小林信彦の「東京少年」を再読了。2005年の作品で、雑誌「波」に連載されたものです。
小林信彦自身の2つの疎開の体験、埼玉への集団疎開と新潟への縁故疎開の体験を描いた自伝的作品です。
前半の集団疎開の時の体験を元にした作品としては、既に1966年の「冬の神話」があります。ただ違うのが、「冬の神話」が完全なフィクションとして作られているのに対し、「東京少年」は自伝的小説として書かれています。また「冬の神話」で不評であったあまりにも暗い、辛い体験の描写は今回はかなり抑えられたものになっています。
後半の新潟での「縁故疎開」の描写は、これまでも断片的に語られることはありますが、まとまって語られたのは今回が初めてと思います。新潟での縁故疎開は、家族が一緒であったこと、食料が比較的豊富であったことから、集団疎開のような陰惨な体験はしなくて済みますが、その代わり今度は戦争が終わった後、如何に東京に帰るかということが焦点になります。
投稿者「kanrisha」のアーカイブ
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溝の口のカフェNADOCリオープン
海王丸
魚津水族館
富山ブラック
砺波チューリップ公園
今日は黒部ダムを見に行く予定だったのですが、9:00に立山駅に着いたら、ケーブルカーは150分待ちでした。なので黒部ダムは諦め、魚津水族館や砺波チューリップ公園などに行きました。チューリップ公園のチューリップは当然春じゃないと咲いていませんが、かろうじて温度を15℃に保った部屋の中で抑制栽培という方法で栽培された花を見ることができました。
高岡大仏
シン・ゴジラ
シン・ゴジラ観てきました。傑作というほどではなかったですが、まあまあ楽しめました。それに、第1作へのオマージュが感じられたのが良く、特に伊福部昭の音楽がそのまま使われているのが良かったです。伊福部のゴジラ第1作の音楽はあまりにも有名ですが、あの低音部の繰り返しは技法的にはバッソ・オスティナート(執拗なバス)と呼ばれ、バッハが受難曲で、キリストの十字架を背負っての道行きの場面で使っている技法です。つまり伊福部昭はキリストの十字架を背負ってとぼとぼ歩く場面に使われた音楽をゴジラの歩みに転用したのです!
全体に悪くはなかったですが、よく振り返って見ると、結局第1作のリメイクに過ぎないような気がしてきました。確かにマニアが評価するのは第1作だけなので、それしかないような気もしますけど。
結局新しい何かを付け加えたかというと、
(1)ゴジラが段階的に進化していくという設定
(2)JRの列車(新幹線と在来線)を使った攻撃
の2点ぐらいかな、と。