大晦日にホテルのチェックインの15時まで時間があったので行ってみた「佐渡歴史伝説館」。かなり高度なレベルのロボットで佐渡に関係ある歴史的人物を見せていますが、客は私一人で、採算がこれで取れているのか不思議。しかもお化け屋敷か秘宝館的雰囲気が満載。最後の写真は写っている4人の内、1人だけ本当の人間がいますが、分かります?(写真はクリックで拡大します。)
ちなみに北一輝(佐渡の両津生まれ)が法華経信者だったのって、日蓮が佐渡に流されたのと関係があるのではないかと思います。
投稿者「kanrisha」のアーカイブ
折原浩先生の「東大闘争総括 戦後責任 ヴェーバー研究 現場実践」
折原浩先生の「東大闘争総括 戦後責任 ヴェーバー研究 現場実践」を読了。(折原先生から戴いたもの。)シノドスというWeb雑誌での、北海道大学の橋本努氏の10項目に渡るインタビューが元になっています。折原先生のヴェーバー研究については、他にも色々書いたことがあるので、ここでは東大闘争総括に限定します。東大闘争が何だったのかということに関しては、曖昧な知識しか持っていませんでした。しかしこの本でかなりクリアーになり、全学連全体の70年安保反対という純政治的な闘争というより、医学部と文学部における不当な学生処分を巡る大学の自治に関する闘争、というのが本質のようです。この内医学部の処分に関しては、医学部出身の青医連が当時のインターン制度(今の就職予備活動のインターンとは違い、国家試験に合格した医者が一年間無給で特定の病院で研修を行う仕組み)に対する改革を呼びかけたのに対し、医学部当局がそれに関する立法化を盾に取って、運動に関わっていた医学部学生14人の大量処分を行ったというのがきっかけのようです。
これに対し文学部処分の方は、学生と教授会の団交の場で、ある学生がある教授のネクタイを引っ張って暴言を浴びせたということを理由にして、その学生への処分が行われたものです。折原先生はこの文学部処分の方に深く関わり、社会科学的な事実分析を行い、この学生がある教授に手を出したのは、その教授が先にその学生に対し何かをやったからではないのか、という仮説を立てます。その仮説はあくまで仮説で100%検証されたものではありませんでしたが、状況的には明証性の高いものでした。色々とあって最終的には当時者二人の話し合いが実現し、事実はその教授がまずその学生を話し合いの行われた部屋から引きずり出そうとし、それに対してその学生が「何をするんだ」と反応した、ということになります。しかし文学部の処分はこの教授の先手を実は把握しておきながらその事実を伏せ、学生が一方的に悪いとして処分を強行したものでした。しかも、自分達が都合が悪くなり、学生達の騒ぎを抑えきれないと判断し、大学の自治を放棄した機動隊の導入という暴挙に出ます。
東大紛争と言うと、例の安田講堂のイメージで、学生側が全面的に敗退した、というイメージが強いのですが、実際は医学部処分も文学部処分もどちらも学生側の方が正しいことが判明し、両方の処分が撤回されています。
折原先生は学生の裁判の特別弁護人を引き受けて、大学側の虚偽と学問の府でありながら、まったく学問的ではない対応を繰り返した大学側を鋭く批判していきます。
今年は安田講堂事件から50年だそうで、再度あの「政治の季節」の意味を考え直すのにはいい機会だと思います。
佐渡金山
尖閣湾
新年おめでとうございます。
「原子力潜水艦シービュー号」の”Terror on Dinosaur Island”
「原子力潜水艦シービュー号」の”Terror on Dinosaur Island”を観ました。タイトル見てすぐに嫌な予感がしましたが、その予感通りでした。出ました、またもトカゲ恐竜の使い回し!私はこのトカゲ恐竜を見るのって既に4回目です。一応申し訳程度に新顔も登場していることはしていますが。
お話は、海底火山の噴火を観察に行って大爆発に巻き込まれたフライングサブが故障し、パラシュートで脱出を余儀なくされ火山島に着陸したネルソン提督とシャーキーを、クレーン艦長以下が救いに行く話です。ちょっとひねってあるのは、海中でシービュー号が恐竜に襲われて浸水し、クレーン艦長がまだ水没した部屋に一人残っていたのにハッチを閉めてそのクルーを殺したとして、そのクルーの親友だったベンソンが火山島でクレーン艦長を殺そうとします。
しかし、この先何回このトカゲ恐竜を見ることになるのでしょうか。予算が不足しているとはいえ、あまりといえばあまりの使い回しです。
刀剣研ぎ日記その4
刀剣研ぎ日記その3
刀剣研ぎ日記その3。
両頭グラインダーを買って砥石を蒲鉾形に加工するのをやろうと思っています。しかし、如何せん、日本刀用は7種類もあるので面倒で手を付けていません。
そこで今日は砥石ではなく耐水ペーパーで黒錆落としも兼ねて磨いてみました。
400番、800番、1200番、2000番、3000番という順番で磨いていきました。400番の時は刃の長手方向と直角に磨き、800、1200番では筋交いに磨き、2000番からは長手方向に平行に、と砥石での磨き方を採り入れました。また前の砥石の研いだ跡を消す、というのもこの耐水ペーパーでの磨きで感覚が分かりました。3000番まで研いだ後、内曇による地艶と鳴滝による刃艶をかけました。そうすると、刃文がうっすら見えて来ました。内曇恐るべし。
しかし、たとえ耐水ペーパーでもかなり刃はシャープになり、小指と中指をぐっさり切ってしまいました。耐水ペーパーと地艶、刃艶、すべて刃物の上で手の方を動かすので、一歩間違えると大変危険です。
原子力潜水艦シービュー号の”The Monster from Outer Space”
原子力潜水艦シービュー号の”The Monster from Outer Space”を観ました。アメリカの土星無人探査衛星が地球に帰還しようとしますが、その外壁に何か生物のようなものが付着していることにNASAが気がつき、大気圏再突入コースを深めにして熱でその生物を駆除しようとします。それが成功して外壁には何もない状態で衛星のカプセルは海に落ちます。シービュー号がそれを回収に行きますが、クレーン艦長以下が見たのは、生物は死んでおらずカプセルの外壁で成長を続けていました。クレーン艦長以下は海中トーチでその生物を焼き払おうとします。それには成功して外壁はきれいになった状態でシービュー号に回収されます。ネルソン提督は念のためカプセルの外壁をさらに強い酸で洗浄し、また紫外線を浴びせます。こうして生物は完全に駆除されたかと思いきや、生き延びていてミサイル室で作業していたスタッフの一人に襲いかかります。この生物に襲われた人間は脳に何かを埋め込まれ、生物の操るままになります。続いてコワルスキーが操られるようになり、以下チップ・モートン、シービュー号の医者と操られる人間が増えていき、最後はクレーン艦長も寝室で寝ていた所を襲われて、これまた操られるようになります。そうなると後はフライングサブで外に出ていたネルソン提督とシャーキーだけになります。シービュー号に戻って来た二人は、シービュー号がアメリカの艦船とのランデブーコースではなく、サンタバーバラに戻るコースを取っていることを知ります。ネルソン提督はクレーン艦長に理由を問い質しますが、クレーンはミサイル室の一部が故障しているので、とネルソン提督に自分で見に行くように言います。ミサイル室に向かったネルソン提督とシャーキーはそこで謎の生物に襲われますが、トーチを使って何とか逃げます。しかし今度は他のクルー全員が二人も謎の生物の配下に入れようと迫って来ます。艦内を逃げ回った二人ですが、逃げた先でネルソン提督は大量のバッテリーを見つけ、シャーキーにそれを直列でつないで高圧電流を作るように命じます。そして潜水服で簡易的な絶縁服を作り、やがて襲って来た謎の生物にわざと抱きつかせ、そこでスイッチを入れて2万ボルトの高圧を生物の中枢神経に浴びせて怪物を退治ます。怪物が倒れると同時に、シービュー号の他のクルーも倒れます。
「原子力潜水艦シービュー号」の”The Machines Strike Back”
「原子力潜水艦シービュー号」の”The Machines Strike Back”を観ました。タイムトンネル全30話、UFO全26話、原子力潜水艦シービュー号第1シーズン全32話で、これが第2シーズンの12話目で足すと丁度100話目になります。お話は何と「ドローン」です。といっても空を飛ぶのではなく、無人で3発のミサイル発射能力を持った小型潜水艦です。このドローンはネルソン提督とアメリカの同盟国の某国(多分トルコ)の将軍が一緒に開発したものでしたが、ある日突然命令を受け付けなくなって暴走し、勝手にアメリカの都市に向けてミサイルを発射しだします。ネルソンは1台を追跡し、ダイバーが乗り込んで調べようとしますが、自爆装置が働いてダイバーを巻き込んでしまいます。ネルソン提督は別の1台を追跡し、妨害電波を出して外部からコントロールできないようにし、その1台に乗り込んで証拠となるデータレコーダーを回収します。ネルソンはそのデータの解析には一緒にドローンを開発した将軍がいる海底基地のコンピューターを使った方がいいと考え、その基地に向かいますが、実は攻撃をたくらんで秘かにドローンをコントロールしていたのはその将軍でした。その国には革命の動きがあり、その将軍はアメリカを攻撃できる力を示すことで、その革命軍のトップになろうとしていました。ネルソンは捕らえられますが、その間に12台ものドローン潜水艦が一斉にアメリカの都市の攻撃に動き出します。クレーン艦長も別の方面からその将軍が黒幕であることを突き止めます。しかし12台のドローンをシービュー号1隻で止めることは不可能であることから、敵とわかっていてその基地に乗り込みます。クレーンもすぐ捕まってしまいますが、秘かに持ち込んだ七つ道具で基地を内部から破壊することを計画します。忍び込んだコントロール・ルームで12隻を止めることは出来ませんが、別の1隻をその基地を攻撃するように仕向けます。ネルソン提督とクレーン艦長は何とか基地を脱出してフライング・サブでシービュー号に戻り、基地はドローンの直撃で完全に破壊されます。