スペース1999の”Dragon’s Domain”

スペース1999の”Dragon’s Domain”を観ました。このエピソードはなかなか秀作でした。というかコーニック司令官、バーグマン教授共に、巨額をかけた宇宙計画で失敗して、ムーンベースαにはいわば左遷されて来たという過去が暴露された回でした。チェリーニという元宇宙飛行士で今αにいるものが、悪夢を見て、5年前にウルトラという星を探査する時に遭遇した敵の接近を感知し、イーグルを奪って単身それに向かおうとしますが、コーニック司令官に阻止されます。チェリーニはそのプロジェクトで目的の地球型の星の軌道上にまるで宇宙船の駐車場のように6隻くらいの最新の宇宙船が放置されているのを目撃し、その一つにドッキングし調査しようとします。しかしそこで写真のような怪物に襲われ、他のクルーは全員食べられ、彼だけが必死に逃亡して地球に帰還します。しかしレコーダー類には何も記録されていなかったため、彼は頭がおかしくなったと判断され、彼を弁護するコーニック、バーグマン教授共々まとめてムーンベースα送りになります。(笑)そして今度はムーンベースαに以前チェリーニが見た宇宙船の駐車場みたいなのが現れます。チェリーニはカーターを殴り倒して単身それに向い、斧やナイフで対抗しますが、コーニックらが追いついた時には血彼尽きて食べられてしまいました。コーニックは怪物の眼をナイフで刺して何とか倒します。タイトルはDragonなんですが、どっちかというとクモで、要するに宇宙船の駐車場は蜘蛛の巣みたいなものです。

ウルトラマンレオの「決闘!レオ兄弟 対 ウルトラ兄弟」と「レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時」

ウルトラマンレオの「決闘!レオ兄弟 対 ウルトラ兄弟」と「レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時」を続けて観ました。これまでの中で一番スリリングな展開で良く出来ていたと思います。アストラに化けたババルウ星人がウルトラの星のコントロールの要であるキーを盗み出したため、ウルトラの星がコントロールを失い、地球に向かって接近して来ます。(ウルトラの星と地球ってそんなに近かったの?)その偽アストラを追っかけてゾフィー、ウルトラマン、新マン、エースの4人が地球にやって来ます。しかしレオはアストラには何か事情がある筈だとしてアストラをかばい、ウルトラマン、新マン、エースの光線技をもろに受けて倒れます。しかしアストラは惑星一つを吹っ飛ばす力を持つウルトラキーをゾフィー以下に対し発射しようとします。そこで困った時のウルトラキングが登場し、偽アストラの正体を暴き、ウルトラキーを真っ二つにしてしまいます。(え?キー破壊したらウルトラの星の制御を取り戻せないんじゃ?)ゾフィー達はウルトラの星に戻って何とか制御を取り戻そうとしますが、上手く行きません。一方Macでは強力なミサイルでウルトラの星そのものを吹っ飛ばそうとします。(至近距離で爆発させたら地球も大被害を受けると思うけど…)結局ダンが氷に閉じ込められていた本物のアストラからの通信をキャッチし、やっと気絶から覚めたゲンにアストラを救いに行かせます。地球に戻ったレオとアストラはウルトラキーを元に戻し(どうしてそんな能力があるの?)、現れたババルウ星人とレオが戦っている間にアストラがウルトラキーを元に戻し、間一髪で衝突回避、レオは星人を倒し、兄弟は目出度くウルトラ兄弟の一員に認められるという話でした。次回から円盤生物が登場し、Macが全滅したりするようです。

NHK杯戦囲碁 表悠斗3段 対 福岡航太朗7段(2025年12月14日放送分)


本日のNHK杯戦囲碁は、黒番が表悠斗3段、白番が福岡航太朗7段の10代同士の対戦でした。上辺で黒がシチョウで取られていた2子を手を掛けて逃げ出せるように、その結果2子を捨てて逆に黒の中央の2子を切り離した結果、若干白がリードしたように思います。その後下辺の折衝は互角だったように思いますが、白が右辺上方に打ってそこからの折衝で、最終的に黒が何とか白を取り込んだものの、右上隅に白に食い込まれて、同時に元々弱かった上辺の白が安心となり、ここで完全に白のリードとなりました。その後黒は中央の白地に突入して活きを図りましたが、白に的確に対応され、白の中押し勝ちとなりました。

スタートレック・TNGの”In Theory”

スタートレック・TNGの”In Theory”を観ました。このエピソードは互いに関係ない2つの話が混ぜ合わさっていてイマイチでした。一つはデータにリアル女性が恋するという話しですが、結局気を持たせておいて最後はデータを振ってしまう、というちょっと女性は気が変わりやすいという偏見が入っているようにも観じました。もう一つの話はエンタープライズ号がある奇妙な星雲に接近して怪現象が起こり、それをピカード自らが修正のためにシャトルで出かけて危うく死にかけるという話で、意味不明でした。

ウルトラマンレオの「怪奇!悪魔のすむ鏡」

ウルトラマンレオの「怪奇!悪魔のすむ鏡」を観ました。なんか母のない子と子のない母とみたいに、カオルが亡き母にそっくりな宇宙人でカオルにそっくりな娘を亡くしていたのに連れられて鏡の世界に連れ去られ、二人は仲良く暮らします。そこにゲンがカオルを取り戻しに来て、とちょっとミラーマンが入った感じでした。それなりに鏡の反射を使って幻想的な画面にしたのは多少は評価出来ますが、結局もう一度鏡に飛び込んで脱出するという予想通りの展開で、最後宇宙人が出した怪獣をレオがやっつけて終わり。

最近のChatGPT→やたら保守的

最近、ChatGPTが5.1になってからだと思うけど、やたらとコンプライアンスチェックが厳しくなってウザい。おそらく色んな訴訟リスクを抱えているので、リーガルフィルターが入っているんだろうけど。今日もニデックの話をしていたら「まだその件は裁判などで事実が明らかになっていませんので…」とかやり始めたので、「うるさい、これは私的会話だ!」でリーガルフィルターをキャンセルさせました。(笑)それに以前はさんざんイーロン・マスクを悪の主人公とするヨタ話作りに協力していたのに、最近は仮名に変えられます。(笑)以前の説明は公的な人で既に色々批判されているから構わない、だったんですが。

旧約聖書の内容はどのくらい正しい歴史か?

「古代イスラエル史: 「ミニマリズム論争」の後で:最新の時代史 」という本を買って読み始めています。どうも最近旧約聖書に書いてあることは実際の歴史とかなり違うんじゃないか、例えば古代イスラエルで純粋にヤハウェだけを信仰していた人なんて、おそらくほんの1割もいなかったのではないか、実態は現在の日本に似て、バアル信仰、アシェラ信仰、エジプトの神の信仰、等々にヤハウェ信仰が古くからの部族神として信仰されていた多宗教社会じゃないのかと思い始めました。そう考えないと列王記に出てくる代々の王で、ヤハウェだけを信じていた人が少なすぎます。
このミニマリズムというのは、旧約聖書に書いてある歴史で実際の歴史と一致する部分はミニマルであると主張することです。反対がマキシマリズムです。
ちなみにミニマリズムが正しいとすると、原則的にはほぼ旧約聖書の記述を分析して書かれたヴェーバーの「古代ユダヤ教」もほぼ虚構ということになります。日本の学者は古代ユダヤというとヴェーバーの「古代ユダヤ教」に書いてあることを語る人が多いのですが、それが根底から崩壊するということです。

スペース1999の”Mission of the Darians”

スペース1999の”Mission of the Darians”を観ました。月に一つの都市ごと収用した超巨大な宇宙船が接近します。そこからSOSメッセージを得たコーニックらはイーグルでその宇宙船に向かいますが、コーニックとバーグマン教授は宇宙服を着た人間にスタンガンで撃たれます。ヘレナらは原始人のような人々に捕まります。コーニックが意識を取り戻すとそこは宇宙船の中で隔離された場所で、そこに残っていたわずか14人のダリアン人の説明によると、彼らの惑星はもう無く、いわばノアの箱船として脱出したのがこの宇宙船だけど、ある日エンジンの一つが核爆発を起こし、14人を残して、残りは被爆して生き残りが野蛮人になっていました。しかしコーニックが調査を続けていくと、その宇宙船には人間が必要な栄養素のストックが無く、それを野蛮人を殺してその人体から摂取していました。更には宗教をでっち上げて野蛮人を騙し、放射能汚染の少ないきれいな個体からは臓器を採取して生き延びていました。しかしカーターがその宗教のインチキを暴いて、野蛮人が14人のいる隔離区画に侵入し、ダリアン人の保存遺伝子を破壊します。絶望にくれるダリアン人にコーニックは、野蛮人と一緒に生きるように言い置いてαに戻ります。良く考えると色々矛盾がありますが、まあこんなものでしょう。

ウルトラマンレオの「飛べ!レオ兄弟 宇宙基地を救え!」

ウルトラマンレオの「飛べ!レオ兄弟 宇宙基地を救え!」を観ました。しかし最初からストーリーをばらしているタイトルってどうなんでしょ。まあレオの中ではそれなりに良く出来た話で、マックが新しいマック・ウランというエネルギー源を開発します。ウルトラセブンの超兵器R1号みたいな話ではなくて、そのエネルギーで宇宙ステーションの観測範囲が広くなるというだけですが。それをアトランタ星人が利用して、そのマックウランを運ぶマッキーを宇宙ステーションにぶつけて宇宙ステーションを破壊しようとする話です。ちょっと面白いのがその星人の正体が最初からゲンとダンにはバレていることで、逆に星人が二人の正体をばらすと脅します。でその星人が化けているのがMacの長官の娘の恋人ということで、話がややこしくなりますが、ゲンに変わってマック・ウランを運ぶパイロットになったアトランタ星人を阻止するため、ダンがウルトラ念力でその娘を危篤状態にする、という、とてもウルトラセブンとは思えない裏技を使います。結局はダンが操縦するマッキーを星人が追っかけて来てマッキーごとステーションにぶつけようとして、それをレオが阻止しようとしてもがいている所に颯爽とアストラが登場し、大団円。

NHK杯戦囲碁 横塚力7段 対 井山裕太碁聖(2025年12月7日放送分)


本日のNHK杯戦囲碁は黒番が横塚力7段、白番が井山裕太碁聖の対戦です。(井山さんもついに碁聖だけになりました。感慨があります。)
対戦は下辺での黒の打ち方が一応振り替わりでしたが損を先にしたようなもので、それ以降はずっと白のリードで進みました。しかし上辺での折衝で白は黒の戦いの誘いに乗った感じで打ち過ぎてしまい、白がかなり損をし、黒は中央がかなり厚くなって形勢は互角になりました。その後中央の黒地を白がどう値切るかの戦いが続きましたが、ここでも黒は上手くしのいで、形勢はやや黒有利で進みました。しかし黒が左辺2線を先手のつもりで押さえたのが、白の黒6子取りと換わり手拍子で、これでまた形勢不明になりました。しかし双方でヨセにミスが出て、結局は白が何とか半目勝ちとなりました。全体に井山碁聖らしさがあまりない碁でした。横塚7段は大きなチャンスを逃しました。