9年前くらいに、初めて真空管アンプのキットを買って組み立てた、サンバレーの300Bシングルのアンプですが、半年くらいの使用でボリュームが壊れ、丁度そのころメンタル面で不調だったので、修理せずにこれまで放置していました。(このサンバレーという会社の製品に対して色々と不信感が出て来たのも修理しなかった理由の一つです。)それが今回また真空管アンプへの興味が復活し色々知識も増えて来たので、ボリュームを交換して修理しました。結果として、ボリューム交換後3分くらいは歪みの多い音が左チャンネルからしか出なかったのですが、その後正常に復帰しました。サンバレーの”Romantic Glass Amplifier”という300Bのシングルアンプです。(使用真空管は、300B x 2、12AX7 x 2、6BQ5(EL84) x 2、5AR4(整流管) x 1です。)
何点かオリジナルとは変えていて、
(1)付属していたサンバレーブランドの中華300BをJJ製300Bに差し替え。
(2)スイッチオンで「ボツッ」ノイズが出るため、電源スイッチにパラにスパークキラーを付けました。
(3)ボリュームが壊れていたので、アルプスのRK27112A0A100K半田に交換。元のボリュームのブッシングが6φで替えたのが8φなんで、ドリルで穴を拡げ、かつ回転止めの突起用の穴も位置が違うんで別に開けて交換。(ちなみに壊れたボリュームもアルプス製でしたが、今回交換した奴より小型でベーク板が露出しているタイプです。)
このアンプを最初に買った理由は、300Bのシングルアンプのキットの中では一番安かったからだと思います。ただ、安いけどトランスなどは割とちゃんとしたのを使っていて、音は悪くありません。ただ今回中を開けて再確認しましたが、この会社お得意の空中配線が多く、きちんと固定されていない部品が多く、それが音の甘さ(柔らかさではなく)につながっています。とはいえ、一般的真空管アンプの音というイメージには近い音です。
























スタートレックのファーストシーズンの”Errand Of Mercy”を観ました。出ました!ここで地球連邦の宿敵であるクリンゴンが登場です。昔NECのPC-8001のN-Basicで書かれたスタートレックゲームをやっていた者としては実に懐かしい感じです。ストーリーは、地球連邦とクリンゴンが一触即発の状態になり、エンタープライズ号はクリンゴンの宇宙船から突然攻撃を受けますが、すぐにカーク船長はフェイザー砲による反撃を命じ、首尾良くクリンゴンの宇宙船を破壊しました。エンタープライズ号の緊急の任務は、クリンゴンの前線基地にされる可能性が高いオルガニア星へ行って、その星をクリンゴンから守ることでした。オルガニア星は、地球に比べるとはるかに低いレベルの文明で止まってしまっている原始的な人々と地球からは思われていました。しかし、カークとスポックがオルガニア星に降り立ってその星のリーダーに用事を伝えますが、リーダー達は地球の援助は不要でクリンゴンの襲来もまったく問題が無いと言います。そうこうしている間にクリンゴンの部隊がオルガニア星にやって来てしまい、カーク達は取り残されてしまいます。オルガニア星の人は二人にオルガニアの服を与え匿います。しかしやってきたクリンゴンの司令官コルは、平和主義的で反抗心が感じられないオルガニア星の人より、カークの面構えが気に入り、自分の基地に連れて行きます。一方スポックはクリンゴンのマインドスキャナーで正体を探られますが、ヴァルカン星人の持つ心理的バリヤーの技術で危機を乗り切ります。カークとスポックは次に、夜間にクリンゴンの基地に忍び込み、そこの弾薬を爆破します。しかしその行為はオルガニア星人の不興を買い、二人のフェイザーは取上げられてしまいます。そしてそこにやってきたコル司令官に対し、二人の本当の名前を曝露します。二人は捕らえられ、12時間経つとカークはマインドスキャナーで知っていることをしゃべらされてしまいます。しかし突然牢の中にオルガニア星のリーダーが現れ、二人を救い出します。激怒したコルは二人を返さないと、オルガニア星の人を200人ずつ殺すと宣言します。カークとスポックはフェイザーを返してもらい、再び敵基地に乗り込んで一度はコルを拘束しますが、クリンゴン人は誰でも四六時中監視されており、そのため2人はクリンゴンの兵士に囲まれます。そこにまたオルガニア星の人達が現れ、地球人達とクリンゴンの両方で、全ての兵器の温度が350℃になり、エンタープライズ号もクリンゴンの宇宙船も全ての攻撃が出来なくなります。実はオルガニア星の人達は地球人やクリンゴン星人よりもはるかに先に進化していて、すべての暴力を否定して生活しており、また見た目もカーク達が見たのは幻影で、実際は高次エネルギー体でした。結局オルガニア星人によって、地球連邦とクリンゴンの間の戦争は無理矢理停止させられます。最初はオルガニア星人に対して完全に上から目線だったカークが最後は向こうの方がはるかに上だと思い知らされて、苦虫をつぶしているのが中々面白いです。
「巨人の惑星」の”Shell Games”を観ました。ある漁師の一家が銀行から借金をしていてそれが返せなくなり、2週間後には家も店も全て銀行に取られてしまいます。そしてそこの一人息子は耳が聞えませんでした。そしてその子が地球人達を偶然捕まえ、あろうことかスピンドリフト号の場所まで突き止められ、スピンドリフト号は漁師の家に持って行かれます。キャプテン達は夫婦の会話からその息子の耳が不自由なことを理解し、補聴器を作って提供する代わりに逃がしてくれるよう交渉します。父親が外に出かけている隙に、母親はその取引きに乗ります。しかし最初に作ったものは、巨人用としては音が小さすぎて使い物になりませんでした。しかしキャプテン達は大きな貝殻をホーンのように使う事を考え出し、今度は成功します。しかし戻って来た父親は感謝しながらも、地球人達を逃がすことは法律違反だと言います。しかし助けれた子供が父親の隙を見て、スピンドリフト号を抱えて外に出て、森の中の元の位置にスピンドリフト号を戻します。一家の借金はこの新式補聴器で特許を取れば、ということでメデタシ、という話でした。この話ではマークが、原子力潜水艦シービュー号のネルソン提督のように、あり合わせの物で何でも作ってしまうエンジニアということになっています。