本日のコロナウィルス統計です。感染者が発見された国が100を超えようとしています。アメリカの致死率が医療先進国の中では高く4%もあります。イタリアも高いです。イタリアの理由は不明ですけど、アメリカの場合は、健康保険制度の確立を怠って来たツケが回って来たんだと思われます。聞く所によると、検査するだけで30万円取られたという話があり、オバマケアであっても対象から漏れているような低所得者は、感染したと思っても検査にも行けない訳で、要するに感染者は発表の10倍はいるんじゃないかと思います。アメリカの健康保険は原則民間の保険のみで、オバマケアといってもベースは民間の保険です。この根底にある考え方は、要するにアフリカン・アメリカンとかラティーノの低所得者が病気になって医療費が払えなくとも知らないよ、何でそいつらの医療費を税金でまかなわないといけないの、という未だに続いている差別的な考え方だと思います。まあそうした身勝手な考え方が、アメリカ全土をまきこんでのパンデミックとなると、有効な策を講じるのに非常に妨げになる訳です。私の予感ではこのコロナウィルスのアメリカでの蔓延はトランプ大統領の命取りにもなり得ますし、またオバマケアすら否定するバーニー・サンダースへの意外な追い風になるような気がします。ちなみにカナダは死者0で対照的です。
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安倍晋三は即刻退陣を。
安倍晋三が全国の学校の一斉休校を突然決めた理由として、「スペイン風邪」の時にアメリカで休校が効果があったことを理由にしています。週刊文春によると、これは今井尚哉首相補佐官が作った資料にあったものだということです。
これは完全に誤った素人判断です。
スペイン風邪の時は感染して症状が重くなるのは、30歳以下の若者にほぼ限られていました。何故かというと1889年に流行したアジア風邪が実はスペイン風邪のウィルスと良く似たものであったため、子供の時このウィルスに感染していた人はスペイン風邪に対してある程度の免疫があったからです。(出典)
当時若年層の感染を防ぐため、学校を休校にするのは意味もありましたし、実際に効果もありました。
しかし、今回のコロナウィルスは多くの専門家が指摘するとおり、理由は現時点では不明ですが、子供は感染しないか、また感染しても重症になる者が非常に少ないとされています。この場合、スペイン風邪に効果があったからと言って今回中高年の感染対策より先に学校休校を急いだことに意味がほとんど無いのは明らかです。
こういう感染学についての素人の馬鹿げたかつ間違った進言を専門家にも諮らず独断で決めるような首相は即刻退陣すべきです。
以下、東京新聞のWebサイトより引用:
安倍晋三首相は三日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由にした全国の小中学校や高校への一斉休校要請について、約百年前に世界的に流行した「スペイン風邪」での米国の対応を参考にしたと明らかにした。判断の科学的な根拠は示さなかった。自民党の二之湯智氏の質問に答えた。
WHOのパニックを煽る発表を批判する。
昨日のアメリカのニュースでの「今回のコロナウィルスの致死率はインフルエンザよりもはるかに高い」という報道のネタ元は何とWHOでした。昨日、WHOが発表した、新型コロナウィルスの死亡率についての「世界的にみると、死亡率は感染者の3・4%に達するとした。季節性インフルエンザの死亡率は一般的に1%に遠く及ばないとし、新型コロナウイルスの致死率はより高いという。」(朝日新聞jの記事より)は、きわめて疑問です。
添付図を見れば分かるように、この死亡率は現在発表されている感染者数と死亡数で単純計算しただけのものです。(このデータは厚労省が発表した3月2日時点のものです。)
この致死率の発表には多くの疑問があります。
1.母数がおそらく今回のコロナウィルスの現在までの感染者数に比べ1000倍多いインフルエンザと比べることに統計的な意味があるのかということ。
2.中国を除いた場合の致死率は1.44%にしかなっていません。
3.先日、北海道では公式の発表数字よりも感染者数は10倍ぐらいあるだろうという調査結果が発表されました。これが正しければ、致死率はもっとはるかに低くなります。
4.中国の致死率の高さは初期の十分に治療を受けられなくて死亡した人が数字を上げています。医療体制が整い始めた2月中旬以降で統計を取れば、致死率は圧倒的に下がる筈です。
5.まだ感染者数拡大の途上であり、発表された致死率はあくまでも途中の経過的数字に過ぎません。
6.国別で見ると、日本、韓国、シンガポールといった比較的医療体制がしっかりしている国の死亡率は低くなっています。
7.そもそも既に予防接種も行われており、また治療薬もある程度ある既存のインフルエンザと今回の新型コロナウィルスを比べても意味が無く、比較するならそうしたインフルエンザが初めて登場した時どうだったかを比較するべきです。たとえば歴史的に最悪のパンデミックであるスペイン風邪は、感染者6億人、死者4000万人~6000万人と言われています。この場合の致死率は6.7%から10%になります。それに比べれば今回のコロナウィルスの致死率は大幅に低いです。
WHOがこういう発表をする度に、世界中でのパニックが拡大しています。そういったパニックが社会に与える悪影響の深刻さを考え、WHOももう少し発表の仕方を考えるべきだと思います。
アメリカもウィルスパニックに
毎日PodCastで英語のニュース(BBC、CNN、ABC、CBC、NBC、FO
日本のパニック買い占めは既にアメリカにも伝染し、アメリカでも紙類、マスク、消毒用
それ以上に驚くのが、アメリカの全国ネットのニュースが、平気でまったくのデマ情報を
アリババのジャック・マー氏からの支援物資に添えられた漢詩句
この記事(中国のアリババの創始者のジャック・マー氏が日本からの支援のお返しとしてマスク他を送ってくれるという記事)に、最初はなかなかいい話だと思って読んでいましたが、その物資に添えられた漢詩句に絶句。「青山一道、同担風雨」だそうで、日本では青山は「緑の山」という意味よりもむしろ「人間至る所青山あり」の連想で、「青山=墓」というイメージが強いと思いますが。そういう意味で解釈すると「日本にも中国にもコロナウィルスで多数の死者が出て墓が連なり、それに風雨があたっている」となってしまいます。デジタル大辞泉の「青山」の2番目の説明は「《蘇軾「授獄卒梁成以遺子由」の一節「青山に骨を埋むべし」から》人が死んで骨を埋める土地。墳墓の地。死に場所。「人間到 (いた) る所青山あり」」です。
新型コロナウィルス対策:無策が最良の策?
スペイン風邪の教訓から、今回のコロナウィルスへの対処の個人的なアイデア。
注:以下は単なる個人の思いつきレベルで、十分な科学的な検討は行っていません。
スペイン風邪は1918年3月にアメリカのカンザス州の米軍基地から流行が始まり、約3年近く世界中に当時の人口の約1/3の感染者を生み、1920年の10月頃、ほぼ終息します。
この終息の理由ですが、当時はスペイン風邪のウィルス(H1N1亜型、実はこのウィルスの正体が最終的に確定したのは実に1997年です。)は分かっていなかったため、有効なワクチンが作られた訳でもなく、(正しいウィルスを対象にした)予防接種もまったくされていませんでした。では何故終息したかということについて、もっとも明証性が高い仮説は、世界のほとんどの人が何らかの形でこのウィルスに感染した結果として(症状がごく軽かった人は感染者としてカウントされなかった)、体内に抗体が出来、このウィルスが更に新しく感染者を広げる可能性が非常に低くなった結果終息したということです。(それからもう一つ、スペイン風邪は当時はまったく新型の病気だと思われていましたが、実は以前一度流行していたことが分かっており、1918年当時で高齢者は抗体を持っていました。)
この経験を今回のコロナウィルスに応用すると、ウィルスを封じ込めるより、むしろ早く多くの人に感染してもらって抗体を持った人を増やした方がいいのではないかということです。もちろん予防接種がすぐ可能ならそれが一番いいのですが、それにはおそらく時間がかかります。今回のウィルスに感染しても8割の人は軽症だと言われています。もちろん重症化して死に至る人もありますから、そういう人への治療体制は十分に整備しなければならないですが、全国の学校を休みにして、経済その他への重大な影響を社会に与えるより、そっちの方がトータルではマシなのではないかと思います。
そもそもマスコミがヒステリックに報道しなければ、今回の件はちょっと変わった風邪が流行っているというレベルでおしまいで、知らない内に流行って知らない内に終息していた、ということで終わったと思います。政治家も個人もまずはパニックに陥ったり、ヒステリックな対応をしないことが一番重要だと思います。
今回のコロナウィルスによる死者より、リーマンショック級の不況が引き起こされることの方がはるかに心配です。
本日(2月28日)19:30のスーパーライフのティッシュペーパー売り場
本日(28日)19:30の宿河原のスーパーライフのティッシュペーパーなどの紙製品の状況。先日も台風19号でパン類が売り切れになった写真を撮ったばかりです。ちなみにレジでは、左のレジの前に「紙製品は一人一個まで」という張り紙があり、そのすぐ右のレジの前には、「紙製品は一人二個まで」とあり、思わず店員に「どっちが正しいんだよ!」と口調も荒く言ってしまいました。(反省)おそらく、今日の午前中くらいまでは「一人二個」でその後「一人一個」に変更されて、張り紙を貼り替える時に気がつかなかったのでしょう。
しかしまあ、こうなることを私は予想していて、既にトイレットペーパー、キッチンペーパー、ティッシュペーパーについてはいつもより備蓄を増やしてあります。(花粉症の季節だけでなく、ハウスダストのアレルギーなので、一年中ティッシュペーパーを1箱/日くらい使います。)
Covid-19は暖かくなると終息する?
煽る訳ではありませんが、新型コロナウィルスが暖かくなると終息するというのは、ちょっと楽観的過ぎるように思います。証拠として厚労省が発表している2月25日9時時点の世界の各国の感染者数を上げておきます。
この表で黄色にした所は、日本よりはるかに気温が高いか、または南半球にあって今真夏の国です。
赤道直下のシンガポールや、現在真夏のオーストラリアで感染が広がりつつあるのを見ると、必ずしも気温の高くなることがウィルスの勢いを弱めるとは言えないように思います。(シンガポールが多いのはそれだけ検査体制が整っているからだと思います。おそらくはインドネシアとかの近隣国にも多数感染者はいると思われます。)
スペイン風邪について
今回のコロナウィルスのパンデミックに関連して、スペイン風邪について調べています。
マックス・ヴェーバーの研究者で、スペイン風邪を知らない人はいません。何故ならヴェーバーは1920年にスペイン風邪による肺炎で、56歳の若さで死亡したからです。幾多の貴重な研究が中断して再開されることなく残されました。
スペイン風邪はその名前から想像される所とは違い、1918年3月にアメリカで感染が始まっています。カナダガンが運んで来たウィルスが、米軍の基地で飼育していた豚に感染し、それが豚の世話をしていた兵士に移ったのが最初のようです。第1次世界大戦で欧州に送られたアメリカ兵がこのウィルスを持ち込み、欧州でも感染が始まります。(第1次世界大戦中に中国から来た労働者がいて、その人達がウィルスを持ち込んだという説もあるようです。)その当時、第1次世界大戦の真っ最中で、各国は情報統制でこのインフルエンザの被害について情報を公開していませんでした。しかしスペインはこの戦争で中立を守っておりそうした情報統制がありませんでした。そんな中国王を含む重要人物が犠牲になったため、大きく世界的に報道されそれが結果的に「スペイン風邪」という名前につながりました。(スペインは当然この名前に抗議しています。)インフルエンザは通常は暖かくなると終息しますが、このスペイン風邪の場合は最初のパンデミックは1918年の8月まで続きました。その後ウィルスは2回変異してその度に毒性を強め、結局1920年の秋まで続きました。(マックス・ヴェーバーは1920年6月に亡くなっています。)
このインフルエンザの流行は第1次世界大戦中であった各国の戦力を大幅に低下させ、特にドイツ軍の1918年7月のマルヌ攻防戦での敗走は、兵士の内20万人がインフルエンザに罹患したためだと言われています。このことなど、皮肉なことにインフルエンザが第1次世界大戦の終結を早めることに貢献しています。
スペイン風邪の死者数は諸説あり、第1次世界大戦と同時期であったため、戦死者などと区別してカウントするのが難しく、またアフリカでの流行による死者の正確な統計がありません。しかし少なくとも4000万人、多ければ8000万人がこのインフルエンザで死亡したとされています。日本での死亡者は45万人と推計されています。もし中間の6000万人が正しい数字だとすると、この数字は第2次世界大戦での死者4000万人を大きく上回ります。
おかしくないか?
今日JRの南武線の登戸駅のトイレにおかしな掲示があったので、ググって写真はないかと調べたら、出元は厚労省でした。このポスター完全に間違ってませんか?
(1)そもそも頻繁にセキをして、しかもマスクが無いなら外出を控える、学校や会社を休むべき、と呼びかける方が先では。
(2)袖で口を覆って、そこに飛び散ったツバなどが付着した場合、満員の電車の中などだと、そのままそれは他の人の衣服等に付着する可能性大です。
(3)ハンカチで口を覆ったらなるべく早く洗いましょう、とあるけど、1回だけならともかく何度もセキをしていたらその都度外出先で洗うなんてあり得ないでしょう。
(4)大体、こういうのってエチケットの問題なのか?
以前、北朝鮮からのミサイル攻撃の危険性の時に、「ミサイルが飛んで来たら物陰に隠れましょう」なんていう馬鹿な注意があったけど、それと似ています。