従来のデータセンターって要するにStorageが中心でHDDが主役でしたが、今爆発的に増えているデータセンターは、超GPUアレイみたいなもので、Storageはほんのオマケらしいです。それで一つのGPUの消費電力が700~1000Wでそれを数千から場合によっては万単位で使うので、だから本当に専用発電所が必要なレベルになります。これの電気を作るのに化石燃料がまだまだ大量に使われており、地球温暖化を加速しています。地球温暖化の本当の障害はトランプ政権ではなく実は生成AIバブルです。しかも変なのはそれだけお金をかけてデータセンターを作りまくって今の所誰もそれに見合う利益を上げていません。
月: 2025年11月
AIバブル
AIバブルでどんどこGPUデータセンターが世界中で増殖しているのにどこも儲かっておらず、競合先がやっているから自社もやる、完全にレミングの集団自殺か1950~60年代の核兵器開発競争と同じです。
また現状の生成AIでちょっとした翻訳とかプログラム作りには便利だけど、目に見えて効果が出るような使われ方はまだほとんどされていないと思います。個人的に今60歳台で良かったと思います。20歳台だったら何を目指して働けばいいか全く分からなくなったと思います。
ウルトラマンレオの「さようならかぐや姫」
ウルトラマンレオの「さようならかぐや姫」を観ました。何と言うかタイトル通りのかぐや姫そのままでした。出てくる月の怪獣が「キララ」で名前も外見もウルトラマンの「キーラ」にそっくり。キララがかぐや姫を連れ戻しに来るのは、ある意味正当な権利なのに、「生みの親より育ての親」という論理でゲンとレオがそれを妨害しようとするのは、とても変。次のエピソードはまたアストラが登場します。
スタートレック・TNGの”Half a Life”
スタートレック・TNGの”Half a Life”を観ました。いつもお騒がせのトロイの母親のルクサナが、今回はなかなか味のあるいい役を演じます。カエロンIIという惑星の科学者ティムシンがエンタープライズ号にやって来ますが、その目的は彼らの太陽が死にかけているのを、エンタープライズ号の光子魚雷を使って再活性化させる実験を行うことでした。たまたまトロイに会いにやって来たルクサナですが、何かとティムシンにつきまといます。ある太陽を使った実験はしかし、その太陽が爆発することになり失敗します。実はカエロンIIでは一種の姥捨山システムがあって、人は60歳になると自殺を強いられます。実験に失敗したティムシンに残されていたのはカエロンIIに戻ってお別れの儀式をした後自殺するだけでした。しかしルクサナはティムシンを愛するようになり、ティムシンにそんな野蛮な風習に従うことを止めるように言います。悩んだティムシンはピカードに亡命を申し入れますが、カエロンIIから宇宙船2隻が攻撃のためにやって来ます。結局エンタープライズ号にやって来た自分の娘にも説得され、ティムシンはカエロンIIに戻ることになり、しかしルクサナがお別れの儀式に参加するために同行します。という訳で前回同様地味な話でしたが、脚本としては良く出来ていたと思います。
ウルトラマンレオの「地球を守る白い花」
ウルトラマンレオの「地球を守る白い花」を観ました。今回は「花咲かじいさん」です。仲谷昇演じるバーミン星人が子供達の前で灰みたいなものを撒いて花を咲かせ、その花を子供達にプレゼントするけど、その花の匂いをかぐと皆寝込んでしまいます。カオルが助けた白い花の精が、そのバーミン星人の正体を暴き、星人が巨大化します。ちなみにその花の精を演じているのは杉田かおるです。ウルトラ同窓会で次は団時朗かな、と思っていましたが、普通の話でした。(団時朗さんと帰ってきたウルトラマンはもうちょっと後に登場します。)
NHK杯戦囲碁 本木克弥9段 対 志田達哉8段(2025年11月16日放送分)

本日のNHK杯戦囲碁は、黒番が本木克弥9段、白番が志田篤8段のどちらも7大タイトルの挑戦経験者同士です。(志田8段は今年の天元戦で一力遼天元に挑戦しましたが、惜しくも3連敗でタイトル奪取はなりませんでした。)この碁はがっぷり四つという感じで、最後まで微細な形勢が続きました。上辺左でいわゆる「鶴の巣ごもり」の形が出来て、それで白が守らずに黒に取らせたのも珍しいことでした。左辺で黒が白地を侵略して活きた代わりに中央がかなり白っぽくなったのですが、黒が下辺の白を脅かしつつ中央を上手く侵略して大きな白地を作らせなかったのが黒の勝因になりました。また最後の方で上辺の劫争いをしている時に、左辺を劫に弾いて新たな劫を作ってそれを劫立てにしたのも上手く、最後白の左下隅に置く手があり、白が一手手入れが要るということで、結局黒の1目半勝ちに終わりました。
ジューン・ロックハートさんの訃報

あああ、ジューン・ロックハートさんが先月23日に100歳で亡くなられていました。(;_;) ラッシーと宇宙家族ロビンソンでどちらも母親を演じ、「理想の母親」として長く愛された人です。若い頃には「ラッシーの息子」で主人公(ラッシーの飼い主)の恋人役も演じています。
映画「グリーンブック」でピアニストのアリが別れた妻の名前がジューンだ、と言ったら、トニーが「ラッシーの女優と同じ名前だ!」と言っていたのを覚えています。その時川崎の映画館で観ていましたが、おそらくすぐにジューン・ロックハートのことだと分かったのは、観客の中で私一人じゃ無かったのかなと思います。
スペース1999の”The Troubled Sprit”
スペース1999の”The Troubled Sprit”を観ました。またもひどい話でこれまでのワースト3に入ります。SFではなくてオカルトそのもの、降霊術とエクソシストの話です。(マジ)一応植物栽培の効率化のため植物と交流出来るようにするという建前で、降霊術みたいなことをやって、その研究者の未来の姿(死ぬ時の姿)をした霊が降臨し、他の人間を殺していく、という話でバーグマン教授が「これはエクソシストをやるしかない」ととても科学者と思えないことを平気で言います。結局その霊と本人が格闘して高圧電流で死んで顔の半分が火傷してということで幽霊の姿と同じになる、という超非合理的なお話です。
ウルトラマンレオの「怪獣の恩返し」
ウルトラマンレオの「怪獣の恩返し」を観ました。前回、次はハヤタ役の黒部進が出ると書きましたが、何とフジ隊員の桜井浩子さんも登場!しかも怪獣ローランが人間に化けたという設定。(要するにタイトル通り鶴の恩返しそのまま。)マグマ星人が久し振りに登場し、怪獣ローランを自分の嫁にしようとしますが、ローランはマグマ星人が大嫌いで、ということで怒ったマグマ星人に槍みたなのを足に投げられて刺さって怪我をしていたのを黒部進の親子がその槍を抜いてやって、次の日ローランが人間の女性に化けて恩返しに来るというもの。しかし本当にウルトラ同窓会みたいになっているのは、視聴率低迷で昭和の第2次ウルトラシリーズもこれで終わりという予感があったからでしょうか。(笑)
スタートレック・TNGの”The Drumhead”
スタートレック・TNGの”The Drumhead”を観ました。全てエンタープライズ号の船内だけで進行し、また無実の者を罪人に仕立てようとするという嫌な内容でしたが、しかし最高にジーン・ロッデンベリーらしいお話でした。エンタープライズ号にやって来ていたクリンゴンの科学者が、エンタープライズ号のエンジンの秘密を盗んでロミュランに渡していたことが発覚します。それと同時期にエンタープライズ号のエンジンのハッチが爆発し、破壊工作が疑われました。その調査のためサティという検察官がやって来て、皆を尋問していきますが、その中で医療チームのターセスがサティのベータゾイドの副官によって何か嘘を付いているということで追及されます。結局ターセスの祖父はロミュランだったのをスターフリートに入るときにヴァルカンだと虚偽の申告をしていたことが発覚します。サティはこれでもう犯人は分かったとばかりにターセスの告発を続けますが、ピカードはそれにストップをかけようとします。サティはそれに対し上級の審議官を呼んで、今度はピカード自体も過去のPrime Directive違反で追及し始めます。しかしピカードがサティの父の法律家の言葉を引用し、このような小さな告発がやがて我々全員が鎖でつながれることになる、という言葉を引用し、サティがそれを聞いて逆上します。上級の審議官はサティのファナティックな告発のおかしさを理解し、全ての審議をストップさせます。ピカードはウォーフに魔女狩りの時代から人類はまだあまり進歩していないと言います。
観ていて太平洋戦争の時の日系アメリカ人の収容とか、赤狩りとかそういうものを思い出しました。女性とアバンチュールを楽しむピカードはあまり見たくないですが(笑)、今回のピカードは哲人艦長という感じで良かったです。