宇宙家族ロビンソンの”The War of the Robots”を観ました。本題に入る前に、この宇宙家族ロビンソンに登場するロボットをデザインした人って、ロバート・キノシタという日系人なんですね。戦争中はアリゾナの日系人収容所に入れられていたみたいです。それでウィルが釣りの帰りに「ロボトイド」(命令によって動くのではなく、自分の意志で動けるロボット)を見つけます。それは長い間放置されていてあちこちが錆び付いていましたが、ウィルはロボットが強い警告を発したにも関わらずそのロボトイドをジュピター2号に持ち帰って修理します。ロボトイドは動き出すと、自発的に動き回ってロビンソン一家を支援し、全ての点でこれまでのロボットよりも優れた働きをします。ロボットは何故か「嫉妬」の感情を見せますが、結局ロビンソン一家とドクター・スミスが新しいロボットの方をチヤホヤし、ロボットは自ら出ていきます。ロボットはそこで自殺を試みますが、保護回路が働いて出来ません。ロビンソン一家の中でウィルだけがロボトイドについて不審を抱き、警戒します。それは正しくロボトイドはある動物みたいな顔をしたエイリアンの手先でした。ロボトイドはジュピター2号にあるすべての武器を隠してしまい、自分に従うようにロビンソン一家に命令します。そしてボスであるエイリアンをその星へ導こうとします。かろうじて逃げ出したウィルがロボットを見つけ、作戦を立てます。ロボットはロボトイドの味方になるといって接近し、そこで煙幕を張ってロボトイドのレーザービームの的にならないようにし、ロボトイドの後ろに回って電撃でロボトイドを無力化します。このロボトイドも、ロバート・キノシタが「禁断の惑星」という映画のためにデザインしたものです。この回は今まで観た中では一番の傑作の回だと思います。