局面は複雑化し、闇試合の様相を呈して来ました。こうなると戦いの得意な鶴山8段に一日の長があり、中央でかけて上手く白の種石を取って局面は黒のリードとなりました。しかし白も左辺の棒石の黒を攻めようとしましたが、ここでも逆に黒が中央の白を攻め、右辺に取り残された白を大きく飲み込んで勝勢になりました。白はその後色々やって右辺の一団を連れ戻しましたが、その代償にまた中央の種石を取られてしまいました。最後に白は右上隅で取られていた石を動き出し、劫形で渡って成功したかと思いましたが、黒は渡らせた全体を攻め結局全滅させて右上隅に50目強の黒地を確定させ、ここで白の投了となりました。

キャプテン・スカーレットのProsとCons

キャプテン・スカーレット・アンド・ザ・ミステロンズの全32話を全て観終わっての感想。
Pros:
・特撮の素晴らしさ。特にクラウドベースはどうやって浮かんでいるのかが不明ですが、アイデアとしては秀逸です。
・ミステロンズという見えない敵が、再生能力を持っていて色々な作戦を仕掛けてくるのを解明するミステリー的な面白さ。
・シルビア・アンダーソンの衣装などのデザインの素晴らしさ。特にエンジェルスという女性だけの戦闘チームというのはアイデアがいいだけでなく、戦闘チームでありながらファッショナブルでした。
Cons:
・スーパーマリオネーションの進化版として、ほぼ実際の人間のプロポーションになり、顔もリアルでしたが、そうなるとむしろ実写の方がいいんじゃない、ということで中途半端でした。
・ミステロンズの「復讐」が中途半端で、なんで「神経戦」をわざわざ予告までして単なるテロみたいなものをやらなければならないのかが理解出来なかったです。ラス前のエピソードのように総攻撃をかければスペクトラム側が防御出来ない可能性は高かったと思います。
・ミステロンズの予告の画面など、使い回し画面が多すぎました。
・キャプテン・スカーレットの設定が混乱しており、オープニングではマシンガンで撃たれてもまったく平気でしたが、本篇の中では撃たれて傷つくが回復力が非常に強く死なない、ということだと思います。構想段階で(1)1度死んで蘇る(2)ミステロンズに捕まって改造される、とか色々な案が二転三転したのを反映しています。またエンディングのアニメーションが、如何にしてキャプテン・スカーレットをいじめるかというSFならぬSMドラマみたいでドラマのシリアスさを損ねていました。
全体では、まあまあ面白かったですが、設定の曖昧さが話を分かりにくくしており、日本でサンダーバードを観ていた層が離れてしまったのはある程度やむを得ないかなと思います。