ウルトラマンレオの「ふしぎな子熊座の少年」

ウルトラマンレオの「ふしぎな子熊座の少年」を見ました。(どうでもいいけど「小熊座」でしょ!)小熊座の少年ボックと牡牛座のいじめ怪獣ドギュウが争って北海道に落ちて来ます。(ボックという名前は明らかにコロボックルから取ったものでしょう。フキの葉を傘にしていましたし。)ドギュウは人や動物を殺しまくってしかもそれをボックのやったことにしようとします。それでレオとドギュウの戦いになりますが、レオはドギュウに眼をつぶされ大ピンチに。そこでボックが母親の形見である黒い花を2輪ドギュウに投げてドギュウの眼も見えなくなります。盲目状態での戦いは結局レオがその花を利用して、かつこのところ多くなった光線技で倒します。しかしボックは普通の人がいる前でダンのことを「セブン」と呼んでいたけど、いいのか?

スタートレック・TNGの”Galaxy’s Child”

スタートレック・TNGの”Galaxy’s Child”を観ました。前にエンタープライズ号が昔の戦いで設置されたブービートラップに引っ掛かって、ジョディーがエンタープライズ号のエンジンの設計者であるブラームス博士(若い美人女性)のデータを調べ、ホロデッキでそのイメージを生成し、一緒に考えて解決策を考案した、というのがありました。そのブラームス博士がエンタープライズ号にやって来ます。しかし実物のブラームス博士はホロデッキでのイメージとはまるで正反対で冷たくずけずけとジョディのやったことを批判したりします。一方でエンタープライズ号は宇宙ヒラメ?みたいな生物に遭遇し、調査していたら向こうが攻撃して来て放射線で危険になったため、フェイザーを一番弱くして撃ちましたが、それでその生物は死んでしまいます。しかしその後その生物の中に別の生命、つまり子供が生きていることが分かりますが死んだ母親の肉体から出ることが出来ません。そこでクラッシャーが弱いフェイザーをメスに使った「帝王切開」を行い、無事その「赤ちゃん」が生まれます。しかし最初に見たのがエンタープライズ号ということで、その赤ちゃんはエンタープライズ号に貼り付き、また母親の乳を飲むようにエンタープライズ号のエネルギーを吸い取っていきます。その間ブラームス博士はジョディーが自分のイメージを勝手にホロデッキで使っていたことを知り怒り心頭状態になりますが、その「赤ちゃん」問題で二人は協力して解決策を考案し、赤ちゃんは無事仲間のところに戻っていきました。ジョディーとブラームス博士の仲は修復されましたが、オチはブラームス博士はとうに結婚していました、というもの。まあ宇宙生物にも刷り込みがある、という設定がちょっとおかしかったです。

ウルトラマンレオの「よみがえる半魚人」

ウルトラマンレオの「よみがえる半魚人」を観ました。怪奇シリーズはたったの2本で終わり、今度はスポンサー(多分フェリー会社)とタイアップした北海道シリーズの1本目。出てくる宇宙人がボーズ星人で要するに海坊主。最近特訓路線が無くなってやれやれと思ったらこの話でまた復活します。といっても相手の武器のムチを無力化する方法をダンがゲンに教えるだけですが。半魚人というとウルトラQ・ウルトラマンのラゴンを思い出しますし、それと比べてもボーズ星人は見劣りします。色んな意味で迷走しています。

スペース:1999の”Collision Course”

スペース:1999の”Collision Course”を観ました。前回の”Voyager’s Return”が結構良かったと思ったら、またゴシックロマン風の意味不明な話でした。月に接近して来た小惑星を核爆弾で爆破するのに成功しますが、カーターのイーグルが逃げ遅れ音信不通になります。そこに謎のサラという女性の声がカーターを導き、カーターは無事救助されますが、助けに行ったコーニック司令官は今度は巨大な惑星が新たに月との衝突コースに入ったことを発見します。バーグマン教授は”Operation Shockwave” という、月と惑星の間で核爆弾を爆発させて軌道を変える作戦を立案しますが(これ科学的には100%ナンセンスで、真空では衝撃波は伝わりませんし、仮に伝わったとしても核爆弾数発程度で双方の軌道が大きく変わったりしません、まあそれを言ったら第1回の核廃棄物の爆発で月が地球の軌道を離れるのもナンセンスの極みですが)、コーニック司令官は自身がその惑星の調査に向かいますが、そこにもう1隻の宇宙船が現れ、イーグルはその内部に取り込まれます。そこで待っていたのがサラで写真のような魔女風の老女です。サラはこの衝突はずっと前から運命として決まっていることで、二つの文明が新たなステージに進化するのに必要だと言って、コーニックに何もしないように依頼します。何故かコーニックはそれを信じてムーンベースαに戻り、作戦中止を指令しますが、皆なコーニックが放射線にやられたと解釈し、裏では作戦が継続します。結局サラがコーニックとカーターにテレパシーでそれを伝え、二人が無理矢理作戦を中止させます。結局月と惑星は衝突した瞬間相手の惑星が消えてしまいましたが、新たな進化などは何も起こらず、それまで、というひどい話でした。なんでアングロサクソンってこういうオカルト系が大好きなんでしょうね。

ヒッチコックXジェリー・アンダーソン

ヒチコックの「北北西に進路を取れ」の超有名シーン、つまり主人公のケーリー・グラントがトウモロコシ畑の中でセスナに追われるシーンですけど、セスナを置き換えて遊んでみました。上はNorth by Space:1999でイーグルです。下はChatGPTに同じくジェリー・アンダーソンのUFOのUFOをリクエストしたんですが、ちょっと違いました。

ウルトラマンレオの「吸血鬼!こうもり少女」

ウルトラマンレオの「吸血鬼!こうもり少女」を観ました。前回に続いてまたも吸血鬼もの。しかも前回の狼男は単に血を吸って殺すだけだったけど、今回のは血を吸われたものも吸血鬼になるという伝統的ドラキュラ路線。不評によって路線を変えたのかここ数回はダンのパワハラもワンパターンの特訓も登場せず、またレオも光線技をそれなりに使い、トドメはほとんどライダーキックみたいなレオキックです。しかも吸血怪獣バットンの血で血清を作る必要があるということでレオがいきなり巨大注射器を出したり、結構ウルトラマンタロウ的演出が戻って来ています。それはまあレオの演出方針が行ったり来たりしているということですが。

スタートレックTNGの”First Contact”

スタートレックTNGの”First Contact”を観ました。要するに地球にUFOとかエイリアンがやって来るというのの逆パターンで,連邦がワープ技術を取得する初期段階にあるマルコリアンの星と接触する話です。矛盾しているのはこの星まだ宇宙探査もやったことなくロケットも打ち上げたことないのに、いきなりワープ技術を開発しようとしていることで、連邦が接触するには尚早もいいところじゃないのと思いますが、何とライカーが既にマルコリアンに化けて潜入して、怪我をしてマルコリアンの病院に入れられて、エイリアンであることがばれてしまいます。結局ピカードはそのワープ技術を開発しつつある女性技術者に接触して協力を求めますが、いきなりエンタープライズ号に転送して最新の宇宙船を見せたりして、それはPrime Directiveに違反しているのでは?と思います。結局その星のリーダーは、連邦と正式につきあうことをやらない決定をし、女性科学者だけがエンタープライズ号に移ります。と言うわけで私にはかなり不満が残るストーリーなんですが、何故かトレッキーの評価は高いんですよね。前回のCluesもそう。

ウルトラマンレオの「狼男の花嫁」

ウルトラマンレオの「狼男の花嫁」を観ました。第2期ウルトラシリーズ恒例の「真夏の怪奇話」路線の一話目。狼男風のウルフ星人が登場しますが、何故か狼男なのに若い女性の血を吸います。猛の恋人の冴子(体操選手)がこの狼男に乗り移られてしまいます。それで冴子の得意技の風車という回転技をウルフ星人も出来るようになります。それでレオがダンのアドバイスもあって、この風車が出る前にキック技でウルフ星人を倒します。(最近特訓はあまりやらなくなりました。)それでレオが冴子を元に戻して目出度し、ということで、まったく新しさのないお話でした。

スペース:1999の”Voyager’s Return”

スペース:1999の”Voyager’s Return”を観ました。これまで観た12話の中ではこれが一番良く出来た脚本でした。ある日ムーンベースαが宇宙船の接近を発見しますが、それは地球から宇宙探査に飛び立ったボイジャーでした。(このドラマ放映時点ではまだ計画だけでした。)しかし接近したイーグルは何かの衝撃波を受け、1台は爆破してしまいます。ボイジャーは普通のロケットエンジン以外に、外宇宙航行用のクェラーエンジンというのを積んでいて、核廃棄物を使って中性子線を撒き散らしていました。コーニック司令官は何とか外からボイジャーのクェラーエンジンを止めて、中の貴重な記録を手に入れようとします。しかしバーグマン教授の外からの指令は全てボイジャーに拒否されます。そこにリンドンという男が自分ならボイジャーを操作出来ると言います。実はリンドンの本当の名前はクェラーで、クェラーエンジンの開発者でした。(この辺りはちょっとご都合主義)しかしボイジャー2号の発射の時に大事故が起きて200人が犠牲になり、実はリンドンの助手のジムの両親はその事故で亡くなっていました。リンドンの正体を知ったジムは彼を殺しかけますが、それは失敗し、クェラーはボイジャーのクェラーエンジンを切り、無事ムーンベースαにボイジャーを着陸させることに成功します。しかし、ボイジャーの後を3機のエイリアンの宇宙船が追跡して来ており、それはシドンという文明圏からでした。そのエイリアンによると、ボイジャーを歓迎しようとしたが、クェラーエンジンの自動OFF機能が働かず、その文明圏の2つの世界の人間が皆殺しになったといい、ムーンベースαを破壊しようとします。クェラーはボイジャーに一人乗り込み、シドンのエイリアンに自分だけを罰するように言います。しかしシドン側がそれを聞かなかったため、クェラーエンジンを始動させ、かつ自爆して3機のシドンの宇宙船を破壊します。というかなりシリアスかつ良く出来た話でした。しかしスタートレックの映画版でもボイジャーが異星人に改造されて怪物的存在になったというのがありましたが、近い発想です。ちなみにバーグマン教授は今回もクェラー博士に科学者ポジションは全部取られて相変わらず能天気なことしか出来ていませんでした。