ウルトラマンAの「パンダを返せ!」を観ました。ウルトラマンAは1972年4月から73年3月までの放送ですが、72年11月には日中国交正常化によって中国から贈られた「ランラン・カンカン」が上野動物園で公開され、一大パンダブームが起きています。この回は丁度そのフィーバーの中のもので、スチール星人という宇宙人がパンダの現物だけでなく、ぬいぐるみやオモチャまで全て盗もうとします。そういう意味で名前の通り単なる「泥棒星人」でやることがせこいです。北斗はこのパンダ泥棒の現場に立ち会い、犯人を追いかけますが、山中隊員が例によって「そんなのはTACの仕事じゃ無い!」と怒鳴って否定します。この山中隊員のようなやたら威張っている中堅社員って昭和の時代には多数いました。今なら下手するとパワハラですが。でも結局宇宙人は北斗の追及で正体を現わして巨大化し北斗が危機に陥ります。そしてエースが最近パターン化している2種類の光線技で宇宙人を倒します。