エチルアルコール70%のアルコールジェル

会社用にアルコールジェルをAmazonで物色していました。結果的に写真のこれを買ったのですが、右手前のアルコール度数計(エチルアルコールの屈折率を利用して度数を調べるもの、3000円弱くらいで入手出来ます。元はお酒の度数チェック用だと思います。)でチェックしてぴったり度数70%でした。まあ本当はエチルアルコールだけの場合は75%くらいがいいんですが。ちょっと高いけど一応お勧め出来ます。

ちなみにこの度数計は、エチルアルコール以外のアルコール、例えばIPAとかNPA(ノルマルプロピルアルコール)が混ぜられているものは駄目です。そういう混ぜ物をすると屈折率が変るため、正しい値が測定出来ません。(IPA70%で試してみましたが、目盛りが圏外になってしまいました。またアルコールの入っているアフターシェーブローションも駄目でした。)

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B087RF7HPW/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o03_s00?ie=UTF8&psc=1

宇宙家族ロビンソンの”Time Merchant”

宇宙家族ロビンソンの”Time Merchant”を観ました。シーズン3の中では一番見応えのあるなかなかスリリングなストーリーでした。ウィルが宇宙嵐による雷をトラップしようと実験している所に間違えて、クロノスという名前の時間商人を引っかけてしまいます。彼はビジネスを邪魔されたことに腹を立てウィルを自分の世界に連れ去ってしまいます。ロビンソン博士とロボット、そしてドクター・スミスが後を追います。ドクター・スミスは例によって自分だけ地球に戻ろうとし、首尾良く時間を遡ってジュピター2号の発射直前の地球に戻ります。そしてドクター・スミスがジュピター2号に乗り込まなければ軌道は変わらず、アルファ・ケンタウリへの旅は上手くいく筈ですが、そうすると過去が変わってしまうため、クロノスは軌道にない小惑星とジュピター2号が衝突して全員死ぬと言います。その運命を変えるには、ドクター・スミスを再度ジュピター2号に乗り込ませるしかありません。その目的でロボットが送り込まれましたが、ドクター・スミスはうんと言いません。しかし最後に珍しく人情に目覚めたドクター・スミスがロボットと一緒にジュピター2号に乗り込み、無事に過去は変わらず、という話です。しかし今回ロボットは、アルファコントロール発射基地の警備員を2回殴り倒します。ロボット三原則はどうした?という感じです。

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第31回目を公開

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第31回目を公開しました。ここの所快調で、停滞気味だった4月頃のペースの倍近いペースで作業出来ています。ようやくヴェーバーのドイツ語の解読についての勘が戻ってきたのと、後中世のラテン語の解読のコツも分ってきたということかもしれません。この箇所では初めて「合資会社」が登場します。

花王で「ハイター」が付く製品

花王で、「ハイター」を含む製品を検索してみたら、以下のようになりました。
おそらくドラッグストアの店員でもきちんと全部の違いを言える人はほとんどいないのでは。また全てが塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)で統一されているのなら誤解はされませんが、ワイドハイター系は過酸化水素ですし、洗濯槽ハイターは酸素剤です。病院用ハイターとメディカルハイターというネーミングについてはもはや冗談としか思えません。おそらくピューラックスと同じく医薬品なのがメディカルハイターで、病院用ハイターは単なる雑貨でおそらく中身はハイターそのものであり、クリティカルでない箇所の消毒には値段の高いピューラックスではなく、こちらをどうぞ、一応名称も「病院用」にしました、という理由でのネーミングではないかと思います。

ハイター
ハイターE
キッチンハイター
キッチン泡ハイター
キッチンハイター除菌ヌメリとり
ワイドハイター
ワイドハイターEXパワー
ワイドハイター CLEARHERO
ハイドロハイター
パイプハイター
キッチンワイドハイター
病院用ハイター
メディカルハイター
カビハイター
トイレハイター
パイプハイター
洗濯槽ハイター

22日のエール 「山崎育三郎の『船頭可愛や』」

22日の「エール」で山崎育三郎が演じる佐藤久志が流しで「船頭可愛や」を歌うシーンがありました。しかし、全体に音が不安定で、特にサビの「ええええー、せんどーかーわーいーいいいいや」の「いーいいいい」の所でかなり音を外したのに気がつきました。この人一応東京音大の声楽コース中退みたいですが、ちょっとねー。(一応録画でも再確認しましたけど、間違いなく音を外しています。)この三橋美智也の歌と比べてもらえば誰でも分ると思います。
最近、毎日「船頭可愛や」を聴いていて、音丸だけじゃなくて、都はるみ、三浦環、美空ひばり、その他までチェックしていますので、厳しく評価しています。この歌、ちょっと聴いた感じでは簡単な民謡調に聞こえますが、実際は冗談じゃなく歌手の実力を露わにする難曲です。

古関裕而の「鳴門くもれば」

古関裕而の鳴門のご当地ソングは、やはり高橋掬太郎の作詞で、伊藤久男の歌で「鳴門くもれば」というのがあります。YouTubeにあるのですが、何故か会員限定のようです。CDの伊藤久男の全集には収録されていますので、それを購入すれば聴くことが出来ます。「鳴門しぶき」と違いこちらは短調です。しかし詞の内容は恋心と鳴門の渦をからめたありがちなものです。

NHK杯戦囲碁 伊田篤史9段 対 呉柏毅 5段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が伊田篤史9段、白番が呉柏毅 5段の対戦でした。布石は黒が右上隅を大高目、右下隅が目外しと意欲的な布石です。私の記憶では、伊田9段は時々こういう布石を打つように思います。右下隅で白が三々に入り黒が大ゲイマにかけた時に白は手を抜きました。右上隅でも同じ形になり、今度は白は受けて治まりに行きましたが、黒はじっとこの白への攻めを見ました。その後白が下辺の中央に打ち込んでいった時、黒は左側から付けました。これに白は受けずに半分取られていた右下隅を動き出しました。結果的に振り替わりになり黒は下辺で連打し、白は右下隅を脱出しました。しかし脱出した白にまだ眼が無く、黒は上下の白の弱石をにらむ展開になりました。その後左下隅で黒が両ガカリして白を攻め、白が中央に出て行きました。その白を黒が切断を狙いましたが白は取られていた下辺の利きを利用して左下隅に地を持って治まりました。その後黒が右辺上下の白を攻めに行きましたが、白は再三手を抜いて左上隅の地模様を拡げました。黒はそこでまず右辺下方の白を攻めましたが、白がじっと黒の2子を当てたのがしぶとく、黒が継ぐとダメヅマリになり、下辺の白が攻め取りになって締め付けが利き、右辺下方の活きが確保されました。そこで黒は今度は上方を攻めました。ここは劫になったのですが白が劫争いの最中にまたも手を抜いて左上隅を確定地にしました。結局劫は黒が勝ち、白は右辺で振り替わり右辺下方の石と連絡しました。この収支は黒の右上隅の実利が大きく、形勢は黒に傾きました。白は黒の中央の孤立した黒を攻めこれを取ろうとしましたが、白もあちこち薄みがあり、結局黒が白の数子を取り込んでシノギました。こうなる地合で白は足らずここで白の投了となりました。

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第30回目を公開

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第30回目を公開しました。この所いいペースで現時点での(最終校正前の一応の)完了予想は2020年11月10日です。一時はこの予想が2021年1月2日まで遅れていましたがかなり挽回しました。
ここでは新たにcapitaneusという英語のcaptainの語源となった単語が新たに登場します。ソキエタス・マリスで全体の貿易ビジネスの総責任者という意味です。

今度は厚労省のおかしな通達

厚労省がこんな通達を出していいんでしょうか?
界面活性剤を含む洗剤が新型コロナウイルスの不活化には有効であっても、例えば親水型ウイルス等にはほとんど効果が無いと思いますが。大体、病院ならピューラックッスやミルトンなどの医療用次亜塩素酸ナトリウムを備え付けている筈で、それらを差し置いて洗剤を使う意味は無いと思います。この洗剤がコロナウイルスに有効は家庭向け情報だった筈です。私だったら、アルコールを切らして洗剤で拭いている病院があったとしたら即行くのを止めます。(そもそも政府がきちんと病院向けの消毒用エタノールの確保と供給に色々としくじりをやったのを棚に上げて、こんな馬鹿げた通達を出す神経が分りません。)
=============(以下引用)========================
第2.1版では、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が新型コロナウイルスに対して有効と報告した界面活性剤として、▽直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)▽アルキルグリコシド(0.1%以上)▽アルキルアミンオキシド(0.05%以上)▽塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)▽ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)-を取り上げ、「日常の環境整備でアルコール等の消毒薬が不足した状況においては、医療機関でも導入の参考になると思われる」としている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/13d53c8a221e551aca1a6eeb812d1eecce5e0a58

キッチンハイター最強説

「次亜塩素酸水」についての本を読んで思ったんですが、実はアルコール以外の家庭での消毒剤ではキッチンハイターが最強ではないかと思うようになりました。ポイントはキッチンハイターには次亜塩素酸ナトリウム以外に界面活性剤が入っていることです。

(1)消毒しようとする対象に汚れがある場合は、次亜塩素酸の酸化による殺菌力がその汚れを分解するのに使われ、殺菌力が低下する。
(2)消毒しようとする対象物が油を含んでいる場合などで濡れ性が悪い場合、水をはじくので、次亜塩素酸ナトリウム中の次亜塩素酸が十分対象物に触れず殺菌力が低下する。

界面活性剤の添加は上記の(1)と(2)を同時に解決します。ただ、界面活性剤で汚れが分解したり、また表面張力が小さくなって濡れ性が向上し、対象物が十分濡れるまで、若干の時間が必要です。キッチンハイターで布巾等を消毒する際に3分ぐらい漬けっぱなしにしろ、と指示してあるのはそういうことなんでしょうね。なお、キッチンハイターの洗浄力は水3Lにキャップ1.2杯(30ml)くらいでも十分泡立ちますのでそれなりにあると思います。

ちなみに次亜塩素酸水ですが、次亜塩素酸がイオン(OCL-)ではなくそのもの(HCLO)の状態で多く含まれているので次亜塩素酸ナトリウム希釈液より殺菌効率は高い(次亜塩素酸塩のイオンは細菌の細胞膜への浸透性が弱いですが、次亜塩素酸塩そのものは強いということです)ですが、それを当てにして低い濃度のものを使った場合、同一の量で含まれている自由塩素原子の絶対量は当然少なくなります。なので汚れがある場合などは、貴重な塩素が汚れで不活化し、十分な殺菌効果を発揮出来ない可能性があります。

まあ注意点としては、もしかすると界面活性剤を入れることによるマイナス点もあるのかもしれませんがそこまでは調べ切れていません。また前に書いたように普通に店で売っているキッチンハイターが工場出荷時の濃度である6%を維持しているとは限りませんので、その点は気にしておく必要があります。要はあまり長く保管したものではなく、小さな容器のものを買って使い切るサイクルを上げた方がいいということです。また品物の回転の悪い店のものは買わない方が無難です。