NHK杯戦囲碁 井山裕太二冠 対 一力遼棋聖(2024年3月3日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、準決勝の第2局で、黒番が井山裕太二冠、白番が一力遼棋聖という最高のカードです。序盤左上隅で黒が両ガカリしてから競い合いになりました。白が上辺で黒を挟んだのを更に黒が挟み返してという目まぐるしい展開でしたが、黒が白に頭を押さえられる前に4線から3線に下がったのが良い手で、逆に白が黒に当て込みを打たせるためにタケフを切りに行った形になったのがマイナスで、ここでAIの判定が黒に傾きました。その先、左上隅から中央に延びる白を攻めるのに黒がケイマで煽った所をすぐに白が切って行って、結局右辺に展開しました。そして黒が上辺から延びている石と下辺が二間で連絡している所を黒が一手守ったのに白がくすぐりに行った後、白は大ゲイマで上辺から延びる黒への攻めを見ました。しかし黒は白の急所に置いていき、また中央の黒と下辺の黒をつながる守りの手を打たずどんどん下辺に出て行きました。この辺りまさしく井山二冠らしい打ち方でしたが、結局白に間を分断されて、黒が苦しくなり結果的には打ち過ぎでした。白はここでチャンスを掴み、左辺に展開して形勢は五分五分になりました。その後白がいっぱいに打ち回し、左辺上方の黒を取り込んで左辺の地を大きく取ったので、ここで白が優勢になりました。結局黒が投了しました。来週はいよいよ決勝戦で、一力棋聖と芝野名人というこれまた好カードです。

ウルトラマンAの「天女の幻を見た!」

ウルトラマンAの「天女の幻を見た!」を観ました。河童やセミやホタルの次は何と天女!正確にはヤプール人によって破壊された乙女座の精、ということになっています。羽衣の話の一部を借りるのかと思ったらそれはなく、何と言うか今一つ良く分らない話でした。結局乙女座の精の願いで、ヤプール人からのコントロールを断ち切って元の姿に戻し、白鳥座に連れて行くことになりました、という決着です。しかし竜隊長が独身だったことが分ってびっくり。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Pen Pals”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Pen Pals”を観ました。エンタープライズ号が始めて人類として訪れた惑星系の全ての星で地殻変動が起きており、それを調査するためウェスリーがリーダーとして任務を命じられます。年上で自分より経験も深い部下を相手にウェスリーが如何に任務をこなすか、という話と、データがたまたまある星の住民である女の子と交信してしまい、それは連邦のPrime Directive(最優先指令:他の文明に干渉してはならない)違反行為になります。しかしデータの行動はエスカレートし、転送でその女の子の住処に降り立ち、またその子をエンタープライズ号にまで連れて来てしまいます。この辺りデータの行動はアンドロイドとは思えない支離滅裂さです。しかしピカードはデータの「気持ち」を尊重し、ウェスリーが地殻変動の原因を突き止めそれを止めることに成功します。女の子は記憶を消して元の住処に戻されます。しかしPrime Directiveの解釈を巡ってシビアな話も以前あった筈で、こんな風にいい加減な解釈の話を作るのはどうかと思います。

自宅のリノベ、照明編の続き

ささやかな自宅のリノベ、照明編の続き。LDKのメインの照明(前のオーナーが残していったもの)、これまで電球色が嫌で使っていなかったのですが、風呂用のLED照明が余っていた(元々6本セット)と、在庫していた100W相当昼光色LED電球で、全部昼光色にして使用開始。後はトイレの中と廊下2箇所も全部昼光色LEDに変えて、これで玄関灯以外は電球色を無くしました。Webで読んだ記事だと、電球色の方が寝付きには良いとのことですが、今寝付きは問題無く、むしろ朝起きた時に昼光色を浴びる方がいいと思います。

またささやかな自宅のリノベ

またささやかな自宅のリノベです。浴室の照明が暗くてしかも私の嫌いな電球色なんで、LED電球に変えました。左のスパイラル型蛍光灯が元の。E26という口径です。消費電力が半分(7.4W)になり、明るさが体感で倍(相当ワット数だと4倍、60W相当)になって大正解でした。ついでに洗面所の照明も電球色から昼光色に変えました。私は電球色って「♫裸電球まぶしくて~」の世界で貧乏くさくて嫌です。このスパイラル型蛍光灯って一時期流行りましたが、おそらくその内生産中止なのではと思います。

P.S. 全ての蛍光灯が2027年までに全廃みたいですね…

ウルトラマンAの「青春の星 ふたりの星」

ウルトラマンAの「青春の星 ふたりの星」を観ました。ウルトラマンAはこの辺り視聴率は低迷していたようで、例のブラックピジョンの回が15%で最低だったようです。そのせいなのか、もう脚本の質がとても低いです。このエピソードでも、北極星号という今は動かなくなってホテルとして使われている客船が何故か空を飛んでそれを偶然北斗が目撃するのですが、結局後で超獣が操って飛ばしていたことが判明しますが、ヤプール人がそれで何をしようとしていたのかはまったく説明されません。しかもレーダーに映らない理由も何も説明無しです。超獣も今回はセミの超獣ということですが、全体にセミらしい所はほとんど感じられませんでした。ただ一つの見所は、ウルトラマンタロウで東光太郎を演じる篠田三郎が、役名篠田一郎で出ているということだけです。しかしその篠田一郎も、おそらく船のオーナーでも無いのに、何故勝手に船を動かそうとしているのかが不明で(ホテルに使われているんだから当然オーナーがいる筈です)、最後に大学に戻る理由も説明不足です。要するに脚本がまるでダメということです。

また雪…

25日の午前中はこんな感じで雨が急に雪に変わって、車のフロントガラスにはそれなりに積もりました。午後になると雨に変わりました。26日の朝がどうなっているかちょっと心配です。

NHK杯戦囲碁 志田達哉8段 対 芝野虎丸名人(2024年2月25日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、準決勝第一局で、黒番が志田達哉8段、白番が芝野虎丸名人の対戦でした。序盤で白が左上隅で早々と劫を仕掛け、右下隅に劫立てし、黒が受けずに劫を解消しました。しかしそれでいい勝負でした。しばらく進んでから黒は右下隅で動き出し活きた後、白の角を切って行きました。ここでまた戦いが始り、下辺の左右の黒、中央の白、右辺の白というもつれあいになりました。途中で下辺右の黒は白の手抜きを咎めて白2子を取ってつながりました。下辺左の黒も若干の犠牲打を放って中央が厚くなりました。残ったのは白の弱石2つで、特に中央は結局は眼2つでギリギリの活きでした。右辺は白が2子を犠牲に渡る形になりました。それからヨセになりましたが、AIの形勢判断がずっと6:4くらいで黒有利を示していたのですが、終わって作ってみれば白の半目勝ちで、AIもヨセの段階での形勢判断を間違うんだということが分りました。芝野虎丸名人は初の決勝進出で、井山裕太二冠と一力遼棋聖の勝者と優勝を賭けて戦います。

松田隆智の「戦士の詩」

久しぶりに、松田隆智さんのビデオが観たくなって(このVHSビデオはDVDとかBlu-rayになっていません)、フナイの5,980円のVHSビデオプレーヤー(新品)を買いました。音はモノラルでまたリモコンもありませんんが、ちゃんと再生出来ました。30歳の頃、週3回ぐらい筋トレしながら、このビデオで松田氏が演じている「総合八極拳」(ほぼ大八極の套路)を真似して練習していたことがあります。戦える力がついたかどうかは不明ですが、少なくとも多少の筋肉はついて健康にはなったと思います。

トワイライト・ゾーンの”The Bard”

トワイライト・ゾーンの”The Bard”を観ました。売れない脚本家のジュリアス・ムーマーは、色々なアイデアを出しても受け入れられず、他の脚本家が考えた「黒魔術」についての脚本を書かせてもらうようにディレクターに頼みます。ムーマーは書店に行って黒魔術の本を買って来て家で実践していたら、何とシェイクスピアを召喚してしまいました。シェイクスピアは彼の望む通りのことをすると言うので、早速脚本を書かせてそれを自分の脚本だとして売り込み、映画にして貰えることになりました。しかしシェイクスピアの脚本は言葉の使い方は面白いものの、設定があまりにも時代がかっているため、多くの箇所が改変されていました。それをスタジオに見学に来て察知したシェイクスピアは彼を馬鹿にした主役の男優を殴り倒して、元の世界に戻ってしまいます。懲りずにムーマーは今度は「アメリカの歴史」というドキュメンタリーの脚本を書くことになり、再度黒魔術で今度は、リー将軍、グラント将軍、リンカーン大統領、ポカホンタス、フランクリンなどのアメリカの歴史上の有名人を多数召喚して…という話です。残念ながら、シェイクスピアは英語で読んだことはほとんど無いので、彼が書いた新しい脚本がいかにもシェイクスピア風なのかかと、その辺りがもっと分ればより楽しめたのでしょうが、まあそれなりに面白いエピソードではありました。