これからの厳寒期のメインの暖房を石油ファンヒーターにすることに決め、結局前のオーナーが残してくれたファンヒーターは2台とも新品に買い換え。(調べたらどちらも製造から7年以上経っていました。ファンヒーターの寿命は5年と言われています。火を使うものだけに、古いのはちょっと気持ち悪いです。)なお石油ファンヒーターはコロナとダイニチがシェアを2分しているようです。価格はコロナの方がどの大きさのも3000円~4000円ぐらい高いです。ただ使ってみてすぐ暖かくなるのはダイニチの方です。燃焼方法が2つのメーカーで違うようで、ダイニチの方が着火自体は速いようです。しかしコロナの方が電気代は大幅に安いようです。(ダイニチのは常にヒーターで灯油を加熱していますが、コロナは最初だけしかヒーターは使わないようです。)それでメインのLDK+和室用はコロナ、すぐに暖かくなる必要性の高い洗面台+脱衣場用のをダイニチにしました。また灯油を入れるポリタンクも寿命は5年だそうで、調べたらこちらも前のオーナーが置いていったのは7-8年経っていたので20LのJISマーク付きの新品に買えました。ポリタンクが古くなると、最悪ちょっと落した時にすぐ割れて灯油が流れ出し…ということになるようです。灯油は宅配ではなく、上野原のホームセンターやガソリンスタンドに車で買いに行きますので、中で灯油が流れ出すという事態は絶対に避けたく、ポリタンクを新品にしました。
投稿者「kanrisha」のアーカイブ
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”The Schizoid Man”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”The Schizoid Man”を観ました。エンタープライズ号はグレイブス博士のいる星より緊急信号を受け救助に向かいます。グレイブス博士は人間と機械の融合の研究の権威ですが、人間嫌いで助手である若い女性のカリーンとだけで研究を続けていました。ウォーフと女医のセラ(バルカン星人でしょう)とデータの3人がその星に転送されます。セラのチェックではグレブス博士はある難病の最終ステージで余命いくばくも無いということでした。グレイブス博士はデータを見て、それが自分の弟子のソン博士が作った物であることを見抜き、データに自分を「お爺ちゃん」と呼ぶように強要します。結局グレイブス博士はデータと何時間か話した後亡くなります。その葬儀がエンタープライズ号で行われましたが、データは突然意味不明の弔辞でグレイブス博士を褒め称えました。トロイの言動はそれだけに留まらずおかしくなり始めます。カウンセラーのトロイは、データの中に二つの人格があって、データではない人格がデータの人格を侵食し始めていると言います。(タイトルは「統合失調症の男」ですが、おそらく古い言い方の「精神分裂病」のイメージで、多重人格のことをSchizoidとしていますが、これはまったくの間違ったイメージです。)結局、グレイブス博士が自分の精神をデータの中に移したのでした。グレイブス博士の心を持ったデータは、エンタープライズ号のクルーに次々危害を加え、ついにはピカード船長まで気絶させます。結局グレイブス博士は自らの知識をエンタープライズ号のコンピューターに移した後、データの人格(?)を回復させます。
オリジナルのスター・トレックでも誰かが別の誰かに精神を乗っ取られるという話がいくつかありましたが、それをアンドロイドのデータにした所が新しかったです。しかし、タイトルの間違ったSchizoidの使い方もあって、ちょっともう少し捻りが欲しいと思いました。また冒頭で連邦の別の輸送船からもSOSが入り、ドクター・プラスキーがそちらに向かうというのがありましたが、はっきりってまったく無くてもいいストーリーでした。
渋谷和宏の「日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか」
渋谷和宏の「日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか」を読了。電車の中での時間つぶしに読んだものですが、なかなか悪く無かったです。筆者は日経ビジネスの副編集長、日経ビジネスアソシエの編集長だった方です。そういう方ですので、企業の実態を長年に渡って見てきて、日本の会社が衰退したのは経営者が人件費をただコストと考え減らすことばかり考え、また人材に対する研修費も惜しんだ、その結果が生産性と社員のモチベーションの大幅な低下につながったとしています。私は前の会社で、最後の方は評価制度=成果主義の廃止と、非正規雇用者の待遇改善である意味会社と戦って来たので、この本の内容は素直に頷けます。そして今の日本の会社の管理職が「マイクロマネージメント」(大きな仕事ではなく、重箱の隅を突くような細かなことばかり管理すること)しかしていないというのも同感です。
紅白ポプコン出身者対決
最近、ポプコンのCDを良く聴いています。(ポプコン=ヤマハが1970年代~80年代前半くらいまで主催していたポピュラーソングコンテストのこと。)それでふと思ったのですが、紅白でジャニタレが出ないのでKPOP系で補うのではなくて、いっそ10時台はポプコン出身者対決としたら、と思います。
女性が、中島みゆき、八神純子、渡辺真知子、あみん、小坂恭子、小坂明子、下成佐登子、柴田まゆみ、もとまろ、谷山浩子…、男性がもんた&ブラザーズ(代役)、チャゲ&飛鳥、クリスタルキング、世良公則&ツイスト、長渕剛、円広志、チェッカーズ、雅夢、因幡晃、NSP…ね、まったく紅白として恥ずかしくない錚々たるメンバーです。大体昔はニューミュージック系は紅白出なかったので、新鮮です。中島みゆきとか長渕剛は既に出ていますしね。年齢的に58歳~68歳くらいには刺さると思います。
新しい石油ファンヒーター到着
前のオーナーが置いていったダイニチの石油ファンヒーターを使ってみて、エアコンに比べてはるかに高い暖房効果を知りました。ただこの古いのがちょっと心配になったし、多少ですが点けた時の臭いが強いので、安全も考えてコロナの新しいファンヒーターを購入しました。こちらの方は臭いも少なく、また運転音も静かです。前から火の状態が確認出来ますが、要するに石油ファンヒーターって石油ストーブにファンを付けたものですね。石油ストーブと比べるとお湯が沸かせないし、また停電時は使えませんが、スイッチのON-OFFで点火-消火が出来ますし、またファンのおかげで部屋が暖まるのが速いです。しかし、これだけ文明が進んでも、未だに効率的な暖房は「火」なんですね。プロメテウスの神話が示すように、人間にとっては火を自分で管理出来るようにした時がこれまでで一番のターニングポイントだったのではないでしょうか。氷河期を生き延び、また食中毒も大幅に減ったでしょう。
NHK杯戦囲碁 山下敬吾9段 対 富士田明彦7段(2023年12月10日放送分)
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が山下敬吾9段、白番が富士田明彦7段の対戦でした。この碁の黒の布石では、最初は普通でしたが、右上隅の出切りからのシチョウを見て、シチョウアタリ的に左下隅で6の6に打ったのがさすが山下9段でした。それでこの左下隅で最初の戦いが始り、白が黒を分断するのに出ではなくハネで打ちました。そして黒が少し自重して左辺に三間に開いたのに、白がすかさずその間に打ち込んで行きました。結果として白は黒1子を抜けましたが、先ほどのハネの所は黒に切られてしまいました。それでこの左下隅は双方活き活きという手順もあったようですが、どちらもそれは選ばず攻め合い含みになりました。結果的にセキまたはコウということになりました。この場合黒はこれを取られたとしても小さく、それより中央が厚くなった方が大きく、ここで黒がリードしました。そこから今度は黒は左辺の先ほど黒1子をポン抜いた白の一団を攻め、その攻めを次は左上隅に転じ、更には今度は再度中央の戦いになりました。その戦いで白も一杯の手を打ちましたが、そのタイミングで黒が左下隅のコウをしかけ、白はこのコウは負けられず、結局黒が中央で白6子くらいを取り込みました。白はそれでも中央を手抜いて右辺で開いて地を稼ぎましたが、黒から左辺の白を再度攻められ、途中で黒が白の半分を取ることはもう確定していましたが、黒は白の全体を取りに行き、白のシノギも上手く行かず白の投了となりました。この碁は山下9段の一貫した攻めが光った碁でした。
トウガラシスプレー2種
クマ対策のトウガラシスプレー2種。元々右の方を買おうとしたら9,000円台で高かったので、左の(2,000円台)を買ったのですが、届いたらこのサイズ(2本)で完全な気休めレベルでした。そうしたらブラックフライデーで右のが6,000円台に下がったので追加で買いました。ちなみにこれは本州用(つまりツキノワグマ用)で、北海道のヒグマ用はもっとハードなのがあるようです。ですが人間にも危険なので、本州の人はこちらを買いましょう、とありました。しかしクマとある程度距離がある状態で遭遇したらこれを準備する余裕がありますが(オレンジのはセーフティーガードでこれを外さないと噴射出来ません)、いきなりばたっと出くわしたら、これを使う余裕はないですね。ちなみに前の会社の顧客で、スタンガンを作っているTASERに行って、実際にスタンガンを撃たしてもらったことありますが、日本では使えないんですかね?(調べてみたら、スタンガンは日本でも買えて使えますが、正当な理由なく持ち歩くことは違法みたいです。しかし、クマに対して毛皮の上からスタンガンの電極の針が刺さる保証はないので、効果無い可能性が高いということでした。)
ついにクマの襲撃?
新居にこのタイプの宅配ボックスを2つ縦に並べて使っています。2つあるのはしばらく二重生活をする予定だったので両方の住居で必要だったためです。でも今はこちらに完全に移ったので、今は2つを玄関脇に縦に並べて置いています。(たまに荷物が3つ届いたりすることもあるので、2つあって無駄じゃないです。)そしてガムテープで止め、かつチェーンで固定し、更に台風対策で中にウェイトトレーニング用の重りを10Kgそれぞれに入れています。こういう風にしているのでそんな簡単に倒れたりしない筈ですが、昨晩(12月7日)20時頃帰宅したら、それが2つとも玄関の前に引き摺る感じで倒されていました。これってもしかして、野生動物?確かに取っ手がついていて中に食料が入っていると思われても不思議は無いです。(実際ごく稀に食料の宅配物が入っている場合もある。)本日はたまたま何も荷物はありませんでしたが。クマではなくても、サルとかイノシシ、シカかもしれません。
P.S.
一応お役所に連絡して現場を見てもらいました。それによると野生動物の仕業は間違いない(近くに獣道もある)が、爪痕や足跡が無いのでクマではないと思う、ということでした。おそらくイノシシかシカでしょう。
森山文昭著の「変貌する法科大学院と弁護士過剰社会」
森山文昭著の「変貌する法科大学院と弁護士過剰社会」を読了。2017年の本です。これを読んだのは、直接的にはWeb記事で元スッチーで法科大学院に入って司法試験を目指したけど、三振(最初は法科大学院卒業後、5年間で3回まで受験のチャンスが有り、そのことごとくに失敗することをこう言いました。)して人生が狂ってしまったという記事を読んだからです。また最近弁護士が劣化しているという話も良く聴くのでそれを確かめるためでもありました。まずは法科大学院が変なのは、アメリカのロースクールの日本版なんですが、アメリカの場合、大学に法学部が無いので、弁護士などを目指す人はロースクールに行かないといけないということです。日本の場合、既に各大学に法学部があるので、ここからもうおかしな話になります。そして、法科大学院が更に変なのは法律既修者と未修者を両方受け入れたことです。私の学生の頃の東大の例で言うと、東大法学部の学生でも、たまにガリ勉で在学中に司法試験受かる人もいますが、1回で受かる人ばかりではなく多くは2、3回ぐらいかかっていたと記憶します。4年間学習した東大生ですらそうなのに、素人が3年間法科大学院で学んで司法試験に受かるというのは、最初から無理があります。しかも更にねじれているのは、法科大学院では従来の予備校の否定として、司法試験に特化した教育もほとんど行われなかったということで、ますます未修者には厳しくなります。後、不思議なのは司法試験の合格者を増やすことで、最大の被害を受ける日弁連がこの法科大学院を含む合格者増加に反対せず、むしろ中坊公平が中心になって、毎年500~700人くらいだった合格者を3,000人にしようと主張し、それに人権派を含む若手弁護士が賛成したことです。そもそも弁護士の数が足らないと言い出したのは(バブル時代の)財界であり、それは数が足らないというより、数が限定されているので競走原理が強く働かず高い料金を払わされていることへの不満が主だと思います。(今でも弁護士事務所に仕事を頼むと若手で大した仕事をしないのに時給3万円とかふんだくられます。)しかし冷静に考えれば日本は訴訟社会ではなく、弁護士の数は足りていたと考えられます。(この本でも弁護士に、行政書士や司法書士といった周辺の法律家を含めれば、他の先進国に比べて遜色なかったことが指摘されています。)この中坊公平という人は、森永ヒ素ミルク事件の弁護をしたり、またバブル崩壊後の債権回収に辣腕をふるった人ですが、実際はマスコミ受けする言動でマスコミに自分の考えを書かせて、それが正しいかどうかの冷静な判断もなく皆を煽ったポピュリストとしてこの本では強く批判されています。
個人的に、不動産関係で4人の弁護士と接した経験があり、また会社でも契約書などで弁護士と付き合ったことはあります。でもその感じでは弁護士は広く浅くの人が多く、不動産のような特殊な実務についてはほとんど知らない人ばかりでした。また私は社労士の資格を持っていますが、労働法についてもさすが、と思うような知識と経験を持っている弁護士はごく少数です。