アオサギ

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サギの仲間のアオサギです。「アオ」とつきますが、実際は灰色と黒です。昔の日本語では「アオ」は黒っぽい色を表していたということでしょう。現在で言う「アオ」は「ルリ」で、ルリビタキなどの鳥の名前に残っています。アオサギはカルガモと並んで、今ではどこにでもいる鳥になりましたが、1950~1960年代には、アオサギの写真を撮ろうと思ったら、北海道の釧路湿原にあるアオサギのコロニーに行くしかなかったということです。そのコロニーから少しずつ日本中に拡がっていったみたいです。

キアシシギ

kiashishigi03三浦半島の江奈湾で撮影したキアシシギです。ご覧になるように、ハゼらしき魚をくわえています。キアシシギがゴカイ類だけではなく魚も食べるという証拠写真です。

ダイゼン

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チドリの仲間のダイゼンです。和名は、宮中での食事を司る大膳職にて、特に美味な食材とされた所からついたそうです。日本には春と夏の2回、渡りでやってきますが、夏羽になると顔、胸部、腹部まで真っ黒になります。ムナグロと良く似ていますが、干潟にいるのは大抵の場合ダイゼンです。ムナグロに比べると頭の模様が薄いのと、脇腹が黒くなっているのがダイゼンの特徴です。ゴカイ類や昆虫を食べます。写真はいずれも谷津干潟にて撮影したものです。

セグロセキレイ

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ハクセキレイ、キセキレイと並んでセキレイの仲間のセグロセキレイです。ハクセキレイ、キセキレイと激しい縄張り争いをするみたいですが、ハクセキレイに比べると見かける頻度は落ちます。基本的に水辺にいます。

アカハシハジロ

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2008年4月に、スイスのチューリッヒに行った時に、チューリッヒ湖で撮影したカモの仲間のアカハシハジロです。日本ではごく稀に冬に迷鳥としてやってくるだけで、ほとんど見ることはできません。

ソリハシシギ

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シギチの仲間のソリハシシギです。小型のシギチで名前の通り、嘴が上方に反っています。嘴以外ではキアシシギに良く似ています。干潟で昆虫や小型の甲殻類を食べます。日本に春と夏の2回渡ってきますが、あまり大きな群れで来ることはありません。

カルガモ

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私の鳥見は、おそらくカルガモに始まって、カルガモに終わるんじゃないかと思います。そのくらい、よく遭遇するのがカルガモです。多摩川、二ヶ領用水、生田緑地、東京港野鳥公園、谷津干潟、葛西臨海公園などなど、私が鳥見に行く先々にカルガモはいます。
昔は、丸の内で皇居のお堀に春先に引っ越すのが、よくマスコミに取り上げられていましたが、この頃は増えすぎたせいかそうでもないようです。
人間の近くで暮らすのは、人間が保護してくれて、外敵から身を守りやすいからではないかと言われているようです。また純粋なカルガモは少なく、マガモやアイガモなどと交雑しているようです。
この写真は2007年6月2日に谷津干潟の淡水池にてです。子カルガモは、こう見えても泳ぐのがとても素早く、うまく写真に撮るのはなかなか大変でした。
カルガモの見分け方は、クチバシの先端と脚指が黄色いことです。雄も雌も差がほとんどありません。
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