原子力潜水艦シービュー号の第2シーズンのまとめです。放送年は1965年から1966年にかけてで、全26話です。各話のタイトルは、Jonah and the Whale, Time Bomb, …And Five of Us are Left, The Cyborg, Escape from Venice, The Left-Handed Man, The Deadliest Game, Leviathan, The Peacemaker, The Silent Saboteurs, The X Factor, The Machies Strike Back, The Monster from Outer Space, Terror on Dinosaur Island, Killers of the Deep, Deadly Creature Below!, The Phantom Strikes, The Sky’s on Fire, Graveyard of Fear, The Shape of Doom, Dead Men’s Doubloons, The Death Ship, The Monster’s Web, The Menfish, The Mechanical Man, The Return of the Phantom です。
第2シーズンの最大の特長はなんといっても、フライングサブという新しいメカが追加になったことです。このフライングサブはシービュー号から発進出来、海中だけでなく空中も高速に飛行出来るという優れもので、シービュー号だとどうしても移動に時間がかかってしまう、という制約を取り除いて、ストーリーの幅を拡げてくれたと思います。もっともフライングサブの羽の部分の面積は極めて少なく、いくら強力なジェットエンジンでも、空中を飛行するのは無理に思いますが、まあそれを言えばサンダーバード2号だってそうですから、野暮は言わないことにします。また、フライングサブの搭載に合わせ、シービュー号自身にもレーザーが装備され、近距離の敵相手には威力を発生するようになりました。レーザーはフライングサブにも装備されています。
それから、第2シーズンのもう一つの特長は、007を始めとするスパイ物が当時全盛だった影響を受けて、それを安っぽく真似したようなストーリーがいくつかあることです。名優リチャード・ベースハートにショーン・コネリーみたいな役を演じさせるのにはかなり違和感がありました。
さらにもう一つの特長は、「ネタに困ったら怪物を出す」ということで、全26話の内、実に9回がこの手の怪物がらみです。(大クジラ(2回)、巨人、宇宙生物、謎のへドラに似た怪物、巨大電気クラゲ、巨大海中グモ、半魚人、恐竜)デヴィッド・ヘディスンがインタビューで嘆いていたように、こうした怪物の登場する回はストーリーが単純になり、俳優達が演技をする余地がほとんど無くなってしまいます。おそらく、怪物を出すと視聴率が一時的に上がったのかもしれませんが、ちょっと安易と言わざるを得ません。多分第3シーズン・第4シーズンではこの傾向がもっとひどくなるんじゃないかと思います。
最後に、回数として沢山はありませんが、第1シーズンで目立った「冷戦もの」に加え、第2シーズンではアメリカ内部での権力争いみたいな話があり、なかなか興味深かったです。
第2シーズンで個人的に一番良かったと思う話は、”The Killers of the Deep”ですね。シービュー号自体はあまり活躍しないのですが、ネルソン提督が駆逐艦の艦長代行となり、某国の潜水艦と戦う話です。
原子力潜水艦シービュー号の”The Return of the Phantom”を観ました。タイトル通り、”The Phantom Strikes”’(第一次大戦の時のドイツのUボートの艦長の亡霊がクレーン艦長の肉体を乗っ取ろうとする話)の続篇です。ということは”The Phantom Strikes”の視聴率が良かったのでしょうか。しかし、個人的にはあの話をまた引っ張るのはちょっと止めてくれよ、という感じです。今回はネルソン提督はクルーガー艦長の脅しに屈し、クレーン艦長を銃で撃ち、瀕死の状態になったクレーンの肉体はクルーガーに乗っ取られてしまいます。しかし、チップ副長は、原潜には必要の無い浮上をクルーガー艦長が乗っ取ったクレーン艦長が命じたことで、クレーン艦長が本人ではないことに気がつきます。それで肉体を手に入れたクルーガーがやりたかった事は、昔ハワイの近くの島で出会った女性との愛を復活させることで、その女性も当然とっくに死んでいますが、クルーガーは生きているダンサーの女性をその女性の墓に連れて行き、その女性も蘇らせようとします。最後はシービュー号のミサイルが島を吹っ飛ばして、クルーガーもその女性の霊も一緒に消滅します。(クレーン艦長と拉致された女性はネルソン提督が助け出しました。)
原子力潜水艦シービュー号の”The Mechanical Man”を観ました。この回またもネルソン提督の登場無し。ワシントンで大統領との秘密会議に参加しているから、ということですが、おそらく病気だったのかあるいはシービュー号の荒唐無稽路線に嫌気が差してきたのか。また、この回嬉しいのは、狂ったアンドロイド役に、タイムトンネルのトニー役のリチャード・ダレンがゲストスターとして出ていることです。これでタイムトンネルの俳優は3人目です。でもそのアンドロイドの「回路(?)」がご覧のようにとてもチャチ。このアンドロイドは写真の左側の博士に作られたものですが、サブテラニウム113という海底から取り出した新元素のエネルギーの力でパワーを強大化させ、色んな能力(電撃発射とかテレパシーまで)を身につけ、クレーン艦長以下を翻弄します。このサブテラニウム113の発掘のため、ドリルでマントル層に達する穴を開けてしまったため、世界各地で火山が活性化し、ベスビオ火山や富士山までが噴火し始めたというニュースが伝えられます。最後はアンドロイドを作った博士が、アンドロイドがサブテラニウム113からエネルギーを得る際に必要なサングラスを壊してなんとかアンドロイドを倒します。
原子力潜水艦シービュー号の”The Menfish”を観ました。タイトル通り、今回は半魚人です。既に「両生類人間」と言うのはありましたが、今回のは人間の脳の一部を魚に入れて、何かの放射線みたいなのを当てると半魚人に変化するというものです。問題はその脳を採取する人間で、場合によっては死んでしまいますが、開発した博士はマッドサイエンティストで、勝手に犠牲者を捕まえて実験しています。
60年代のSFドラマというと、アーウィン・アレンだけではなく、これは絶対に外せない、ということで、スタートレックのオリジナルシリーズのブルーレイを購入。
原子力潜水艦シービュー号の”The Monster’s Web”を観ました。タイトル通り巨大海中グモが登場し、科学者のガントが開発した新しい燃料を使った高速潜水艦のテスト中に、テスト艦の艦長が判断を誤り、その巨大海中グモの蜘蛛の巣にテスト艦は突っ込んでしまいます。ガントは奇跡的に助かりましたが、ネルソン提督はその燃料が海水に触れ水圧がかかると大爆発を起こすことを指摘します。テスト艦に残された燃料が爆発すると何百万人も死ぬことになります。
原子力潜水艦シービュー号の”The Death Ship”を観ました。出だしは緊迫感があって、シービュー号がいきなり正体不明の潜水艦に追われ、その潜水艦が魚雷を発射します。かろうじてかわしたシービュー号は逆にホーミング魚雷を発射しますが、その潜水艦はホーミング魚雷の回避装置を備えていて難なく攻撃をかわし、また魚雷を発射します。クレーン艦長はネルソン提督の許可が必要な超音波魚雷の発射を独断で命じ、何とかその潜水艦(無人のドローン潜水艦)を撃破します。
原子力潜水艦シービュー号の”Dead Men’s Doubloons”を観ました。何だか半分タイムトンネルが混じっているような変な話でした。またミニサブとフライングサブが両方登場し、しかもミニサブは爆破され、フライングサブも2回撃墜されるという珍しい回です。
「原子力潜水艦シービュー号」の”The Shape of Doom”を観ました。またも巨大クジラもので、それも第一シーズンであった話と基本線はほとんど一緒。あるマッドなサイエンティストが、クジラから取るある物質で何かの化学物質を作ろうとして、巨大クジラを追いかけており、その水域で行われる水爆実験についての待避命令もまったく情報を入手していません。結局クジラにモリを打ち込んだけれでも船はクジラに破壊されて、一人生き残ったサイエンティストがシービュー号に救助されて、と第一シーズンとまったく同じ。違うのはクジラがシービュー号が海底にセットしようとしていた新型の水爆を飲み込んでしまって、という所。結局マッドサイエンティストがネルソン提督が金庫に隠していた水爆の起爆装置を手に入れて、ミニサブ(今回は何故かフライングサブはオーバーホール中ということで登場しません)でクジラに向かいますが、麻酔剤で眠らせていたクジラが目覚めて深海へ潜っていき、水爆が爆発することになっている深度を超えて潜って、水爆が爆発し、という身も蓋もない話。かなりの近距離で水爆が爆発しているのに、シービュー号が平気というのも良く分からないです。しかもミニサブは防水性が0なので、乗り込んで海に入った瞬間中に海水が入り込み、起爆装置はすぐに使えなくなる筈ですが、なっていません。