経産省による発表は常に眉唾と思った方がいいです。

家庭でのコロナウイルス対策で、経産省がやっていることがきわめて場当たり的で、根本的に消毒用アルコールの流通量を改善する対策はやらない一方で、これまでは次亜塩素酸ナトリウム希釈液で拭け、とか言っておきながら、今度は洗剤を使えとか言っています。(次亜塩素酸ナトリウムの使用にあたっては色々と注意が必要ですが、最近の人はキッチンハイターとか使ったことがないらしく、新聞社も含めておかしな情報が一杯出ていました。)(ちなみに洗剤がSARSのコロナウイルスの殺菌に有効というのは2003年に既に発表されています。http://www.med.oita-u.ac.jp/infect…/…/SARS_report_00567.html)しかし、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液は手袋をしないといけないし、水で再度拭かないと金属などは錆びてしまう危険性があります。(次亜塩素酸ナトリウム自体は時間が経てば分解して無害になるので、人体への影響は少ないですが高濃度の次亜塩素酸ナトリウムはステンレスにすら錆びを発生させます。)洗剤で拭くのは危険性は少ないでしょうが、拭いた後また水で拭かなければならないのは同じです。消毒用アルコールが好まれるのは10秒程度で殺菌が完了し手軽で、しかも広範囲の細菌・ウィルスに有効だからです。色々調べた所によると、アルコールの生産能力自体が不足している訳ではなく、もちろん需要が増えているのが一番の物不足の原因ですが、他に容器が不足していたりとか色々あり、経産省が改善出来る所は多いと思います。また本来消毒剤の効果などは厚労省の管轄の筈で、経産省の非専門の官僚が自分の所の外郭団体で何だか信頼性の少なそうな検証をやっています。次亜塩素酸水の効果が不明というような中間レポートが昨日出ていましたが、少なくとも3種類(強酸、酸性、弱酸性)の内の強酸タイプだけで(次亜塩素酸水で一番効果が高いとされているのは弱酸性タイプです)、しかもその製造に使用したのはあるメーカーの1種類の機械だけ。私は次亜塩素酸水の空中散布については賛成しかねますが、次亜塩素酸水がコロナウイルスに対して効果があるというのはまったく疑っていません。それを疑うんだったら次亜塩素酸ナトリウムだって効果が検証されていない、ということになってしまいます。
要するにこの経産省による発表は「マスクが手に入らなくて皆困っているから布マスクを配ったら不安がパーッと解消されますよ」という発想と次元が同じで「消毒用アルコールが手に入らないから家庭用洗剤でいけますよと言ったら不安がパーッと解消されますよ」ということでしかないと思います。こんな情報を元にして洗剤の種類を選んだりするのは時間の無駄と思います。

なんちゃってN95マスク

自家製なんちゃってN95マスク試作。こんなのをごく普通の中国製の不織布マスクに付けただけでも、それなりに息苦しくなるので効果は出ていると思います。今、N95マスクはほぼ医療機関向けだけに販売されていて、仮に個人で購買出来るとしても遠慮しておくべきと思います。でも、工夫次第で普通の不織布マスクのウイルス遮断効果を高めることは出来ると思ってやってみました。材料はすべてAmazonで簡単に入手可能ですし、製作時間も30分かかりません。

大西一成の「マスクの品格」と自家製マスクの改良

大西一成の「マスクの品格」をざっと斜め読みしました。コミックが表紙ですが、中身は真面目です。
現在、サージカルマスクは医者が細菌やウィルスを吸い込まないためのマスクと一般に思われていますが、話は逆で医者が自分の唾とかを手術する患者の手術野に飛び散らせないようにするのが目的、ということでそれはそうですね。
やはり予想した通り、BFE(細菌捕捉率)とVFE(ウイルス捕捉率)の試験というのは、マスクの周囲をテープで止めて、周囲からの空気の漏れを0にして行うもの。BFEとVFEが99%とか謳ってあってもそれは要するにフィルター素材の特性であり、通常に装着した不織布マスクは、マスク周囲からの漏れがほぼ100%だそうです。しかし最近の日本メーカーブランドの不織布マスクにはかなり密着性が改良されたものもあり、場合によっては漏れ率が10~30%ぐらいまで行くものがあるそうです。
逆にN95マスクであっても、その形状は決まっているため人によって合う合わないがあり、合わないN95マスクは非常に効果が低いということになります。
結局、本当にウィルス予防効果が100%ではなくてもある程度あるマスクを作ろうと思ったら、個人毎に採寸して専用のマスクを作るしかないということだと思います。しかしこのために、市販の不織布マスクの周囲を押さえる形状記憶合金で出来たフレームみたいなのを作ったら、かなり売れるんじゃないかと思います。
取り敢えず自家製マスクで、今ノーズフィットを半田でやっていますが、これを口の周りを円周上に配置して、密着性を改良出来ないかを検討してみます。→結局やってみて、顎の所の下部にフィット機能を追加するのは効果ありました。しかし左右の頬の所はカーブがゆるやかであまり効果がなく、結局上下だけにしました。(なお、ついでに今までビニールテープでハンダをマスクに付けていましたが、結構外れるので、強力な両面テープに変え、マスクと不織布の両方で固定するように改良しました。

なお、ブックカバーチャレンジで表紙デザインの著作権についてうるさく言って来た手前、若干著作権に配慮(?)しました。(却って改変で著作権者に怒られるかも。)

これが本当のアベノマスク?

不織布マスクの密着性を改善するのに、プロレス用の覆面が使えないかと思ってAmazonで検索していて出てきたのがこれ。うーん、これは感染予防に実に効果が高そうです。アベノマスクの布マスクじゃなくて、これを一家に一つ配っていたら支持率上がったかも。(笑)

宇宙家族ロビンソンの”Anti-Matter Man”

宇宙家族ロビンソンの”Anti-Matter Man”を観ました。珍しくSF的なお話で、この宇宙とは別に反宇宙があってそこにロビンソン博士やドンのアンチ版がいて、性格は反対で邪悪で罪人であり、こちらの宇宙に来て本物のロビンソン博士とドンと入れ替わろうとする話です。しかし普通は物質と反物質が接触すれば大爆発の筈ですが、まあそういう科学的考証をこのシリーズに求めても無駄です。良いロビンソン博士と悪いロビンソン博士の争いはスタートレックの「二人のカーク」をちょっと思い出させました。ドクター・スミスも反世界に飛ばされたので、オチはあちらの世界には良いドクター・スミスがいて助けてくれる、となるのかと思いましたが、違いました。悪いロボットは登場します。特撮がチャチだったり、またも原子力潜水艦シービュー号のエイリアンが登場したりしますが、この第3シーズンにしてはまあまあでした。