英語の語彙力の強化

今私の英語学習での重点強化事項は、
(1)スピーキング→これはほぼ毎日DMMの25分のレッスンで練習しています。
(2)発音→これはハミングバードの32回のレッスンでかなり改善されましたが、さらに”Mastering the American Accent with Downloadable Audio”というのをやっています。
(3)語彙→現在1万語ぐらいの語彙力を1.5万語ぐらいまでにしたいと思っています。写真の左の本を毎日10分ずつ読んで一応終了、次は右のをやります。でも1回読んだくらいでは駄目で、最低でもそれぞれ3回くらいやる必要がありそうです。(しかもTimeとか読んでいると、これらの本にも載っていない語彙がしょっちゅう出てきます。)

気がつけば定年まで後1年を切りましたが、ともかく目標としては英語圏に留学も駐在もせずにどこまでネイティブのレベルに迫れるかです。

「走れコウタロー」の元ネタ

1970年に流行った歌で「走れコウタロー」というのがあります。(ソルティー・シュガー)先日、ちょっとしたきっかけでスパイク・ジョーンズという1940~50年代にアメリカで活躍したコメディミュージシャンの「ウィリアムテル序曲」をYouTubeで見ましたが、これが何というか「走れコウタロー」に色々似ています。(言うまでもなくスパイク・ジョーンズの方がはるかに先です。)

(1)「走れコウタロー」のメロディーがほとんど「ウィリアムテル序曲」のまま。
(2)途中で競馬の中継に変る「ウィリアムテル序曲」ですが、その実況中継のセリフが「走れコウタロー」のそれとよく似ています。(まあどちらも競馬の実況中継のパロディーですから、その意味で似ているとも言えますが。)
(3)スパイク・ジョーンズは日本でも知られていて、その証拠にフランキー堺が後にクレージーキャッツとなるメンバーと、一種のトリビュート・アルバムを出しています。また、クレージー・キャッツの一連のコメディー曲はスパイク・ジョーンズの影響を強く受けているそうです。

山本コウタローは1948年生まれだそうで、だとしたら子供の頃スパイク・ジョーンズを聴いている可能性は十分あると思います。(関東地区では現在のAFNである米軍の放送が戦後ずっと流れていて、多くの人がこれで生のアメリカのヒット曲を聴いていました。)意図的にパクったのか無意識の内に影響が出たのかは知りませんが、両方を一緒に聴けば、その影響は明らかだと思います。しかし、不思議なことにインターネット上を探してもこのことを指摘している人は誰もいません。

走れコウタロー(ソルティー・シュガー)
https://www.youtube.com/watch?v=UIPG8h_0I2g

YouTube動画のウィリアムテル序曲(スパイク・ジョーンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=qS9t-dlsk7A

歌詞
https://genius.com/Spike-jones-william-tell-overture-lyrics

久石譲指揮、フューチャー・オーケストラ・クラシックスのブラームスの交響曲第1番

久石譲指揮、フューチャー・オーケストラ・クラシックスのブラームスの交響曲第1番を聴きました。この指揮者が好きだから買ったのではなく、ブラ1に関しては220種類くらい聴いて来たので、一応チェックしておこう、ぐらいの気持ちです。この人の演奏の傾向はベートーヴェン交響曲全集で既に分っていますが、その予想通りの演奏でした。しかし冒頭のセカセカしたスピードはその220種類の中でも一番でしょうね。ブラームスが10数年かけてようやく完成させた最初の交響曲で、彼らしくきわめて無骨に不器用に始まる出だしを、このような速度でやらないで欲しいと思うのは私だけでしょうか。まあ緊張感があって引き締まった演奏で、悪くはないですが、ベートーヴェンの時もそうでしたが、二度聴きたいとは思わない演奏なのですね。大体クラシックスのCDを買う人はほとんどがリピーターで、初心者って少ないと思います。そういう人は大体ブラ1なんて聞き飽きる程聴いている訳で(私の場合は極端ですが)、そういう人にアピールするには何か斬新さが無いといけないという理屈は分りますが、それは本質的な良さとはまた別の話です。

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第36回目を公開

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第36回目を公開しました。ここの所割といいペースで進んでいましたが、ここは中世ラテン語(Vulgar Latin)の法規が3つも4つも出てきて大変でした。「蹄鉄工」とか「養蚕」とか古典ラテン語の時代にはないものばかりで、当然古典ラテン語の辞書を引いても出てきません。また注の中で当時のゲルマニステンの代表であるギールケを批判しているのですが、それも元のギールケの説が分らないので意味を取るのに苦労しました。まあこの辺りが胸突き八丁です。

熊木公太郎も白井喬二の分身?

久し振りにヤフオクで白井喬二ネタを入手。雑誌「富士」の昭和23年3月の特別増刊で「大衆文藝出世作全集」です。
作品は「怪建築十二段返し」でこれは既読ですが、岩崎榮という人の「大衆文壇 黎明期の諸星」の白井喬二の分が非常に興味深いです。鳥取での中学生時代にボートレースがあって、白井も選手でしたが、白井は遅刻し、白井の代員が出たチームは優勝します。それで後からやっと駆けつけた白井が何をやっていたかというのをボートのメンバーが問い質すと、知人から「菜根譚」を借りて読んでいたのを、その知人がそれを誰かに売り払うというので、その知人の家まで行ってその「菜根譚」を買って来たという訳ですが、「菜根譚ならそこらの書店で売っているじゃないか」「何だそうか」という話で、しかもボートレースは白井が出ていたら優勝しなかったんではないかということです。前から白井喬二は「盤嶽の一生」の阿地川盤嶽の分身みたいなものだと思っていましたが、実は「富士に立つ影」の熊木公太郎も白井自身なんだと分ってちょっとうれしくなりました。一応白井の名誉のために補足しておくと、ボートを漕ぐのは上手くなかったようですが、剣道では中学時代に2段を取っています。当時中学生で2段は珍しかったそうです。

宙家族ロビンソンの”Space Beauty”

宇宙家族ロビンソンの”Space Beauty”を観ました。珍しくジュディが中心の話で、そうなるとジュディが美人というだけの話になり、ジュディがエイリアンが主催する宇宙の美人コンテストに参加させられるという話です。しかしジュディがサインした書類には、もし優勝したら主催者の星に行って主催者(ほとんど悪魔)と一緒に永遠に暮さないといけない、と書いてありました。美人コンテストの司会者とそのアシスタントはいずれも前に出てきたキャラの再登場。ロボットが女装(?)して女性ロボットとしてコンテストに参加するのがちょっと笑えます。どうもこの時代の美人は「美しいけれでも頭がちょっと…」といった感じで描写されている場合が多いように思います。演じているマルタ・クリスティンは存命で75歳くらいですね。何ていったって、モーリーンお母さんのジューン・ロックハートがまだ95歳でご存命ですから。

NHK杯戦囲碁 山城宏9段 対 富士田明彦7段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が山城宏9段、白番が富士田明彦7段の対戦です。この碁の最初の焦点は左下隅で、黒が下辺から隅の黒を包囲している白の壁石を攻めようとしましたが、白も下辺で挟み返す展開となり、ねじり合いとなりました。ここで黒が切れない断点を切って白に1目取らせ、その代償として当たりを2回利かそうとしました。しかし白はすかさずカウンターで下辺の黒の一間トビに割り込んで行きました。結果は劫になり、白は左辺の黒への打ち込みを劫材に使い劫に勝ち、黒の7子を取り込みました。この結果は白が得をしており、黒は白がカウンター攻撃をして来た時に受けずに左辺を連打していた方が優ったようです。白はその後右下隅の三々入りで先手で地を稼ぎ、右上隅の両ガカリに回り好調でした。白は右辺でも二間ビラキで地を取り、地合は完全に白のリードでした。その後黒は上辺に付けていって策動しましたが、白に強く受けられて後続手段が無く、白が勝勢になりました。その後黒は中央の3子をうまくしのいで差を縮めたかと思いましたが、その後白にその中央の黒への攻めと右下隅の黒の地を削減する手を見合いにされ、差は縮まらず黒の投了となりました。

プッチーニ「蝶々夫人」を引用した歌謡曲

古関裕而が自伝で渡辺はま子が歌った「雨のオランダ坂」の間奏に、プッチーニの「蝶々夫人」の有名なハミングコーラスを引用したことを書いていますが、同じ渡辺はま子で昭和14年に「長崎のお蝶さん」という曲があり、その間奏は同じく「蝶々夫人」の超有名アリア「ある晴れた日に」そのまま。いくらなんでもプッチーニの著作権はこの頃は切れていない筈ですが(プッチーニが亡くなったのは1924年)、レコード上にはプッチーニの名前は無し。この頃は著作権は緩かったんでしょうね…

 

 

渡辺はま子「長崎のお蝶さん」(昭和14年)(01:07ぐらいから蝶々夫人のアリア「ある晴れた日に」の引用)
https://www.youtube.com/watch?v=D9V_WpJye1w

渡辺はま子「雨のオランダ坂」(昭和22年)(01:01ぐらいから蝶々夫人のハミングコーラスの引用)
https://www.youtube.com/watch?v=e_813G2fajw

宇宙家族ロビンソンの”Fugitives in Space”

宇宙家族ロビンソンの”Fugitives in Space”を観ました。ある監獄惑星の強制労働から逃げ出した囚人がドンとドクター・スミスの所にやってきて倒れます。目を覚ました囚人はドクター・スミスと服を替え、逃げます。そこに監獄の星の看守達がやってきて、ドンとドクター・スミスを捕まえます。二人にはコンピューターによる裁判で囚人を逃がした罪で有罪になり、監獄惑星に送られます。そこは気温が65℃という猛烈な暑さの星ですが、決められた労働のノルマをこなさないと寝るために必要な氷の塊がもらえません。ウィルとロボットは爆弾入りのケーキを作って二人を助けようとしますが、ドクター・スミスがその仕掛けに気付かず失敗します。ドンとドクター・スミスと最初に逃げ出した囚人の三人は、最初に逃げ出した囚人によって彼の逃亡計画に協力させられます。それによると彼はデトロニュームを隠していて、それを持って逃げれば匿ってくれる者は沢山いると言います。結局最後にその囚人は爆死します。結局ドンとドクター・スミスはそのデトロニュームを看守が探そうとしていたのの道具に使われて無理矢理有罪にされただけでした。その看守のサディスティックな看守ぶりがなかなかいけます。看守というより捕虜収容所長みたいですが。

チェリッシュのCD

昨日、「哀愁のレイン・レイン」のことを書いて、また聴きたくなったのでチェリッシュのベスト盤を買いました。悦ちゃんの歌って裏声で何故か専門家には評判があまり良くなかったですが、私には心に染みる感じで好きでした。特に「なのにあなたは京都へゆくの」とか「白いギター」、「若草の髪かざり」とか。「てんとう虫のサンバ」は皆さんご存知の理由で聞き飽きていて好きではありませんが。