「ローマ土地制度史―公法と私法における意味について」の日本語訳の第50回を公開しました。ついに50回までたどり着きました。しかしこれからが文字通り胸突き八丁という感じで、例えば次回の分は2ページに渡るラテン語とギリシア語を含む長大な注釈があります。その方に時間をかけるため、今回の分はいつもより一日早く終わらせました。
ところで、ロードベルトゥスの本の日本語訳が昭和30年代の岩波文庫で2冊出ていたので、その内「地代論」を取り寄せました。その本にあったロードベルトゥスの経歴は、ベルリン大学とゲッティンゲン大学で法学を学び、司法試験を受けて司法官試補となり、後に経済学に転じて、とここまでヴェーバーとほとんど同じ(ヴェーバーはハイデルベルク大学でも学んでいます)です。ある意味似た者同士で、そんな所からヴェーバーは共感していたのでしょうか。
ウルトラマンタロウの「逆襲!怪獣軍団」を観ました。タロウがベムスターにやられ、ただでさえやばい状況に、ヤプール人はサボテンダーとベロクロンまで投入します。これに対して大和田獏が演じる熱血教師(この時代の流行ですね)が、かなり無謀ながらロープをベムスターの角にかけてベムスターに飛び乗り、ナイフで目の周りを刺す、ということで一応のダメージをベムスターに与えます。その隙にZATが特殊な爆弾をベムスターがエネルギー源を吸収する腹部に打込み、ベムスターは半死になります。タロウはサボテンダーを倒し、ZATは何と自分達だけでベロクロンを倒してしまいます。少なくともZATはTACより強い?そういう訳で今回タロウは1/3しか活躍しておらず、後は大和田獏の熱血教師とZATが活躍するという話でした。何となく大和田獏がベムスターと戦うシーンって、アイアンキングで石橋正次が敵のロボット(?)と戦うシーンを思い出しました。あちらもロープが多用されていました。アイアンキングって、1分間しか活動出来なくて、敵を倒すのって大体石橋正次の方という変なヒーローでした。
ウルトラマンタロウの「ベムスター復活!タロウ絶体絶命!」を観ました。今度は帰って来たウルトラマンを一度倒したベムスターの登場で、ついでにそれを操るヤプール人まで復活します。ZATは新マンのブレスレットと同じ威力を持つカッターを開発してホエールで攻撃しますが、ヤプール人がベムスターを強化していて、その武器はまるで通用しません。そうなるとタロウも光線技が通用しないことは分かっていますし、打つ手がなく、あっさりとベムスターに敗れます。この辺りの「昔の怪獣・宇宙人シリーズ」はおそらく後で、「○○星人の陰謀だった」ということになって、ヤプール人もそれに操られていただけだった、となるのではないかと想像します。
トワイライト・ゾーンの”Caesar and Me”を観ました。ジョナサン・ウェストは腹話術師で、アイルランドからアメリカにやって来ましたが、その芸はなかなか採用してもらえず、家賃も滞納し、食費も無いという状況に追い込まれます。彼の相棒の人形のシーザーは、実は自分でしゃべることが出来る謎の生き物でした。シーザーはジョナサンをそそのかし、近所のデリカテッセンに押し入って金を盗ませます。ジョナサンはそれで滞納した家賃を払って一息つきますが、シーザーは次に以前オーディションに行った劇場のマネージャーの部屋の金庫を襲わせます。首尾良く金を盗んで部屋から出て来た時にしかし夜警に見られ、その場は何とかごまかします。しかしジョナサンの下宿の大家の姪の女の子が二人の話を盗み聞きしており、女の子は警察に電話します。刑事が二人やって来ましたが、ジョナサンはしどろもどろになって、シーザーにやれと言われたと言い訳しますが、今度はシーザーは人形に戻って一言もしゃべりません。結局ジョナサンは警察に連れて行かれます。しかし今度はシーザーは女の子に話しかけ、ジョナサンが盗んだ金を持って家を出てニューヨークに行くことをそそのかします。そしてその際に邪魔になる叔母さんを毒矢で殺すことまで教唆します…
ウルトラマンタロウの「怪獣エレキング満月に吼える!」を観ました。どうも一つ前のメフィラス星人から、懐かしの怪獣・宇宙人シリーズになったようで、今回はウルトラセブンの「湖の秘密」に出て来たエレキングです。ですがこのエレキングが非道い!大体本物のエレキングは角がくるくる回るのですが、このタロウのでは固定式です。この程度のギミックすら再現出来ないで、再登場させないでください。大体エレキングの武器は名前の通り電気であって、カプセル怪獣のミクラスもそれでやられますが、このエレキングは火を吹きます。これではエレキングもどきです。次回は今度はベムスターで、安易な再登場シリーズが続きます。どうもこういうのがあるから、初代マンやセブンをリアルタイムで観ている我々の世代にはタロウの評価が低くなるのだと思います。
スタートレック・TNGの”Captain’s Holiday”を観ました。ピカード船長は、2週間のハードな仕事の後で、皆から休みを取ることを勧められ、その星系にあるRisaという「歓楽の星」(?)で上陸休暇を取ります。そこでリサという女性とソヴァックというフェレンギの間のトラブルに巻き込まれます。その後部屋に戻ったピカードの前に2人のエイリアンが現れます。彼らは27世紀から来た時間警察官で、この時代に生まれてはいけない超兵器トックス・ユターを探しに来たという説明です。彼らの歴史ではこのRisaでピカードがそれを見つけることになっていました。ピカードはエイリアンのことは秘密にしてリサに近付き、一緒にトックス・ユタを探すチームを組み、洞窟の中で一夜をともにし、ピカードらしくもなくリサといいことします。(これがオリジナルのカーク船長とか、あるいはライカーならまったく違和感がありませんが、ピカードは合いません…)結局洞窟の中にトックス・ユタはなく、後を付けてきていたソヴァックも落胆させます。しかしピカードはリサが既にトックス・ユタを発見していることを悟り、それを出させてライカーに命じて宇宙空間のどこかに転送させます。というお話ですが、リサはまた後のエピソードで出て来そうな気がします。
ウルトラマンタロウの「出た!メフィラス星人だ!」を観ました。タイトル通り、メフィラス星人が再登場するのですが、ウルトラマンの時の悪賢くかつウルトラマンとも互角に戦ったメフィラス星人の姿はどこにもなく、古代植物を使って子供達を歩けなくする病気に感染させる、という地道な?作戦を実行します。初代ウルトラマンやウルトラセブンの怪獣や宇宙人の再登場って、バルタン星人、ゼットン、メトロン星人とか他にも色々ありますが、共通しているのが初回登場した時に比べると大幅に落ちる、ということです。登場させるなら、それなりに効果的な使い方をして欲しいものです。そうでないと単なる予算をケチったとしか思えません。
ウルトラマンタロウの「僕にも怪獣は退治できる!」を観ました。大ムカデというのは、俵藤太が退治したという伝説が残っていますが、その大ムカデがそのまんま怪獣になったような話です。しかし大ムカデは頭部と胴部が分離してもそれぞれ生きていて挟み撃ちでタロウを攻撃したり、毒液を放出してタロウを苦しめますが、タロウは各個撃破で何とか倒します。紙芝居屋の子供がこの怪獣との戦いで正義に目覚める、というまあありがちなエピソードでした。