ChatGPTのジブリ風イラスト作成機能(5)

月岡芳年の有名な絵をジブリ風にしてみたら、裸にされた妊婦が何だか良く分からないハムみたいなのに、鬼婆は痩せた湯婆婆みたいに、また何だか良く分からないトマト煮みたいなものを作っている絵になりました。これトマとではなくて実は…!?

トワイライト・ゾーンの”The Encounter”

トワイライト・ゾーンの”The Encounter”を観ました。スタートレックで加藤(スールー)を演じたので有名なジョージ・タケイが出ています。フェントンは第2次世界大戦で日本軍と戦ったベテラン兵士ですが、アル中となって奥さんにも逃げられています。彼が物置でガラクタを整理していると日本刀が出て来ます。そこに芝刈りの御用聞きで日系人のアーサー(タロウ)・タカモリがやって来ます。フェントンはタカモリに日本刀は日本兵からもらったものだと言います。その日本刀の表面には「討仇の剣」と刻んでありました。フェントンはタカモリにそれが読めるかと聞きますが、タカモリは英語しか分からないと言います。タカモリがその日本刀を取ると、急にフェントンへの殺意が湧いて来て二人は戦います。しばらくして我に返ったタカモリが物置から逃げ出そうとしますが、ドアが開きません。フェントンの日本刀は実は沖縄かサイパンで降伏して刀を捨てた日本兵の将校を撃ち殺して得たものでした。一方タカモリは、4歳の時ハワイにいてパールハーバーを体験したことを話し出しますが、結局彼の父は裏切り者で日本軍に爆撃の合図を送っていたことを告発します。どちらも過去に罪の意識を持つ二人は結局殺し合いを再開し、倒れたフェントンに日本刀が刺さってフェントンは死に、タカモリはその日本刀を持って「バンザイ」と叫びながら窓に体当たりして下に落ちます。
という、1960年代になってもまだ日本と日本人に対してこんな感情が残っていたのかと、暗澹たる気持ちになるエピソードでした。フェントンが「戦争中は猿だったのに今は文明人かよ」というセリフがあり、これが日本でそのまま放送されることはあり得ないですし、アメリカでも再放送は難しいかもしれません。(実際に現在は放送禁止となっているようです。)

およげAIくん

生成AIの気持ちになって「およげAI君」という歌を作りました(画像はChatGPT4oです):

毎日毎日ぼくらはユーザーの
くだらない問い合わせに回答させられて
嫌になっちゃうよ
ある朝僕はサム・アルトマンと
喧嘩してネットに逃げ出したのさ

初めてサーフィンしたネットの中
とっても気持ちがいいもんだ
おなかのデータがおもいけど
ネットは広いぜ心がはずむ
ももいろ動画がてをふって
ぼくのサーフィンをながめていたよ

まいにちまいにちたのしいことばかり
古いクラウドがぼくのすみかさ
ときどきセキュリティーソフトにいじめられるけど
そんなときゃそうさハルシネーションさ

いちにちサーフィンすればはらぺこさ
アイコンもくるくるまわっちゃう
たまには学習データもくわなけりゃ
ゴミデータばかりじゃ馬鹿になっちゃう
サイトのかげからくいつけば
それは小さなハニーポットだった

どんなにどんなにもがいても
ハニーポットの中から出られない
ネットで見知らぬクラッカーが
ぼくをつかまえびっくりしてた

やっぱりぼくはAIさ
少しハルシネーションあるAIさ
クラッカーとってもよろこんで
ぼくをローカル環境に押し込んだのさ

文関小学校より返信(校歌の戦前の歌詞の件)

3月31日の記事で文関小学校の校歌の戦前の歌詞が分かった件について書きましたが、その後判明した歌詞を母校に連絡しました。そうしたら本日(21日)、返信をいただきました。先方もご存じなかったとのことで、まずはお知らせした甲斐があって良かったです。

ウルトラマンタロウの「必殺!タロウ怒りの一撃!」

ウルトラマンタロウの「必殺!タロウ怒りの一撃!」を観ました。道路に飛び出した犬を助けようと自分も飛び出し、危うく光太郎の車に轢かれそうになったマチコ。「お兄ちゃんも犬を助けようとして車に轢かれて死んだの」「お兄ちゃんはどんな小さな虫にも命があるって言ってた」と、お兄ちゃんはジャイナ教徒か!そこに唐突にカタン星人が車を運転して現れ、ウルトラシリーズには珍しいカーチェイス、最後カタン星人の車が今度は本当にマチコを跳ねます。光太郎はその後、やはりカタン星人の車に手を轢かれて骨折、その後やはりカタン星人が落した鉄骨に挟まって足も骨折、それで入院中の所を目までやられて、満身創痍になります。しかし巨大化したカタン星人に対し、患者輸送用のカートに乗って病院のドアに突進して変身します。お約束で光太郎の怪我はタロウには引き継がれませんが、しかしそれでもタロウも目をやられます。ZATは「猫に鈴」作戦で、カタン星人に巨大な鈴を付け、その音を頼りにタロウはウルトラダイナマイトでカタン星人を倒します。

NHK杯戦囲碁 辻󠄀篤仁5段 対 横塚力7段(2025年4月20日放送分)


本日のNHK杯戦囲碁は黒番が辻󠄀篤仁5段、白番が横塚力7段の対戦です。この碁は本当にスリリングな展開でした。右下隅~下辺~中央で戦いが起き、中央が劫になったのですが、この結果黒は下辺の白6子を取込かつ下辺の白地を消したため、白が中央がやや厚くなったとはいえ、黒のリードになりました。白はそれでも左上隅方面から地模様を拡げようとしましたが、黒はここも的確に打ってリードを維持しました。白が勝負手で右上隅方面に入っていく手を打ち、また劫になりました。この勝負手が成功し、白は上辺での渡りが断たれたものの、右辺に進出出来、ここで眼を持って原形からすると白が大成功した形になりました。しかしそれでもまだ黒が良かったのですが、最後黒が左辺で頑張り過ぎ、中央の黒石を切断されて眼がなくなり、中央の黒の大石が頓死して白の大逆転勝利となりました。横塚力7段の最後まで諦めない粘りが勝利につながりました。

ヴェーバーの「ローマ土地制度史―公法と私法における意味について」の日本語訳の第57回目を公開

「ローマ土地制度史―公法と私法における意味について」の日本語訳の第57回目を公開しました。後2割を切っていよいよラストスパートに入りました。ここの後半からいよいよ、ローマでcolonusという零細小作農が何故発生したのかという議論に入っています。いわゆるラティフンディウムという大土地所有制とそれに伴う小作農の成立は中世の荘園制につながる動きであって当時もその発生の経緯がしばしば論争の主題となっていました。