300Bのシングルアンプに再挑戦

以前、東日本大震災の後、メンタルの病気で休職していた頃、300Bのシングルアンプで聴いていた音が忘れられなくて、エレキットのTU-8600Sというキットの完成品(アムトランスという店でパーツをより高級なものに変えて組み立てたもの)をポチりました。このキットは真空管別売りですが、300Bは以前使っていた高槻電器工業の(2本で10万円以上した高級品)が多分まだ動くと思います。(動かなかった時のことを考え、JJ製{スロヴァキア}の300Bも取り寄せ中)(ちなみにこの高槻電器工業製300Bは今はリニューアルされていて、それはペアで17万円くらいします。)
その他12AX7が1本と12AU7が2本必要で、動かなくなっている手持ち真空管アンプのを外せばそれで使えるのですが、一応定評あるMullard(現在はロシア製)のを取り寄せました。
何といっても真空管アンプで一番真空管らしい音になるのはシングルアンプで、それも300Bが最高だと思います。なんとも言えない空間の拡がり、暖かでふくよかな音、は真空管でないと出せません。まあ、300BのオリジナルのWE社のは高すぎて手が出なくて試していませんが。
ちなみにエレキットの真空管アンプキットは以前一度組み立てましたが、非常に良く出来ていてマニュアルも親切でした。その時作ったのは今でもちゃんと動いています。すぐ壊れるサンバレー(旧名:キット屋)のとは大違いです。(昔聴いていた300Bのシングルアンプがサンバレー製のキットで、半年でボリュームが壊れましたし、スイッチONの時に盛大に突入電流による「ボツッ」というノイズが出るという素人設計のアンプでした。)

巨人の惑星」の”The NIght of Thrombeldinbar”

「巨人の惑星」の”The NIght of Thrombeldinbar”を観ました。なかなかメルヘンチックというかほのぼのしていて良かったです。また、原子力潜水艦シービュー号でUボートの亡霊艦長を演じていた人が孤児院の管理人を演じていました。フィッチューとバーリーが食べ物を探しに行くと、巨人達はその日は何かのお祭りらしく、窓辺にクッキーを並べていました。そのうち一枚が落ちますが、それをフィッチューが拾って持ち帰ろうとします。しかしそこにやってきた子供達2人に捕まってしまいます。子供達はフィッチューのことをスロンベルディンバーと呼びます。どうも巨人の惑星の言い伝えでは、その日の晩は妖精のスロンベルディンバーがクッキーを取りにやって来て、それを捕まえると願いを叶えてくれるということのようでした。子供達2人は孤児で、孤児院で暮しています。その晩は片方で親がいる子供はすべて帰ってしまい、2人だけが両親がおらず施設に残ります。そこの管理人は子供達2人のおかげで折角の休みにどこにもいけないとして、子供達に辛く当たります。フィッチューは2人を気の毒に思って本当の妖精のように演じます。しかし、管理人に夕食抜きにされた2人は窓から逃げ出します。そしてフィッチューを紙袋に入れます。言い伝えでは月が出る時に、スロンベルディンバーを入れた紙袋を燃やすと、それでスロンベルディンバーは逃げ出すことが出来、子供達は願いが叶えられるということで、フィッチューは丸焼きにされそうになります。そこにオルガン弾きでチンパンジーを連れた男がやって来て、子供達が捕まえたのはスロンベルディンバーではなく地球人だといういことを知っていて、騙してフィッチューを取上げようとします。しかしフィッチューが大声でキャプテンを含む3人の名前を呼んだので、オルガン弾きは他にも3人地球人がいることに気がつき、子供達が居場所を知っていると思って、2人を木に縛り付けて折檻します。キャプテン達は施設に行って、管理人のパーテクに子供達が危ないことを伝えます。森に行ったパーテクはオルガン弾きと乱闘になりますが、体力で負けそうでした。しかしキャプテン達が子供を縛っていた縄を切ったので、子供達が加勢してなんとかオルガン弾きを撃退します。チンパンジーに見張られていたフィッチューの方は、バーリーがクッキーをチンパンジーに投げて気をそらして無事に救出出来ました。子供達2人のお陰で助かった管理人は子供達に辛く当たったことを詫びて、休日の夕食を2人にご馳走すると言います。

PCオーディオ、ついにバックロードホーン登場!

PCオーディオの強化、私のいつもの癖でどんどんエスカレーションして、ついにバックロードホーン登場!といっても新しく買ったのではなく、今常用している16cmのバックロードホーンを作る前に最初に作った10cm(フォステクスFE103E+ハセヒロのMM-151S)です。さすがにでかくて邪魔ですが、高さ的はにはこれが丁度いいです。しかし、こうなるともう間に合わせのPCオーディオではなく、かなり本格的オーディオです。バックロードホーンは出力音圧レベルが高くなりますので、出力が低い真空管アンプとの相性がいいです。また基本的にフルレンジなんで音像のまとまり、音場の拡がりが良く、さらには音放れが最高です。バックロードホーンは密閉型に比べて空気バネの力がほとんどなくコーンが自由に動けるのと、また強力な磁石を使っているせいで、音の立ち上がり・立ち下がりが非常に速いです。

NHK杯戦囲碁 沼舘沙輝哉6段 対 一力遼碁聖


本日のNHK杯戦の囲碁は黒番が沼舘沙輝哉6段、白番が一力遼碁聖の対戦です。布石は黒が上辺を中心に打ち、白が右上隅の黒の小ゲイマジマリに肩を付いてから競い合いになり、白は右上隅で地を稼ぎ、黒は中央と上辺が厚くなりました。黒が右下隅にかかったのに手を抜いて上辺に深く打ち込み、白がかかりっぱなしになっている左上隅ともからめて、また指し手争い になりました。しかし、白は上辺で封鎖されながらも眼形を作って上手く荒らしました。黒はそこで白が受けていない右下隅で、普通は両ガカリですが、何と星の石にかけて行きました。白に4線の地を与えながら右辺に大模様を築きました。この黒の大模様に白が打ち込み、その攻防の途中で黒は右上隅にツケを打ち利かそうとしましたが、白は手を抜いて右辺の一団を補強しました。勢いで黒は右上隅と上辺を絡めて策動し、結局白が右上隅の地を少し増やした代わりに黒が上辺の白を取り込みました。そして白は今度は左上隅を動き出し、隅から左辺に展開して活き形を確保しました。ここまでの形勢は白地が多く、黒は右辺の白を攻めて得を図らないといけませんでした。白は左辺での利きを見られていて、しのぎが難しかったですが、白が上手く立ち回って完全ではありませんが右辺はほぼ活きになりました。この結果白が優勢でヨセに入りましたが、黒は上手く左辺に潜り込んで、また中央にも地を付け、ここで黒が逆転しました。しかし、その後右辺で劫になり、劫材は白が多くて白が劫に勝ち、この結果本来右辺の大石には手入れが必要だったのが、右下隅と得をしながら連絡し、これでまた白がわずかに逆転しました。最後は白が半劫を譲っての半目勝ちでした。

PCオーディオにウッドコーンスピーカーと真空管アンプ

最近、在宅勤務とかもあって、PCで音楽を聴いたり、DVDを観たりすることが増えました。その際にはUSB接続のデジタルアンプ内蔵のPCスピーカーを主に使って来ましたが、チープな音が耳に付いてきて色々と試行錯誤し、今日はついに昔買ったビクターのウッドコーンスピーカーと、かなり昔(8年くらい前)に組み立てたエレキットの真空管アンプ(6L6GCシングルステレオパワーアンプ、TU-879S)を引っ張り出してみました。通電するのも多分5年ぶりくらいなんで音が出るのか不安がありましたが、見事に問題なく音が出ました!それでこのエレキットの真空管アンプは出力管の差し替えが可能なんで、昔買ったKT88、KT66、EL34などを引っ張り出してとっかえひっかえして聴いてみました。最近シビアなサウンドチェックはしていないので、ちょっと差が分りませんが、しばらくはEL34(ロシアのSvetlana製)を使ってみようと思います。

スタートレックのファーストシーズンの”Court Martial”

スタートレックのファーストシーズンの”Court Martial”を観ました。非常に良く出来たストーリーでした。カークがエンタープライズ号が磁気嵐に襲われた時に、調査に出していたポッドをまだイエローアラートだったのに見捨てて、乗っていたフィリーを見殺しにした容疑で軍事法廷にかけられます。カークは間違いなくレッドアラートになってからやむを得ずポッドを見捨てたと主張しますが、カークとフィリーはほぼ同格のキャリアだったのに、ある時フィリーがしでかしたミスをカークが報告したことによりフィリーは出世の道から外れ、そのことでずっとカークを恨んでいました。そのためカークがフィリーをこの機会に逆に始末したという容疑です。カークは自分の指示に問題が無いことを確信していましたが、コンピューターのログより再現された動画では、カークの指はまだイエローアラートの時にポッドを見捨てるというボタンを押していました。軍事法廷ではカークを告発する側の弁護士が、何とカークの昔の恋人です。しかしその弁護士はコグリーという別の弁護士をカークに紹介してくれます。決定的な証拠によりほぼカークの有罪が決まる寸前に、スポックが誰かがコンピューターのプログラムをいじって別の画像を作らせたのではないかという点に思い当たり法廷にやって来ましたが、時間切れで却下されそうになりました。そこでコグリーが熱弁を振るい、機械では無く人間の権利を最大限に尊重すべきだと言い、そしてそのプログラムをいじれる人間がカークとスポックとフィリーだけだと聞き、フィリーはまだ死んでいないでエンタープライズ号のどこかに隠れているのではないかという仮説を出します。その仮説の検証のため、最低限の人間がエンタープライズ号に乗り込み、船内のマイクで人間の心音を拾います。関係者の心音を一つ一つ消していっても、まだ心音が残っており、誰かがエンタープライズ号に潜んでいることが分ります。カークがその場所に向かい、フィリーを発見します。フィリーはカークを陥れて復讐するだけでなく、エンタープライズ号のエンジンを破壊する仕掛けを施していました。フィリーとの格闘になり、エンタープライズ号にはフィリーの娘も乗っているといってフィリーを動揺させてフィリーからフェーザーを奪い、何とかエンジンの破壊工作も阻止出来ました。
最後の女性弁護士とのシーンがなかなか粋でした。

折原浩先生のHPの移動

折原先生のHPですが、昔YusenがやっていたgyaoのサービスとしてのHPサービスが今はSo-netが運営しているのですが、そのサービスが来年の1月28日で終了するとのことで、新しいサイトに移動になります。

新しいURLは http://hkorihara.com/ になります。
実は私が引っ越しのお手伝いをして、独自ドメインを取っての運用になります。

「巨人の惑星」の”Deadly Lodestone”

「巨人の惑星」の”Deadly Lodestone”を観ました。ちょっと前の回から、地球人達を追い回しているコービッドという調査官がいますが、地球にあって巨人の星にはない金属(イネラメタルとかいうの)を探知する装置を作り、それによって地球人達を追い詰めます。それに気付いたキャプテン達はその金属で作られている物をすべて捨てた積もりでしたが、何故か夜中に食料調達に出かけたら、コービッドの探知機に引っ掛かってしまいます。よく考えたら、ダンが以前骨折した右足の骨の固定にその金属で出来たピンを使っていることを思い出します。ダンは取り敢えず森の中の流砂がある所に潜んで巨人達が追ってこれないようにしますが、そこには毒蜘蛛がいました。それでキャプテンは以前バーリーが盲腸になった時に手術を助けてくれた医者に再度頼んで、ダンの足からピンを取り出そうとします。しかしその医者は地球人達に協力したということで今は刑務所の中です。しかし何とか連絡を取り、その医者と一緒に働いていた看護師に協力を求めるように言われます。キャプテン達は看護師に連絡を取り、会いますが、しかしその看護師は一部始終をコービッドに連絡しており、コービッドは手術で動けない時に地球人達を捕まえようとします。しかし、看護師は実は医者と同じく良心を持っており、電話はすべて盗聴されているので、わざとコービッドに協力している振りをしていましたが、うまくコービッドを騙して病院の中でダンを手術し、ピンを取り出すことに成功します。医者がヒポクラテスの誓いなら、看護師もナイチンゲールの誓いというのがあるのですが、そういう話でした。

スタートレックのファーストシーズンの”Tomorrow Is Yesterday”

スタートレックのファーストシーズンの”Tomorrow Is Yesterday”を観ました。エンタープライズ号が惑星の重力によってワープの時にパチンコのように弾かれて時空を超えてしまい、何と1969年のアポロ11号打ち上げ直前の地球に来てしまいます。エンタープライズ号は懐かしのF-104戦闘機(自衛隊も使っていたスターファイター)に追跡され(ワープエンジンは故障してインパルスエンジンだけで飛行中)、核弾頭のミサイルを撃たれる危険性を考えトラクタービームを使いましたが、F-104はその力に耐えられず大破し、カークはやむを得ずパイロットをエンタープライズ号に転送します。未来の技術を知ってしまったパイロットを元の地球に戻すと歴史が変ってしまう可能性があるとのことで、カークはパイロットを戻さない決断をします。しかしパイロットからエンタープライズ号の写真と通信を基地に送ったことを知らされ、カークとスールーがそれを廃棄するために転送で基地に移動します。そこでカークが捕まったりしたり色々あって、結局太陽に向かってエンタープライズ号が近付き、それから全加速で太陽の重力を振り切る時の反動を使って再度未来に戻ろうとします。その途中で一度過去に戻り、パイロットともう一人間違って転送してしまった基地の警備員を、エンタープライズ号とパイロットが遭遇する前の時間に転送します。過去に戻ったからパイロットはエンタープライズ号とは遭っておらず従ってエンタープライズ号の記憶はない、という理屈ですが、かなり嘘くさいです。スタートレックでのタイムワープものは他にもあります。

「巨人の惑星」の”Genius At Work”

「巨人の惑星」の”Genius At Work”を観ました。バリーとフィッチューが森の中である少年が農夫に追いかけられているを目撃し、農夫に対して声を出したりして、少年が捕まらないようにしました。助けられた少年は、自分は天才であり、14歳くらいだけど既に大学2年で生物学と化学を学んでいるといいます。そしてタンパク質を巨大化する実験に成功し、その薬をバリーとフィッチューに差し出します。それを犬のチッパーが間違って食べてしまい、薬は効果覿面で、チッパーは巨人の惑星の普通のサイズの犬になります。それを見たフィッチューは、自分もその薬を飲んで普通の巨人のサイズになります。しかし、道路で人にぶつかって人と言い争いをしている内に警官に捕まってしまい、しかも野球場である少年からスター選手のサイン入りボールを盗んだという冤罪を着せられ、牢屋に入れられてしまいます。キャプテンが天才少年の所に行って、まずはフィッチューやチッパーを元のサイズに戻す薬の開発を依頼し、それから自分も薬を飲んで巨大化し、弁護士に化けてフィッチューを助け出そうとします。しかし、嘘がばれてキャプテンもフィッチューと同じく牢屋に入れられます。結局、少年が元のサイズに戻す薬を作ることに成功し、フィッチューとキャプテンは元のサイズに戻って牢屋の排水溝から逃げ出します。そしてサイン入りボールを盗んだ真の犯人である農夫の家に忍び込んで証拠のボールを盗もうとします。天才少年が警察に電話した結果、警察がやってきて真犯人である農夫は捕まるという話です。ちょっと手塚治虫のビッグXに似ていますが、地球人サイズから巨人サイズに拡大したり、逆に縮小するシーンはまったくありませんでした。