NHK杯戦囲碁 大西研也5段 対 富士田明彦7段(2023年11月5日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が大西研也5段、白番が富士田明彦7段の対戦です。序盤で黒が、右辺の白の二立三析の構えに上から詰めた後、右上隅の折衝の途中で、構えの内側に付けて行きました。しかし黒は強く戦わず結局三子を捨てて外側からノゾキを利かし、また当てを利かしたことで手を打ちました。その次に左下隅から下辺にかけての戦いになり、黒は何とか下辺の一団を右下隅に連絡し、また左辺下方でポン抜きの後の白5子を取り込みましたが、その代償で下辺上方の白が厚くなり、先ほど右辺で利かした黒3子がほぼ飲み込まれてしまいました。トータルではここで白のリードとなりました。次に左上隅、上辺、中央の争いになりましたが、一時は黒が取られている石を上手く活用して中央に厚みを築き、上辺の白を攻める展開になって形勢を盛り返しましたが、一手中央で守りの手を打ったのが逸機で、白に上辺を連打され、白は上辺にかなりの地をもって治ることが出来、ここで白が勝勢になりました。しかし形勢は細かく、その後ヨセで黒にも逆転のチャンスがありましたが、結局白の中押し勝ちとなりました。富士田7段は、本因坊・名人の両リーグに入り、また天元戦でも挑戦者決定戦まで行ったということで、一流棋士の道を進みつつあります。

「帰ってきたウルトラマン」の「郷秀樹を暗殺せよ!」

「帰ってきたウルトラマン」の「郷秀樹を暗殺せよ!」を観ました。ロボネズというネズミ型ロボット怪獣をウルトラマンに倒されたメシエ星人が、白鳥レイカという白鳥座からメシエ星人に拉致された少女を使って郷秀樹を暗殺しようとする話です。考えてみれば、ウルトラマンを倒すより郷秀樹の時を狙った方が楽なので頭が良いようにも思えますが、さらに考えれば郷秀樹が生命の危機に陥るとそのままウルトラマンに変身するので、意味が無いように思います。それでもメシエ星人は医者と再度白鳥レイカを操って郷をおびき寄せ、麻酔薬を注射することに成功しますが、そこまでするなら即死するくらいの毒を注射すればいいのにと思います。それで意識が無い状態の郷秀樹の上に、巨大化したメシエ星人が暴れたことでビルが崩壊し、無事(?)ウルトラマンに変身してメシエ星人を倒します。初代マンの時も、地底人にハヤタ隊員が催眠術をかけられたけど、ウルトラマンに変身したらそんな催眠術なんか効かないもんね、というのがありました。しかし、ウルトラマン対宇宙人の一対一バトルは、新マンで初めてのように思います。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Where Silence Has Lease”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Where Silence Has Lease”を観ました。これもまた脚本が良くないワケワカの話でした。エンタープライズ号がある未調査の宇宙空域で、エネルギーも生命反応もまったくない、宇宙の穴みたいなものに遭遇します。近くで観察するだけだった筈が、エンタープライズ号はいつの間にかその中に捉えられてしまっていました。そこにはロミュランの宇宙船が出現して来てエンタープライズ号を攻撃して来ましたが、光子魚雷一発で向こうは跡形も無くなりました。その次に、エンタープライズ号と同型艦のその名も「ヤマト」(tomatoの発音みたいに、「マ」にアクセントがある変な発音でした)に遭遇します。その船に転送で入ったライカーとウォーフは、その船の材質が連邦のものではないことを発見し、またその船のブリッジが2つも3つもあるのを知ります。結局、何かの生命体の実験台にされ、ネズミを迷路に入れたようにエンタープライズ号もその穴の中に入れられて反応を観察されていました。その生命体は人間の死というものに興味を持ちます。そこでピカードは一計を案じ、エンタープライズ号を20分間で自爆させるモードに入ることを命令します。そしてクルー達の死に対する恐怖が十分観察されたということで、その生命体は満足してエンタープライズ号を解放します。
まあSFだから何でもありと言えばそうですが、SFであっても支離滅裂な話は止めて欲しいです。

飯島真理の2ndアルバム

ヤフオクで落札した、飯島真理の2ndアルバム、blancheです。カセットテープで何と包装のセロファン付きの未開封品です。オークション終盤でものすごい競り合いになり、CDの3倍の価格になってしまいました…
「超時空要塞マクロス」はリアルタイムで観ていました。その中に出てくるリン・ミンメイという女性キャラ(アニメの中で歌手になりアイドルになり、更には敵軍の兵士をメロメロにさせる音楽兵器にさえなる)の声と歌を飯島真理がやっていて、元祖声優アイドルです。でも国立音大のピアノ科出身で小学生の時から作曲をやっており、このアルバムもマクロスの曲ではなく(例外は「天使の絵の具」ですが、マクロスの中で流れたのとは違うアレンジです)、全て飯島真理作詞作曲です。ちなみに編曲と右の写真の右にいるのは吉田美奈子。
右側の写真見ても、この頃の真理ちゃんは本当に可愛いです。それに声も本当に可愛く、リン・ミンメイがマクロスのお話の中で重要な役を与えられたのは、彼女の声があったからだと思います。ただリン・ミンメイについては、いつもそのイメージで捉えられることに葛藤があったようです。

カセットテープで昔の米国ドラマ主題歌集

最近、ヤフオクで少しずつカセットテープの音源を買ってますが、これはなかなか私にぴったり。スター・トレック、宇宙家族ロビンソン、トワイライト・ゾーン、バットマン、スーパーマン、コンバット、ローンレンジャー、名犬リンチンチン、わんぱくフリッパー、スパイ大作戦、ヒッチコック劇場、0011ナポレオン・ソロ等々の主題歌集です。しかもオリジナル版で日本語吹き替えのものではありません。

「帰ってきたウルトラマン」の「星空に愛をこめて」

「帰ってきたウルトラマン」の「星空に愛をこめて」を観ました。「富士に立つ影」「大魔神」と来て、この回は「ロミオとジュリエット」です。軍人の息子でいつも郷と対立して上から目線の岸田隊員が、たまたま助けた女性に恋をして結婚まで考えます。しかしその女性がよりによって、岸田隊員が長年かけて開発してきた高性能レーダーを破壊する使命を持って、怪獣グラナダスと一緒に地球にやって来たケンタウルス星人でした。その女性は地球が好きになってしまい、自分の星を裏切ります。そして結局ウルトラマンが倒せなかったグラナドスを自らの体内の爆弾で一緒に自爆して倒します。いつも思うんですが、「帰ってきたウルトラマン」の中では、常に宇宙人/地球人という二項対立です。ですが本当は地球は宇宙の片隅の小さな星に過ぎないのであり、地球人以外は宇宙人という考え方はおかしいのですが、この頃の日本の特撮はそういう宇宙観(?)からまだ抜けられていません。16世紀のイタリアの異端者ジョルダノ・ブルーノは、そんな中世の時代において、宇宙には太陽のような星が無数にある、という主張をしていたのですが、それと比べて何と遅れているのかと思います。

トワイライト・ゾーンの”Death Ship”

トワイライト・ゾーンの”Death Ship”を観ました。キャプテンのポール、部下のテッドとマイクの3人の宇宙飛行士は空飛ぶ円盤形の宇宙船である惑星を調査していました。マイクが地上で何か光るものを見つけたため、円盤は地上に着陸します。3人がそこで見たのは、彼らの円盤と同形の円盤がクラッシュしていたもので、中を探ると、何と3人の死体がありました。ポールはこれは何かのはずみに未来に来てしまったのだと解釈します。その内テッドは故郷に帰った夢を見ますが、そこでは既に死んだ筈の人がいて、彼の家には奥さんはおらず、そのベッドには喪服が置かれ、政府からテッドが死んだという通知の電報がありました。マイクもやはり故郷に帰った夢を見て、そこで交通事故で死んだ奥さんと娘と会います。ポールは結局それらは全てこの星のエイリアンが幻影を見せているだと解釈します。それで彼らは一度この星を後にしようとしますが、そこで何の事故も起きなかったため、ポールは再度この星に着陸を主張し、断行します。ポールの理屈だとクラッシュした円盤は消えている筈でしたが、それはやはりありました。結局彼ら3人は着陸に失敗して死んでいるのに、それに気付かず同じ時間のループを繰り返しているだけでした。
うーん、何だかありがちの話でした。まあさまよえるオランダ人の宇宙版です。

NHK杯戦囲碁 余正麒8段 対 藤沢里奈女流本因坊(2023年10月29日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が余正麒8段、白番が藤沢里奈女流本因坊の対戦です。この対戦は黒が2手目で左下隅の三々に入り、白もまたその後数手で右上隅の三々に入るといういかにも今風の戦いになりました。しかし次第に白は各所で地を稼ぎ、黒が白を積極的に切りに行き、切り離した弱石を攻めるという展開になりました。一時白は左下隅からの石、下辺の石、右辺の石、と三方に弱石を抱え、三方がらみみたいな形で攻められました。左下隅で劫になり、これに黒が勝った結果、黒の左下隅、下辺、中央、右下隅の石は全てつながり、地合では白が良かったものの、中央でコミ分くらいの黒地をつければ黒が勝ち、という形勢になりました。しかしこういう碁形は藤沢女流本因坊の得意な碁形であり、その後の黒の寄り付きを白は上手くかわし、微細な勝負になりました。こうなると藤沢のあだ名である「半目の女王」の通り、白のヨセは正確を極め、黒に付けいる隙を与えず、見事に白の半目勝ちとなりました。余正麒8段という最強クラスの棋士の一人を女流棋士が倒したということで、少なくとも日本に関しては、男性棋士と女性棋士の差はほとんど無くなりつつあります。

「帰ってきたウルトラマン」の「魔神 月に咆える」

「帰ってきたウルトラマン」の「魔神 月に咆える」を観ました。脚本は前回と同じ石堂淑郎です。そして前回は「富士に立つ影」でしたが、今回は明らかに大魔神シリーズのパロディーみたいな話です。伊吹隊長が隊員に勧められて休暇を取り、奥さんの実家である諏訪湖?の畔に行きます。そこで御神渡りを見に行った奥さんと娘がグロテス星人に捕まって人質になり、という話です。それで暴れるのが諏訪神社?のご神体で、要するに大魔神です。この伊吹隊長の奥さんを演じているのが、レインボーマンで主人公タケシのお母さんを演じていた人で、レインボーマンではそのお母さんとタケシの妹のシーンが良くありましたが、伊吹隊長の子は娘なんで、ほとんどレインボーマンかと思われるようなシーンが続きます。
最後はウルトラマンがグロテス星人の方をブレスレットでやっつけると魔神も消える、というものです。うーん、イマイチ。

下関市でサテライトオフィス?

昨日の幕張メッセのIT系の展示会で山口県のブースがあって、そこで配布されていたもの。見た瞬間思わず吹いてしまいました。だって、下関市って坂ばかりで平地が少なく、サテライトオフィスにする土地が余っている筈ないですから。説明員の話によると、下関駅前に新しいビルが出来るということでした。それからパンフレットの中には地震が少ない、と書いてありました。確かに大きな地震は今まであまり来たことがないですが、しかし神戸も熊本もそう言われていて被災したのであり、そういう所は建築基準が緩くてむしろ危険だと思うのですが。まあ魚が美味しいというのはその通りですけど。