おかしくないか?


今日JRの南武線の登戸駅のトイレにおかしな掲示があったので、ググって写真はないかと調べたら、出元は厚労省でした。このポスター完全に間違ってませんか?
(1)そもそも頻繁にセキをして、しかもマスクが無いなら外出を控える、学校や会社を休むべき、と呼びかける方が先では。
(2)袖で口を覆って、そこに飛び散ったツバなどが付着した場合、満員の電車の中などだと、そのままそれは他の人の衣服等に付着する可能性大です。
(3)ハンカチで口を覆ったらなるべく早く洗いましょう、とあるけど、1回だけならともかく何度もセキをしていたらその都度外出先で洗うなんてあり得ないでしょう。
(4)大体、こういうのってエチケットの問題なのか?

以前、北朝鮮からのミサイル攻撃の危険性の時に、「ミサイルが飛んで来たら物陰に隠れましょう」なんていう馬鹿な注意があったけど、それと似ています。

新型肺炎:冷静な対応を

何だか、中国の新型肺炎に対して、オーバーとしかいいようがないような反応が一部マスコミに見られます。
以下、SARSが香港で流行した時に調べたことを再掲します。

1.日本では、年間100人に1人のレベルで肺炎にかかる(感染率1%)
2.肺炎で死亡する人(厚生労働省の統計を参照)も、年間8万人~10万人であり、ガン、心臓疾患、脳疾患などに続いて日本人の死因の第5位。(2018年)交通事故による死者よりも多く、致死率も7~8%に達している。
3.肺炎を引き起こす原因になる細菌・ウィルスは、肺炎球菌、インフルエンザ菌、マイコプラズマ、グラム陽性菌などSARSのコロナウィルス以外にも、きわめて多種多様。しかも日本での肺炎による死者のうち、半数はどの菌によるものか原因不明。治療法も対症療法が中心で、確立しているとは言い難い。

私も以前、2007年だったかと思いますが、肺炎になって会社を10日間休んだことがあります。その時も、既に医者が抗生物質を大量に投与していたため、原因となった菌は不明でした。
今回の中国の新型肺炎、致死率が3%であればむしろ普通の肺炎より低いです。また、今回たまたま菌が特定され、それが新型ということで騒ぎになっていますが、実は世界の各地で色んな新型肺炎が常に発生しているんだと思います。
(写真は2003年5月の香港において)

オルチャグルさん仮放免を求める請願署名ご協力のお願い

私がボランティアで手伝っている、外国人労働者支援団体よりの署名のお願いです。
内容は「署名説明」の通りですが、趣旨にご賛同いただける方は、添付の「署名本文」を印刷して署名いただき、記載されている宛先に送っていただけないでしょうか。人道的見地からも是非ご協力をお願いします。

署名本文

署名説明

日本企業のブラック化と戦う

こういう本を取り寄せ。ともかくこの問題については、誰にも負けないレベルの知識を身につけたいと思います。
ご承知の通り、この夏から外国人労働者支援をやっていますが、それが非正規労働者(特に女性)にも対象を広げる、ということだと思います。ともかく日本のほぼ全ての会社がブラック企業化していく現状に対して戦うことが必要と思っています。

Weberの日本語訳をしつつ思うこと

ここ2ヵ月くらい、ヴェーバーの「中世合名会社史」を日本語訳していて思うこと。私がこれを初めて日本語に翻訳するのに最適な人間とは決して思っていません。しかし、実際のところ、
(1)ヴェーバーをある程度理解している(ヴェーバーの他の著作をそれなりに読んでいる)
(2)ヴェーバーのドイツ語をある程度読解し意味が理解出来る、過去にヴェーバーの著作を一部でもドイツ語原典で精読した経験がある
(3)英語がそれなりのレベルで出来る
(4)ラテン語が分かる
(5)古典ギリシア語が分かる
(6)イタリア語の知識がある
(7)貿易のことを良く知っている
(8)日本語能力が上級以上(私は高校の時、旺文社の全国模試で、現代国語の偏差値86という普通あり得ないような得点を取っています。また当時実質全国2位の実力の進学校で現代国語の成績は学年1位でした。また前職で日本語入力ソフトの開発に従事しています。)
という人が日本に他に何人もいるとは思えないので、そういう意味では訳していて何というか変な自信みたいなのが付いてきて、「どんなものにも負けるものか」という感じになっています。そういう意味でブラックな会社と戦うことを躊躇わないような気持ちになってきています。(現在、パート社員から無期契約になった社員に対するあまりにひどい扱いを巡って、会社とバトル中です。私は社労士試験合格+研修修了です。)
まあ、この翻訳はオープン翻訳で無償で公開しているので、これでお金は一銭も取れませんが。

消えゆく正社員

ウーバーという会社をご存知でしょうが、その運転手というのはすべて独立の個人事業主として扱われ、ウーバーの社員ではありません。なのでウーバーは残業代も払う必要はなく、事故が起きても運転手自身の保険で処理せねばならず労災の扱いもなく、使用する自動車の減価償却費も運転手持ちです。契約の打ち切りもいつでもOK。それが今問題になってアメリカや欧州では沢山裁判になっています。これは他人事ではなくて、日本の会社もどんどん正社員の数を減らして、外部委託契約社員に切り替えていくことが予想されます。まあ日本の会社すべてがブラック会社化する訳です。

https://www.afpbb.com/articles/-/3215558

オールブラック日本の会社

昨日は私の勤務する会社の馬鹿な人事と喧嘩しました。理由は、パートさんの優秀な人を無期契約にする場合があり(長期間雇っている非正規社員を正規社員に登用しなさいという国の方針に形式的に従ったもの)、パートさんとは別の名称となっています。その人達には「賞与」を出しますと言っておいて(正規社員に近い扱いをしなければ意味が無いのである意味当然ですが)、また成績評価によって金額を変えます、といって結局一年半くらい経っても決まらず、ようやく本日初めての評価別「賞与」がその人達に支給されました。
その金額が、A評価が7000円、B評価が5000円、C評価が3000円です。法律で賞与を出さなければならないとか、いくらが最低額とかの規定はもちろんありませんが、日本語の常識としては、これらの金額は通常言う「寸志」の額にも達していません。最初に入った会社の入社年の6月のボーナスはこの「寸志」でした。しかし、金額は10倍以上ありました。
それでいて「しっかりフィードバックして志気を高めるようにしろ」とかの指示がメールで来て、切れたもの。
この会社、私が2005年に入社した時はなかなかいい会社だったのですが、近年本当にダメになりつつあります。ちょっと会社の若い人が可哀想です。

ジャーナリストに忍び寄る危機

今日のEigoxのディスカッションのお題は「危険にさらされるジャーナリスト」というものでした。昨年は世界で逮捕されたジャーナリストの数がこれまでで一番多かったとか。その関連で、1972年の外務省機密漏洩事件の西山太吉記者の話をしました。
(ご存知ない方は、Wikipediaの西山事件(外務省機密漏洩事件)をを参照ください。)
この事件に私が未だに特別の関心を持っている理由は、この西山記者は山口県下関市の西高等学校出身で、なんと私の亡父の高校での同級生だったからです。
更にもっとすごい偶然は、大学を卒業してある化学会社で働き始めた時に、最初に就いた先輩がNさんという人でしたが、ある時の飲み会で「私の親父は外務省機密漏洩事件の西山太吉記者の高校の同級生です。」と言ったら、その先輩が「え、俺の親父もだよ!」という回答が帰って来たことです。つまり、西山記者、私の亡父、Nさんの父親はすべて下関西高の同じクラスでした。しかも更にオマケがついて、Nさんのお父さんはその後中学の社会の先生になりますが、私の兄が下関市のN中学でその先生に習っていました。
これだけでも十分に「世間は狭い」ですが、さらにオマケがあって、以前J社の営業にNさんという同じ名字の人がいて、SGML関係で一緒に仕事をしていました。Nさん、という名字はそうそういないのである時聞いてみたら、「下関には遠い親戚がいる」とのことでした…

ITmdeiaビジネスONLiNEのトンデモ記事

本日、Yahooのニュースからのリンクでとんでもない記事が紹介されていました。
それは「50年前から分かっていた少子高齢化問題、なぜ回避できなかったのか」というタイトルで ITmdeiaビジネスONLiNEに載ったもので、書いたのは窪田順生という人。上記がその問題の部分です。恐るべきことに、外国人労働者のことを「日本人よりも低い賃金と低い待遇でコキ使える」ものだと表現しており、さらには「文句を言ったら容赦なく切り捨てる労働力」としています。これは明白な外国人労働者に対する差別発言であり、どちらの行為も明確に労働基準法他の法律に違反しているということを自覚していません。
すぐに、ITメディアのサイトでクレームしたのですが、それへの回答がまた恐るべき無知というか、「過去にこういうことがあった」と書いているだけ、だと主張しています。この記事は「1980年代から始まった」と書いているだけで、その後問題が解決したなどとはもちろん書いていませんし、またこのブログで何度も紹介しているように、外国人労働者に対する違法な取扱いは年々拡大の一途であり、現在もまさしく続いている深刻な問題です。
それをこのような「日本人より低い賃金でコキ使えて」などのまるでそういう制度が合法的に存在するかのような書き方は無知の極みであり、また人間としても最低だと思います。

Wikipedia自警団というハラスメント集団

今回のWikipedia自警団との議論は私の個人の「会話」という場所で行われました。
そもそも「革砥」のページに、「ノート」というのがあり、記事に関する議論は本来はそこですべきです。
それを「会話」でやっているのは、要するになるべく目立たないように気に入らない投稿者を黙らせたいということなのでしょう。またフェアではないのは、こちらは常に一人で、同じような検閲ハラスメントに遭っている人と連帯して議論するのが不可能なのに対し、自警団側は3人も4人も知らない人間が次々出てきます。(なるほど「自警『団』」です。)
しかもその中に含まれる自称「管理者」(真偽不明)が今回、私の「原子力潜水艦シービュー号」の記事の大量削除を行ったのは、この「会話」のページを見ている人間だと認めました。その「管理者」は「愉快犯」という表現を使っていましたが、どこの無関係の暇人がわざわざ私の会話ページに来て、そこでの議論を見て嫌がらせをするのでしょうか。明らかに自警団の内の一人の犯行と確信しています。
この問題は何かの機会にレポートとしてまとめ、Wikipediaの中で如何に陰湿なハラスメントやイジメが横行しているかの証拠として使う予定です。そのためログは全て記録しています。