NHK杯戦囲碁 高尾紳路9段 対 林漢傑7段

jpeg000-48本日のNHK杯戦の囲碁は黒番が高尾紳路9段、白番が林漢傑7段の一戦です。高尾9段は現在名人戦で井山7冠に挑戦中で出だし3連勝で好調でしたがその後2敗し、現在3勝2敗です。対局は黒が右下隅で地を稼ぎ、黒が下辺に打ち込んできた白を左下隅に連絡させないように遮った所でいきなり劫になりました。黒は劫材が足らないかと思いましたが、左上隅の星の白に直接付けていく手を劫材にしました。高尾9段の解説によると、この手は以前は損劫だと思っていたのが、例のアルファ碁がいきなり付けていく手を打っていて、必ずしも大きな損にはならないということがわかって打ってみたそうです。結局劫は黒が勝ち、その代わり白は右上隅を連打しましたが、元々右上隅は黒が2手打っていましたので、劫の結果は黒が悪くなかったようです。その後白は上辺に打ち込んでいきましたが、折衝の中で黒が左上隅に利かす手を打ったのに白が手を抜きました。それはいいとして、黒が左上隅に置いていったのに対する白の対応が間違いで、この隅は5手寄せ劫ぐらいで、ほとんど白の丸取られとなりました。元々白地が10目くらいあった所が30目ほどの黒地になってしまい、ここで勝負は決まりました。その後白は下辺の黒に寄り付いていき、また劫になり、白は下辺と右下隅を大きく荒らしましたが、逆転には至らず、結局黒の中押し勝ちでした。

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