トワイライト・ゾーン全156話を観終わりました。
通常ProsとConsということで、良いところ、悪いところをまとめるのですが、トワイライト・ゾーンに関してはあまり悪いところというのは見当たりません。強いて言えば、シーズン4での1時間化は私にはイマイチで元の30分枠の方が良かったです。一通り全エピソードを振り返って、私にとって印象に残ったもののリストが以下です。振り返ってみて、やはりシーズン1にロッド・サーリングが中心となって脚本を書いていた時が一番良かったと思います。この時代こそが脚本家にとっての黄金時代で、ドラマの出来不出来が脚本家に依存する部分が大きかったのだと思います。トワイライト・ゾーンというタイトルと設定は秀逸で、この設定を使うことである意味どんな話も制約なく作れるようになり、脚本家達の創造力を刺激したんだと思います。また元々こういう設定にしたのは、通常のドラマだと政治やスポンサーに気に入られない話は書きにくかったのが、この設定だとそういう制約がなくなるからだとサーリング自身が言っていました。時代からしてSF的な話が多いですが、それと同じくらいにホラー系の話も多かったです。単純な科学礼賛ではなく、その裏に潜むある種の暗い面を脚本家達がえぐり出していると思います。内容によっては現在でも十分通用するものがあります。このドラマは後続するアウター・リミッツや日本のウルトラQを始め様々な作品に大きな影響を与えています。まさにアメリカのTVドラマの歴史の中での金字塔といえるシリーズだと思います。
1-2 “One for the Angels”
1-5 “Walking Distance”
1-8 “Time Enough at Last”
1-16 “The Hitch-Hiker”
1-34 “The After Hours”
1-36 “A World of His Own”
2-15 “The Invaders”
2-17 “Twenty Two”
2-19 “Mr. Dingle, the Strong”
2-22 “Long Distance Call”
2-23 “A Hundred Yards Over the Rim”
2-29 “The Obsolete Man”
3-3 “The Shelter”
3-24 “To Serve Man”
3-25 “The Fugitive”
3-31 “The Trade-Ins”
3-35 “I Sing the Body Electric”
3-37 “The Changing of the Guard”
4-2 “The Thirty Fathom Grave”
4-9 “Printer’s Devil”
4-15 “The Incredible World of Horace Ford”
5-3 “Nightmare at 20,000 Feet”
5-8 “Uncle Simon”
5-15 “The Long Morrow”
5-16 “The Self-Improvement of Salvadore Ross”
5-25 “The Masks”