手持ちのCDの枚数

新居への荷物運び、LP約1,700枚は完了、CDは7割程度完了です。
それで前から気になっていた、手持ちのCDの枚数が全部でどのくらいか、新居で全部ちゃんと棚に並べられそうなので、ラフに計算(英語で ballpark estimate と言います)してみました。そうすると4,300枚くらいになりました。写真の棚が700枚くらいですから、これの6個強くらいです。1枚平均1,000円として、430万円とちょっと高級な車が買える金額をつぎこんでいます。今はダウンロードとかストリーミングが主力ですが、場所を取るとはいえ媒体を持っているというのはある種の満足感があります。

NHK杯戦囲碁 小池芳弘7段 対 本木克弥8段(2023年8月6日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が小池芳弘7段、白番が本木克弥8段の対戦です。この碁は右下隅から戦いが始まり、最後まで続きました。その発端は右辺下方で黒が延びていれば普通だったのを、ハネて白が切ったため、激しい戦いが始まりました。右辺は白黒ともほぼ同型となり、両方が活き活きとなりました。この戦いで白は下辺で得をし、また中央の黒3子も半分死んだ形となりました。なので黒としては右辺から延びる白を攻めて得を図らなければなりませんでしたが、白は上手く上辺になだれ込んで活きました。その後いろいろありましたが、最後は中央の黒が切断されて眼が無く、攻め合いも2手ぐらい白が良いということになり、黒は最後に中央の白のダメヅマリを追及しましたが、セキ活きとなり、結果中央の黒の死が確定し、黒の投了となりました。

「帰ってきたウルトラマン」の「戦慄!マンション怪獣誕生」

「帰ってきたウルトラマン」の「戦慄!マンション怪獣誕生」を観ました。元祖ウルトラマンでガヴァドンという子供達が塀に書いた落書きが宇宙線を浴びて怪獣になる、という話がありましたが、これはその二代目ウルトラマン版です。最初は弱かった宇宙怪獣を、少年がアイデアを出して、その通りに怪獣が進化していきます。それで結局巨大化して暴れ出した怪獣キングスロンに対し、ウルトラマンも例によって苦戦しますが、怪獣をそもそも強化したその子供が、ウルトラマンに怪獣の弱点を教えてようやくウルトラマンが怪獣を倒す、というありがちの展開でした。この戦いではウルトラマンは肝心のブレスレットを落してしまったりします。後、ついでですが、二代目ウルトラマンの戦いって、何故か無駄なジャンプとかの不要な動きが多すぎるような気がします。この辺りも「弱いウルトラマン」というイメージに貢献しているような気がします。

トワイライト・ゾーンの”Young Man’s Fancy”

トワイライト・ゾーンの”Young Man’s Fancy”を観ました。結婚したばかりのヘンリエッタ夫婦が、結婚式の後、夫の生家に戻って来ています。そこはその夫の母親が一年前に死ぬまで住んでいた家で、その夫が育った場所でした。夫婦はその家を売却するつもりでしたが、家の中に入った夫は、昔の母親との思い出の品物を多数見つけて、その家を売るのを段々渋るようになります。そしてやって来た不動産屋に、ハネムーンから戻るまで待ってくれるよう言います。しかし結局彼は家を売ることを止めてしまいます。奥さんはそこに現れた夫の母親の亡霊(?)に、その息子を昔に戻すことは止めてくれるよう頼みますが、母親は自分がそうしたのではなく、息子自身の希望なのだと言います。そしてやって来た夫は、すっかり少年に戻ってしまっていて、妻に対しもう用は無いので出ていくように言います…
まあ何と言うか妻対姑のバトルをSF調に表現した感じのドラマでした。しかしトワイライト・ゾーンもこの辺りかなりマンネリです。

「帰ってきたウルトラマン」の「暗黒怪獣 星を吐け!」

「帰ってきたウルトラマン」の「暗黒怪獣 星を吐け!」を観ました。暗黒怪獣というよりほとんどブラックホールのバキューモンが北斗七星とかに座の星々を飲み込み、そこに住んでいたザニカ(何と言う安直なネーミング!)が地球に逃げて来て暴れる、というストーリーです。ちょっと待て、「蟹座」って地球から見た星の並びが巨大な蟹に見えるというだけで、実際の星は蟹とはまるで関係ないだろ!
ともかくも、その可哀想な怪獣をMATもウルトラマンも無慈悲に攻撃します。ウルトラマンがやっと倒す直前に気が付いて、本当の敵バキューモンを倒しに向かいますが、地球が角砂糖一個分になってしまう超引力の怪獣の体内で、ウルトラマンは暴れます。地球上ではあれほど弱っちいのに、何故か今回はブラックホールにも負けないスーパーヒーローぶりです。
それからどうでもいいけど、丘隊員の私服姿の超ミニスカートが時代を感じさせました。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Home Soil”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Home Soil”を観ました。これはファーストシーズンの”The Devil In The Dark”のある意味質の落ちたリメイクだと思います。
エンタープライズ号は、Velara IIIを訪れます。目的はその星で行われているテラフォーミング(無生物の惑星を生物が住める惑星に変えるという壮大なプロジェクト)の予定の遅れの理由を確認するためです。しかしそこの責任者のマンデルは非協力的で、何かを隠していました。エンタープライズ号の調査隊が惑星のラボを訪れた際に、研究員の一人が暴走したレーザードリルによって瀕死の重傷を負うという事故が起きます。データが原因を調査しようとしていると彼もまた襲われ、何とか無事でしたが、その事故が誰かによって意図的にプログラムされたものであることを発見します。データとラフォージュはまたある採掘穴の中に光りながらパターンを変えていく無機物を見つけ、それをエンタープライズ号に持ち帰ります。シックベイで分析した所、それは何と無機質で出来た生物でした。しかも知性を持っていて、エンタープライズ号のクルーと通信しようとし、シックベイを乗っ取ります。彼らと話した結果は、テラフォーミングは彼らの住処を破壊して死に至らしめるものであり、何度も警告したのに聞き入られなかったので、戦争を宣告するというものでした。ピカードらは彼らのエネルギー源が光であることを突き止め、シックベイの照明を切ります。そして弱った無機質生物に対し、これまでのことを謝罪し、テラフォーミングを中止し、彼らを元の惑星に戻すことを約束します。無機質生物は承諾しますが、完全に人類を信頼出来るようになるのは後数世紀必要だと言います。つまり彼らの文明は連邦のはるかに先を行っていた、ということです。
ということで、ファーストシーズンの”The Devil In The Dark”がある星で貴重な資源を採掘している際に出てきたセラミックのボールを破壊していたのが、それがある無機質生物の卵であって、復讐で作業員を殺す、という話であり、ファーストシーズンの中でもっとも良く出来た話の一つでした。それに比べると感動という点でははるかに劣りますが、ネクスト・ジェネレーションの話の中では良く出来ている方です。

「帰ってきたウルトラマン」の「この怪獣は俺が殺る」

「帰ってきたウルトラマン」の「この怪獣は俺が殺る」を観ました。このエピソードから、MATの隊長が加藤隊長から伊吹隊長に変わります。後にも先にもこういう防衛組織の隊長が交代するのは他に記憶がないのですが、視聴率の梃子入れでしょうか。
でその新隊長がいきなり強烈な印象を残します。まずは夢の島で発火したのを自主的にマットジャイロで消火に行った郷隊員をいきなり出動停止にします。理由は火を消すと地下のガスが消費されず怪獣ゴキネズラが出現するから、ということですが、それはあなたが指示するのが遅いからでしょ、と突っ込みたくなります。しかし伊吹新隊長は相変わらず弱いウルトラマンがゴキネズラに苦戦する(右腕を怪我してブレスレットが使えない)のに颯爽とマットアローで支援に現れ、他のMAT隊員が全員ゴキネズラの吐く蜘蛛の糸みたいなのにやられたのに見事な操縦でそれをかわします。そして伊吹機が発射したミサイルをゴキネズラがくわえますが、それをウルトラマンがスペシウム光線で撃ってようやく倒すという結末です。しかし伊吹新隊長は厳しいだけではなく、命令違反をして出動して腕を怪我をした郷に対し、「階段から落ちたんだよな」とかばって度量の大きい所を見せます。

私のオーディオチェック用レコード紹介:「平岡養一 木琴リサイタル」

私のオーディオチェック用レコードの紹介。
「平岡養一 木琴リサイタル」(東芝EMI TA-60005)(録音1974年8月)
平岡養一さんは、戦前アメリカに渡ってシロホン奏者としてあるラジオ局の朝の番組で15分ほどその演奏が通算4,000回も全米に流され、「全米の子供達は毎朝ヨーイチのシロホンの演奏で目を覚ます」とまで言われた人です。単なる補助的な楽器だった木琴(シロホン)を、ソロ演奏に耐える楽器にまで地位を引き上げたのは平岡養一さんです。
私は、音はあくまで柔らかいけど鋭く立ち上がる、という音が好きです。典型的なのはクラシックギター・アコースティックギターですが、シロホンもまさにそういう音です。このLPの録音はジャケット裏に写真がありますが、コンデンサー・マイク2本によるステレオで、マイクはシロホンの近くにセットされ、伴奏のピアノは右後ろから聞こえる配置になっています。平岡さんの楽器は、アメリカのディーガン社のものを、自分で改造されたもので、とても良い響きの楽器です。この楽器は平岡さんの死後、マリンバ奏者の通崎睦美さんに受け継がれています。それで通崎さんがこの楽器を演奏しているCDも持っていますが、録音はこのLPの方がはるかに良いです。シロホンの直接音と間接音の混じり合いが絶妙です。オーディオチェック用だけではなく、純粋に音楽としても好きなLPです。

NHK杯戦囲碁 田中康湧4段 対 広瀬優一7段(2023年7月30日放送分)令和の新布石?


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が田中康湧4段、白番が広瀬優一7段の対戦でした。布石では、広瀬7段が実に独創的な手を連続して打ちました。まずは右下隅ではさまれた時に二間に飛んだのは、これは昭和の時代に良く打たれた手ですが、その後にさらに上方に三間に飛んだのは初めて見ました。AIが示していた肩付きに比べ黒を固めていないという利点はあるものの、ふわっとした捉えどころの無い手でした。さらに驚いたのが左辺の中央に6線に打った手です。そもそも左上隅、左下隅とも三々なので普通は模様の碁にはしにくい形ですが、それにも関わらず富士山型に6線に打つという発想は面白いです。最近、ほとんどAIの真似ばかりしている棋士が多い中自分の碁を打とうとする姿勢は好感が持てました。
ただ、白は厚みを活かした攻めが上手く行ったかというとそうではなく、上下の黒を追いかけたけど、左右どちらかの白が見合いで取られてつながって活きてしまったのは大きなマイナスでした。ただその後、結局中央の白4子を捨てて、右辺の白3子を引っ張り出し、結局黒4子を取って生還したのは大きな成果で、白がかなり盛り返しました。しかしその後また一波乱あって、結局この取られていた黒4子が復活する順が生じてしまいました。それでも地合を計算してみると、意外にもAIが示している勝率の差ほど開いておらず、ヨセ勝負になりました。しかし最後に白の見落としなのか、2子を当てられて継げない(継ぐと大石が劫になってしまう)ということになり、これで黒が抜け出しました。最終的には黒の2目半勝ちでした。広瀬7段の布石が悪かった訳ではありませんが、まとめるのが難しかったということは言えると思います。

トワイライト・ゾーンの”The Dummy”

トワイライト・ゾーンの”The Dummy”を観ました。何と言うか非常にトワイライト・ゾーンらしい話でした。腹話術師のジェリーは売れっ子でしたが、ただ彼は人形のジミーが自分でしゃべるようになったと思っています。マネージャーのフランクはそれをまったく信じず、ただジェリーがそのために酒を飲むのを責めます。またフランクは何度もジェリーを精神科医に連れて行って診てもらいましたが、解決しません。あるステージの後、ジェリーはジミーを捨てて他の人形を使うことを決心しますが、ジミーの声が彼を追いかけます。彼は元の部屋に戻ってジミーをたたき壊しましたが、それは別の人形でした。ジミーは彼に命を吹き込んだのはジェリーだと言います。カンサスシティーのステージでは、人形がジェリーであり、腹話術師がジミーになって二人は完全に入れ替わっていました…
私は元々腹話術師の人形ってちょっと不気味だと思っていたので、かなり怖い話でした。