トワイライト・ゾーンの”Miniature”

トワイライト・ゾーンの”Miniature”を観ました。チャーリー・パークスは、30過ぎの独身男で母親に過保護に育てられたせいもあって、未だに女性と付き合った経験がなく、また職場で他の従業員と上手くつきあって仕事をすることが出来ず、何度も首になっています。そんな彼が、ある美術館のドールハウスの中の女性の人形が動いてピアノを弾くのを目撃します。彼はアリスと名付けたその女性に夢中になり、毎日その美術館に行って人形に語りかけるようになりました。当然彼は頭がおかしいということで、病院送りになります。医者はそれは単なる幻覚だと説明します。チャーリーは結局良くなった振りをして病院を退院し、家に戻ります。そして家族の前でも正常になったように振る舞いますが、寝るためにベッドに入った振りをして家を抜け出し、また美術館に向かいます。結局皆がチャーリーを探しに夜の美術館に行きますが、そこにはチャーリーはいませんでした。ただ一人チャーリーと顔なじみの警備員が、チャーリーが自分も小さくなってドールハウスの中でアリスと楽しそうに会話しているのを目撃します。
この話、今だったらチャーリーみたいなタイプはどこにでもいますね。初音ミクと結婚しているという人もいますから。そういう意味で時代を感じます。

納戸部屋の整理完了

新居の前のオーナーから説明は受けていましたが、中に入ったことはなかった、屋根裏収納に入ってみました。天井は低いですが、全部の6畳くらいのスペースがあり、照明もコンセントもあります。ただ、梯子がぐらつくので、重いものを持っていくのはちょっと危なく、結局古傘やブラウン管モニターなど使わないものや、空き段ボール箱などを上げました。そのお陰もあって、2階の納戸部屋(元々単なる洋室6畳でしたが、建て増しして窓が無くなったので納戸部屋になったもの)も、ほぼ片付きました。右側にプラケースが積んであるのは真空管とアンプ関係の電子部品類です。
これで後はLDKに積んであるものを片付ければ、引っ越しプロジェクトは今度こそ本当に完了します。

NHK杯戦囲碁 平田智也8段 対 志田達哉8段(2023年11月12日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が平田智也8段、白番が志田達哉8段の本格派同士の対戦です。この碁は渋い展開でしたが、左辺の攻防で、白が付けて黒がはねたままになっていたのを、白が切って行きました。ここの折衝で白は黒3子を取ってかなり地を増やしましたが、その代わり黒は中央を突っ切った形になり、上辺から中央に展開している白の大石へ黒がどのくらい攻められるかがポイントでした。しかし白は上辺で左側の白に渡る手を見せました。しかし黒はそれを妨げる手を打たず、結局白は全てがつながり、弱い石がほとんど無くなりました。でもそれで白が優勢になったという程ではなく、白は黒の右辺の模様をあっさり確定地にさせたので形勢は非常に微細でした。ヨセの段階でAIは左辺の白地と見える所に手があるという主張をしており、それを決行するという前提で黒が勝率80%程度という判定をしていましたが、結局黒も白もそれを決行したり守ったりしなかったため、一手毎に形勢が入れ替わるという終盤でした。その左辺の手は黒から打てば劫にはなるということみたいですが、劫材が黒が多い訳でもなく、微細な形勢でそれを決行出来ない、しないのはまあ仕方がないかと思います。結局白が左辺を守る展開となって、最後は白の半目勝ちでした。なお、志田8段は普段は無表情で、対局中にたまに「ニヤッ」とすることがあるのですが、本日の対局ではその「ニヤッ」を何でも見ることが出来ました。それだけ対局に没入していたのかと思います。

「帰ってきたウルトラマン」の「地球頂きます!」

「帰ってきたウルトラマン」の「地球頂きます!」を観ました。冒頭から郷隊員が団子を食べながらさぼっていたりと、いつもとは違うユーモア調です。ある怠け者の子供が絵に描いていたヤメタランスという怠け者が怪獣が、実際にある宇宙人により地球に送り込まれます。その怪獣から出る放射線に当たると、人々は怠け者と化してしまいます。ただ一人最初の怠け者の子供だけが「怠け者であることを止める」でまともになり、怪獣と一人戦おうとします。怠け病はついに郷隊員にも感染し、更にウルトラマンまでそうなりますが、何とかヤメタランスを小さくし、宇宙に送り返します。そしてヤメタランスを送り込んだ張本人であるササヒラー星人が登場します。ウルトラマンは何とかササヒラー星人を倒します。しかし、宇宙人の作戦としてはなかなか効果的でした。この回はなんだかウルトラマンタロウのエピソードみたいでした。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Elementary, Dear Data”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Elementary, Dear Data”を観ました。データがあるエピソードをきっかけに、シャーロック・ホームズにはまっていましたが、ある日データとジョルディは、ホロデッキで、ホームズの世界を再現し、そこでデータは、ホームズと同じ推理力を見せようとします。しかしデータはジョルディに、単に原作を全部暗記していてその通り演じているだけだと批判されます。医者のプラスキーも同じ意見で、結局ホロデッキに、データと同レベルの敵キャラを作らせてそれと対決することにより能力を見せるということになりました。その敵が原作でもホームズの最後の戦いの相手であるモリアーティ教授でした。しかしジョルディがコンピューターに「データと同等以上の能力を持った」キャラと要求したため、作り出されたモリアーティ教授は、コンピューターにも命令出来る能力を持って、その知識でプログラムを上書きして消せないようにしてしまいます。モリアーティ教授は急速な勢いで、エンタープライズ号の世界の知識を吸収し、ついにはエンタープライズ号を操ることさえ出来るまでに成長します。ピカード艦長とデータがモリアーティ教授と対決しますが、モリアーティ教授はただ一つ「生き続けたい」のだ、という希望を述べます。ピカードはその希望を受け入れ。モリアーティ教授のデータを保存することをコンピューターに命じます。モリアーティ教授はプログラムの上書きを元に戻し、ホロデッキのシャーロック・ホームズの話は消えます。
という話ですが、ちょっと悪役のモリアーティ教授がおとなしすぎかな、と思います。ホームズの原作同様、データを危機に陥れて欲しかったです。

「帰ってきたウルトラマン」の「狙われた女」

「帰ってきたウルトラマン」の「狙われた女」を観ました。紅一点の丘隊員をフィーチャーした話です。いつも本部の留守を守るだけの丘隊員を隊長が気遣います。そう言っている内に、丘隊員が何故か通信器のスイッチを切ってしまうというミスを犯し、その間に南隊員と郷隊員の乗るマットアローが操縦不能になり、二人は海の上に脱出します。更に丘隊員は二人を探しに行ったマットアロー二機の誘導中に今度はレーダーのスイッチを切ってしまい、マットアローが危うく民間の旅客機に衝突しかけます。隊長は丘隊員に一ヶ月の休暇を与えます。しかしその直後千葉のコンビナートに怪獣が出現します。結局丘隊員はその怪獣フェミゴンに乗り移られて操られていたということですが、その怪獣が自分でMAT基地を破壊しようとするのはちょっと変です。またこの回はMATの隊員がやたらと酒を飲んでいるシーンが目立ちます。制服着ていて明らかに勤務中なのにいいのか?という感じです。しかも飲んでるのはジョニ赤で、今だと安っぽい感じです。

トワイライト・ゾーンの”Jess-Belle”

トワイライト・ゾーンの”Jess-Belle”を観ました。SFというより、古典的魔女もの。二人の女性が同じ男性を巡って争い、敗れた方が町で魔女という噂のある女性のところに行き、男の愛を得る方法を尋ねます。それは本当の魔女でしたが、それにはかなりのお金がかかると言います。お金の無いジェス・ベルは結局自分の身体と魂を売ることになり、その代償にビリー・ベン・ターナーの愛を得ることが出来ましたが、実は彼女自身が魔女になっており、夜の12時になると彼女の身体は女豹に変わります。そのためビリーの愛を得ることが出来ても、結婚することが出来ません。そして夜女豹でいる時に町の人から追われ、ビリー自身からライフルで撃たれて姿を消します。それで魔法が消えたビリーは、もう一人の女性エリー・グローバーと結婚します。しかし魔女となったジェス・ベルは死んでおらず、二人につきまといます。ビリーはジェスを魔女にした魔女の所に行き、魔女を殺す方法をお金で買い求めます。それでビリーは魔女となったジェス・ベルを殺して、ようやく二人は魔女から解放される、というお話です。ちょっとジェス・ベルが可哀想でした。ジェス・ベルを演じていた女優は以前、このトワイライト・ゾーンでデパートのマネキンを演じていた人です。

渡辺真知子の「海につれていって」

ヤフオクで買った渡辺真知子のファーストアルバム(カセットテープ)です。実際に学生時代に同じくテープで持っていました。
長らく聴いていなかったですが、改めて聴くと、歌はとても上手い(音楽短大の声楽専攻)し、詩もなかなか良く出来ています。今にして思うと、キャラ的には9歳年下のドリカムの吉田美和とかぶる所が多いように思います。渡辺真知子もそうですが、ヤマハのポプコンが多くの優れた女性シンガーソングライターを輩出していますね。八神純子とか、小坂明子、中島みゆき等々。それまでの歌謡曲の世界では女性が歌う歌の歌詞は、男から見た都合の良い女という感じでしたが、女性シンガーソングライターが本当の女性の気持ちを歌い出したように思います。

「帰ってきたウルトラマン」の「この一撃に怒りをこめて」

「帰ってきたウルトラマン」の「この一撃に怒りをこめて」を観ました。ズール星人の化けた紙芝居屋によって、子供を車ではねたという濡れ衣を着せられた郷隊員。そして何故か紙芝居のストーリー通りに、怪獣レッドキラーが登場し、MATに一度は敗れたように見えたものの、すぐに復活し子供と郷隊員のいる病院毎二人を殺そうとします。しかし、すんでの所で子供が意識を取り戻し、紙芝居屋がズール星人だと証言します。それで「怒りの」郷隊員がウルトラマンになり、レッドキラーの2本のブーメランに苦戦しますが、最後はそのブーメランを奪い取り(ウルトラセブンのパンドンがアイスラッガーを奪い取ったのと逆のパターンです)、ウルトラセブンの時はパンドンの投げたアイスラッガーをセブンが遠隔操作で逆にパンドンに返して倒しますが、こちらの場合はレッドキラーはそのまま自分の武器で十字に切られてあえなく倒れます。しかし郷隊員に濡れ衣着せるだけだったらもっと簡単な方法がありそうですが。前半には無かった地球侵略を企む宇宙人が怪獣を使って、というパターンが後半はかなり増えています。

NHK杯戦囲碁 大西研也5段 対 富士田明彦7段(2023年11月5日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が大西研也5段、白番が富士田明彦7段の対戦です。序盤で黒が、右辺の白の二立三析の構えに上から詰めた後、右上隅の折衝の途中で、構えの内側に付けて行きました。しかし黒は強く戦わず結局三子を捨てて外側からノゾキを利かし、また当てを利かしたことで手を打ちました。その次に左下隅から下辺にかけての戦いになり、黒は何とか下辺の一団を右下隅に連絡し、また左辺下方でポン抜きの後の白5子を取り込みましたが、その代償で下辺上方の白が厚くなり、先ほど右辺で利かした黒3子がほぼ飲み込まれてしまいました。トータルではここで白のリードとなりました。次に左上隅、上辺、中央の争いになりましたが、一時は黒が取られている石を上手く活用して中央に厚みを築き、上辺の白を攻める展開になって形勢を盛り返しましたが、一手中央で守りの手を打ったのが逸機で、白に上辺を連打され、白は上辺にかなりの地をもって治ることが出来、ここで白が勝勢になりました。しかし形勢は細かく、その後ヨセで黒にも逆転のチャンスがありましたが、結局白の中押し勝ちとなりました。富士田7段は、本因坊・名人の両リーグに入り、また天元戦でも挑戦者決定戦まで行ったということで、一流棋士の道を進みつつあります。