古今亭志ん朝の「火事息子、厩火事」

jpeg000 100今日の落語は志ん朝の「火事息子、厩火事」でどちらも江戸の華、火事にまつわる噺です。
「火事息子」は、勘当されて家を飛び出て定火消になっていた若旦那が、実家の火事に駆けつけて両親と再開を果たす噺です。息子は勘当されていても、駆けつけずにはいられない、両親の方は勘当したといっても、駆けつけてくれた息子のことが嬉しい、という人情の機微を描いた噺を志ん朝はうまく聴かせます。
「厩火事」はいわゆる髪結いの亭主で、働かずに酒ばかり吞んでいる亭主の、愛情を試そうとする噺です。一見女房を愛しているかに見えた亭主のちゃっかりぶりが笑える噺です。

日立コール・ファミリエのコンサート

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今日は、日立グループのOB・OGがメンバーであるアマチュアの合唱団である、日立コール・ファミリエのコンサートに行ってきました。元上司を含め、知り合いが3名参加しており、元上司から毎年チケットをいただいておりますので、1年に1回出かけてきます。場所は錦糸町のすみだトリュフォニーホールです。曲目はケルビーニのレクイエムハ短調他です。メンバーがリタイアした方ばかりで、毎年平均年齢が上がっているようで、はらはらしながら毎年聴いています。

古今亭志ん朝の「おかめ団子、茶金」

jpeg000 104落語、今度は志ん朝の「おかめ団子、茶金」です。
「おかめ団子」は親孝行をテーマにしたもので、親孝行な大根売りが老いた母親に柔らかい布団を買ってやりたくて、おかめ団子の店に盗みに入って、そこで店の看板娘が首を吊ろうとしているところに出くわし、それを引き留めて…という噺です。ちょっと噺に無理があるような気もしますが、志ん朝に演じられると素直に聴ける人情噺になります。
「茶金」は上方落語で、茶屋金兵衛は目利きで有名で、金兵衛が品物を見て、一度首をかしげると百両の値打ちがあると言われていました。ある時金兵衛が京都の茶屋で茶を飲んでいて、その時使われた何の変哲もなさそうな古びた茶碗に六度も首をかしげたので、それを見ていた油屋が一儲けしようとたくらむ噺です。金兵衛が首をかしげた理由が面白いです。サゲも面白いです。

小林信彦の「秘密指令オヨヨ」

jpeg000 92小林信彦の「秘密指令オヨヨ」を再読了。前作の「合言葉はオヨヨ」と同じく週刊朝日に連載されたもので、海外の観光地を舞台にするのも同じですが、今回はヨーロッパの各地(+カサブランカ)が舞台になっています。前作から登場した香港警察の楊警部補が狂言回しを勤めます。
お話しは、ナチスに協力したとして戦後糾弾されたイタリア人喜劇監督のジャコモが、実はナチスの幹部を映像に残して彼らを糾弾するつもりだったとして、そのシーンが映った行方不明のフィルムを巡る話に、ナチスが隠したヨーロッパの名画を巡って、オデッサ(ナチス支援組織)やオヨヨ組織が争う話がからみます。フレデリック・フォーサイスの「オデッサ・ファイル」が出版される前に書かれていますので、この時点で「オデッサ」に着目したのはさすがと思います。
表紙の絵の藤純子は本筋とは無関係ですが、パリのシネマテークの人間が、ジャコモのフィルムを貸す代わりに、「緋牡丹博徒・お竜参上」を欲しがるというのがあるので、こうなっています。

古今亭志ん朝の「佐々木政談、夢金」

jpeg000 102落語、今度は古今亭志ん朝の「佐々木政談、夢金」です。「佐々木政談」は、子供たちがお白洲ごっこをしているを、たまたまお忍びで市中を視察していた南町奉行・佐々木信濃守が見かけて、お奉行役の子供の頓知の効いた判決に感心し、その子供を奉行所に呼び出して問答する噺です。ちょっと一休さん頓知噺を思わせます。
「夢金」は、欲張りな船頭が、連れの女性を殺して金を奪おうとするヤクザな浪人を、うまくだまして女性を助ける噺です。タイトルから落ちがわかってしまいますが…