昨日は有給休暇を取っていて、4連休の2日目。初めて家から1.5Kmの所にある藤野やまなみ温泉に行ってみました。良くあるスーパー銭湯ではなく、ちゃんとした温泉で、相模原市が経営しています。8月にリニューアルオープンしたばかりで綺麗です。泉質も良くあるメタケイ酸だけの温泉ではなく、それなりの温泉で源泉かけ流しです。露天風呂も当然あります。料金は昼間は750円、夜は600円。確か東京23区の銭湯が520円なのを考えれば、750円でちゃんとした温泉に入れるのはいいです。
投稿者「kanrisha」のアーカイブ
トワイライト・ゾーンの”Printer’s Devil”
トワイライト・ゾーンの”Printer’s Devil”を観ました。SFというより、古典的な悪魔との契約もの。ダンスバーグ・クーリエという新聞社を経営しているダグラス・ウィンターでしたが、その新聞は最近大手のガゼット紙に圧倒され、従業員に給料を払うことが出来ず、ついに活字組みマシンのオペレーターが辞めて新聞が発行出来なくなります。失意のダグラスは酒をあおって橋の上から飛び降りて自殺しようとしていましたが、そこにスミスと名乗る不思議な男がやって来ます。男はクーリエ紙の活字組みマシンのオペレーター兼記者として働くためにやって来たと言います。しかしダンスバーグが借金のため、もう新聞社は差し押さえられる所だと言うと、何とそのお金をスミスが現金で貸し付け、スミスは社員になります。スミスのタイプ組の腕は通常のオペレーターをはるかに上回るスピードです。そして彼が組んだ紙面は「白昼の銀行強盗」「高校の校長が重婚していた」など、事件が起きて一時間も経たない内に号外が発行されます。そのためにクーリエ紙の経営はあっという間に持ち直し、またスミスに借りた借金も返済出来ました。しかしそこでスミスは自分が悪魔であることを明かし、ダンスバーグに死んだら魂を渡す契約をするよう迫ります。ダンスバーグは悪魔に上手く言いくるめられ、契約にサインします。ダンスバーグの恋人で従業員のジャッキーは、スミスの記事があまりにも早くスクープを報じるのを怪しみ、ダンスバーグにスミスを解雇するように言います。しかしダンスバーグは新聞社の成功に酔ってジャッキーの言うことを聞かず、ジャッキーは出ていこうとします。その際にスミスが彼女に言い寄りますが、ジャッキーはスミスに平手打ちをくらわします。スミスはそこでタイプ組マシンを操作し、今晩11:30にジャッキーの乗った車が事故に遭い、ジャッキーが怪我をするという記事を書きます。実はこのタイプ組みマシンはスミスが細工して、このマシンで作った記事は本当にその内容が起きるようになっていました。スミスはダンスバーグにまだ記事の最終行は書いておらず、ジャッキーが怪我で死ぬかどうかは不明だが、ダンスバーグが自殺して魂を引き渡さなければ、ジャッキーが死ぬ記事を書くと脅します。ダンスバーグはジャッキーを探しに行きますが、スミスはその前にジャッキーに会い、車に載せて自分が運転します。その間にダンスバーグは新聞社戻り、タイプ組みマシンで、ダンスバーグとスミスの契約は、ダンスバーグが内容をよく理解していなかったので無効となり、スミスは11:30に消滅する、という記事を作ります。そして11:30に事故は起きますがジャッキーは助かり、スミスは消滅します。
スミスを演じていたのは、どこかで観たと思ったら、バットマンでペンギンを演じたり、ロッキーでコーチの役を演じた、バージェス・メレディスでした。まあ良く出来た話でしたが、SFとは言えないですね。
「帰ってきたウルトラマン」の「地獄からの誘い」
「帰ってきたウルトラマン」の「地獄からの誘い」を観ました。地底研究の大家の小泉博士の研究所がある怪物に襲われて破壊され、また小泉博士は自殺したと報ぜられます。小泉博士に昔命を救ってもらったことがある上野隊員は、先生が自殺なんかする筈がない、と調査を始め、博士の一人娘のチドリの所に行きます。そこを誰かに襲われ、上野隊員は銃で応戦しますが、その銃で倒されたのは何と小泉博士でした。MATの隊員が民間人を撃ち殺した、ということで、またもMATは廃止、ということになりかけます。しかし、南隊員が現像したフィルムに写っていた怪物をチドリが地底人キングポックルであると証言し、小泉博士の体内で見つかった弾丸もMATのものに似せた偽装であることが判明します。結局ウルトラマンと地底人の戦いになり、ウルトラマンは地底に飲み込まれかけて苦戦しますが、チドリのキングポックルは目が見えない、という言葉を思い出し、超音波を発する部分を攻撃して最後はブレスレットで仕留めます。次は最終回で、ゼットンが登場します。
最後に残った片付け-白井喬二以外の大衆小説
立林和夫編著の「入門 MTシステム」
立林和夫編著の「入門 MTシステム」を読了。これを読み始めてから、1/3で中断し、一度タグチメソッドに戻って学習しなおし、改めて読んでいます。もちろん数式については細かい所は理解しないで、感覚的な理解に留めています。Mはマハラノビスで、Tはタグチメソッドです。要するにマハラノビスの汎距離を使った解析に、タグチメソッドを組み合わせたもので、マハラノビスの汎距離を使う単位空間を構成する要素について候補の中から直交表を用いて実験を行い、そこでS/N比や感度というタグチメソッド的手法で選定を行っていきます。マハラノビスの汎距離と通常のユークリッド距離がどう違うかと言うと、マハラノビスの汎距離の場合は要素間の相関を考慮し、各サンプルの重心からの距離に相関係数の逆数をかけて補正します。現実のパラメーターについて、お互いに相関が0というものはほとんどないので、単純なユークリッド距離を使った重回帰分析よりも、少ない要素数でより的確な解析や予想を行うことが出来ます。なおMTシステムといっても、実際はバリエーションがあり、最初のMTS法から始って、MTA法、TS法、T法などがあり、T法はさらに3種類あります。それぞれ特徴があります。なお、この本でのMTシステムの事例として挙げられているのは、製品歩留まりの予想、手書き文字認識、機械のノイズによる不良検知、天気予報、賃貸不動産の賃料予測、医療診断などきわめて多岐に渡っています。このようにMT法の有用性は昔から分っていたのですが、実際に相関係数の逆行列をかけていってマハラノビス距離を計算するのが大変でした。しかし今はパソコンで簡単に出来てしまいます。私はスイッチメーカーでの経験が長いですが、例えば押ボタンスイッチの荷重曲線を使ってMT法でスイッチの寿命を予測したり不具合を検知する、ということは当然出来そうです。なお波形データとかをどう数値化するかですが、微分である変化量と、積分である単位時間の面積を使ってパラメーターとする手法が紹介されています。生成AIのエンベディングにマハラノビス距離が使われているのも、少ないパラメーターで出来るだけ精度の高い解析を行うのが目的のようです。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”The Outrageous Okona”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”The Outrageous Okona”を観ました。エンタープライズ号はある輸送船と遭遇しますが、その宇宙船の航行装置は故障しており、結局その装置を修理してやることにし、ただ一人の乗員のオコナをエンタープライズ号に転送します。オコナはいわゆるならず者タイプで、一人を愛して宇宙をさすらっていました。オコナはプレイボーイで、エンタープライズ号の女性スタッフを次々に口説きます。そんなオコナを追って2隻の宇宙船がやって来て、どちらもオコナを引き渡せ、と言います。1隻の方は、オコナが自分の娘を孕ませたと言います。もう1隻はオコナがその家の家宝の宝石を盗んだと言います。キャプテン・ピカードは結局両方の宇宙船の4人をエンタープライズ号に転送させ、話し合わさせます。そして真相はオコナはどちらにも罪がなく、2つの宇宙船の男女が実は愛し合っていたということでした。それと平行して、データが人間のユーモア、ジョークを何とか学ぼうとするのがあって、どちらかと言うとそちらの方が面白かったです。
NHK杯戦囲碁 山下敬吾9段 対 鶴山淳志8段(2023年11月19日放送分)
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が山下敬吾9段、白番が鶴山淳志8段の対戦です。山下9段は今回は変わった布石はやらない、と言っていましたが、黒5手目で、小目の石に肩付くという、初めて見た打ち方をしました。これを白が4線に這えば白の地が多く白がいいのでは、と思いましたが、白は上方へ3線を這いました。なので結局ナダレ定石の前半みたいな形になり、簡明に別れました。その後白が左上隅で三々に入ったのを、黒は2段にハネて、隅の実利を取りました。これは山下9段にしては珍しい打ち方です。この後、右上隅の黒が攻められ気味に、白が右辺に展開したのを、黒は本日2回目の肩付きで、白が出たのを黒が押さえて、白が切って戦いが始りました。白は黒を当てた石を押していって、いわゆる車の後押しで、その結果黒は壁が出来て中央がいい模様になりました。その代わり右上隅が薄くなりましたが、山下9段も強く白を包囲する打ち方をし、双方眼がなく攻め合いになるかと思われました。しかし結局活き活きになりましたが、白は隅に潜り込んで地を辛く稼いでおり、また黒はヨセコウ残りを嫌って一手入れたため後手になり、右辺から白が中央に進出して黒模様が消え、ここでの戦いの軍配は白に上がりました。しかし黒も左下隅の白に迫りながら左辺を模様化しました。この時左下隅の白が中央に一間に飛んだ構えに隙があり(AIはケイマを推奨していました)、黒が中から覗いて白を割いて行きました。白の下方は黒2子を取って活きましたが、黒が左辺の白の分断に成功し、黒が打ちやすくなりました。その後黒が左辺の白を攻める前に上辺にもたれていったのを、白は受けないで中央を補強したため、白の上辺も分断され、なおかつ中央の白を切り離す手が残り、実際に後でそうなりました。左辺と中央で激しい戦いが続いている最中、白は形勢不利とみて局面を複雑化させるため、下辺に打ち込みました。しかし結果としてはこの手は不発で、中央で一手遅れたため、黒は白の左辺と中央を劫付きですが切り無して戦果を上げました。最後白は左辺と中央を連絡する劫を仕掛けました。この劫は一旦は白が勝ち、そこで継いでいれば穏やかでしたが、白は更に黒2子を切って当たりにし、劫を大きくしました。黒が劫立てに右辺下方で切って行ったのを白は受けずに劫を解消し、左辺は白が分断して大きな戦果を挙げました。しかし黒が右辺下方で切って行った手は結局は手になり、攻め合いは黒勝ちで右辺の白が全部死に、白の投了となりました。見応えのあった見事な対局でした。
引っ越しプロジェクト補遺:追加の蔵書整理
引っ越しプロジェクトは完了しましたが、今日はその補遺として、蔵書の整理。これまでマックス・ヴェーバー関係、その他の学術書、囲碁、オーディオ、漢詩関係、キリスト教関係、コミック、辞書・事典、外国語、図鑑類については整理が終っています。今日は小林信彦、白井喬二、音楽関係、美術関係、ミリタリー(プラモデル)系を整理しました。小林信彦も白井喬二もまとめて見るとそれほどの分量でもなかったです。ただ白井喬二の関係で大法輪という仏教雑誌(黒衣僧正天海と外伝西遊記が連載されていたもの)の50冊くらいあるのは、さすがに入りきれません。残りは写真関係ぐらいです。今日整理して、音楽関係が多いのはちょっと自分でもびっくりしました。
「帰ってきたウルトラマン」の「宇宙戦士 その名はMAT」
「帰ってきたウルトラマン」の「宇宙戦士 その名はMAT」を観ました。この回は、色々と新しい趣向があります。その1が宇宙人であるミステラー星人の中に逃亡者がいて、娘と共に地球に来て人間に化けて暮していたのが、結局仲間に見つかってウルトラマンと戦うことになりかけますが、結局宇宙人同士で戦うというのが非常に珍しいというか、ウルトラシリーズでは初めてだと思います。2匹の宇宙人の顔つきが微妙に変えてあります。もう一つはタイトルにもあるように、MATの隊員がミステラー星人に操られて、ウルトラマンを攻撃するという、これもまた初めての趣向です。いつもは怪獣一匹も倒せないMATですが、ウルトラマンは結構苦しみます。結局スペシウム光線でミステラー星人を倒して催眠が解け、星人の宇宙船をMATが破壊して目出度し、というお話です。