原子力潜水艦シービュー号の”No Way Back”を観ました。これが110話目で最終回になります。ただ、最終回らしいオチがあった訳ではなく、おそらくこの回が作られた時点では第5シーズンがあるかどうかがまだ決まっていなかったんだと思います。そして最後もまたWelch脚本で、第4シーズンの第2話の”Time Lock”に出てきた、ミスター・ペムというタイムマシンを作り上げたマッ
ドサイエンティストがまた登場します。ペムは前回高圧電流に触れて感電死した筈ですが、タイムマシンのパワーが少し残っていて、感電死の直前でどこかに転送されて助かったということにされています。この回で衝撃的なのは、冒頭でシービュー号がどこからの妨害電波を受け、その原因が分からないままに、シービュー号は大爆発を起こして大破して沈没、クルーは全員死亡、というシーンです。その後、サンタバーバラのネルソン提督の元へ復活したペムが現れ、彼ならタイムマシンを作って、シービュー号の爆破の前に戻って、シービュー号とそのクルーを救うことが出来る、という提案をし、ネルソン提督は藁をもすがる気持ちでその提案に乗ります。しかし、ペムはタイムマシンの暫定版を作り上げネルソン提督と一緒に爆発前のシービュー号に転送されると、実は既にタイムマシンは作り直されており、ペムの謀略でシービュー号は1780年のアメリカ独立戦争の時に飛ばされます。この辺りほとんどタイム・トンネルの世界です。ペムは歴史を変えて自分が英雄になろうとします。シービュー号にはベネディクト・アーノルドという軍人が乗り込んできます。アーノルドはアメリカ人なら誰でも知っている人で、独立戦争では功績を挙げたのに、それにふさわしい褒賞が無かったことに腹を立て、ニューヨークのウェストポイント砦をイギリス軍に引き渡そうと画策した裏切り者として有名です。その他スパイとして捕まって処刑されるイギリス軍のアンドレも一緒でした。クレーン艦長はシービュー号を秘かに潜行させ、艦を大きく揺さぶってその間にペムからタイムマシンのスイッチを取り上げます。ペムは逃げて、もう一つのタイムマシンを操ろうとしますが、動力がなく、リアクタールームの電力を使おうとしますが、そこにはクレーン艦長とコワルスキーが待ち構えていて、争いになりますが、最後は原子力エンジンの放射線を全身に浴びて今度こそ死にます。ネルソン提督はペムの残したタイムマシンのスイッチを押して、現在の爆発の直前に戻り、爆弾は結局ペムが仕掛けたものでしたが、それを見つけてミサイル発射口から外へ放出し、間一髪でシービュー号は救われます。今回は前回ペムが出てきた話よりは数段マシですし、アメリカ人が誰でも知っているベネディクト・アーノルドとアンドレが出てきたりして、それなりに楽しめた最終回ではありました。
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Eigoxのレッスンで初のレベル10評価
原子力潜水艦シービュー号の”The Death Clock”
原子力潜水艦シービュー号の”The Death Clock”を観ました。最後から2番目。Welch脚本ではありませんが、また脚本家がLSDでもやってラリって書いたんじゃないかというような話でした。そしてまたもトカゲ恐竜!撮影に使われたトカゲもこれだけ使ってもらえれば役者冥利に尽きる(?)というものかもしれません。冒頭でクレーン艦長が暴走した核エンジンを止めようとして、大量の放射能を浴びて気絶します。シックベイでは、「放射能除去装置」(コスモクリーナーかよ!)を使ってクレーン艦長を治療しようとしますが、実はその機械がエンジニアとして機械と一緒にやってきたマロニーが開発した4次元コントロール装置でした。昏睡状態のクレーン艦長から幽体離脱のようにもう一人のクレーン艦長が分離し、あろうことかネルソン提督を射殺します。そのもう一人のクレーン艦長はシービュー号のスタッフ2人も射殺し、行先をある島に向けます。等々の話ですが、4次元を出してしまうと基本的に何でもあり、で時空を超えまくりになってしまって、どんな話でも作れます。結局最後はクレーン艦長がどうやったか不明ですが、事件が起きる一日前のシービュー号に戻って、マシンを手榴弾で爆破しておしまい。
原子力潜水艦シービュー号の”The Edge of Doom”
原子力潜水艦シービュー号の”The Edge of Doom”を観ました。またもWelch脚本で、その心はと言えば、論理性0ということです。ネルソン提督はシービュー号である秘密兵器をハワイのパールハーバーまで運ぶという任務を命じられます。しかもシービュー号のクルーの中に、一人偽物がいて破壊工作を行う可能性が高いという状況です。ネルソン提督はその可能性が高いクルーを、何故かクレーン艦長、チップ副長、チーフ・シャーキーの3人とします。それはいいとして、何故かチップ副長とシャーキーを呼んで、クレーン艦長に怪しい所はないか探れという命令を出します。それでクレーン艦長はほとんどいじめを受けているような状況になり、ネルソン提督の命令通りのコースを進んでいた筈が、誰かがその指令の紙をすり替えてクレーン艦長が誤った指示をしたことにされる、といったことが度々起きます。しかし、3人が怪しいんだったら、こんな回りくどいことをせずに3人とも呼び出して、尋問するなり本人しか知らないことを聞いてみたりとか色々チェックの方法はある筈です。結局偽物はシャーキーだったのですが、クレーン艦長をはめている間に、サーキットルームで空調を止めたりの破壊工作を行っています。大体シャーキーが乗船が一番遅くなっており、なおかつ顔に大きな絆創膏を貼っている、ということなら真っ先に疑うべきはシャーキーの筈です。ネルソン提督は途中でクレーン艦長は偽物じゃないことに気がつきますが、それまでに相当の精神的ダメージをクレーン艦長に与えています。今風に言えば完全なパワハラです。ともかく後2話になりました。
映画「アポロ11号」
映画「アポロ11号」を観ました。今年はアポロ11号のプロジェクトから丁度50年の記念の年です。その時の日程は、1969年7月16日打ち上げ-7月20日月に着陸-7月24日地球に帰還、となります。この映画は最初予想していたのと違って、ほとんど映画というよりドキュメンタリーであり、NASAが持っていた多くの未公開映像に、若干のCGを付け加えたものであり、1969年の当時に公開されてもまったくおかしくない内容でした。途中でその当時の米国大統領のメッセージが入りますが、それがリチャード・ニクソンで、ケネディ大統領が打ち出した計画の最終的な実現に立ち会ったのがニクソンとは、ちょっと歴史の皮肉みたいなものを感じました。アポロ11号の旅はほとんど順調だったように見えましたが、一番緊迫感があったのが、ルナモジュール(LM)が月に着陸する時で、システムがアラーム1201、1202というのを何回か発しました。それは搭載されたコンピューターの計算量が多くて、現代風に言えば「CPU100%」状態になった、というだけみたいですが、他にも予定の着陸地点にクレーターがあって場所を変更したりと、細かい危険はたくさんあったようです。私はこの時8歳で小学校2年生でしたが、アームストロング飛行士の「ピョンピョン歩き」を次の日に皆が真似していたのを覚えています。ともかくこのアポロ11号で一番感激するのは、1961年5月25日(丁度私の生まれる1ヵ月前)にケネディ大統領が「1960年代の内に人を月に送り込み、無事に帰還させる」と打ちだし、NASAのエンジニアですら半分もそれが出来るとは思っていなかったのを、見事に期限内で実現させたことです。
原子力潜水艦シービュー号の”Attack”
原子力潜水艦シービュー号の”Attack”を観ました。これを入れて後4話になりました。またもWelch脚本です。しかし、今回は多分Welch脚本の中では一番まともで見応えがありました。それにどう考えても理屈が合わないことが今回は少なかったです。内容はこれまで登場したエイリアンの中では、一番好戦的で地球征服をたくらんでおり、海底の中に基地を作っています。そこにずらっと並んだUFO(写真)はなかなか見物でした。この時代はまだユーフォーじゃなくユーエフオーとかFlying saucerとか言っています。欠点としては予算カットの影響でエイリアンの服装がチープで、エイリアンというより聖戦士ダンバインに出てくる中世風ファッションといった感じです。冒頭でアメリカ(?)の艦隊がUFOからの光線だけで吹っ飛んでしまいますが、そこで出てきた爆発の映像は前に水爆の爆発シーンとして使われていたものの使い回しです。まあ理屈に合わないと言えば、何故か敵側に平和主義者のロベックというのがいて、わざわざシービュー号に乗り込んで来てエイリアン基地の弱点を教えてくれます。しかし彼はエイリアンに操られたコワルスキーに銃で撃たれます。どうでもいいですが、コワルスキーについてはこういう敵に操られるストーリーが非常に多いです。また、パターソンもこの間撃たれて死んだ筈ですが、その次の話からちゃんと復活しています。最後は、いつものパターンで、ネルソン提督が敵の攻撃用コンピューターのプログラムを書き換え(どんな天才的なプログラマーでも、初めての機械を1回見ただけでプログラミングを目的に沿って書き換えるなんて不可能です)、エイリアンが攻撃を開始しようとすると、UFOが全部爆発してしまいます。残りの3話の内2話がまだWelch脚本ですが、彼の脚本の中では今回がベストと思います。
原子力潜水艦シービュー号の”Flaming Ice”
原子力潜水艦シービュー号の”Flaming Ice”を観ました。またも北極海のシーンで、かなりの部分が映画のシーンの使い回しです。映画の時から変だったのですが、何故か氷の塊が海の中を降下してきてシービュー号に衝突するシーンがあります。普通に考えたら氷は一瞬水に潜ったとしても、水より軽い訳ですから、沈んでくるということはあり得ません。
今回出てくるエイリアンは、地球の氷よりはるかに温度が低い氷で体が出来ている、という設定そのものは面白いです。しかし、途中でそのエイリアンが人間の体温に触れるだけで溶けてしまうというのが2回も出てきたのに、シービュー号を凍らせた後、その原子力エンジンのパワーを彼らの氷漬けになった宇宙船を動かすために利用しようとするのですが、人間の体温でも溶けてしまうのが、原子力エンジンが出す大量の熱にどうして平気なのかがまったく理解出来ません。またコワルスキーの役柄もこの回では変で、最初の方でフロストマンを目撃した後、ある意味撃たれた訳でもないのに、デッキから転げ落ちて気絶します。それでシックベイで寝ている内に突然フロストマンに捕まって冷凍状態にされているネルソン提督とシャーキーを助けに行く、というのがまったく意味不明です。最後は原子力エンジンのパワーでようやく動いた宇宙船(UFO)で自分達の故郷に帰ろうとするエイリアンを、ネルソン提督が無情にもレーザーで撃ち落として皆殺しにします。全体的に観ると以上のようにかなり問題があるストーリーなのですが、第4シーズンの他の話があまりにひどいので、この程度だとまともに思えます。
TV囲碁アジア選手権決勝戦 丁浩6段 対 シンジンソ9段
本日のNHK杯戦囲碁は、TV囲碁アジア選手権のためお休み。そのTV囲碁アジア選手権決勝戦です。残念ながら日本の井山裕太四冠王と一力遼8段は一回戦でそれぞれ敗退しました。決勝戦は中国の丁浩6段と韓国のシンジンソ9段の対戦になりました。
ともかくねじりあいに次ぐねじりあいの難解な碁で、正直な所私の棋力ではついていくのが大変でした。右辺の戦いで黒が中央を厚くし、それによって白の中央の7子を取り込んだ時は黒が優勢かと思いました。しかし、白は中央への利きを利用して下辺から左下隅を目一杯囲いました。黒は白模様に突入し、そこでまた攻め合い含みの難解な戦いになりましたが、結局双方が活き活きの形で収束しました。その形は白の利益の方が優りました。そこからヨセに入りましたが、盤面ギリギリくらいの形勢で差は縮まらず、最後は黒の投了となりました。国際棋戦でのトップクラスの碁はこのような本当に激しい戦いの碁が多いように思います。日本だと井山四冠王が形勢がいい時でも目一杯の手を打つので有名ですが、国際棋戦だとそちらの方がむしろ普通です。
カンガルー革の革砥、ようやく到着
アメリカから送ってきて、日本で通関するのに1ヵ月近くかかったカンガルー革の革砥、ようやく到着。ちなみにこの製品は「赤カンガルー」(学名:Macropus Rufus)の革です。輸出する時には、この学名をインボイスに書かないと、私のようにワシントン条約にひっかかるかどうかの確認で止まってしまうことになります。製造業者によると、業者はちゃんとインボイスに記載したらしいのですが、発送を受け持ったeBayがその情報を落としてしまい、なおかつFedexからの問い合わせに対しても回答無しでした。もし、私と同じようにeBayその他でカンガルー革の製品を買われる方はお気をつけください。
届いた時に、固定用金具に近い方に数ヶ所黒い油しみのようなものがありました。アルコールティッシュで拭いたけど取れませんでした。この辺り、日本と違って適当です。
革砥としてはこれまで買った(人工皮革ではない)革砥の中で一番薄く、それでいて引っ張っても切れたりせず十分な強度があります。なるほど、サッカーシューズなどに使われるというのは良く分かります。表面は何らかの加工はしてあって、スムースさは十分ですが、コードバンに比べると若干ですが細かい皺みたいなものがある感じです。コードバンを角砥石の#10000としたら、# 7000くらいの感じでしょうか。ただ、革砥として剃刀を滑らせて特に問題となるような粗さでは決してありませんし、フルハローの剃刀でストロッピングした場合には、吸い付くような感じもあります。傷がつきやすい、という情報もありますが、どのみち間違えて剃刀の刃を革砥に立ててしまったらどんな革でも傷が付きますのでそれは大きな欠点ではないように思います。
総じて、牛革の普通の革砥より若干高級感があるかな、という感じです。まあ供給量も少なくて価格も9,155円(送料含まず)でかなり高いので、よっぽど興味があるとかでない限りはわざわざカンガルー革にこだわる理由はないように思います。なお、キャンバス地の布砥付き。
テレビジョンエイジ 1975年8月号
「原子力潜水艦シービュー号」の資料としてヤフオクで落とした1975年の雑誌。そっちの情報は大したことなかったですが、1960年代のアメリカではSFドラマだけではなく、妖怪・怪物・魔女ドラマも全盛だったことを知りました。もちろん「奥様は魔女」は知っていましたがが。(ちなみに「魔法使いサリー」は「奥様は魔女」の影響で生まれています。)
例えば、
マンスターズ
https://youtu.be/vgmiBjJFOSA
アダムスのお化け一家
https://www.nicovideo.jp/watch/sm32593891
水木しげるの作品はオリジナルでしょうが、日本の他の怪物ものは海外の影響が強いのだと思います。