トワイライト・ゾーンの”The After Hours”

トワイライト・ゾーンの”The After Hours”を観ました。マーシャ・ホワイトという若い女性がデパートで捜し物をしています。エレベーターを待っていると、何故か隣のエレベーターのドアが開き、彼女だけを乗せて上に行きます。エレベーターマンは彼女の捜し物が金の指ぬきだと聞き、それは9Fの特別売り場にあると言って、彼女を9Fに連れて行きます。しかしエレベーターの外の表示は8Fの上はRで9Fはありません。マーシャが9Fで降りるとそこはがらんとした屋根裏部屋のような空間で、何も商品はありません。そのうち一人の売り子が声をかけていて、マーシャが探していた金の指ぬきを差し出し、マーシャはそれしか商品がないのを奇妙に思いながら、25ドルを払ってそれを受け取ります。またエレベーターで下に向かいますが、マーシャは指ぬきに傷が沢山あることに気付き、エレベーターマンに苦情を言います。彼は苦情受け付けは3Fですと、マーシャを3Fで降ろします。マーシャの話は信じてもらえず押し問答になりますが、その時マーシャは9Fの売り子を見つけましたが、それがマネキンだと分ってマーシャは気を失います。しばらくしてマーシャは眼を覚ましますが、誰もいない部屋に閉じ込められてしまいます。その内、部屋の中のマネキンが突然マーシャの名前を呼び始め、彼女は悲鳴を上げます。彼女はエレベーターに乗って再び9Fに向かいますが、そこには多くの男女が彼女を待ち受けていて、マーシャに元に戻るようように言います。そうです、マーシャも実はマネキンで、交代交代で1年に一ヵ月だけ本物の人間に化けて暮すのを、マーシャが元のマネキンに戻るのを忘れて自分が人間だと思うようになっていた、というお話でした。
なんか子供の頃、夜中になるとデパートの中をマネキンが歩き回っているといった夢を見たような記憶がありますが、もしかするとこの話をどこかで観ていたか、あるいはこの話に影響された漫画やアニメを観たのかもしれません。
ちなみにマーシャを演じた女優はアン・フランシスという有名な女優であの「禁断の惑星」にも出ていた人です。

NHK杯戦囲碁 許家元十段 対 蘇耀国9段(2022年9月11日放送)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が許家元10段、白番が蘇耀国9段の対戦です。この碁の焦点は、白が上辺左の黒3子に対し、10の3の黒の左横(9の3)に付けて行き、黒が上からはねて、白が切り違った所でした。お互いが頑張ればもつれた戦いになる可能性のある所でしたが、黒は簡明に黒3子を捨てて中央を厚くしました。この判断が明るく、全体で黒は弱い石が無くなり、打ちやすく局面をリードしました。その後右辺の攻防も、白は目一杯打って中央を厚くしましたが、黒は白1子を取り込んでつながり、更に局面を簡明にしました。その後黒は左下隅から中央に展開する白を攻めながら左辺から中央の模様をまとめ、白も中央の右下方向に地を作りましたが、盤面で黒10目以上のリードは変わらず、白の投了となりました。許家元10段の明るい打ち方が光った一局でした。

ジョー90の”Trial At Sea”

ジョー90の”Trial At Sea”を観ました。新しいホヴァークラフト船がまさに処女航海に出ようとしています。おそらく世界最高速の船となるであろうこの船の処女航海には各国から名士が招かれていました。しかしある男がこの船の積み荷に時限爆弾を仕掛けます。最初の爆弾は幸いにも途中で発見され、ことなきを得ましたが、犯人は諦めず、今度は船内に飾られるこの船の模型に時限爆弾を仕掛けます。脅迫電話から犯人の声紋が分析され、その男が半年前にこの船の会社を首になった者だと判明しました。男は逮捕されますが、爆弾の位置について口を割らせるのに時間がかかるため、犯人の脳波をビッグラットに送って、それをジョー90に移します。ジョー90達はマクレーン教授のフライングカーで船に向かい、ジョー90が乗り込みます。ジョー90によって模型の中に爆弾が仕掛けられていることは分っていましたが、その時限装置の解除の方法は犯人=ジョー90にしか分りません。しかも最初の点火装置を無力化して10秒で次の点火装置が作動し、これはキャンセル出来ません。ジョー90は最初の点火装置を切断した後、マクレーン教授のフライングカーが船の模型を船外に運び、8秒後に海面に投下し、そこで模型が爆発します。うーん、何かもう一つのお話で、もう少し捻りが欲しいように思いましたが、そろそろネタ切れ気味です。

50シングルアンプのキット

真空管アンプ道楽の打ち止めのつもりのSUN AUDIOの50チョーク結合シングルアンプのキットが到着。キットといっても、トランスもソケットも各種端子類も全部取り付け済みで本当に配線するだけなので、2回徹夜くらいで完成しそうです。(元々自作を検討しましたが、電源トランスの仕様が特殊で高いなどで、ちょっと面倒でした。)ロッカースイッチが付いていたのは分っていたので、私の会社の製品を買って取替えてやろうと待機していたら、最初からNKKのJW-M11RKKがついていました。(ただマニュアルの部品表は「ニッカイ」)このスイッチの定格は125VACで10Aですが、このクラスのスイッチを最初から付けている真空管アンプは(残念ながら)珍しいです。なのでこのまま使おうかと思ったのですが、やっぱり片切りではなく両切りにしたいのでJW-M21RKKに交換します。幸いにパネルカットのサイズは同じです。また、スパークキラーの取付位置がスイッチの両方の接点に平行で、これだとスイッチを切っていても微小電流が流れますのであまり好ましいとは言えません。それからトランスとチョークはタムラ製です。一番品質的にはいいものです。というのもこのSUN AUDIOという会社は元々タムラのトランスの代理店だからです。他のパーツも良質のものを使っています。

トワイライト・ゾーンの”Mr. Bevis”

トワイライト・ゾーンの”Mr. Bevis”を観ました。ビーバスは30歳くらいの若者で、ちょっと変わっていて船の模型や動物のぬいぐるみ、チター音楽、フットボール、子供達と若い女性、そう言ったものが好きでした。今日も蝶ネクタイをして会社に向かいますが、よせばいいのに階段の手すりをすべり台にして転げ落ちてしまいます。彼の車は1924年製のリッケンバッカーというクラシックなおんぼろで、子供達に押してもらわないとエンジンがかかりません。会社の彼の机には様々なぬいぐるみや風変わりな置き時計、そういったもので一杯です。その会社のオーナーはそんな彼の仕事振りに不満でついにビーバスは首を言い渡されます。おまけに駐車していた彼のリッケンバッカーがアクシデントで動き出して横転して壊れてしまいます。何とかアパートに戻ったら、今度は家賃滞納で追い出されてしまいます。自棄になってバーで酒を飲んでいた彼の前に、鏡の中にだけ写る不思議な男が現われます。その男は彼の守護神だと言い、彼の先祖が大昔に誰かを助けたことの恩返しとして、代々その時代の子孫の一人を助けて来たと言います。守護神が最悪だった今日の一日をやり直させると言います。その通りになり、彼は蝶ネクタイではなくちゃんとしたスーツを着てアパートを出ようとすると大家からいつも家賃を前払いしてくれて有り難う、と言われます。車はリッケンバッカーから最新型のコンバーティブルのスポーツカーに変わっていて、それに乗って守護神と会社に向かいます。会社ではオーナーが、ビーヴァスの仕事が素晴らしいので、週給を10ドルアップする、と言います。しかし以前あった彼の机の上のガラクタは全て無くなっていました。ビーヴァスは週給10ドルアップよりも、元の暮らしがいいと言います。それで結局また首になります。彼はまたバーで飲んでいましたが、そこを出ようとすると彼の車が消火栓の前に駐車されているとして警官がチェックします。しかし守護神の助けはまだ続いていて、消火栓は警官のバイクの前に移動します。まあ人間にとって真の幸せとは何か、必ずしも物質的な満足だけではない、というお話でした。

ジョー90の”Child of the Sun God”

ジョー90の”Child of the Sun God”を観ました。世界の重要な政治家4人が何者かにより毒の吹き矢を射られ意識を失います。解毒剤が欲しければ、スイス銀行にお金を振り込め、というものでした。アステカ文明の専門家の教授によると、それはアステカの人達が使う毒矢で、解毒剤がある筈と言います。そこでジョー90がその教授の脳波パターンをもらって南米に飛びます。そこではアステカの悪い神に化けた何物かが原住民を操っていました。ジョー90はパラシュートで降下して、自分が太陽の神の子で空から来たと思わせます。しかし原住民に捕まえられ、真実を言っているかどうかの証のために、山の中の神殿に閉じ込められます。これまで出てこれた者はいません。ジョーは何とか脱出出来る水路を見つけそこから外に出ようとしますが、折から豪雨が降り出し水路の水かさが上がり、ジョー90は途中で気絶します。しかし何とか気絶から醒めて、原住民達の前に現われます。今度こそ原住民はジョー90を太陽の神の子だと崇めます。不利になった悪の神に化けた男は神殿の中に逃げ込みますが、そこには無線装置があり、そこから出る声で原住民達を騙していました。その中でジョー90と撃ち合いをした男は誤って足をすべらせ滑落して死んでしまいます。
うーん、今放映したら、現地民蔑視で問題になりそうな感じの内容でした。

トワイライト・ゾーンの”A Passage for Trumpet”

トワイライト・ゾーンの”A Passage for Trumpet”を観ました。ジョウイー・クラウンは腕のいいトランペット吹きでしたが、アル中のため信用を失っています。元の店のマスターにもう一度雇ってくれるよう頼みますが断られます。自棄になった彼はトランペットを質屋に売り、その金で酒を飲みます。その後走ってきたトラックに向かって飛び出しはねられて気絶します。しばらくして彼は目を覚まします。しかし辺りの誰一人として彼を認識しません。元働いていた店に行って見ても同じでしたが、そこで彼は誰かがトランペットを吹いているのを聞きます。その男はジョウイーを認識してくれました。その男によると、この世界ではむしろジョウイーだけが生きており、他は死んでいるようなものだと言います。そして彼にこのまま死んでいくのか生き直したいのかを尋ねます。ジョウイーはもう一度生きたい、と言います。それを確認したらその男は去って行きました。去り際に名前を聞いたらゲイブ、正式にはガブリエルと答えました。(キリスト教では天使ガブリエルは終末の日にトランペットを吹いて死者を蘇らせるとされています。)次の瞬間、ジョウイーは車にひかれた状態に戻りましたが、幸いにどこも怪我していませんでした。ジョウイーをはねた運転手が警察と保険会社には内緒で、ということでジョウイーに金を渡しました。そのお金でジョウイーはまたトランペットを買い戻します。屋上でトランペットを吹いていたら、ナンというそこに洗濯物を干していた若い女性が「とても素敵な音楽ですね」と声を掛けて来て、ジョウイーは田舎から出てきた彼女にニューヨークを案内することを約束します。
というお話で、トワイライト・ゾーンというより教会のお説教に出てきそうな話でした。日本人にはガブリエルがトランペットを吹くというのはあまりなじみがないと思います。

2A3ロフチンホワイトシングルアンプ-左右独立ボリュームに

2A3ロフチンホワイトシングルアンプのハムの問題は解決しましたが、最後に残ったのが左右の音量のアンバランス。各部の電圧は測定しましたが左右に差はないので何で音量差が出るのかが不明です。まあ、真空管アンプでは良くあることではありますが。仕方がないので、ボリュームももう一つ付けて左右独立にしました。今までプリアンプのバランスで調整していましたが、こちらの方が気のせいかもしれませんが音質がいいように思います。

NHK杯戦囲碁 羽根直樹9段 対 林漢傑8段(2022年9月4日放送)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が羽根直樹9段、白番が林漢傑8段の対戦です。黒は序盤各所で地を稼ぎ、余し作戦でした。上辺の白模様を消しに肩付き白の伸びに一間に飛んだのは、軽く捌こうということだったと思います。しかし白が更に伸びた時、愚直に継いで、更に押さえ込んで行ったのは、強情過ぎで誰が見ても重い打ち方でした。白の右側は非常に厚いため、白に中央から煽られ、結局封鎖されました。白が右辺の穴を出て切りを入れたのが当然とは言え機敏で、結局黒は中央を逃げるのに右上隅の黒を捨てるしか無くなり、白の儲けは30目程度あり、ここで白が優勢になりました。ここで白が下辺で中央に一間トビして備えておけば黒の付け入る隙はなかったのですが、ちょっと欲張って左辺の黒地の形成を妨げ気味にケイマで煽ったのが少し失着で、すかさず黒に下辺に打ち込まれてしまいました。ここの戦いで白は2子を捨てざるを得なくなり、若干黒が挽回しましたが、左側の白が安泰になって弱い石が無くなりました。黒は中央にどれだけ地をまとめられるかが勝負でしたが、2箇所侵入口が開いており、なかなか大きな地には出来ませんでした。最後に白が左辺に踏み込み、左辺の黒を分断し、上下どちらかの黒が取られるということになり、黒の投了となりました。この左辺の決め手が無くても、盤面で白が良い形勢でした。

ジョー90の”Test Flight”

ジョー90の”Test Flight”を観ました。ある超高速旅客機の開発で何度か原因不明のトラブルが続きます。対策のため、開発チームで特殊なコンピューターを入れて、事故の原因が設計の問題なのか、それとも破壊工作かを突き止めようとします。そして今回の実験も失敗し、旅客機は離陸を止めたものの、エンジンが停止されずに開発棟のビルに乗り上げます。多くの職員は脱出カプセルで脱出しましたが、スレードというエンジニアが取り残されます。WINはジョー90にこのプロジェクトの責任者のブラッド・ジョンソン博士の脳波を移し、スレードの救出と、何が原因だったのかのコンピューターデータを取りに、開発棟に潜入します。そこではスレードが待ち構えていて、ジョー90がコンピューターデータの場所を突き止めるのを待っていて、銃でジョー90を脅します。しかしそこで旅客機がまた滑り初めて瓦礫が落ちて来て、スレードが頭を打って気絶します。ジョー90はスレードを抱えて脱出ポッドで危機一髪で脱出する、という話です。
うーん、何というかあまり捻りがなくて平凡なエピソードでした。唯一旅客機の発射シーンがちょっとサンダーバード2号みたいだったのが面白かったぐらいです。