NHK杯戦囲碁 張栩9段 対 上野梨沙女流最強(2026年7月12日放送分)


本日のNHK杯戦囲碁は、黒番が張栩9段、白番が上野梨沙女流最強の対戦です。布石は黒が向かい小目から、一間高ジマリと二間高ジマリを同じ方向で両方打つ、という見たことのない形になり、黒が盤面上側、白が盤面下側を占めるといった対抗布石になりました。白は上辺に一度侵入し、黒が受けてからそれで止めて、左辺の黒に打ち込んでいきました。黒が右側に付けたのに白がハネ出して、白はその1子を捨てて中央を厚くしようとしましたが、黒も反発して戦いが始まりました。黒は左下隅、下辺、右下隅と忙しく打ち回しましたが、白が的確に受けて、黒の仕掛けは不発になった感じでした。結局そこから白がずっと優勢のまま打ち回していましたが、左辺の黒模様に打ち込んで後、若干打った後に右辺で劫を仕掛けたのが、優勢な方の打ち方としては疑問で、ここから形勢が紛れることとなりました。最終的には白は何とか左辺に打ち込んだ一団を連れ戻すことが出来ましたが、右辺を含め各所で損を重ねて、ここで形勢が黒に振れました。最後白が中央で劫をしかけ、その劫が右下隅に移ったのですが、白は劫立てが続かず、黒の中押し勝ちになりました。